夏目アラタの結婚のネタバレ(漫画)!真珠の秘密とは?

今回は「乃木坂太郎」先生の『夏目アラタの結婚』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『夏目アラタの結婚』はこんな漫画(あらすじ)

児童相談所で働いている夏目アラタはひょんなことから殺人犯として死刑を宣告された品川真珠と接触することになりました。

刑務所の面会室で真珠に拒絶されそうになったアラタは、彼女の気を引くためプロポーズしてしまいます。

しかし思っていたよりも賢い真珠はアラタのことをすぐには信用してくれません。

それでもアラタは真珠の興味を引くため芝居を続けていきます。

正体を偽っているアラタと殺人鬼の真珠は本当に結婚するのでしょうか!?

品川ピエロと呼ばれる連続殺人鬼と主人公の予測不能な恋模様を描いていく『夏目アラタの結婚』

今回は大人気クライムサスペンスの第3話と第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

アラタがどんどん真珠のペースに巻き込まれていきますよ。

 

『夏目アラタの結婚』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第3話

真珠との面会を約束したアラタの元に客人が現れました。

夏目アラタ
「うるせーな・・・誰?」
宮前光一
「品川真珠さんの私選弁護人、宮前光一と申します、あなた彼女に何をしたんです・・・?真珠さんと結婚するって本当ですか?」
夏目アラタ
「は?」

いきなり来て勝手にトークを始めた宮前のことを不審に感じます。

それでも宮前は話を止めません。

宮前光一
「ごらんのとおり・・・私弁護士です、真珠さんは後援者やマスコミには会うは会うけど手紙はめったに書かないんです、なのに夏目さんからの手紙だけはせっせと返信してる、そればかりかプロポーズされたから相手の生活態度を見てきてほしいなどと・・・」

アラタは宮前が真珠のスパイだと疑い始めました。

しかしこのまま玄関で話していると近所の人に変な目で見られてしまいます。

夏目アラタ
「とりあえず中へ、すぐ着替えますんで!・・・宮前さんだっけ?」
宮前光一
「夏目さん、あなたの何が彼女を変えたのか・・・?」

部屋の中で話すことにしたのですが、アラタは一人暮らしなので室内は広くありません。

距離の近さを気にしていない宮前は送られてきた手紙を頼りにここへやって来ました。

アラタはこれまで代理人として真珠と手紙のやり取りを行ってきたのですが、信用されるために自分の住所を晒したのです。

真珠はまだアラタのことをニセの文通相手だと思っているかもしれません。

それでも相手の住所を知れば覗きたくなるのが人情です。

夏目アラタ
「俺と真珠の赤い糸はまだ切れてねえな・・・」

まだ真珠との接点は繋がっていました。

安堵していると宮前が素性を尋ねてきました。

宮前光一
「失礼ですが公務員とうかがってますが勤務先は・・・?」
夏目アラタ
「不本意ながら児童相談所に2年ほど・・・」
宮前光一
「今お付き合いしてる方は?」

交際している女性も既婚歴もないことを答えます。

元々アラタに結婚するつもりなどありません。

気軽に遊べなくなりタバコも自由に吸えなくなる環境などアラタは求めていないのです。

夏目アラタ
「気持ちがシラけちまったらあとはお互い気を使うだけの毎日だ、コンマ単位の分銅でバランスとり合うようなもんだぜ」

アラタが出会ってきたのは冷え切った夫婦ばかりでした。

そのため一つ屋根の下でお互いをすり減らすことが結婚だと思っています。

宮前光一
「ではやはり本気で婚姻届を出す覚悟がおありで?」

婚姻届を出されてもアラタは動揺しません。

仮に婚姻届が受理されてもアラタには結婚を認めるつもりはないのです。

夏目アラタ
「彼女は運命の女です」

アラタはこのままガラス越しのおままごとを続けることにしました。

しかし宮前は簡単に獄中結婚を認めてくれません。

その理由として死刑囚との結婚は多くの場合離婚してしまいます。

また死刑囚は孤独なので配偶者に対して要求がどんどん大きくなることがあり、外国では夫が釈放されたら妻が逃げ出してしまうという事例もありました。

宮前光一
「大丈夫なんですか?」
夏目アラタ
「やってみなきゃわかんないっスけどね・・・」
宮前光一
「夏目さん、やってみるじゃ困るんですよ!彼女の心はとても弱い!万に一つも傷付けないでほしい!」

宮前が真珠と面会した時、もしもアラタを信じることができたら前を向くことができるかもしれないと泣きながら話したそうです。

しかしアラタは真珠が泣くような女性だとは思えません。

夏目アラタ
「・・・あのう、品川真珠の話をしてるんですよね?」
宮前光一
「そうだよ!私はね彼女が無実じゃないかと思ってる!」

アラタにするとどう考えても真珠の印象は真っ黒です。

そのため宮前の話す真珠との印象が全く一致しません。

夏目アラタ
「あの獄中の女は・・・本当に品川真珠なんですかねえ・・・」
宮前光一
「は?誤認逮捕をしたとでも?」
夏目アラタ
「いや・・・そういうことじゃなくてね・・・彼女・・・とても小中学校で落ちこぼれてた子とは思えないでしょ?頭の悪い奴には公私共になじみが深いけど、俺らが知ってる真珠はハンパなく地頭がいい奴ですよ」

親類のDNA検査でも真珠本人だということは証明されています。

近所の住人や小中学校の教師も真珠が本人だと証言してくれました。

宮前光一
「なによりこの私が少女の頃の彼女に会ってます」

宮前の近所に幼い頃の真珠は暮らしていたそうです。

幼い頃の真珠はいつも手づかみで犬のように大量の米とツナ缶を食べていました。

その理由は太ることで母親の虐待を隠すためだったのです。

児童相談所に連絡すると真珠は引っ越してしまいました。

宮前は国選弁護団で真珠に再会し、運命を感じたため私選弁護人になったのです。

品川真珠
「宮前センセ・・・アラタん家見に行ってくれたかな・・・フフフ、あんなお人好しが弁護団にまぎれこんでるなんて、クククっアハハハハハハ、ボクもってる」

宮前とアラタの前で異なる表情のどちらが真珠の本性なのでしょうか!?

 

 

真珠の異常性を分かりやすく表現した第3話でしたね。

虐待されていたことが真珠を殺人鬼に変貌させた原因かもしれません。

考えていることが読めない殺人鬼をヒロインに設定した『夏目アラタの結婚』

アラタがどこまで真珠の本心に迫れるのかが見所になっています。

いよいよ掴みどころのない真珠とアラタが再会することで物語が核心に迫っていきますよ。

第4話

用件が済んだので宮前は帰ることにします。

夏目アラタ
「あ、そうだ!明日真珠さんに会いに行こうと思うんですけど、同行してもらえませんか宮前さん?」
宮前光一
「かまいませんが・・・どうして私と・・・?」
夏目アラタ
「一度3人で顔合わせしたほうが、今後も何かとスムーズに結婚話ができると思うんですよ」

宮前は同行することを快諾してくれました。

もちろんアラタは結婚話をスムーズに進めるつもりはありません。

無実だと信じている宮前に真珠の正体を教えることが目的なのです。

目が覚めれば宮前はこちらの味方になってくれるかもしれません。

アラタと宮前が2人で面会すれば真珠はしおらしい顔とアバズレの顔を使い分けながら取り繕うとするはずです。

そこからアラタは真珠の素顔を覗こうとしていました。

品川真珠
「宮前先生に聞いたよー、児童相談所に勤めてるんだってー?」
夏目アラタ
「あ、おう、そうなんだぜ!」

宮前がいるのに真珠はしおらしくありません。

前回アラタと面会した時と同じようにアバズレモードです。

真珠のアバズレモードは宮前を驚かせました。

品川真珠
「駅から20分エレベーターなしの3階、2DKか・・・結婚したら引っ越す?」
夏目アラタ
「そうだな・・・」
品川真珠
「ところで婚姻届、書いてきてくれたよね♡」
夏目アラタ
「いや今日は・・・」

豪速球の質問に戸惑いながらまだ婚姻届を書いていないと説明します。

すると真珠が窓ガラスに頭を打ち付けました。

品川真珠
「どうしてよ・・・?プロポーズしたのはアラタでしょ・・・?ボクをだましたの・・・!?」

真珠が泣き始めたのでアラタはさらに動揺してしまいます。

しかしプロポーズが嘘だとバレるわけにはいきません。

夏目アラタ
「家族や・・・職場になかなか理解してもらえなくてさ・・・少し時間をくれよ!皆に祝福されて結婚したいんだ!」
品川真珠
「お父さんが反対してるの?」
夏目アラタ
「おやじは・・・もう死んでいない」
品川真珠
「じゃあお母さんだ」

曖昧な返事で質問をかわそうとします。

アラタは殺人鬼に家族構成を知られたくありません。

夏目アラタ
「説得するから!な!おちつけよ!」
品川真珠
「お母さんの名前は?」
夏目アラタ
「綾子」
品川真珠
「あやこ、なつめあやこ、おぼえた」

真珠が異常殺人鬼の片鱗をうかがわせます。

ただしアラタの母親は再婚して寺井綾子に変わっているので特定できるとは考えられません。

真珠はさらにアラタのことを知りたいと言ってきます。

夏目アラタ
「俺も知りたい!卓斗の親父の首をお前がどこに隠したかとっても知りたい!それさえわかれば今すぐイス蹴ってこの部屋出ていくのによ・・・!」

バラバラにされた遺体の頭部をどこに隠したのかが分かれば、もう真珠に会う必要はありません。

ですが真珠はこちらの思い通りになるような人間ではないのです。

品川真珠
「アラタのヒミツを教えて・・・?誰にも言えない、たとえばアラタが今までにした一番悪いこととか、そうすればボク、アラタをもう一度信じられる」

隣りには弁護士の宮前、目の前には刑務官がいるので悪事を告白すれば捕まるかもしれません。

また殺人鬼を相手にやんちゃを自慢しても寒いだけです。

夏目アラタ
「昔、うちの児童相談所に親のために太ろうと、安いパックのご飯やツナ缶でお腹を無理やりにパンパンにした子が保護されてきてさ・・・」

実際は父親に勉強を強制されて背中に火傷、腕に無数のシャープペンの芯が刺さった少年でした。

夕方になると父親が少年を取り戻しに来たのですが、雨の日だったためアラタは傘を武器だと思わず父親に近づいてしまいます。

急に襲われてしまったので防刃チョッキやさすまたを取り出す余裕はありません。

襲いかかってきた父親に左ジャブを喰らわせました。

そのまま右ストレートで止めを刺そうとしたのですが、少年の姿が目に留まります。

子どもの前で父親を殺してしまうことはできません。

クズの父親を殺すつもりでしたが寸前で犯罪者にならずに済んだのです。

夏目アラタ
「結局、先に手を出したのはむこうだから・・・お互い示談ですませた、一歩間違えたら俺もそっち側にいたかもね」
品川真珠
「その親子はどうなったの?」
夏目アラタ
「親父がカウンセリングうけて、虐待はとりあえずおさまったようだった」
品川真珠
「おかえしに・・・ボクもとっておきの秘密をアラタに教えちゃう・・・」

いったい真珠はアラタに何を語るのでしょうか!?

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『夏目アラタの結婚』はこんな人にオススメ

サスペンスが好きな人なら絶対に満足できる作品になっています。

アラタと真珠の駆け引きからは目が離せなくなりますよ。

高度な心理戦が繰り広げられていく『夏目アラタの結婚』

獄中での面会が緊張感を増大させています。

異常性が高く頭が切れる真珠にアラタが翻弄されるスリリングな展開が続いていきますよ。

 

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