今回は「よしむらかな」先生の『ムルシエラゴ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『ムルシエラゴ』はこんな漫画(あらすじ)
警察庁は世にはびこる凶悪犯罪者を排除するため、超法規的措置を導入することにしました。
この措置は公的に選んだ紅守黒湖(こうもりくろこ)という連続殺人鬼に凶悪な犯罪者を処刑させるというものです。
黒湖が暴れ回ると困るため警察庁は監視役として乗り物好きの屠桜ひな子(とざくら)を相棒に命じました。
そんな中、警察官を含む5人を殺害した凶悪犯罪が起きてしまいます。
すぐに捜査を開始する黒湖とひな子。
人間離れした2人が凶悪犯罪者と対峙していく『ムルシエラゴ』!
今回はこちらのバイオレンスアクション漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
正義が登場しない斬新なストーリーをじっくりとお楽しみください。
『ムルシエラゴ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
715人を殺害した紅守黒湖に死刑執行の無期延期が認められました。
その理由は警察庁が毒を以て毒を制すように凶悪犯罪者を処刑するためです。
連続殺人鬼の黒湖は殺しのプロとしてこの計画に選出されました。
数日後、黒湖の相棒に選ばれたひな子の携帯に仕事の通達が送信されてきます。
内容は連続殺人事件が発生したため黒湖と共に容疑者を捜索するというものでした。
ひな子が黒湖のマンションを訪れると、同性愛者の彼女が女性とセックスをしています。
ひな子が出て行くと黒湖が笑いながら資料に目を通し始めました。
資料には警察官を含む5人が殺害されたと書かれています。
さらに犯人は重度の薬物中毒のため更生の余地がないと判断され人権を剥奪されていました。
黒湖は人権を剥奪された犯人を殺害して構わないと許可を貰ったのです。
こうして黒湖は殺人犯の行方を追うことになりました。
すぐに着替えた黒湖はひな子が待っている駐車場へ向かいます。
乗り物が大好きなひな子の運転で現場へ向かうことになりました。
2人は現場へ向かいながら犯人の人柄を再確認することにします。
今回2人が標的にするのは薬物に依存している元プロレスラーなのですが、ひな子はプロレスに全く興味がありません。
しかしひな子のようにプロレスを鑑賞しない人は少なくなっていて、その現象が事件を引き起こしていました。
正義の味方としてリングの上で活躍していた犯人は、この事態にストレスを抱えたことから薬物に手を出したのです。
最初は強くなるために薬物を投与したのですが、副作用によって正常な判断が出来なくなり対戦相手を殺してしまいました。
対戦相手を殺したことは事故として扱われたのですが、このプロレスラーは結局リングを追われることになったのです。
ですが人生をプロレスに捧げてきた彼はここからまともな人生を送れませんでした。
彼に残ったのは薬物に対する執着心だけで、強くなれば再びリングに戻れると勘違いしてしまいます。
日本の警察官には拳銃に装弾する弾丸が5発しか支給されません。
殺された警察官は2人のため、弾丸は全て使用されていました。
薬物で頭のおかしくなったプロレスラーは相手の攻撃を全て受けてから返すというレスラーの本能に忠実だったのです。
こうして状況をまとめた黒湖とひな子はひとまず現場の近くで行われている薬物の流れを捜査することにしました。
まず黒湖はひな子の運転で知り合いの暴力団事務所へ向かうことにします。
いったい黒湖はどのような目的で暴力団の事務所を訪ねたのでしょうか!?
犯罪者を処刑するため連続殺人鬼を利用するといったアイディアに面白みを感じました。
この計画に抜擢された黒湖の姿もインパクト抜群なので物語の続きをどんどん読みたくなってしまいますね。
そして注目してほしいのは可愛らしいキャラクターのひな子です。
黒湖の存在ばかりが目立ちますが彼女も見逃してはいけないキャラとして描かれていますよ。
連続殺人鬼が毒を以て毒を制す姿を描写していく『ムルシエラゴ』!
斬新な設定と迫力あるアクションシーンが見所となっています。
スリリングな展開を引き続きご覧ください。
後編
暴力団事務所を訪れた黒湖は組長に用件を伝えます。
黒湖は最近この辺で流行している新型ドラッグ“夢中遊行”の情報を求めました。
このドラッグは汗や血液から成分が検出されません。
また安価で大量に製造できることから流行の兆しを見せています。
組長はしばらく泳がせてから市場を根こそぎ奪おうと考えていたのですが“夢中遊行”にある欠陥が見つかりました。
実は一定量を超えて使用すると深刻な幻覚作用と痛覚のマヒが起きてしまい、さらに使用者の凶暴性が増してしまうことが判明したのです。
黒湖は“夢中遊行”を受け取ると車で待っているひな子に組長から聞いた話を説明しました。
事件を起こしているプロレスラーがこのドラッグと関係していると黒湖は考えたのです。
そのため2人はドラッグの出所を突き止め売人を締め上げることにしました。
一方その頃、ドラッグの副作用で頭がおかしくなったプロレスラーが売人を殺害しています。
黒湖とひな子がすぐに現場へ急行したのですがすでにプロレスラーの姿はありません。
現場に残されていたのは死体と力任せに荒らされた痕跡だけでした。
ひな子には高度な空間認識能力が備わっていて、この能力は高所から眺めるだけで近隣の地理を瞬時に把握することが可能です。
黒湖はひな子が近隣の地図を作成している間、プロレスラーの捜索を開始しました。
死体はプロレスラーによってちぎられたような状態になっています。
状況を確認していると死体となった男性の仲間が現れました。
どうやら彼らは黒湖を犯人だと疑っているようです。
潔白を主張しようとして興奮した彼らは話を聞いてくれません。
仕方なく黒湖は1人だけを無傷のままにしようと考えながら彼らをボコボコにしていきます。
その後、路地を奥まで進んだ黒湖は瀕死の状態になっている被害者からプロレスラーの情報を得ることができました。
するとここで近隣の地図を脳内にインプットしたひな子が戻ってきました。
ひな子の車で人ごみが多い場所へ向かうと悲鳴が聞こえてきます。
すでに現場ではドラッグの影響で完全な暴走状態になったプロレスラーが人々を殺戮していました。
現場に到着するとただの人間には見えないプロレスラーが人間の身体をひきちぎっています。
その様子を見た黒湖はドン引きしてしまい帰りたくなってしまいました。
やる気のない表情を浮かべながらプロレスラーに発砲します。
すると黒湖たちに気付いたプロレスラーがこちらに向かってきました。
黒湖とひな子の背後にはケガ人が大勢いるため、人気の無いとこへ車を移動させます。
しかしプロレスラーは移動した黒湖たちを追いかけようとしません。
いったい予測不能な行動に出たプロレスラーを黒湖はどのように殺害するのでしょうか!?
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『ムルシエラゴ』を読んだ感想
個性的な黒湖とひな子のコンビが楽しみながら仕事をしているようなところが面白いですね。
また黒湖だけでなくひな子も特殊な能力を持っている点がストーリーを盛り上げていると感じました。
さらに同性愛者の黒湖がひな子には手を出さないという謎にも興味を惹かれますね。
派手なアクションシーンとコミカルな場面、そしてミステリアスな物語が融合した『ムルシエラゴ』!
今回ご紹介したエピソード以外にも多くの殺人鬼が登場していきます。
気になる凶悪犯罪者を探しながら物語の世界観をご堪能ください。
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