『正反対な君と僕』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「阿賀沢紅茶」先生の『正反対な君と僕』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『正反対な君と僕』はこんな漫画(あらすじ)

明るい性格で積極的な女子高生の鈴木は、周囲の目を気にしてしまうというコンプレックスを抱えています。

自分の気持ちを周囲に打ち明けられないため、鈴木は日常生活に疲れを感じるようになっていました。

そんな鈴木は隣の席に座っているという男子に片思いしています。

谷は自分とは違い自分の意見をハッキリ言うし、人によって態度を変えることもありません。

勇気を出して告白した鈴木は谷と付き合えることになりました。

しかしまだまだ2人の間には超えなければならないハードルが立ちはだかっていたのです。

実はお互いのことを好きだった高校生の純愛を描写した『正反対な君と僕』

今回は読んでいるうちに幸せな気分を味わえるラブストーリーの第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

遠回りしながら近づいていく鈴木と谷の恋模様は胸をキュンとさせてくれますよ。

 

『正反対な君と僕』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

告白に成功した鈴木が女友達に好きな俳優の作品について感想を話しています。

鈴木
「でね、そこでスダケンがヒロインをギュッとして耳元で好きって囁くシーンがめっっちゃ最高でー」

熱く作品の面白さを語っているのですが女友達は興味がありません。

今はフィクションの話をするよりも報告することを待っているのです。

鈴木
「ごめん、少女漫画の実写版マニアとしてどうしても語りたくて・・・」

同じようなマニアがあまりいないのでついつい熱く語ってしまいました。

しかし女友達は谷とどんな関係になったのか聞きたがっています。

LINEで報告はしたのですが、詳細を説明させられました。

すると女友達は鈴木が好きな人に対する無茶ブリをしていた絡み方が有り得ないと注意してきます。

会話がキャッチボールではなくストラックアウトになっていたことは鈴木も重々承知していました。

鈴木
「・・・けど的に当たってたら良くない?」

鈴木は的になった人の気持ちを考えたことがありません。

そこで女友達が愛され彼女になるための会話術を紹介してくれます。

まずは一方的に喋り倒すのはNGで聞き上手にならなければいけません。

続いて相手が話したい内容の質問をすることが求められます。

黙っていたら相手を不安にさせてしまうので、適度なタイミングで相槌を打たなければなりません。

鈴木
「・・・全然ダメじゃん、私」

愛され彼女になるための要件を鈴木は1つも満たしていませんでした。

それでもカップルについて色々と検索しているうちに興奮してきます。

鈴木
「ヤバイ、幸せ・・・」

谷の彼女になったことをようやく自覚できてきました。

しかし幸せな姿が女友達を苛立たせてしまいます。

鈴木
「・・・でも・・・はじまったということは終わりもあるわけで・・・現状私の方が一方的に盛り上がってる感あるから継続できるかどうかは・・・私の頑張り次第・・・?」

終わりがあることを考えているうちに情緒不安定になってきました。

それでも鈴木に恋を終わらせるつもりはありません。

鈴木
「いいぜ・・・!なってやるよ・・・最強の彼女ってやつに・・・!!」

ジャンプに出てくるようなキャラになった鈴木は今日も一緒に帰ろうと誘うことにしました。

鈴木が気合いを入れていた頃、登校してきた谷に山田が声をかけてきます。

「山田くん・・・鈴木さんから何か聞いた?」
山田
「お!察しイイネ」
「そりゃ碌に関りなかったのに急にそのテンションで来られたら・・・」

谷は鈴木とのことを誰にも言うつもりはありませんでした。

その理由は鈴木のイメージを下げたくないためです。

山田
「谷的にはそっか、恋だなー、本人が良いっつってんならいーじゃん、つーかアイツ谷のこと好き!つって教室飛び出してったんだぜ?昨日、みんな応援するしかねーじゃん、あ、でも鈴木のイメージとか今更変わんねーけど俺の中で谷のおもろみは上がったぜ?」
「山田くんって・・・喋りやすいね」
山田
「おっ何?褒めても何も出ねえぞ、飴やるよ」
「出るんだ・・・そんなに・・・」

鈴木と谷は友人たちが公認するカップルになれました。

友人たちに応援される中で2人はどのように距離を縮めていくのでしょうか!?

 

 

いよいよ鈴木と谷の交際がスタートしましたね。

少しずつ自分の気持ちを素直に伝えることができるようになった鈴木がとても可愛らしかったです

恋に臆病な高校生がゆっくりと絆を深めていく『正反対な君と僕』

恋愛初心者の緊張と動揺を上手に表現しています。

初めて恋をした時のドキドキ感を思い出させてくれるラブコメ漫画になっていますよ。

第2話後編

いよいよ教室で交際を始めた鈴木と谷の両者が顔を合わせました。

鈴木は友人から一緒に帰ろうと誘うよう促されます。

しかし目を合わせると意識を持っていかれるのでなかなか言い出せません。

鈴木
「えー・・・谷クン・・・今日・・・一緒に帰ろ・・・?」

放課後になると2人は教室から一緒に帰り始めました。

校門を出るまで鈴木は同級生たちに声をかけられるのですが、谷に声をかける人は誰もいません。

恐らく誰も鈴木と谷がカップルだと気づいていないようです。

そのまま帰り道を歩いていく2人は会話が盛り上がりません。

鈴木
「えっ・・・と・・・私・・・いつも自分が興味あることの話しかしてない・・・うーん・・・意識して考えてみると私本当に喋りたいことだけ聞かせまくってたな・・・」

普段の鈴木は聞き上手でも質問上手でもないので、この日は谷が興味ありそうな話題について質問しようとします。

しかし考えても谷の興味あることが何か分かりません。

困っていると谷が何かを言いたそうにしています。

鈴木
「何?なんすか?」
「う・・・いや・・・えっと・・・何でもない・・・」

質問するチャンスだと思ったのですが何も言ってくれません。

考えれば考えるほど鈴木はどうしたらいいのか分からなくなってきます。

そのままお互いの家へ向かう分かれ道に到着してしまいました。

鈴木
「じゃあ・・・」

不完全燃焼なのでガッカリしていると、急に谷が手を掴んできます。

「鈴木さんもう少し時間・・・大丈夫?」
鈴木
「うん!!」

黙っていたら不安にさせるので大きく相槌を打ちました。

2人は公園のベンチで話をすることにします。

「今朝教室はいる前に山田くんに話しかけられて・・・」
鈴木
「えっ、何?なんか余計なこと言われた?」

鈴木は山田に対して余計なことを言う人というイメージを持っていました。

しかし山田は谷に不快な思いをさせたわけではありません。

「むしろすごくフレンドリーな感じで・・・それで・・・隠した方がいいのかなって思ってたから・・・ちょっとビックリした」
鈴木
「あ・・・!うわ、ごめん!隠した方が良かった!?もー昨日気持ちが盛り上がりに盛り上がって言っちゃった!」

気持ちが盛り上がったと聞いた谷が笑い出します。

谷は交際を自分のために隠した方が良いと考えたわけではありません。

「いや僕のことはどうでもいいよ、鈴木さん・・・そういうの気になるって言ってたからいいのかなって・・・」

自分の目線で考えてくれていたことに鈴木は嬉しくなります。

その半面で愛され彼女になるためルールや法則を意識していた自分が情けなくなります。

誰にでも通じる法則などありません。

それなのに法則で頭が一杯になった鈴木はまともに会話できず、谷のことをしっかり見ることができていませんでした。

鈴木
「気にしないよ!そんなの!・・・いや・・・ちょっと前の私なら気にしてたかもだけど・・・!好きなものは好き!って胸を張って生きたい!今はそんな感じの人生方針です!」

自分のことを理解してくれようとしている谷に自分の気持ちを自分の言葉で伝えます。

鈴木はようやく変に彼女を演じる必要がないことに気付きました。

「・・・鈴木さん週末暇?良かったら・・・その・・・この前言ってた・・・ハンバーガー」
鈴木
「ヤバい、ハモった、以心伝心じゃん!」
「ふっ・・・行けたらいいな・・・って・・・」

ハンバーガーショップのキンバへ行く約束をします。

キンバは学校の近くだけでなく数店舗があるので、遊びやすいところを検索することにしました。

すると谷がスマホで彼女との会話や、夏のお出かけ先について検索していたことがバレてしまいます。

恥ずかしくなって逃げ出した谷を鈴木が捕まえました。

鈴木
「ねぇ・・・ちょっと・・・嘘でしょ谷くん・・・エッッグい可愛いんだけど」
「忘れて・・・」
鈴木
「嫌、無理、絶対忘れない、私が居ない時に私のこと考えてくれてたとか嬉し過ぎじゃん!私、自分だけが盛り上がって空回りしてるかもって思ってたから・・・」

谷は検索していた自分をダサいと感じています。

しかし鈴木は自分のことを考えてくれたことが嬉しくて仕方ありません。

「・・・鈴木さん・・・好きです・・・まだちゃんと言ってなかったから・・・言葉で伝えておきたくて・・・」

抱きしめながら好きだと言ってくれました。

嬉しさと恥ずかしさでスズキの身体から湯気が出てきます。

鈴木
「鈴木の約60%は水分で出来ています・・・」
「みんなそうだよ」

夢のような出来事に動悸と嘔吐きが止まりません。

そのため声がおかしくなってしまいます。

鈴木
「悶え過ぎて喉ガッサガサなっちゃった」
「鈴木さん飴いる・・・?ポケットに入ってた」
鈴木
「え?ほしい!谷くんのポケット何でも出てくるね、ハンカチ然り、ありがとー」

意外なところで山田から貰った飴が役に立ちました。

2人の初デートはいったいどこに行くのでしょうか!?

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『正反対な君と僕』はこんな人にオススメ

元気を貰えるラブコメ漫画を読みたい人にオススメの作品です。

頭の中で色々考えるよりも素直に気持ちを伝えた方が良いというメッセージを感じ取りました。

お互いの影響によって成長していく2人を描いた『正反対な君と僕』

不器用ですが相手のことを考える鈴木と谷の恋は真剣そのものです。

勇気を出すことの素晴らしさと難しさを教えてくれる素敵な物語になっていますよ。

 

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