『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』のネタバレ(漫画)！

今回は「まるよのかもめ」先生の『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』はこんな漫画(あらすじ)

営業事務をしている21歳の望月美琴(もちづきみこと)は、お皿いっぱいに盛られたグルメをドカ食いすることに幸せを感じています。

満腹と高血糖で酩酊する望月美琴はドカ食いした末に至る多幸感を楽しむようになっていました。

多幸感を得られるためならカロリーのオーバードーズも気にしません。

職場でも自宅でもドカ食いを楽しむ望月美琴の食生活を描いていく『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』

今回はグルメとギャグコメを融合させた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

望月美琴の自由なドカ食い生活をじっくりとお楽しみください。

『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

幸せを感じるものは人それぞれだと思います。

「皆さんは何に幸せを感じますか？私はドカ食いで生きる喜びを感じます、皿いっぱいに乗せられた食べ物、それをただひたすらに貪る時間、そして完食した末に至る多幸感・・・」

もちづきさんにとってドカ食いした末に至る多幸感に勝る愉悦は存在していません。

いつものように営業事務の仕事をしていると12時になりました。

すぐにもちづきさんは大きな手作り弁当をデスクの上で広げようとします。

先輩たちからは毎日手作りしていることを褒められますが、もちづきさんは作ったり食べたりすることが好きなので苦になりません。

「中身は照り焼きですっ！！」

スーツケースのような弁当箱を開けると鶏もも肉の照り焼きが入っています。

1775Kcalのガッツリ肉弁当を見ているともちづきさんがソワソワしてきました。

「お・・・お腹空いちゃったのでもう食べちゃいますね！」

先輩に作り方を教えようとしましたが食欲には勝てません。

まず獲物を狙う獣の目をしながら食事前の精神統一を行います。

鶏の照り焼きは冷めても美味しい、朝でもすぐに作れるという理由からチョイスしました。

「果たして味は・・・いただきます、うまい、しょっぱくてうまい、あのひと工夫が生きた・・・鶏もも肉を一晩タレに漬けたのだけれど・・・そのタレが・・・濃縮タイプのそうめんつゆ」

500mlのボトル半分を投入して鶏もも肉を漬けたのです。

鶏もも肉は朝に焼いてから米に乗せました。

健康を無視した高血圧まっしぐらの塩分濃度に仕上げています。

「そしてさらにマヨね、血液が塩水になりそう、ああヤバイなこれは、鶏の脂とマヨの脂で口の中が支配される」

あっという間に鶏もも肉の照り焼き弁当をドカ食いしました。

大満足したもちづきさんがボーッとしています。

「あぶない、あぶない、血糖値上がりすぎて至ってしまうところだった・・・」

コンビニで買ってきた桃のジュースで水分補給することにしました。

しかし先輩たちから砂糖の入っていない飲み物にしなさいと注意されます。

至ってしまいそうになったもちづきさんが仕事を再開させました。

ですがこの日は23時になっても仕事が終わりません。

先輩たちも帰ってしまったのでもちづきさんは1人で残業を続けます。

「オナカスイタ、もう限界、家までガマンできない」

空腹のためミスが増えてきました。

そこでもちづきさんはデスクの一番下の引き出しを開けます。

引き出しの中にはカップ麺の倍盛りやきそばが入っていました。

「フフフ・・・備えあれば憂いなし、会社デスクの一番下のデカイがちな引き出しにピッタリだぜ！」

誰も居ないことを確認してから給湯室へ向かいます。

準備しながら夜の職場でドカ食いすることを想像しているとドキドキしてきました。

お湯を入れてタイマーをセットします。

あまりにも空腹のため、もちづきさんは1分1秒が悠久の時に感じられてきました。

我慢できなくなったもちづきさんは1分でお湯を捨ててしまいます。

また焦ってソースの袋を開けたためこぼれてしまいました。

「いいもん！こっちには秘策があるから・・・できたっ、クソデカカップ焼きそば！これに・・・いつものおやつ投入！・・・を2個！！」

倍盛りカップ焼きそばにマヨネーズを投入したものを2個も作ってしまったのです。

合計で2760Kcalになりました。

ソースが足りなくなったら新しいのを分けて使うことにします。

「まあ・・・流石にこの量は死の影がちらつくけど・・・でっ・・・でも・・・大丈夫！黒ウーロンあるから！これでカロリー相殺！」

念のために黒ウーロンを用意しておきました。

黒ウーロンに絶大な信頼を寄せるもちづきさんがカップ焼きそばを豪快に食べ始めます。

すぐに求めていた愉悦が枯渇した脳に響き始めました。

「塩味も意外と丁度いい、やっぱ麺はちょっと硬いけどマヨが潤滑油の役割を果たしてむしろこっちのが・・・クる、これこれこれこれ、求めていたのは、身体が悦びで悶える様だ」

一気にカップ焼きそばを食べ切ると、用意しておいた黒ウーロンで水分を補給します。

職場でもドカ食いした本日は4745Kcalを摂取しました。

「やはり・・・満腹と高血糖で酩酊するこの時間がたまらない、まさか出勤中に至るなんて・・・」

至るとはドカ食いの末に満腹と血糖値上昇による多幸感で酩酊することを表現したものです。

職場で至るとはさすがのもちづきさんも想像していませんでした。

多幸感を味わうことはできましたが、残業で残っていた他の先輩に至っている姿を目撃されてしまいます。

焼きそばが喉に詰まったので水分を補給したいのですが、黒ウーロンは既に飲みきっていました。

「会社でドカ食いするのはもうやめようと思いました」

咳き込んでしまったもちづきさんはドカ食いしたことを少し後悔してしまったのです。

もちづきさんの可愛い見た目とドカ食いのギャップに魅了されました。

ただし塩分濃度の高い食事を真似する気分にはなれませんね。

食欲を満たすため超個性的なグルメを味わうヒロインの日常を綴っていく『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』

健康志向の人には共感できないと思いますが、笑いながら楽しめるグルメ漫画になっています。

まだまだもちづきさんの食欲が満たされることはありませんよ。

後編

いつものように昼休みを迎えたもちづきさんがお弁当を準備します。

この日は彩り豊かで量を控えたお弁当を作ってきました。

またブロッコリーなどの野菜も充実させたので590Kcalに抑えてあります。

するとせんぱいからダイエットしなくてもいいと注意されました。

しかし量を控えたお弁当はダイエットを気にしたわけではありません。

「そう・・・理由はダイエットじゃない・・・会社でうっかりドカ食いしてうっかり至ってしまわないようにするため・・・」

この日のお弁当は出来るだけ味わって食べることにします。

まずは減塩のごま塩を振りかけたお米を食べてみました。

いつもよりもシンプルですが満足できます。

「この具の感じとかお母さんが作ってくれたお弁当を思い出す、ああでも・・・すぐに地肌が見える・・・」

砂糖を控えめにした卵焼きも美味しく出来ていました。

しかし少し食べ始めただけでお弁当箱の地肌が見えてきます。

そんなもちづきさんの姿を営業の倉橋達也が見つめていました。

「望月さんアレ以外に弁当箱持ってないんだろうか・・・いつも暴飲暴食を繰り返している生活を省みての事だろうからオレはいい事だと思うが・・・」

様子を見ているうちにもちづきさんはあっという間にお弁当を完食します。

ものの3分ほどで食べたもちづきさんは毎日自炊しているので、倉橋は自分も見習わなければいけないと感じていました。

ここでもちづきさんが明らかに物足りなさそうな表情を浮かべます。

可愛そうなので倉橋は見ていられません。

「望月さん、余計なお世話かもしれないけど・・・これ、健康にいいし腹に溜まるみたいだよ」

「お気遣いありがとうございます・・・でも大丈夫ですっ！私こう見えて我慢強いですから！」

「ほ・・・ほんと？」

昨晩は給湯室で倒れかけていたもちづきさんを見てしまいました。

そこでプロテインを渡そうとしたのですが、もちづきさんは受け取ってくれません。

倉橋はより一層もちづきさんのことが心配になってしまいます。

その心配が的中したかのように、仕事が終わったもちづきさんが家まで走り始めました。

「おなかすいた、おなかすいた！もう無理、秒も無理、早く何か食べたい、何か・・・！米を・・・いますぐ米を・・・喰らいたい」

家に到着するとすぐに冷蔵庫を開けてみます。

すると今日のお弁当に使った材料が残っていました。

本当はお弁当をもっと食べたかったので、もちづきさんは残った食材を活かして料理をすることにします。

「米とこの具材を早く多く美味しく食べるには・・・あれっきゃないっしょ、どこのご家庭にもある10号炊飯器、安心のキャパシティは調理の幅も広げる、まずはお米4号」

10号炊きの炊飯器がどこの家庭にもあるとは思えません。

そんなことは気にせずもちづきさんがニンジンをフードプロセッサーでみじん切りにします。

ブロッコリーは洗ってから千切っておきました。

「そしてあればある程良いとされるソーセージ、まな板にお行儀良く並べ本当の乱切り、なんか小っさいのと大きいのが混ざってるけどこれが良いの！」

下準備が終わった食材を炊飯器に入れ、水とコンソメ、ケチャップを投入して早炊きモードのスイッチを押します。

この待ち時間だけは仕方ないのでお風呂に入って待つことにしました。

お風呂から上がるとバスタオルを身に纏ってリビングへ向かいます。

服を着る時間など勿体ありません。

「どれどれ・・・いよし、もうこのまましゃもじ突っ込んで食べたい・・・が・・・もう少し我慢！」

フライパンに卵を入れて焼き始めます。

オムレツが完成すると炊き込んだケチャップライスの上に乗せました。

4号分の簡易オムライスは3478Kcalになっています。

そんな巨大オムライスを一心不乱に食べ始めました。

「涙が出る、若干米の芯が残るけどね！？今は何でも美味しすぎるの！ひもじかった・・・ひもじかったよう・・・無くなるのがこわい・・・！」

不安を感じているとオムライスが大丈夫だよと言っている気がしてきます。

巨大なサイズに安心感を覚えたもちづきさんは、空腹の底力でオムライスを食べ尽くすことにしました。

「うっ・・・まけました・・・流石に米4号+具材は入らなかった・・・食べる前はヨユーで全部いける気がしたのに」

食べ切れる量の加減がまだよく分かっていません。

それでも無事にお腹は満たされました。

本日もちづきさんが摂取したのは2954Kcalです。

会社ではそんなもちづきさんのことを倉橋が気に掛けるようになっていました。

「望月さん今日の弁当も昨日みたいな感じなのだろうか、まさか周りの目を気にしてなんてことないよな・・・」

お弁当見てみると昨日残ったオムライスです。

オムライスにマヨネーズをかけたもちづきさんを見て安心することができました。

『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』を読んだ感想

多幸感を得ることで幸せそうな表情になるもちづきさんを見ているうちに癒されていく物語ですね。

摂取カロリーを表記することでいかにもちづきさんのドカ食いっぷりが物凄いのかもよく分かりました。

カロリーのオーバードーズを気にしないヒロインの日常を綴っていく『ドカ食いダイスキ！ もちづきさん』

ギャグコメ漫画でありながら真似したくなるレシピが次々と紹介されています。

健康維持やダイエットを気にしない方はもちづきさんのレシピにチャレンジしてみてください。

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