『レジェンド』のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「作画 たかの雅治 原作 神無月紅」先生の『レジェンド』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『レジェンド』はこんな漫画(あらすじ)

東北地方の小さな街で暮らしていた高校2年生の佐伯玲二(さえきれいじ)は、夏休みを満喫している時に事故死しました。

異世界で目を覚ました玲二の前に魔獣術と呼ばれる魔術を生みだしたゼパイルという魔術師が現れます。

ゼパイルは消失寸前となっている魔獣術の後継者を探していて、数百年近くかけて資質のある魂が引っ掛かるのを待っていました。

断っても死ぬだけなので玲二はレイと名前を変えて、異世界エルジィンで魔獣術を継承しながら生きていくことを決意します。

ここからレイは魔獣術で生み出したグリフォンのセトと第二の人生を歩み始めました。

強大な魔力量で高みに昇っていく『レジェンド』

今回は異世界を舞台にしたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ゼパイル一門が生み出した魔術の継承者が異世界で成り上がる冒険譚になっていますよ。

 

『レジェンド』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

高校2年の夏休みを満喫している佐伯玲二が猛暑の中、1時間以上も自転車をこぎ街に出てきました。

猛暑なのに街へ出てきた理由は楽しみにしていた小説の新刊が入荷したと連絡があったためです。

しかしその道中で建設現場から資材が落下してきました。

それがこの世で最後に見た光景だったのですが、どこからか自分に話しかける声が聞こえてきます。

レイ
「ここは・・・どこだ?後継者・・・候補?」

声の主は魔術師のゼパイルと名乗り、既に消失寸前となっている魔獣術の後継者だと語りました。

ゼパイルは魔術で後継者の資質を持つ者が死に瀕した時、死後の世界へ向かう前に一時だけこの精神世界へ誘ったそうです。

玲二が暮らしていた日本とは違いゼパイル世界には魔術が存在していて、その中でもゼパイルは強大な魔力を持つ魔術師でした。

そんなゼパイル一門は魔獣術を生み出したそうです。

レイ
「それからゼパイルの語った事は次のような物だった・・・その一門が生み出した魔獣術は一国を数時間で滅ぼす程の戦力だったらしい、だが魔獣術は莫大な魔力保持者でさえ一生に一度しか使えない、それが広まらなかった大きな理由だろう」

ゼパイルたちは自分たちの生み出した魔獣術がこのまま消え去るのは我慢できませんが、この世界には魔獣術を継承できる程の魔力保持者はいません。

そこでゼパイルは他の世界で探してみることを思いつきました。

己の命と魔力の全てを掛けた生涯最後の術を行使したゼパイルは、魔獣術を継承できる資質のある魂が引っ掛かるのを数百年近く待っていたのです。

ゼパイルは願いを聞き入れてくれるなら、新しい肉体と最低限の知識、そして一門が遺した幾つかの魔法道具を授けると約束しました。

新しい肉体はゼパイル一門が魔力と技術の粋を集めて想像した異世界で生きるための肉体です。

レイ
「断ってもこのまま死後の世界へ行くだけだろうし・・・その申し出を受けさせてもらうよ」

魔獣術を継承する玲二にゼパイルは存在を知られれば権力争いに巻き込まれるため、魔獣術をできるだけ隠しながら高みに昇ってほしいと望みました。

こうして日本の高校生だった佐伯玲二は異世界で第二の人生を歩み始めることになったのです。

覚悟を決めた玲二が異世界で目を覚ましました。

レイ
「ここ・・・は、そうか・・・なるほど理解できる、考えようとしないでもゼパイルの知識が自分の知識と同じように頭をめぐり理解ができる」

少し若返った新しい肉体は驚異的な回復力や、高性能な身体能力を宿しているそうです。

ゼパイルの言葉によるとここにある全ては魔術で数百年もの間、この状態を保たれていました。

建物の中で玲二は魔術を操るゼパイル一門12人の写真を見つけます。

レイ
「こいつは・・・タクム・スズノセ・・・数術士・・・か、この学ラン、風貌、名前、日本人か?対象を数値化できる魔術?ゲームのステータスやアナライズ、鑑定みたいなものか」

別の部屋を見て回っていると、魔獣術の資格がない者はこの扉を開けると呪いが降りかかるというメッセージが表示されていました。

玲二はゼパイルのおかげで文字も問題なく読めるようです。

扉を開けると部屋には魔法陣が敷かれていました。

レイ
「これが魔獣術の魔法陣か、知識によると・・・中心で呪文詠唱、魔法陣による魔力吸収、魔獣誕生・・・だな、生み出される魔獣は施術者である俺次第・・・か、さて何が出るか」

玲二は高い能力を持った魔獣を生み出せるのでしょうか!?

 

 

夏休みを満喫していた高校生が、異世界で生み出された魔獣術の後継者候補という展開に胸がワクワクしてきました。

ゼパイルの複雑な事情をすぐに察した玲二の優れた理解力も、これから先の展開を面白くさせそうですね。

強大な魔力を継承した主人公の成長を描いていく『レジェンド』

ここからいよいよ玲二が魔獣を誕生させます。

名前をレイと変える主人公の冒険劇はまだ始まったばかりですよ。

後編

魔法陣の中心で玲二が呪文を詠唱し始めました。

すると玲二の魔力がどんどん魔法陣に吸収されていきます。

体力を消耗してきた玲二は魔法陣の中で膝をついてしまいました。

次の瞬間、巨大な卵が生まれます。

レイ
「で・・・できたのか?」
セト
「グルゥ、グルルゥ、グルルゥ」
レイ
「・・・んあ?グリフォン・・・?そうか・・・魔獣術の儀式成功したんだな・・・もしかして俺の言葉を理解してるのか?」
セト
「グルゥ」

苦労しましたが人知を理解する知能を持った魔獣が誕生しました。

これは玲二の魔力量が莫大だったため、高い能力を持った魔獣が生まれたことを意味しています。

レイ
「とりあえず・・・名前・・・だな、セトっていうのはどうだ?」
セト
「グルルルゥ!」
レイ
「よし!今日からお前はセトだ!俺は・・・そうだな、これからはレイ・・・と名乗るか、よろしくなセト、俺の名はレイだ」
セト
「グルルゥ」

セトがすぐに懐いてくれたところで、Lv.1という数値が表示されました。

これはどうやらタクムの数術によるものだと思われます。

数術の便利さを実感していると、セトが大きな鎌を運んできました。

レイ
「なるほどな、必要最低限の知識にもある、魔獣術で余った魔力がマジックアイテムを生み出す仕掛けなのか、デスサイズ?死神の大鎌の名前そのままかよ、なになに?」

表示された説明文には重量軽減魔法が施されていて、大鎌の魔力波長にシンクロする者に付与される魔法と書かれています。

レイは大鎌の重量軽減が自分とセトだけに効果があると理解しました。

他にも魔術の発動体としての効果もあり、魔力を通して武器としても使えるようです。

レイ
「ゼパイルが言っていた魔法道具をチェックしておこう、ミスティリング・・・アイテムストレージか」

魔法道具は防御力が高いドラゴンローブや、装備すると速度が上昇するスレイプニルの靴、魔術適正を診断できる診断のオーブなどが用意されていました。

ただし期待していた食料の類はありません。

まずは診断のオーブを使ってみると、レイの魔術特性は炎でした。

レイ
「炎よ!我が指先に集え、よし!使える確認はできたしこれ以上はやめておかないとな、屋敷ごと全焼して魔獣術の魔法陣を消失するのは絶対に避けなければならないからな」

セトには風操りの腕輪と剛力の腕輪を着用してもらいます。

レイは最大の目的であった魔獣術を無事に継承できたので、人が集まる街か村を探すことにしました。

しかし屋敷に張られた結界の外には凶悪な魔獣が生息していますし、竜種もいるので空を飛んでいくのは危険が伴います。

歩いて森を抜けるしかないため出発は明日の早朝に決めました。

食事を取ってゆっくり休んだレイとセトが森を抜けるため屋敷を出発します。

レイ
「ふむ・・・約30分程歩いたか・・・この靴のおかげでかなり距離は稼げたな、しかしこの身体・・・この速度で歩いているのに汗もかかないとは・・・」

森の中を歩いていると巨大な熊が襲い掛かってきました。

まずは攻撃を避けたセトが熊の体勢を崩します。

その隙をついてレイがデスサイズで熊に打撃を加えました。

レイ
「自分の身体に驚かされてばかりだな・・・打撃を与えるつもりがまさか石突きが貫通するなんてな、かなり力もあるみたいだ」

想像以上にダメージを与えることができます。

しかし熊の傷が一瞬で回復してしまいました。

この熊は回復させる暇を与えずに一撃で仕留めるしかありません。

レイはデスサイズに魔力を流してみることにします。

レイ
「セト!もう一度熊の体勢を崩してくれ!」
セト
「グルゥ!」

ここで熊が魔術の水球で反撃しました。

水球を避けたセトが再び熊の体勢を崩させます。

レイ
「炎よ、汝は蛇なり、ゆえに我が思いのままに敵を焼き尽くせ、舞い踊れ!炎蛇!!」

今度は一撃で巨大な熊を仕留めました。

すぐにこの場を離れないと血の臭いで他の魔獣が集まってしまうので、熊の死体は魔術で収納してから移動することにします。

レイ
「なぁセト、休んでいる時に襲われる可能性を考えると一気に森の外へ出たいんだが・・・背中に乗せてもらって一気に森を駆け抜ける事はできるか?」
セト
「グルゥ」
レイ
「よし!じゃあ一気に森を抜けよう!頼むなセト!出発だ!」

森を抜けた先にはどんな出会いが待っているのでしょうか!?

 

『レジェンド』を読んだ感想

主人公が置かれた複雑な境遇を分かりやすく表現した物語ですね。

魔獣術だけでなく様々な魔術も登場するので興奮しながら読むことができました。

王道のファンタジーストーリーが胸をワクワクさせてくれる『レジェンド』

まだまだレイが新たな人生を歩み始めた異世界は謎だらけです。

期待で胸が膨らむ展開に早く続きが読みたくなりました。

 

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