今回は「原作 顎木あくみ 作画 高田タカミ」先生の『宮廷のまじない師』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『宮廷のまじない師』はこんな漫画(あらすじ)
陵国の首都である武陽の下町に最も高い評価を受けている燕燕堂というまじない師のお店があります。
真紅の瞳と白髪で鬼眼と恐れられている李珠華(りしゅか)は、このお店でまじない師の見習いとして働き始めました。
まじない師とは霊力を自在に操りながら占いを行ったり、幽霊や鬼を祓ったりするなど多岐に渡っています。
武陽一と評される老師からまじないを教わっている珠華の元に、陵国の若き皇帝・劉白焔(りゅうはくえん)が奇妙な依頼を持ち込んできました。
公にできない依頼に振り回されてしまう珠華の運命とは・・・!?
大人気小説をコミック化した『宮廷のまじない師』!
今回は呪術や怪異が存在する世界を舞台にしたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
まじない師として成長していく珠華の姿を目に焼き付けてください。
『宮廷のまじない師』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
真紅の瞳と白髪の珠華が薬を運んでいます。
まじない師の珠華が皇帝陛下の劉白焔に薬を渡していることには不思議な理由がありました。
珠華が暮らしている陵国の首都である武陽には燕燕堂という御守りや護符を売っているお店があります。
劉白焔に出会う前の珠華は燕燕堂でまじない師の見習いとして働いていました。
まだ見習いですが使い魔のロウという猫の式神と様々な仕事をこなしています。
お店に戻ると師匠の燕雲が珠華の幼馴染で乾物屋の張子軌を相手にしていました。
怠け者の張子軌は店の手伝いをすっぽかして燕燕堂に来ているようです。
珠華が呆れていると張子軌が西の国から手に入れた占いの道具で珠華の運勢を占い始めました。
この日の珠華は北から転機と変化、そして災難が訪れるそうです。
しかし曖昧な占いの珠華は興味がありません。
そもそもまじない師とは霊力を自在に操ることができ、呪術や怪異の知識に長けている者のことを指しています。
まじない師は技術と知識を活用しながら占いをするだけでなく、御守りや護符を作ったり幽霊や鬼を祓ったりするなどその仕事は多岐に渡っていました。
しかしまだ見習い中のため珠華の実力は老師の足元にも及んでいません。
力不足を実感しているとお店に新たなお客様がやって来ました。
深く被った布のせいでお客様の表情が見えません。
さらに背が高いので珠華に威圧感を与えています。
するとお店の奥から燕雲が姿を現しました。
お客様の依頼は3つあるそうです。
1つ目は持ってきた指輪の能力が本物なのか正しく鑑定してほしいということでした。
燕雲は指輪の鑑定を珠華に任せます。
しかし珠華は老師に鑑定を指名したものを自分が鑑定できるのか自信がありません。
もちろんやってみなければ分からないのですが、まずはお客様の許可を取ることが必要だと感じました。
鬼眼とは真紅の瞳と白髪の人間を指す言葉で、珠華は生まれつきこの瞳とこの白髪だったため気味悪がられた親に捨てられた過去があります。
今となっては慣れてきた常連客はあからさまに気味悪がったりしませんが、一見のお客様を不快にさせることも多々ありました。
男性の声音からは悪意や嫌悪を感じません。
興味深いという男性の様子を観察していると、指輪に関して意見を求められました。
七宝将とは大昔に陵国を建国した皇子に従っていた七人の武人です。
皇子と巫女と力を合わせて七人の武人がこの地を平定した英雄譚は陵国の民に語り継がれてきました。
ただし七宝将が持っていたという宝石をあしらった指輪は今に至るまで本物は見つかっていません。
果たしてこの指輪は七宝将に関わっている本物なのでしょうか!?
珠華の誠実な人柄が伝わってくる序盤になっていますね。
皇帝陛下とどのように関わっていくのかも気になりました。
ヒロインと皇帝の疑似夫婦を題材にした『宮廷のまじない師』!
いよいよ珠華がまじない師としての能力を発揮していきます。
劉白焔が抱える悩みにも注目しながら物語をご覧ください。
後編
七宝将が指輪を持っていたという逸話は今では作り話と言われています。
その定説通り持ち込まれた指輪も特別なものではありませんでした。
珠華は指輪から気を感じられないと鑑定します。
師匠の燕雲も同様の意見でした。
価値がないと知ったお客様は指輪を捨ててしまいます。
捨てた指輪を張子軌が持ち帰ろうとするので、慌てて追いかけた珠華が転びそうになりました。
助けてくれたお客様が悲鳴を上げ始めます。
その拍子に深く被っていた布が取れお客様の顔が明らかになりました。
お客様が腕を確認するのですがじんましんは出ていません。
その様子を見ているうちに珠華はお客様の顔を思い出しました。
お客様の正体は若き皇帝陛下の劉白焔だったのです。
劉白焔の絵姿は女性からの人気が高く即位直後は飛ぶように売れました。
その理由は劉白焔が絶世のイケメンだからです。
依頼の内容を聞くため大量の書物が置かれた作業場へ移動しました。
薬草茶を出すと劉白焔が2つ目の依頼内容を語り始めます。
じんましんの症状は酷いもので女人に触れてしまうと2日ほど全身が熱くなってしまい、激しいかゆみと苦しみに襲われると寝台から起き上がることができません。
劉白焔は評判の良い医者に診断してもらいましたが原因は特定できませんでした。
この症状がある限り結婚することはできません。
布越しに触れても必ずじんましんは出てしまいます。
劉白焔はこの症状を治してもらいたいので燕燕堂を訪ねてきました。
つまり劉白焔はじんましんが呪術なのかもしれないと考えているのです。
皇帝陛下に対して害意ある者であれば、世継ぎを残せない身体にしても不思議ではありません。
神官や巫女でも分からなかった呪術なのに、珠華に触れてもじんましんは出ませんでした。
理由を考えているうちに心当たりが思い浮かびます。
思い当たったのは練習のために作った貴重な材料を用いた御守りでした。
御守りには希少な植物や動物の骨を使っています。
御守りに効果があるのなら御守りを持たない状態で触れればじんましんに襲われるはずです。
珠華が試しに触ってみるとすぐにじんましんが出てきました。
顔まで真っ赤になって苦しそうなのですぐに御守りの中身を劉白焔にかけてあげます。
勢い余ってしまい珠華は薬を全部使ってしまいました。
御守りの中には何も残っていません。
長丁場になるかもしれませんが根本的な解決が必要だと訴えます。
この提案に劉白焔も納得してくれました。
3つ目の依頼は後宮に入ってほしいというものだったのです。
どのような目的で劉白焔は珠華を後宮に招き入れようとしているのでしょうか!?
『宮廷のまじない師』に関する記事はこちらです↓↓↓
顎木あくみ先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『宮廷のまじない師』を読んだ感想
奇妙な呪術をかけられたかもしれない皇帝陛下と、一人前のまじない師を目指す珠華の掛け合いが面白いですね。
鬼眼の珠華を色眼鏡で見ない劉白焔は器が大きい人物だと思いました。
後宮に入ったことで変化するヒロインの運命を描写した『宮廷のまじない師』!
ファンタジーとミステリーが融合された物語に仕上がっています。
コミカルな展開もふんだんに散りばめられているのでコメディ漫画が好きな人にもオススメですよ。
電子書籍を無料で読んでみませんか?
電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。
ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!
それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓
映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT!
実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?
U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。
しかも新規登録から31日間は無料なんです!
もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?
ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!
このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!
動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!
さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!
無料トライアルはこちらから↓↓↓