『宮廷のまじない師』のネタバレ(漫画)!後宮の事件とは?

今回は「原作 顎木あくみ 作画 高田タカミ」先生の『宮廷のまじない師』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『宮廷のまじない師』はこんな漫画(あらすじ)

李珠華がまじない師の見習いとして働いている燕燕堂に皇帝陛下の劉白焔が訪ねてきました。

劉白焔は3つの依頼があると言い、珠華に後宮へ入ってほしいとお願いしてきます。

ですが真紅の瞳と白髪の容姿で周囲から酷い扱いを受けてきたことと、一般庶民の自分が後宮など恐れ多いためすぐに引き受けることができません。

そんな珠華の背中を押してくれたのは尊敬する師匠の燕雲だったのです。

燕雲の後押しで後宮入りを決意した珠華に待ち受ける事件の真相とは・・・!?

後宮で起きた事件の謎に迫っていく『宮廷のまじない師』

今回は大人気小説をコミック化したSFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

ミステリアスでありながら心温まる物語をじっくりとお楽しみください。

 

『宮廷のまじない師』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

劉白焔が李珠華にとんでもないことをお願いしてきます。

劉白焔
「俺の後宮に入れ、だからそなた俺の妃となれ」
李珠華
「はああああああ!?」

皇帝陛下の劉白焔から受けた1つ目の依頼は指輪の鑑定でした。

2つ目の依頼は女人に触れるとじんましんが出てしまうという奇病の根治です。

それなのに3つ目の依頼が妃になれとは腑に落ちません。

劉白焔
「実は今後宮で事件が起きていてな、それを燕雲に解決してもらおうと思っていた」

事件の解決を依頼されたことで3つ目の依頼が腑に落ちました。

つまり劉白焔は珠華を後宮に入れることで、じんましんと後宮の事件解決を図ろうとしているのです。

李珠華
「老師の代わりに怪事件を解決しつつ、陛下と自然に接触できて呪術も解けると」
劉白焔
「あぁ」
李珠華
「ってそんな馬鹿な、だからって後宮入りはおかしいでしょ」

興奮のあまり皇帝陛下にタメ口を使ってしまいました。

それほどまでに一般庶民が後宮入りすることはあり得ないのです。

劉白焔
「悪いようにはしない、報酬も十分支払う、そなたの望むものなんでも授けよう、どうだ?」
李珠華
「・・・そんなこと言われても」

皇帝陛下の命令ならば拒否権はないかもしれません。

しかし後宮は皇帝陛下の子を成すための大切な場所です。

また後宮は妃を世話する侍女や女官たちが存在する花園なので、一般庶民の珠華が居ても良い場所ではありません。

さらに珠華は赤い瞳と白髪という異質な自分を受け入れてくれた燕燕堂を離れたくはないのです。

劉白焔
「頼む、このままでは本当に・・・困るのだ、後継者を作れない君主など意味は無い、じんましんで女人に触れられないと知られれば俺は皇帝として認められないだろう」

劉白焔は皇帝陛下の座にしがみつきたいわけではありません。

しかし権威が失墜すれば朝廷は混乱してしまい、その結果によって国民に大きな影響が出ることを危惧しているのです。

国民に影響が出ることは絶対に避けなければなりません。

李珠華
「そんなにも民を思ってくれているのね・・・けど妃になれだなんて重すぎる」

劉白焔の気持ちは十分に理解できました。

それでも軽い気持ちで妃になることなどできません。

劉白焔
「では珠華、本物の妃でなくて良い、期間限定の偽装夫婦になってくれ、呪いを解き怪事件に向き合う間だけ俺の妃として後宮に滞在してほしい」
李珠華
「は?皇帝が偽装夫婦・・・!?そんなのってえっと・・・」
劉白焔
「すぐに答えを出せとは言わぬから、3日後また来る、その時まで考えておいてくれ、俺の個人的な依頼だからな、断りたければ遠慮なく断ってくれ、だがいい返事を期待している」

自信満々な表情を浮かべながら劉白焔が帰って行きました。

皇帝陛下の依頼ではなく個人的な依頼なので断ることは許されています。

ですがもしも依頼を断ってしまえば陵国は本当に混乱してしまうかもしれません。

珠華も母国を憂う気持ちは劉白焔と同様です。

しかし重すぎる依頼になかなか決断することができません。

そんな珠華の背中を押してくれたのが師匠の燕雲だったのです。

 

 

珠華の葛藤を表現した第2話になっていますね。

皇帝陛下の妃を演じるという依頼に逡巡してしまう珠華には多くの人が共感できると思いました。

感情移入できるシーンがとても多くなっている『宮廷のまじない師』

ここから燕雲が珠華の背中を素敵なセリフで後押ししてくれます。

勇気を貰えるセリフを胸に刻みながら珠華と燕雲のやり取りをご覧ください。

後編

劉白焔が帰った後、夜になっても珠華は頭を悩ませていました。

眠る前に残っていた護符を作ろうとしたのですが全く集中できません。

出てくるのはため息ばかりです。

李珠華
「期間限定の偽装夫婦なんて皇帝陛下、本気かしら」

疑い深い珠華は依頼が嘘ではないかと考え始めていました。

もしかしたら後宮入りにも裏の目的があるかもしれないと思っています。

ですが疑い始めたらきりがありません。

燕雲
「まだ起きていたのかい」
李珠華
「老師すみません、もう休みます」

寝室に向かおうとするのですが燕雲に止められます。

燕雲は珠華を椅子に座らせると心が落ち着く薬草茶を淹れてくれました。

燕雲
「珠華、あんた今日の依頼で悩んでいるね?」
李珠華
「・・・はい、まじない師として依頼はやってもいいかなと思います、でも生活を預けて後宮に入るのは・・・」
燕雲
「今までみたいに容姿のせいで裏切られひどい扱いをされる?」

皇帝陛下のことを信頼していいのか悩んでいます。

しかしそれは師匠の燕雲にも分かりません。

珠華は劉白焔から嫌な印象は受けませんでした。

ですがもしかしたら本性を隠しているのかもしれません。

李珠華
「ただでさえ一般庶民にすぎない私が後宮に入れば他の妃や侍女たちに疎まれて嫌がらせの的になるだろう・・・それにもし裏切られ私が呪術で皇帝に取り入ったということにされたら今のまじない師としての生活には戻れなくなる」

必要以上に疑い深いことは自覚しています。

しかし今までの経験からどんなことでも疑わないと自分の身は守れません。

ここで思い悩む珠華の背中を燕雲が後押ししてくれます。

燕雲
「何事も経験さね、若いころ宮廷巫女をやっていたあたしが街のまじない屋になったのも全ては経験した上での選択さ、あんたにはもう一流のまじない師の力がある、たとえ裏切られても今のあんたなら乗り越えられるさ」

後宮に入るチャンスなどめったに訪れません。

そのため前向きに考えることをアドバイスされました。

珠華はまだ自分が一人前のまじない師だとは思っていません。

しかし燕雲の言う通り前向きに考えることにしました。

人生で一度くらい贅沢な体験をすることは悪くないことです。

さらに劉白焔は報酬も与えてくれると約束してくれました。

全ての条件を考察した結果、珠華は困難に飛び込むことも悪くはないと感じてきます。

李珠華
「老師、店はしばらく一人でもやっていけますか」
燕雲
「一人で赤子のあんたを育てながら店を切り盛りしてたのは誰だっけねぇ」
李珠華
「私、後宮に行きます」

こうして珠華は後宮に入ることを決断しました。

後宮に入った珠華がまず見たものは有名な星姫の廟です。

陵国の後宮成立には逸話が残されていて、千年前に星姫と悪鬼を討伐した皇子が陵を建国しました。

星姫は皇子と各指導者の娘との婚姻によって国を安定させるため後宮を作ったそうです。

しかし後宮作りに力を注いだ結果、完成とともに亡くなってしまいました。

多くの国民が星姫の死を嘆き、彼女を守り神として祀るため国中に多くの廟が建造されたのです。

ですが十代前の皇帝が愛妻家だったため、後宮は一度閉じられてしまいました。

李珠華
「白焔の曽祖父の御代に以前の数千人ではなく数百人規模で復活したものの、徐々に存在意義が薄れ今では私を含め7人の妃がいるだけだ」

その後宮で珠華に与えられたのは花月宮と、4種類ある地位の下から2番目に当たる婕妤という地位です。

また豪華すぎる生活必需品も与えられました。

これに珠華は不満を抱いています。

李珠華
「はっきり言ってやりすぎよ、庶民の私にここまで用意されれば確実に他の妃に目を付けられる、そうなればじんましんの解呪も怪事件の調査もやりにくくなるっていうのに・・・」

皇帝陛下はじんましんのため女性との関りを厳しく制限していました。

それなのに新しく入った珠華に十分すぎるお宮と地位が与えられると、他の妃から顰蹙を買うのは目に見えています。

李珠華
「予想できていたとはいえ頭が痛いわ、私が自由に動けないとなるとあの子たちに協力してもらうしかないわね・・・」

不自由な環境の中で珠華はどのように怪事件の真相に迫っていくのでしょうか!?

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『宮廷のまじない師』はこんな人にオススメ

SFファンタジー漫画が好きな人なら大満足できる作品になっています。

クスっと笑えるシーンとシリアスな展開がバランスよく構成された物語です。

皇帝陛下との出会いによって珠華の能力が開花していく『宮廷のまじない師』

読み始めるとすぐに目が離せなくなる面白さです。

優れた能力と豊富な知識で怪事件に挑む珠華の姿に見惚れてください。

 

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