『つまり好きって言いたいんだけど、』のネタバレ(漫画)!

今回は「円城寺マキ」先生の『つまり好きって言いたいんだけど、』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

つまり好きって言いたいんだけど、』はこんな漫画(あらすじ)

幼い頃にイジメられた経験がある冴島千歳は強くて誰にも負けない女性を演じてきました。

25歳になった現在の千歳は夢だった女優になることを諦め芸能事務所でマネージャーをしています。

そんな千歳は会社から急にブレイク俳優の藤代瀬那の担当を命じられます。

売れっ子として事務所を支える藤代は高い演技力が評価されているのですが、私生活では遊び人という噂が飛び交っていました。

仕方なく藤代の担当を務めることになった千歳。

ですが藤代は思ってもみなかった秘密を抱えていたのです。

人気俳優とマネージャーの禁じられた恋模様を描いていく『つまり好きって言いたいんだけど、』

今回はゴシップを題材にしたラブコメ漫画についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

円城寺マキ先生らしい素敵なラブストーリーの世界観を存分にご堪能ください。

 

つまり好きって言いたいんだけど、』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

小学生の頃、男子にイジメられた千歳はいつも泣いてばかりいました。

冴島千歳
「私の頭の中のもう一人の自分はいつも強くて負けなくて、いじめられてばかりの気弱な私と大違いで、できることならずっとずっとそんな私を演じていたかったのだけど・・・」

演じることで身を守るようになった千歳は、いつしか女優になりたいという夢を抱くようになります。

しかし25歳になった現在はマネージャーとして女優を支える立場になっていました。

役者になりたかったのですが自分には才能がないことに気付いた千歳は現状に不満を抱いている訳ではありません。

冴島千歳
「ある意味私の夢は叶ったのだ、いじめられない私、強くて誰にも負けない私になりたかった夢は」

望んでいた形とは違うのですが、強くなれた千歳は厳しいマネージャーとして女優たちを守っているのです。

この日も住所がバレた女優をストーカー的なファンから守ってあげました。

仕事のために護身術まで習得した千歳のことをいじめるような人はもういません。

ただし怖いと言われることや護身術は千歳の望んでいたものではありませんでした。

冴島千歳
「だけど人よりトロかった私はこうするしかなかった・・・そういえばいじめてたあいつらは今・・・ま、どうでもいいか」

毅然とした態度で仕事に臨む千歳はいつからか怖いと恐れられるようになっていたのです。

そんな千歳に会社から担当替えの命令が下されました。

新しく担当することになったのは事務所のトップで売れっ子の藤代瀬那という俳優です。

3年前にブレイクしたイケメンの藤代は変幻自在な演技力が高く評価されていて、ドラマやテレビに引っ張りだことなっていました。

冴島千歳
「だけどどうしたって社内からきこえてくるのだ、彼の私生活はあまりよろしくないと、特に女関係が」

厄介なことに巻き込まれたくないと思う千歳なのですが、私生活を除けば藤代の仕事は自分が理想としていたものです。

藤代は千歳が望んでも得られなかった観客を魅了する華を持ち合わせていました。

仕事とプライベートは別物だと割り切った千歳は藤代の元へ向かうことにします。

冴島千歳
「改めて初めまして、冴島です」
藤代瀬那
「初めまして、藤代です」

今回の担当替えは藤代の指名らしいのですが、千歳は詳しい事情を知らされていません。

それでもナメられないため最初の印象を大切にします。

冴島千歳
「これ私の番号です、藤代さんのは森崎さんからきいてますので以後どうぞよろしく」
藤代瀬那
「あのさあ、その威嚇してるみたいな怖い雰囲気・・・なんなの?俺何かしたかな?」
冴島千歳
「・・・は?不快にさせたならすみません、ですがこれが素なもので」
藤代瀬那
「ふうん・・・まぁいいや、こちらこそよろしく、今日はファッション誌の撮影だったよね」

こうして険悪な雰囲気のまま2人の仕事がスタートしました。

しかし翌日になると早速トラブルが発生します。

なかなか電話に出ない藤代のマンションを千歳が尋ねると中から女性が出てきたのです。

冴島千歳
「あまりこんなこと言いたくないですが・・・遊びは程々にしないといつ足をすくわれるかわかりませんよ?」

人気者の藤代には嫉妬する人も少なくありません。

さらにネットなどで情報が拡散される可能性もありました。

藤代瀬那
「ねえ、なんで遊びって決めつけるの?俺が誰かに本気になったらおかしいわけ?」
冴島千歳
「い、いえ・・・そんな・・・そんなつもりは・・・」
藤代瀬那
「行こう、遅れて悪かったよ」

噂話を聞いていた千歳は偏見で藤代の女性関係を判断していたのです。

冴島千歳
「すみませんでした、車回しますね」

反省する千歳は藤代をしっかりとサポートすることができるのでしょうか!?

 

 

強くなりたいと願っていた千歳がいつの間にか怖い女性になっていたところにリアリティーを感じました。

藤代の指摘を受けてすぐに反省する姿にも彼女の真面目な性格が表れていますね。

芯の強いヒロインと秘密を抱える人気俳優が恋を進展させていく『つまり好きって言いたいんだけど、』

ここから藤代の秘密が明らかになっていきます。

秘密を知った千歳のセリフに注目しながら続きをご覧ください。

後編

千歳が反省した3日後、またしても藤代が電話に出ません。

仕方なく迎えに行くとまたしても女性が出てきます。

冴島千歳
「ちちち、違う人が出てきた!本命は!?本気はどうしたんですか、本気は!」
藤代瀬那
「そんなこと言ったっけ?覚えてない、着替えるからちょっと出てってよ」

こうして千歳は藤代が嘘つきだということを知りました。

ただし嘘つきでも彼のマネージャーを務めなければなりません。

冴島千歳
「だけどやっぱり演技は好きなんだよね・・・ウソつきでも・・・」

その後も仕事は真面目なのですが私生活がだらしない状態が続いていきました。

自由奔放な藤代に振り回される千歳はどんどん疲弊していきます。

疲れた千歳は目つきがいつもより悪くなっていました。

藤代瀬那
「そんなイヤなもの見るような目で見ないでよ」
冴島千歳
「え・・・っと、そんなふうに見えます?」
藤代瀬那
「まあね、でも昔からだから今さらか」

意味深な言葉だったため真意を問い詰めるのですが藤代は答えてくれません。

そのため質問を変えることにします。

冴島千歳
「どうして藤代さんは私をマネージャーに指名したんですか?」
藤代瀬那
「えー、今きく?そんなこと」

2人が話をしていると男性が姿を現しました。

どうやらこの男性は彼女を藤代に寝取られたようです。

怒りが爆発した男性は藤代に殴りかかってきました。

冴島千歳
「落ちついてください、まずは一旦拳をおさめて、話はそれから・・・」

護身術で男性の拳を受け止めたのですが、怒りが収まらない男性に突き飛ばされてしまいます。

藤代瀬那
「・・・ちーちゃん!」

慌てて藤代が千歳の身体を受け止めるのですが、千歳は“ちーちゃん”と呼ばれた意味が分かりません。

冴島千歳
「い、今なんて・・・」

状況を整理しようとするのですがそれどころではありませんでした。

藤代瀬那
「悪いんだけど・・・110番・・・」

藤代は千歳を支えながら男性の腕を抑えています。

その後、駆けつけた警察官のおかげでトラブルは大きくならずに済みました。

千歳は電話で上司に事情を説明すると気になっていたことを藤代に質問します。

冴島千歳
「・・・で、ちーちゃんてなんですか?」
藤代瀬那
「なんの話?そんなこと言ってないけど」
冴島千歳
「とぼけないでください、ききました・・・確かに私はちーちゃんと呼ばれてたことがあります・・・でもそれ私が小さい頃で」

最初はとぼけていたのですが千歳の追求に藤代は耐えられなくなりました。

ここでようやく藤代が秘密を語り出します。

藤代瀬那
「気づかないならそのほうがいいやって思ってたんだけど・・・あんた小学生の時に引っ越していった冴島千歳だろ、ずいぶんと雰囲気変わったっていうか強くなったっていうか」

藤代の言葉を聞いた千歳の脳裏にイジメられていた頃の記憶がフラッシュバックしました。

冴島千歳
「ああ、思い出したくもないあいつらの顔、だからって忘れられもしなかった、いつも私をいじめていた奴らの中心・・・あれは確か・・・不二・・・宗純・・・」
藤代瀬那
「呼ぶんじゃねえよ、その線香臭い名前!」

藤代は千歳をイジメていたグループの中心人物だったのです。

冴島千歳
「お・・・お家が立派なお寺だったくせに・・・サドでクズでどーしようもないいじめっ子だった、あの・・・」
藤代瀬那
「どーしようもないってなんだ!家も関係ないだろ!」

事実を知ったことで千歳は自分をマネージャーに指名した理由が分かりました。

そんな千歳に藤代はイメージと異なるため、本名や素性を明かさないよう命令してきます。

冴島千歳
「あなたはウチの大切な商品です、イメージ落とすようなこと私がしゃべるはずがありません、もっとも出したほうがかえって売りになると上が判断するようなことがあれば、即手の平返しますけどね」

思い出したくなかった過去と向き合うことになってしまった千歳。

果たして2人はここからどのような経緯で恋を進展させるのでしょうか!?

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つまり好きって言いたいんだけど、はこんな人にオススメ

明るい雰囲気のラブストーリーを読みたい人にオススメの作品です。

衝突しながら距離を縮めていくドキドキの展開が見所となっていますよ。

禁断の恋だからこそ胸キュンすることができる『つまり好きって言いたいんだけど、』

恋愛漫画ファンを満足させる完成度の高い物語です。

秘密を共有した2人の恋模様をじっくりとお楽しみください。

 

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