おとなりコンプレックスのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「野々村朔」先生の『おとなりコンプレックス』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

おとなりコンプレックス』はこんな漫画(あらすじ)

あきらと真琴は3歳の頃から兄妹のように育ってきた幼なじみです。

カッコイイ見た目をしているのですがあきらは女性で、可愛らしい見た目をしている真琴はれっきとした男性のため、お互い性別を頻繁に間違われてきました。

性別が逆転しているような2人はとても仲が良くカップルだと誤解されてしまいます。

今までは普通に接してきたあきらと真琴だったのですが、大学生になった現在は少しだけ関係性がおかしくなっていました。

親友のように仲が良い恋人未満の2人が抱える悩みを表現していく『おとなりコンプレックス』

今回は幼なじみの切ないラブストーリーについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

あきらと真琴の心境に感情移入しながら読んでいってください。

 

おとなりコンプレックス』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

コンビニへ向かおうとしているあきらが真琴をメールで誘っています。

あきら
「隣の家には三歳の頃からきょうだいのように育った同い年の幼なじみがいる、二軒の庭と庭を繋ぐ小さな通り道を抜けて何も言わなくても待ち合わせるのはうちの庭だ」

メールを送信するとすぐに真琴がやって来ました。

真琴
「あきら、おまたせ、コンビニ行くならアイスコーヒー買ってこいって言われた」
あきら
「姉ちゃん今日はもう帰ってきてるんだ?」
真琴
「うん、おかげでうるさい」

2人はいつものように仲良く会話しながらコンビニへ向かいます。

コンビニへ到着すると真琴がリップクリームを探し始めました。

あきら
「あ、それ真琴がいつも使ってるやつだ、お気に入りの」
真琴
「リップ切れそうでさー、唇乾燥しやすいから年中手放せないんだよね、荒れてると姉ちゃんに怒られるし」

乾燥しやすい真琴はリップクリームが必需品のようです。

あきら
「ちゃんと気をつけててえらいよねー」

呑気なあきらのことをジーっと見つめる真琴。

真琴
「あきらも少しはケアしたら、唇荒れてるよ」

仲良さそうにしながら次は食品コーナーへ向かいます。

すると姉から財布を預かってきた真琴が好きな物を買っていいと言ってくれました。

あきら
「色々食べてみたいのあったんだ、最近新商品チェック怠ってたからさー」

真琴の姉が奢ってくれると聞いたあきらは次々と大好きなスイーツを物色していきます。

真琴
「あ、そのプリンすっごい甘いからあきら苦手かも」
あきら
「えっほんと?じゃあこっちにしようかな、コーヒーゼリー」
真琴
「それは見た目より量少なかったからあきら絶対足りない」
あきら
「何で真琴もう全部食べてんのー?新商品試すときは誘ってよー」

あきらとは対照的に真琴は新商品のチェックを怠っていません。

真琴は新商品のチェックにあきらを誘ったのですが、寝ていたため1人で行っていたのです。

その後、真琴が会計をするためレジへ向かいました。

あきらが雑誌の立ち読みをしていると、真琴が店員にナンパされている声が聞こえてきます。

店員は真琴を女性だと思っていて、あきらが彼氏だと思い残念そうにしていました。

すると真琴が可愛い笑顔を浮かべながら店員に近づいていきます。

真琴
「こんな格好してるし俺を女と間違えんのは別にいいんだけどさ、よーく見ろよ新人バイト君、連れのこいつはれっきとした女だから!!」

いつもこのようにあきらと真琴は性別を勘違いされていました。

その理由はあきらがラフな格好をしていることと、真琴が姉のメイクによって女装しているためなのです。

真琴の母親と姉はスタイリストをしていて昔から誰かを美しく変身させることが大好きでした。

しかしあきらはメイクに興味がなく自分には似合わないと思っています。

どうしてもあきらがメイクをさせてくれないため、姉のターゲットは真琴に移りました。

あきら
「そう、真琴が女装するようになったきっかけは私にも関わりがある」

最初は真琴も女装を拒否していたのですが、彼にはあきらめざるを得ない理由があったのです。

真琴
「あの二人に反抗して面倒事にならなかった試しがないから、流れに身を任せたほうが楽なんだよ」

メイクを受け入れた真琴はそのまま出歩くことが多くなっていき、ご近所さんが女装姿に見慣れた今は誰も女装を止めなくなりました。

こうして大学生まで成長したあきらと真琴だったのですが、少しずつ周囲の環境によって2人の関係性が変化していくことになるのです。

親友以上恋人未満の2人はどのような物語を紡いでいくのでしょうか!?

 

 

読んでいても最初は混乱してしまうほど、あきらと真琴の性別が分からなかったです。

それほど2人は美男美女だということかもしれませんね。

風変わりな男女が少しずつ恋人へ近づいていく様子を描いた『おとなりコンプレックス』

幼なじみだからこその複雑な事情など見所が盛り沢山のストーリーになっています。

仲の良すぎる2人が自分たちの関係を見つめ直す姿を引き続きご覧ください。

後編

大学ではサークルに入っているあきらとサークル活動はしていない真琴。

しかし真琴はいつもあきらのサークルに入り浸っていました。

それを知った真琴の姉から四六時中一緒にいるとお互い恋人ができないと言われてしまいます。

2人はあまり気にしていないのですが、あきらのサークル仲間も同じことを思っていました。

いつも一緒にいる2人を心配したサークル仲間は、あきらと真琴の距離を離すため合コンに誘ってきます。

あきら
「というわけでお願いします、ついて来てください!このとおり!」

合コンの話を断れなかったあきらは真琴についてきてほしいとお願いしました。

真琴
「お前何言ってんの、どこの世界に男連れで合コン行く女がいるんだよ」

常識はずれなお願いに真琴は呆れてしまいます。

あきら
「だから真琴じゃなくて真琴ちゃんでついてきて、たのむよ」
真琴
「だからお前何言ってんの!?・・・何お前、そこまでして合コン行きたいの?」

あきらは合コンに参加したいと思っている訳ではありません。

ですがサークル仲間の逆鱗に触れることを恐れていたのです。

あきら
「そもそも私みたいな男っぽいのが来たら相手の人たち戸惑うでしょ、そんなアウェー感たっぷりの場所にひとりで放り込まれるなんて」

あきらが彼氏を欲しがっている訳ではないことを知った真琴は、仕方なく一緒に合コンへ参加する事にしました。

真琴
「メイクはお前から姉ちゃんに頼めよな
あきら
「やった!今度学食で好きなメニューおごるね!」

こうして女装した真琴は姉の名前を借りて合コンへ参加します。

違う大学という設定で参加している真琴に男性陣は興味をそそられていきました。

真琴
「そう、あきらのお隣さんで幼なじみ、一緒に来てって言われて」

女装する時はいい女になりきるというモットーがある真琴は、男性陣の心を鷲掴みにしていきます。

あきら
「そんな気はしてたけどやっぱりモテている・・・」

あきらが真琴のモテっぷりを眺めていると、話題はあきらが可愛い幼なじみを連れてきたため彼女と勘違いしたというものへ移っていきました。

ここでも合コンに参加している男性陣はあきらを男性だと誤解していたのです。

真琴
「あきらは女の子ですけどー」

誤解していた男性陣があきらに謝罪していると、その中に最初からあきらを女性だと気づいていた男性が現れました。

男性の名前は瀬尾といい、あきらと同じように高校時代バレー部に所属していたため、あきらの顔と名前を覚えていたのです。

話題が噛み合う瀬尾とあきらは席替え後、迎え合わせで話すことにしました。

瀬尾はとても紳士的な青年のため、あきらは嫌がっていた合コンがどんどん楽しくなっていきます。

合コンが終了すると、真琴があきらに瀬尾と話した内容を伝えました。

あきら
「今度の県予選一緒に見に行くことになったんだー、瀬尾くん去年インターハイも春高バレーも見に行ったんだって」
真琴
「へー」

瀬尾はバレーだけでなく色々なスポーツを観戦しています。

この趣味もあきらと一緒だったため会話が盛り上がりました。

あきら
「合コンなんて絶対無理!って思ってたけど、普通の飲み会とそんなに変わらなかったね、瀬尾くん以外の男子とはあまり話しなかったけど・・・真琴?どうかした?」
真琴
「別に、なんでもねえよ、あーあ、俺もなんかスポーツ観戦行くかな!」

あきらが他の男性と仲良く話していたことに真琴は違和感を覚えてしまいます。

ここから2人の関係性に微妙な空気が流れることになりました。

休日はいつも一緒にいたのですが、一緒にいる日が徐々に少なくなっていきます。

しかし違和感を覚える真琴とは対照的に、あきらは一緒にいる時間が減ったことに気付いていません。

そんな中、あきらは瀬尾から話したいことがあると呼び出されました。

周囲は瀬尾があきらに告白をするのではないかとざわつきだします。

もしもあきらに彼氏ができた場合、真琴との関係性にどのような影響を及ぼすのでしょうか!?

 

おとなりコンプレックスを読んだ感想

幼なじみという特別な環境が少しずつ変化していく様子を丁寧に表現していますね。

周囲に今まで存在していなかった男性が現れたことで、関係性が変化していくところが読んでいて共感することができました。

特別な存在だと思い合っていた幼なじみの変わりゆく感情を描写した『おとなりコンプレックス』

リアルな恋模様が見所となっています。

揺れ動いていく真琴とあきらの感情に共感しながら物語の世界観をご堪能ください。

 

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