『孤島部長』のネタバレ(漫画)!感想も書いています!

今回は「八海つむ」先生の『孤島部長』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

孤島部長』はこんな漫画(あらすじ)

22才の小松は新卒1年目のOLで人生を適当に慎ましく過ごしたいと思っています。

そんな彼女はエリート社員の古藤(ことう)部長を苦手だと感じていました。

ですがある日、いくつもの不運が重なった結果、小松と古藤部長の2人が無人島へ漂着してしまいます。

大ピンチに焦りを感じる小松なのですが古藤部長はいつも通りの冷静な姿勢を崩しません。

通常通り業務をこなそうとする古藤部長はよりにもよって無人島で小松の新人研修を開始してしまいました。

小松は無人島での新人研修を無事にやり遂げることができるのでしょうか!?

無人島でのコミカルなサバイバル新人研修を描いた『孤島部長』

今回は大笑いできるギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

多くのことが学べる愉快なストーリーをじっくりとお楽しみください。

 

孤島部長』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

砂浜で小松と古藤部長が大きな波音と夕陽の光に包まれています。

小松
「わー・・・大っきな夕陽・・・ここ・・・どこですかね・・・?」

22才の小松は新卒のOLとして新人研修の真っ最中でした。

そんな小松は不運に不運が重なった結果、無人島に流されてしまったのです。

小松
「よりにもよって・・・大嫌いな古藤部長と共に」

隣には大嫌いな古藤部長が座っているのですが声に出すようなことはしません。

古藤
「小松・・・俺の眼鏡は・・・何処だ」
小松
「めが・・・ね・・・?海底じゃないですかね」
古藤
「気に入ってたのだが・・・」

小松はいつも目標を持てと言ってくる堅物の古藤部長と距離を置きたいと思っていました。

しかし現状はマシーンのように仕事をこなす古藤部長と遭難してしまったのです。

そのことに気付いていない古藤部長は眼鏡を紛失したことで苛立っていました。

小松
「部長、視力どれくらいですか?」
古藤
「2・0だ」
小松
「ダテ眼鏡だったんですね」
古藤
「いや、あれはそういう物ではない、いわば・・・サラリーマン三種の神器のようなものだ」

古藤部長にとって眼鏡は視野を広げ、物事の先々まで見渡すことができる便利なアイテムなのです。

小松
「どうでもいいけどあと二つ何・・・?」

三種の神器が理解できない小松は古藤部長のことを中学生のようだと感じました。

そんな中、遭難したとは思えないほど冷静な古藤部長が動き始めます。

古藤
「今日はもう時間がない、ひとまず拠点になりそうな所を探すぞ、あと37分で定時だ、新卒はまだできることが少ない、ノー残厳守だ」

砂浜に拠点を作った古藤部長はあっという間に寝てしまいました。

その様子を見ていた小松はますます古藤部長のことをマシーンだと思います。

小松
「およそ人らしい会話もしていない・・・安心しろとかは言わないにしても・・・大変だって様子もない・・・メガネ気にしてただけ・・・」

冷静過ぎる古藤部長が人間だとは思えません。

この状況を不安に思ったまま小松も寝てしまいました。

翌朝、早起きした古藤部長が小松を起こします。

古藤
「おはよう、朝礼を始めるぞ」
小松
「おはようございまーす、ん?眼鏡ある・・・」

早起きした古藤部長は植物のツタで眼鏡を作っていました。

こうして三種の神器を取り戻した古藤部長は、当面の生活に必要なものを説明していきます。

古藤
「まずマストなのが飲み水の確保、火起こしだ」
小松
「でもどうやって?」
古藤
「まずはなんでもいいから道具集めだ、岸辺を散策してとにかく物を拾え」

岸辺に落ちている物を探すのは肉体的に大変な作業なのですが、何もしなければ死んでしまうかもしれません。

そのため小松は仕方なく古藤部長の指示に従うことにします。

小松
「・・・部長は?」
古藤
「管理職は司令塔だ、ここでプランニングに徹する」

自分だけ動かされることに納得できないのですが上司に逆らうことはできません。

それでも愚痴りながら道具を集めることにします。

小松
「こんな非常事態にまさかの・・・通常運転!?てか私事務だし!部長より外回んないっつの!適当に物集めたところで・・・どーするの!」

適当に物を集めただけなのですが、優秀な古藤部長はこれらを使って火を起こし飲み水も確保してくれました。

改めて小松は古藤部長の凄さを感じます。

古藤
「定時だ、終礼をする、本日の振り返り・反省・明日の目標を2分以内で話せ」
小松
「いやいや部長!こんなとこで終礼までやるとか!冗談ですよ・・・ね・・・?」

しかし古藤部長は冗談を言うキャラではありません。

企業戦士として彼は大真面目で終礼を行うつもりなのです。

古藤
「一日一日を大事にしない者には・・・何も成せんぞ!」

無人島でも会社と同じ姿勢を崩さない古藤部長。

小松はこの過酷な環境で生き抜くことができるのでしょうか!?

 

 

真面目で堅物過ぎる古藤部長の姿が逆にコミカルだと感じました。

彼の一挙手一投足にツッコミを入れる小松もチャーミングなキャラクターですね。

遭難した男女の姿をユーモアたっぷりに表現していく『孤島部長』

ビジネスに役立つセリフが満載の物語になっています。

社会人は明日からの仕事に活用できるビジネススキルを学んでみてください。

後編

古藤部長が冗談ではなく本気で終礼を行おうとしていることが分かった小松は本日を振り返ることにします。

小松
「今日は部長の閃きのおかげ様で生命線が繋がりました、半生は外回りの時少し海水飲んじゃったことです、明日は木の実以外のものも食べたいです、以上です」

木の実だけでは小松のお腹は満たされませんでした。

古藤
「そうか、俺も小松のおかげで助かった、本日は予期せぬイレギュラー業務であったが、よく動いてくれた」

このようにアメとムチを使い分けることができるのも古藤部長が優秀な上司である証拠なのです。

しかし小松は古藤部長に褒められるほど立派な仕事をした自覚がありません。

自覚がないまま小松は翌朝を迎えました。

小松
「今朝も部長早起きだなー、どこに・・・」

目覚めるとこの日も古藤部長の姿がありません。

古藤
「おはよう、本日の担当業務だ、調理しろ」

早起きした部長は石器で作った槍を使って魚をゲットしていました。

その様子を見た小松は改めて古藤部長の凄さを感じます。

小松
「どうやら部長は無人島でも有能らしい、さすがの私もガムシャラに指示通り動いた」

ガムシャラに動いた結果、小松は女性として終わったような風貌になっていきました。

そして遭難から5日後、この日は朝から雨が降り出しています。

古藤
「朝礼を始める、本日の業務は・・・俺は身体を洗ってくる、小松も好きにしろ、2時間は洞窟に戻らん、服は必ず乾かすように」

2時間は戻らないと言った古藤部長は素っ気ない態度に見えるかもしれません。

しかし古藤部長は多くを語らず小松に濡れることのない洞窟の中を譲ってくれたのです。

小松
「遭難して5日目か・・・部長は相変わらずのビジネスライク、指示の通り動いて協力して・・・協力して・・・私のやってること・・・ショボくね?」

洞窟の中で考え事をしているうち古藤部長が点けてくれた焚き火が消えてしまいました。

今までの小松であれば焚き火の点火を古藤部長に任せっきりにしていたかもしれません。

ですが自分のことをショボいと思う小松は古藤部長の見よう見まねで火を起こすことにしました。

なんとか火種を起こすことに成功するのですが、勢い余って火傷してしまいます。

小松
「イター」
古藤
「当たり前だー!早く真水で洗うぞ!」

戻ってきた古藤部長が小松を抱えて真水がある場所まで連れて行ってくれました。

火傷が軽傷だったことが分かると、古藤部長はいつものように終礼を始めます。

小松
「今日は起きたらまた部長が朝活してて大っきい魚を獲ってました、恵みの雨でシャワーも浴びられました、火のある洞窟を譲ってくれたので寒くなかったです、以上です」
古藤
「待て、肝心なことが振り返られてないぞ、今回のミスの反省点だが・・・」
小松
「もうしませんよー、私は余計なことせず、指示通りやります」

失敗するくらいなら初めから何もしなければ良かったと後悔する小松。

しかし古藤部長には失敗したことを責める気などありません。

むしろ失敗することが大切だという考え方を持っていました。

古藤
「消すな、一度の失敗ぐらいで挑戦したことを否定するな、やってみようと思ったんだろう?せっかく灯ったやる気を消すな、今回の反省点はミス自体ではない、俺に相談しなかったことだ」

やる気を持ち始めた部下を成功へ導くことも古藤部長の仕事なのです。

こうして少しだけ成長することができた小松はずっと気になっていたことを質問することにしました。

小松
「だいたいブチョーは変ですよ!普通はこんな状況で平常心なんて保てないっ・・・」
古藤
「こんな状況?研修中だろう?ここはイレギュラーにより辿り着いた地、だがそもそも新人研修の道すがらであり我々は出張中だ」
小松
「・・・え?」
古藤
「差し詰めあれは事務所兼保養所!この島は(株)ナチュラル孤島事業部とでもしようか、研修は無期限延長!その上マンツーマンでの特別指導か!成長すること間違いないな!心して新人研修に励むように!」

どこまでもポジティブな古藤部長に小松はついていく自信がありません。

古藤部長の言う通り小松は一人前の社会人に成長することができるのでしょうか!?

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孤島部長を読んだ感想

笑えるシーンが多い中、胸に突き刺さる素敵なセリフもふんだんに散りばめられた物語ですね。

遭難した状況でもポジティブな古藤部長の姿からは勇気を貰うこともできました。

平成生まれらしく無難に生きようとする小松の考え方が少しずつ変化していくところも素晴らしかったです。

ギャグコメ漫画とヒューマンドラマが見事に融合した『孤島部長』

明日から頑張るためのエネルギーを与えてくれる傑作漫画に仕上がっています。

前向きになりたい人はこの作品を読んでみてください。

 

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