高嶺の華は乱れ咲きのネタバレ(漫画)!第3話と第4話の見所は?

今回は「いとうえい」先生の『高嶺の華は乱れ咲き』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『高嶺の華は乱れ咲き』はこんな漫画(あらすじ)

澤田淳(さわだじゅん)は憧れている美少女の嶺崎悠華(みねざきゆうか)が誰もいない教室で放尿プレイで気持ち良さそうにしている姿を目撃してしまいました。

クールな美少女が変態だったことをすぐには受け入れられないのですが、嶺崎本人が変態であることを告白してきます。

さらに嶺崎は澤田となら良いパートナー関係が築けると提案してきました。

どこにでもいる非リア充の澤田は自分が嶺崎に相応しい相手とは思えません。

しかし嶺崎は自分の欲求を満たしてくれる澤田の本性に気が付いていたのです。

他人とは異なる方法で快楽を得る高校生の恋愛事情を描いた『高嶺の華は乱れ咲き』

今回は変態の意義を問いかける恋愛漫画の第3話と第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

変態同士の運命が交錯することでお互いに幸せを得ていく斬新な物語ですよ。

 

『高嶺の華は乱れ咲き』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第3話

変態性欲とは人間の性的行動や性欲のありようにおいて、正常と見なされない種類の嗜好を指すものです。

大正時代から昭和初期にかけては精神医学の用語として使われていましたが、現代では青少年保護育成条例などの法律用語として用いられるようになりました。

ネットで変態性欲に関して調べることは出来ますが、澤田は未だに思考が現実に追いついていません。

嶺崎悠華
「私・・・変態なの」

変態だと告白してきた嶺崎悠華はいつものように授業を受け友人と楽しそうに過ごしています。

澤田はそんな嶺崎の様子を黙って眺めることしかできません。

澤田淳
「あの日から数日、驚くほど何事もなく日々は過ぎる、嶺崎さんは今日もキレイだ、彼女は高嶺の華、僕には触れられない、だからきっとあの事は僕の胸に秘めておけばいい」

放尿プレイを見てしまったことは自分の胸にしまっておこうと決めました。

ですが帰り道を歩いていると嶺崎に声を掛けられます。

嶺崎悠華
「澤田くんちょっとお話いいかしら?」
澤田淳
「も・・・もちろん良いけど」

騒がしい所が苦手な嶺崎は公園で話したいと言ってきました。

公園に入ると嶺崎がベンチに腰を下ろします。

嶺崎悠華
「どうしたの?澤田くんは座らないの?」

リア充ではない澤田にとって美少女の嶺崎と一緒に座ることはハードルが高すぎました。

しかし促されたので仕方なく隣に座ります。

澤田淳
「しゅ・・・週末課題多くて大変だよね」
嶺崎悠華
「そうね、でも来年はもっと増えるみたいよ」
澤田淳
「現国の先生、今週末結婚するらしいね」

澤田には他愛もない話題で場の雰囲気を保つ事しかできません。

嶺崎もコミュニケーションをとってくれます。

ですがいきなり本題を振られてしまいました。

嶺崎悠華
「ところでパートナーの件・・・どうかしら」
澤田淳
「・・・えっと・・・パートナーって一体何の・・・」

パートナーとして良い関係になれると言われたことは覚えています。

しかし思わずはぐらかしてしまいました。

そんな澤田に嶺崎が自分のことを正直に話します。

嶺崎悠華
「もう分かってると思うけど私・・・マゾなの」
澤田淳
「あ・・・うん、そうなんだ、まぞ・・・いやあの・・・Mの相方って所謂Sってやつ・・・何で言うか僕とはかなり反対のタイプ」
嶺崎悠華
「そう・・・そうね、一般的にはそんな風に思うのね、でもね・・・あのね・・・私がアナタに求めるのはそんなじゃないの、私自分がこうだからわかるの・・・私が何をして欲しいか察して読み取って・・・把握して・・・優しい人じゃないと他人の事なんて考えてくれないでしょう」
澤田淳
「え・・・でっでも僕普通の事しか分からないから・・・」

澤田は嶺崎が望む事を理解できるとは思えません。

そんな澤田に嶺崎が人間の本質について問いかけてきます。

嶺崎悠華
「ねぇ澤田くん、普通ってなに?飲み物買って来るね」

突然一人きりにされてしまいました。

ベンチに座ったまま澤田は普通について考えだします。

言われてみると普通の定義が良く分かりません。

澤田淳
「変態って何だろ?じゃあ逆に正常って何だろ?あれ・・・なんだか分かんなくなってきた・・・」
嶺崎悠華
「澤田くん、はいどうぞ、澤田くんに問題です、私はさっきとドコがちがう?ヒントはこの中」
澤田淳
「み・・・みみ嶺崎さん!?」

手渡された紙袋の中には下着が入っています。

嶺崎は飲み物を買いに行っている途中、公園のトイレで下着を脱いできました。

少しだけ肌を露出しながら嶺崎が澤田に自分の望むことを理解してくれるはずだと言ってきます。

嶺崎悠華
「私とても臆病で卑怯でそしてワガママなの、肌に縄の食い込む感触が好き、痛すぎるのは好きじゃない、堕ちた自分に恍惚とするのが好き、恍惚とする浅ましい自分が嫌い」

恥ずかしい姿を誰かに見られたいと思っていますが、誰かに見られることで日常を壊したくはありません。

ふしだらな自分を受け入れてくれ、ふしだらな自分を罵倒してくれる相手を探していました。

望むものを与えてくれ、望まないものを与えてほしいと思っています。

澤田淳
「何故かその時、彼女が何を望んでいるか何を求めているか不思議と分かった」

澤田はこれから高嶺の華が乱れ咲く頂きに堕ちてゆくことを感じ取っていました。

そんな澤田に嶺崎がさらに問いかけてきます。

嶺崎悠華
「ねぇ・・・こんな私をどう思う?」
澤田淳
「嶺崎さん・・・君はマゾ豚だ」
嶺崎悠華
「ありがとう・・・正解してくれて・・・やっぱりアナタは優しい人だわ・・・」

興奮の絶頂を迎えた嶺崎はタクシーで帰って行きました。

こうして澤田と嶺崎は新しい扉を開けたのです。

 

 

淡々と自分の性癖を語る嶺崎に澤田が共感していく様子に驚かされました。

もしかすると澤田にも嶺崎と同じような性癖があるのかもしれませんね。

変態同士が出会ったことで新たな扉を開けていく『高嶺の華は乱れ咲き』

自分の欲求を満たしてくれる相手だからこそ、さらに欲求を満たそうとしたくなる深層心理を描いています。

運命の相手に出会えた嶺崎の行動に歯止めが利かなくなっていきますよ。

第4話

嶺崎が自宅で身体を縄で縛っています。

嶺崎悠華
「私には人に言えない秘密がある、私はマゾヒストだ」

縄で縛ることで興奮状態になっていました。

マゾヒストの嶺崎は放尿プレイを澤田に見られた時の恍惚と恐怖が忘れられません。

見られたかもしれないと思った時は、澤田に対して平静を装いました。

しかし澤田の前から立ち去りながら内心ではドキドキしています。

嶺崎悠華
「見られた!?いつから?どこから?水を被るところから?いいえちがう、多分はじめから・・・全部見られた・・・!」

全てを見られたことを確信しました。

もしも澤田がこの事実を誰かに吹聴したら嶺崎は学校に来られません。

今までマゾヒストであることを誰にも秘密にしてきました。

それなのに自分の痴態を澤田に見られてしまったのです。

嶺崎悠華
「私はあのときの羞恥と不安を忘れない」

保健室で着替えた嶺崎が教室に戻ってきました。

すると教室の中で澤田が自分の下着を手にしています。

もしも匂いを嗅がれてしまうと放尿プレイがバレてしまうかもしれません。

それなのに見ないでほしい気持ちと見て欲しい気持ちが葛藤してしまいます。

嶺崎悠華
「私は運命なんて信じない、必然しか信じない」

続いて嶺崎は放課後になると澤田を屋上に続く踊場へ連れて行きました。

澤田に目をつぶらせると制服を脱ぎ始めます。

その姿をさわだに見せようとするのですが、目を開けないと約束した澤田は見てくれません。

嶺崎悠華
「いま彼の思い描いている私は私より淫らかしら?私より清らかかしら?」

見てくれない澤田が何を想像しているか考えるだけで興奮してきます。

もしかしたら澤田の想像の中では自分が汚されているのかもしれません。

嶺崎悠華
「私は貴方の優しさを信じてた、私は貴方を・・・」

優しい澤田なら自分が望むものを分かってくれると信じるようになってきました。

そこで嶺崎は澤田を公園へ連れ出すことにします。

澤田をベンチに座らせるとトイレへ行き下着を脱ぎました。

下着を脱いだことを伝えると澤田が嶺崎の望みを叶えてくれます。

澤田淳
「嶺崎さん君は・・・マゾ豚だ」

この日から嶺崎の行動がエスカレートしていきました。

登校してきた嶺崎がトイレの中で制服を脱ぎ始めます。

そのまま個室から出てくると鏡で自分の姿を確認しました。

嶺崎悠華
「ダメだわ私・・・歯止めが利かなくなってる・・・家から縛ったまま登校するなんて・・・いくら早朝だからって校内でここまで脱ぐなんて初めて・・・」

早朝なので生徒はいませんが校内は無人なわけではありません。

嶺崎はそれを分かっていながら初めて自宅から縛られた状態で登校してしまいました。

通学の電車内で味わう緊張感も初めてのものです。

嶺崎悠華
「誰にも見られたくない、誰にも気付かれたくない、誰にも秘密なのに、今の私を見たらあの人何て思うかしら、貴方は優しい人だからきっと困った顔をして私の望む言葉を与えてくれるはず」

ようやく見つけた澤田というパートナーに1秒でも早く会いたくなってきました。

澤田は嶺崎が望んでいる言葉を口に出してくれるはずです。

嶺崎悠華
「その言葉を糧にわたしの蕾は綻ぶでしょう」

マゾヒストの嶺崎はどこまで行動をエスカレートさせるのでしょうか!?

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高嶺の華は乱れ咲きのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

2023.11.26

 

『高嶺の華は乱れ咲き』はこんな人にオススメ

変態と普通の違いをテーマに掲げた恋愛漫画になっています。

そのため王道のラブストーリーを読み飽きた人にオススメの作品ですね。

欲求を満たすためのパートナーと出会った変態女子高生の日常を綴っていく『高嶺の華は乱れ咲き』

誰もが持っている欲望を丁寧に表現した物語です。

暴走気味な嶺崎を見守りながら変態について考えてみてください。

 

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