今回は「荒井ママレ」先生の『おもいでだま』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『おもいでだま』はこんな漫画(あらすじ)
人間の日常を構成しているのは過去の記憶と言っても過言ではありません。
もしもその記憶を自由に取り出すことが出来たら社会はどのように変化するのでしょうか?
この物語が描く世界では記憶を取り出したり保存したり出来る”メモリーセーブキャンディー”というメディアが発明されました。
通称”MSC”は10万円という高価な商品なのですが、過去の記憶を巡って苦しめられている人々が次々と購入しにやって来ます。
“MSC”を開発した会社に勤める椎名ミオの元に訪れた人々は、記憶を書き換えることで幸せになることができるのでしょうか!?
様々な登場人物の記憶を巡る物語をオムニバス形式で紡いでいく『おもいでだま』!
今回は斬新な設定で人間の本質に迫っていくヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
ご自身の忘れられない記憶と向き合いながら作品が届けたいメッセージを受け取ってください。
『おもいでだま』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
テレビの報道番組でMSC社が開発した記憶を扱った新たなサービスの特集が放送されています。
MSC社は人間の記憶を取り出して保存できる“メモリー・セーブ・キャンディー”というメディアを開発しました。
報道番組ではこのメディアによって救われた人たちのコメントが紹介されています。
28歳のT子さんは元夫からのDVによって男性不信になっていたのですが、“メモリー・セーブ・キャンディー”によって当時の記憶を取り出したことで現在は幸せな結婚生活を送っていました。
また45歳のBさんは亡き両親との記憶を取り出してから再び自分に戻したことで、思い出を色褪せることなく昨日のことのように感じられているそうです。
このようにMSC社が開発した“メモリー・セーブ・キャンディー”は多くの人間を幸せにしていました。
番組ではMSC社の担当者である椎名ミオのコメントも紹介しています。

テレビ番組はここで終了しました。
すると椎名ミオのコメントにテレビを見ていた大学生の外川太一が大きな反応を示します。

大学に向かった太一は休み時間を使って“メモリー・セーブ・キャンディー”の説明書を読んでみることにしました。
説明書によるとMSCで取り出した記憶は自身から消えて、再びMSCを口から摂取することで取り出した記憶が鮮明に蘇るそうです。
MSCを1個作るためには10万円という高額な費用がかかるのですが、太一には10万円を払ってでも取り出したい記憶がありました。

高校生の頃、太一には園部ユキという彼女がいたのですが、童貞だと知られたことでフラれてしまったのです。
このトラウマのせいで現在も太一は童貞を卒業できていません。
さらに好きな女性ができても記憶が邪魔をして告白すらできない状況が続いていました。

春休み中にバイトでお金を貯めていた太一はMSCを使ってみることにします。
まずは日時を指定しなければならないためMSC社に予約を入れました。
そして指定した時刻にMSC社を訪れます。
受付で身分証を提示すると待合室へ案内されました。



テレビに出演していた椎名ミオの案内で記憶を取り出す個室へ向かいます。
消したい記憶の内容が女性に関することなので太一は男性に担当してほしいと考えていました。
しかしワガママは言えないため椎名の案内に従うことにします。



記憶の内容を聞かれたくない太一は、緊張からぎこちない話し方になってしまいました。
そのため緊張していることを椎名に気付かれてしまいます。



椎名の言葉で安心することができた太一なのですが、何度も利用したという言葉に違和感を覚えました。
不安を抱える太一はMSCによって過去のトラウマを払拭することができるのでしょうか!?

過去の記憶に振り回されてしまう経験は多かれ少なかれ誰もが体験したことがあるはずです。
そんな記憶を自由に取り出せることは多くの人が望んでいることかもしれません。
記憶に振り回されるのではなく自分の為に有効活用しようとする人々を描いていく『おもいでだま』!
エピソードごとに登場人物が変わっていくため、必ず共感できるシーンに出会えるはずです。
自分にとって取り出したい記憶を振り返りながら続きをご覧ください。
後編
太一は少し戸惑いながら椎名の案内でMSCを行う部屋に案内されました。
椎名はまずMSCについてシステムの説明を始めます。


まずMSCを行うにあたって頭部にセンサーを付けて脳の電気信号をコンピューターに解析してもらわなければなりません。
解析後に太一の脳を模倣するプログラムを作成し、外部から指定の記憶を探し出しMSCにコピーしていきます。
そして脳内の記憶が固定された場所に空の情報を上書きすることで、本人からは記憶が消えた状態になるのです。
ただし記憶が存在していた場所とMSCに同じ印を付けておくので、取り出した記憶が完全に消去される訳ではありません。
お互いがリンクするようにしているため、MSCを摂取すると元の場所に記憶が戻り、記憶を構成していた物質が再び本人の記憶として再現されるのです。




例えば取り出したい記憶が嫌な思い出の場合、その記憶は怒りや悲しみなどの感情と強く結びついているため記憶として残っています。
嫌な思い出を連想させるような場面に遭遇すると人間は感情と共に記憶が反復されていき、脳内に強く固定されてしまうので全てを取り除くことができません。
しかしMSCによって大元の記憶を取り除くことで感情と記憶を切り離すことができます。
MSCは元の場所に戻った時に感情と記憶をリンクさせるため、感情が存在していた場所に印を付けるシステムを採用しました。
このシステムによって他人のMSCを摂取して記憶を見ることが可能なのです。
ただし他人の感情までは取り出さないため、記憶を映像で見ることはできても感情までは感じ取ることができません。

MSCの詳細を説明したところで、いよいよ椎名が太一の記憶を取り出していきます。

記憶を取り出す作業は椎名が言っていた通り眠っている間に完了しました。
目を覚ました太一は何が起こったのかよく分からないため少しボーッとしています。


記憶を取り出した太一は元カノのことを思い出そうとしても楽しかった頃の記憶しか蘇ってきません。
こうしてトラウマから解放された太一は元カノに会ってみることにします。
元カノと普通に接することができればトラウマを完全に克服したことを確信できると考えた太一。
しかし普通に接することはできたのですが、元カノから返ってきた言葉は全く予想していないものでした。
いったい元カノと太一の間には何が起きていたのでしょうか!?
太一が忘れていた過去の出来事と記憶を取り出したことで巻き起こる衝撃的な結末は実際に漫画を読んでお確かめください。
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『おもいでだま』を読んだ感想
近未来の様な設定と丁寧に考えられたMSCの仕組みが見事に融合していると思いました。
記憶を自由に取り出すという人間の願望にスポットを当てたところも物語の完成度を高めていますね。
誰もが体験してみたくなるストーリーで登場人物たちそれぞれの感情を表現していく『おもいでだま』!
登場人物によって結末が異なるところに注目するとこの作品が伝えたいメッセージがより一層伝わるはずです。
エピソードごとの結末を楽しみながら作者の意図を感じ取ってみてください。
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