八雲さんは餌づけがしたい。のネタバレ!漫画の無料情報も!

今回は「里見U」先生の『八雲さんは餌づけがしたい。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

八雲さんは餌づけがしたい。』はこんな漫画(あらすじ)

アパートで寂しく一人暮らしをしている未亡人の八雲柊子(しゅうこ)は誰にも言えない秘密を抱えています。

それは隣の部屋に住んでいる高校球児の大和翔平を密かに餌づけすることでした。

夫が亡くなってから趣味の料理を楽しむ気力を失った柊子は、ふとした思いつきから大和に料理をお裾分けしたことによって毎晩食事の世話をすることになったのです。

誰かにご飯を作ってあげることで幸せを感じる柊子は、ご飯4号でも満腹にならない大和の胃袋を満足させることができるのでしょうか!?

毎晩一緒にご飯を食べる2人のハートフルな日常を描いていく『八雲さんは餌づけがしたい。』

今回はほのぼのとしたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

食べ盛りの男子高校生のために大盛の食事と幸せを運ぶ八雲さんを見ながら温かな気分を味わってみてください。

 

八雲さんは餌づけがしたい。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

28歳の八雲柊子がアパートで料理を作っていると玄関のチャイムが鳴りました。

ドアを開けると高校1年生の大和翔平が立っています。

大和翔平
「・・・ただいま」
八雲柊子
「おかえりなさい」

笑顔で出迎える八雲さんなのですが、大和はこの部屋で生活している訳ではありません。

隣に住んでいる大和はあることをきっかけに八雲さんの部屋で晩ご飯を食べることになっていたのです。

大和翔平
「おじゃまします」

うつむいたまま部屋に入ろうとする大和の頬を八雲さんがギューッと掴みました。

八雲柊子
「まーた眉間にシワよってるわよ」
大和翔平
「・・・ウス」

料理ができるまで大和にテーブルを拭いてもらうことにします。

大和は1年生であるにも関わらず名門野球でレギュラーに選ばれました。

八雲さんはそんな大和にある日から毎晩“餌づけ”をしているのです。

八雲柊子
「で、どうだった?だって今日初試合だったんでしょ!?」
大和翔平
「・・・ただの練習試合ですけど・・・勝ちましたよ」
八雲柊子
「よかったぁ!お祝いで今日はごちそうなんだから!今夜は特大ハンバーグ目玉焼きのせだよー!大和くんはがんばったから特別に二個です!」

豪勢な食事を見た大和が表情を変えた一瞬を八雲さんは見逃しません。

大和の喜ぶ顔が見たいため数あるメニューの中から八雲さんはハンバーグ目玉焼きのせを選んだのです。

もちろん栄養のバランスを取るため汁物やサラダもしっかり用意していました。

大和翔平
「いただきます!」

八雲さんが見つめる中、食べ盛りの大和がハンバーグ目玉焼きのせに箸をつけます。

八雲柊子
「おぉっ、特大ハンバーグ半分をひと口でっ!?さすが育ち盛り男子高校生だわ、ご飯ももう半分いってる!あのシビれる角度・・・これは今夜も早速出るわよ・・・!」

ドキドキしながら大和の食べっぷりを見つめる八雲さんには言ってもらいたいセリフがありました。

すると大和が期待通りのセリフを発します。

大和翔平
「おかわりください」

おかわりというセリフが八雲さんの胸に響き渡りました。

感動しながらすぐに台所でおかわりのご飯をよそいます。

八雲柊子
「おかわり最速記録更新!やっぱガッツリ肉は強いわ!それに今夜は禁断の限界炊飯」

八雲さんは3合炊きの炊飯器で4号のお米を炊いていました。

実は以前におかわりが足りなくなったことがあったため限界炊飯に挑戦したのです。

おかわりを運ぶとすぐに大和がガツガツ食べ始めました。

その食べっぷりを見ながら亡き夫の姿を重ね合わせます。

夫が亡くなって以来、八雲さんは大好きだった料理をする気力が無くなりました。

自分だけのために料理をすることが楽しくなくなっていたのです。

そんな八雲さんがご飯を作っていると隣の部屋に男子高校生が帰ってきました。

大家さんから野球部の推薦で越してきたと聞いていた八雲さんは思いつきで料理のお裾分けをすることにします。

八雲柊子
「どうも・・・私となりに住んでる八雲です、えーと・・・実はご飯が余っちゃって・・・これもしよかったら」

余ったご飯で作ったおにぎりを渡しました。

するとよほどお腹が空いていたのか大和は玄関でおにぎりを全部食べてしまいます。

大和翔平
「ごちそうさまでした、あ、スンマセン!腹減ってて、おにぎりうまそうで」

おにぎりを一瞬で食べ終えた大和は眉間にあったシワが無くなりました。

その姿を見た八雲さんは吹き出してしまいます。

八雲柊子
「育ち盛りなのにコンビニご飯ばっかりじゃダメよ、お腹空いたらうちにご飯食べにいらっしゃい」

この日から八雲さんの餌づけ生活がスタートしました。

ですがこれまで晩ご飯をごちそうしても大和は美味しいと言ってくれたことがありません。

八雲さんは自慢の料理で大和に美味しいと言わせることができるのでしょうか!?

 

 

自分のためではなく誰かのために料理を作ることで幸せを感じる八雲さんが素敵だと思いました。

信じられない量のご飯を食べる大和の姿もインパクト抜群ですね。

男子高校生の胃袋を満たしてあげる未亡人の日常を綴った『八雲さんは餌づけがしたい。』

八雲さんが育ち盛りの大和を満腹にして美味しいと言わせられるかが見所となっています。

それでは引き続き2人の和やかな日常をご覧ください。

後編

男子高校生を毎日家へ呼んで晩ご飯をご馳走している八雲さんは、誰かのために料理を作る幸せを感じながら生活しています。

限界炊飯に挑戦したこの日、大和はおかわりを続けて4号を完食してくれました。

完食してくれたことに満足する八雲さんだったのですが、大和が意外なことを言い出します。

大和翔平
「あの・・・もうご飯のおかわりって・・・ないっすか?」
八雲柊子
「ごめん・・・もうないの」

結局この日も食べ盛りの大和を満腹にすることができませんでした。

限界炊飯を行っても食欲怪獣に完敗してしまったのです。

大和翔平
「ごちそうさまでした」

八雲さんは食後のデザートにリンゴを出そうとするのですが、その間に大和が寝てしまいました。

仕方なく大和の寝顔を見ていると髪の毛にご飯つぶが付いています。

ご飯つぶを取ってあげながら八雲さんは大和の髪の毛が伸びていることに気付きました、

八雲柊子
「髪伸びるの早いなぁ・・・私の作った料理が今この子の身体を創っているんだ」

大和の成長を手助けしていることをしみじみと実感していきます。

その後、大和を起こさないようにブランケットをかけてあげました。

大和翔平
「ん・・・どわ!もうこんな時間」
八雲柊子
「ごめんね、よく眠ってたから起こさなくて・・・」
大和翔平
「イヤ!スンマセン、眠っちゃって・・・ごちそうさまでした」
八雲柊子
「どういたしまして、明日も絶対来てね!」

こうして大和は隣の部屋に帰っていったのです。

後日、八雲さんはある悩みを抱えていました。

実は身体が細い大和は野球部の監督からもっと食べろと命令されていたのです。

大和翔平
「監督からお前は細いからもっと食えってノルマ課せられて・・・」

監督から命じられたノルマは一晩でご飯8杯食べろというものでした。

八雲柊子
「8杯っていったい何号になるのかしら・・・というかウチの炊飯器そんな一度に炊けないんですけど・・・」

悩みを解決するため八雲さんは大型の家電量販店へ向かいます。

現在使っている炊飯器が古くなったこともあり買い替えることにしました。

しかし久々に家電を購入するためどの炊飯器を選べばよいのか分かりません。

そのため店員がお勧めする一番人気の炊飯器を購入することにします。

八雲柊子
「買ってしまった・・・予算を大分オーバーしてしまったけど・・・これは必要な買い物だったよね!」

自分を納得させながら早速お米を炊いてみると、今までとは比べ物にならないほど美味しいご飯が出来上がりました。

この炊飯器であれば大和を満足させることができると思う八雲さんははりきって料理を作り出します。

夕方、いつものように大和がやって来ました。

大和翔平
「ただいま」
八雲柊子
「おかえりぃー!」
大和翔平
「何かいい事あったんすか」
八雲柊子
「ううん、別にー」

八雲さんの想像ではお米の違いに大和が気づいてくれることになっています。

そのことを考えると自然に笑いがこぼれてしまいました。

ワクワクしながら出来上がった料理を食卓に並べます。

大和翔平
「いただきます」
八雲柊子
「たくさん食べてね!今日からはご飯たくさん食べなきゃだし、ご飯のお友もいっぱい用意したからね!」

ご飯の部分を強調しながら大和の食事を見守る八雲さん。

大和翔平
「あ、醤油ってありますか」

醤油を取ってあげた後も見守るのですが、大和は何も言ってくれません。

そのため八雲さんはじれったくなってしまいます。

八雲柊子
「大和クン!今日のさっ、お、お米とか・・・お米とかどうかなぁ?」
大和翔平
「米・・・?いつも通りうまいっすけど・・・?」

細かな味の違いに気付いてくれませんでした。

それでもたくさん食べてくれるため八雲さん仕方ないと思うことにします。

八雲柊子
「や・・・大和クン大丈夫?もうすでに6杯目だけど・・・」
大和翔平
「まだ大丈夫です、いつも腹八分目ぐらいだったんで・・・」
八雲柊子
「えぇ!?」
大和翔平
「俺ん家、両親共働きなんですよ、メシの時間が親父と妹とも合わなくなって毎晩ひとりでチンして食ってたんです、だから初めて八雲さん家でメシ食った時に炊きたてご飯ってうまいんだなって思い出しました」

味の違いには気づかなかったのですが、大和は炊きたてご飯の美味しさを噛みしめていました。

大和が帰ると八雲さんは新しい炊飯器に話しかけながら食器の片付けをしていきます。

八雲柊子
「残念だねぇニュー炊飯器ちゃん、味・・・いつも通りなんだってさ、ちょっとぐらい気づいてくれてもいいのにね?」

気づいてもらえなかったことは残念なのですが、自分のおかげで炊きたてご飯の美味しさを思い出したという言葉に感激する八雲さんだったのでした。

 

八雲さんは餌づけがしたい。を読んだ感想

幸せに満ち溢れたとても素敵な物語ですね。

たくさんの美味しい料理を作ってあげる八雲さんと、心の中で感謝しながら料理を味わう大和の様子を見ているうちに心が温かくなりました。

料理を通じて心を通わせる未亡人と高校生が微笑ましい『八雲さんは餌づけがしたい。』

可愛らしい絵のタッチもお勧めポイントになっています。

幸せそうな2人の姿から元気をもらってみてください。

 

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