図書館の天才少女のネタバレ(漫画)!少女の天才的な能力とは?

今回は「鈴よひ 原作 蒼井美紗」先生の『図書館の天才少女』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『図書館の天才少女』はこんな漫画(あらすじ)

平民のマルティナは本を読むことが大好きで、街の図書館にある全ての本を読み終えました。

次にマルティナが読みたいのは王宮図書館の蔵書なのですが、蔵書を読むためには官吏登用試験に合格しなければいけません。

貴族と比べて教育を受ける機会が少ない平民では、ほとんど合格者が出ないとのが一般論になっています。

父親は絶対に合格しないと思いながらマルティナに試験を進めると、一度読んだ本を絶対に忘れない記憶力でマルティナは登用試験を満点で合格しました。

本を読むことが大好きで驚異的な記憶力を誇るマルティナに待ち受ける王宮図書館での仕事とは!?

街中の本を読みつくしたマルティナの新生活を描写した『図書館の天才少女』

今回は異世界SFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

純粋な気持ちで大好きな本と向き合うマルティナの可愛らしさに魅了されてください。

 

『図書館の天才少女』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

平民街で暮らしているマルティナの元に王宮から書類が届けられました。

この書類はマルティナが受けた試験の合格を知らせるものです。

届けてくれた使いの者からは書類を確認後、手続きを済ませて欲しいとお願いされました。

マルティナ
「わかりました!わざわざ届けてくださってありがとうございます!お母さん愛かった!官吏登用試験!」

すぐ母親に知らせると父親もマルティナの元へ駆けつけます。

父親はマルティナが官吏登用試験に合格するとは思っていませんでした。

官吏登用試験はかつて貴族しか受けることができなかった特別な試験です。

しかし20年ほど前に貴族と平民の垣根をなくすため、平民でも試験を受けることができるようになりました。

ただ試験に合格するにはかなりの知識が必要になるため、貴族と比べて教育を受ける機会が少ない平民にはとてもハードルが高くなっています。

一般的に合格する平民はほとんど出ていません。

マルティナ
「これで・・・王宮図書館の本が読める・・・!」

マルティナは王宮図書館の蔵書を読むため官吏登用試験を受けたのです。

平民街の図書館にある最後の本を読み終わった時のマルティナは酷く落ち込んでいました。

手伝い代わりに読ませてもらっていた古本屋の本も全て読み終わったため、この辺りにマルティナが読んでいない本はありません。

落ち込んでいる娘を心配した父親は、官吏になれば王宮図書館の蔵書が読めることをマルティナに教えました。

しかし家庭教師もいないので試験に合格するとは思っていなかったのです。

マルティナが家を離れることは辛いですが、一度読んだ本を絶対に忘れない記憶力を国のために役立たせることにしました。

すでにマルティナも覚悟を決めています。

平民外の図書館に比べ3倍以上の蔵書がある王宮図書館で働けることにマルティナは胸のドキドキが抑えられません。

マルティナ
「それに平民図書館にはあまりなかった魔物に関する本だったり歴史書や貴重な研究書もたくさんあるんだって、物語も新しいものがたくさんあるのかな、私は一昔前を舞台にした物語が好きなんだけど新しいものが読めるかなー」

もうマルティナには王宮図書館しか見えていないようです。

数週間後、マルティナが王宮図書館で働き始める日を迎えました。

マルティナのような平民が官吏登用試験に合格するのは4年ぶりです。

それに加えて15歳のマルティナが試験で満点を獲得したことが周囲を驚かせていました。

合格した12人のうちマルティナを含む3人は政務部に配属されます。

ロラン
「俺は官吏五年目のロランだ、一応子爵家の生まれだが官吏に家名は関係ないから省略な、基本的に名前で呼び合うことになってる」
シルヴァン
「私はシルヴァン・カドゥールです、貴族は家名に誇りを持つべきだと思います、それを名乗りもしないというのは・・・」

シルヴァンは伯爵のカドゥール家に誇りを持っていました。

子爵家の人間が伯爵家に対して無礼な態度を取ることは許せません。

ですが20年ほど前から官吏に身分は関係なくなっていて、爵位が上だと威張っていては白い目で見られるだけです。

ロラン
「お前が貴族至上主義の主張をするのは構わない、ただ仕事をしてる間は役職が全てでお前は新人でヒラの官吏だ、今のところは一番下だからそこを間違えないようにしろよ」

区別はあっても貴族が威張る時代はすでに終わりました。

それでもシルヴァンのような伯爵家は未だに存在しているのです。

癖の強い新人は伯爵家のシルヴァンだけではありません。

マルティナは他の新人たちと上手くやっていけるのでしょうか!?

 

 

本を読むため官吏になることを目指したマルティナが、試験で満点を取ったことに驚かされました。

同じ新人の癖が強い点も今後のストーリーを面白くさせる気がしますね。

本が大好きで純粋なヒロインの活躍を描いていく『図書館の天才少女』

純粋なマルティナとは違い、王宮にはまだまだ差別的な考え方が蔓延っているようです。

様々な考え方を理解しながらマルティナの記憶力が本領を発揮していきますよ。

後編

ロランがシルヴァンを注意していると別の新人が会話に割って入ります。

ナディア
「わたくしは身分関係なく仕事をするというのには賛成ですわ、いくら身分が高くても無能を敬いたくはないですもの、今はいい世の中になりましたわね」
ロラン
「・・・お前も癖が強そうだな、それで名前は?」
ナディア
「ナディアと申します、ロランさんとお呼びすればよろしくて?」

とりあえずさんを付けていれば呼び方は何でも問題はありません。

ナディアは貴族至上主義ではないようです。

ロラン
「お前は平民だったな、名前は?」
マルティナ
「わ・・・私はマルティナです、よろしくお願いします」
ロラン
「マルティナだな、お前は純粋で素直そうでいいなぁ、期待してるぞ、お前は官吏登用試験で満点だったからな」

満点は10年ぶりの快挙で、平民にとっては初めての快挙となりました。

マルティナは王宮図書館の蔵書を読みたい一心で官吏になったので不安でしたが、優しそうなロランとは上手くやっていけそうだと感じます。

ナディア
「あなたあの試験で満点を取ったの?信じられないわ・・・わたくしだって何年も家庭教師に習って勉強したはずなのに二割はわからなかったのよ、どんな勉強をしたら満点が取れるの?」
マルティナ
「えっと図書館で本を読んでいたらですかね・・・」
ナディア
「マルティナと言ったわね・・・わたくし達友達になりましょう!あなたに色々と教えてほしいわ!」

友達になった2人は同期なのでお互いを呼び捨てにすることと、敬語も使わないことを約束しました。

そろそろ政務部へ案内される時間なのですがシルヴァンだけは不満そうです。

新人3人を先輩たちに紹介すると、仕事内容の説明をするため書類を渡してくれました。

書類は平民図書館では読めなかったものです。

マルティナ
「こんなにも複雑な組織なのですね・・・」
ロラン
「あぁそうだ、そしてここ政務部の仕事は一言で言えばこの膨大な組織の折衝役だな、国家運営に関わる仕事をする部署なんだが実際は様々な場所を回って了承を取り付け上がやりたい政策を実現できる段階まで持っていく、言い方は悪いが・・・雑用だな」

雑用とは言っていますが自分の仕事で政策が形になっていくので、ロランは政務部の仕事を楽しいと感じていました。

新人3人にはそれぞれ直属の先輩が付けられ、マルティナはロランが面倒を見てくれます。

マルティナの机はロランの隣で、置いてあるものは全部使っていいと言ってくれました。

マルティナ
「読んだことない本がたくさんある・・・!」
ロラン
「さっきから思ってたんだけどよ・・・お前って本が好きなのか?」
マルティナ
「大好きです!本を読むために官吏になりました、官吏になれば王宮図書館に出入りできると聞いて・・・あっこういうことってあまり言わない方がいいのでしょうか」
ロラン
「別に言っても問題ないが・・・そんな理由で官吏になったやつは初めてじゃないか?確かにあの図書館はすごいけどよ」

官吏のマントかブローチがあれば休日でも王宮図書館を利用できるそうです。

ただし偉い方も利用するので無礼がないよう注意しなければなりません。

平民を差別する者は減りましたがまだ残っていることは確かなのです。

マルティナ
「やっぱり今でもあるんですか?」
ロラン
「完全になくなるにはまだ時間が掛かるだろうな、でも下手なことをしなければ大丈夫、高位の貴族にタメ口とか危害を加えるとか・・・」
マルティナ
「そんなことはしません!」
ロラン
「それならそこまで心配いらないはずだ、じゃあさっそく仕事をするぞ、俺がやってる仕事は主に騎士団の出動に伴う各所との連携だ、まず騎士団がどんな仕事をしてるのか知ってるか?」

近衛騎士団が王族の警護、第一騎士団が王国領の魔物討伐、第二騎士団が各地の私兵団には荷が重い魔物の討伐だとマルティナは騎士団それぞれの仕事を答えました。

その中でも第一と第二騎士団の調整が特に必要となります。

出動する時には道の封鎖や国民へのアナウンスが必要で、第二騎士団の場合は貴族へも連絡しなければなりません。

政務部は予算に関して財務部に掛け合ったり、特例措置承認のため法務部に掛け合ったりとにかく色々な場所を駆け回るそうです。

様々な部署を駆け回ることを想像しただけでマルティナの顔色が悪くなってきました。

ロラン
「まだまだ説明は長いがついてこられるか?まあ覚えきれなかったら何度でも教えるから心配はいらないけどな」
マルティナ
「ありがとうございます、ただ記憶力にはかなりの自信があるので大丈夫です、それよりも・・・体力面に不安があります、部署を駆け回るのって歩いてですよね」

図書館に籠ってばかりいたマルティナは体力に自信がありません。

ただ慣れるまで最初は多くの仕事は振らないと言われ安心します。

ロラン
「それよりもこのまま続けていいか?メモとか取らなくて大丈夫か?」
マルティナ
「・・・問題ないのですがメモを取らないと不真面目だと見られてしまいますか?」
ロラン
「いや別に仕事ができれば何も言われねぇけど」
マルティナ
「それなら良かったです、この程度の分量なら問題ありません、というよりも私は一度聞いたこと、読んだもの、見たものは絶対に忘れませんので」

マルティナが能力について説明するとロランは言葉を失ってしまいました。

どうやらマルティナの能力は王宮でも驚かれるもののようです。

話を聞いたロランは平民からの合格者で、しかも満点合格というマルティナの記憶力を試してみたくなりました。

ロラン
「これは第一騎士団の団員リストだ、名前と年齢、性別の他に得意武器や魔法属性、魔法の習熟度、性格なども書かれてる、仕事をする上でできれば覚えた方がいいものだ、これを今から読んで覚えてほしい」
マルティナ
「ふむ・・・騎士の方ってこんなに攻撃魔法を使える方がたくさんいるのですね!」

この世界で魔法属性を持つ者は全体の三割ほどになっていて、その中で攻撃魔法を使えるほどの適性と魔力量がある者は一割未満と少なくなっています。

ほとんどの者は日常生活を便利にする程度の魔法は使えますが、そんな中で騎士団には攻撃魔法を使える者が半数以上も在籍していました。

ロラン
「攻撃魔法が使えるほど魔法に適性があると騎士団でその分の給与が上乗せされるからな、それによほど他の部分に問題がない限り採用される」
マルティナ
「そうなのですね、私は魔法を使えないので知りませんでした、色々な方がいて読んでいるだけで楽しいです、この人は槍が得意、この人は火属性持ち、この人は水属性、使える攻撃魔法が五種類も・・・光属性の方も騎士団にいるのですね」
ロラン
「騎士団に光属性の団員がいるとその場で治癒してもらえるからすごくありがたいらしい、最近は魔法学校に出向いて光属性の学生を勧誘してるらしいぞ」

勧誘してはいますが光属性の学生はその年の入学制に一人いたら幸運なほど珍しい存在です。

また光属性なら引く手数多なので危ない騎士になる必要もありません。

マルティナ
「ロランさん、闇属性の人って騎士団にもいないのですか?」
ロラン
「なんでそんなこと聞くんだ?闇魔法は普通いないだろ、光属性以上に稀少だって話だし皆から恐れられてるからわざわざ明かさないだろう」

闇属性には探査や隠密など犯罪に使用できるような性質の魔法が多く、過去に闇魔法を使った誘拐や殺人が起きているため皆から嫌われるようになっていました。

光属性と同じように稀少な存在ということも闇属性の迫害に拍車をかけたため、今では闇属性を公に明かす者はほとんどいません。

王宮でも闇属性に対する認識は同じようです。

マルティナ
「過去の事件は知っていますがそれは闇属性が悪いんじゃなくてその事件を起こした人が悪いですから、なのに闇属性自体が恐れられていて接する機会がないのでもし騎士団にいるなら話をしてみたいと思っていたんです」

闇属性に関する書物もほとんど手に入りません。

マルティナは王宮なら出会えると期待していましたが叶わないようです。

ロラン
「お前はいいやつだな、今はここまでな、俺と話していたがちゃんと読んで覚えたか?」
マルティナ
「もちろんです、30ページほどは読みました」

ロランがまず第一騎士団団長の名前を尋ねると、マルティナはセドリック・ランバートと彼の得意な武器と魔法属性を正確に答えました。

副団長のフローラン・ラヴァンについても各種情報に間違いはありません。

しかし団長と副団長は騎士団の主要な人物です。

ロランはもっと細かい情報について質問することにしました。

ロラン
「マルティナが読んだ30ページまでの間に火属性の騎士は何人いた?」
マルティナ
「いちっ、にっ、さんっ、よんっ・・・ろく、七人ですね!」

記憶力が優れていなければ絶対に覚えられない情報までマルティナは簡単に答えてしまいます。

他の細かな情報の質問にもマルティナが間違えることはありません。

ロラン
「お前これはマジですごいぞ、すごすぎるだろ!頭ん中どうなってるんだ?」
マルティナ
「えへへ、ありがとうございます、今までこの能力があんまり役に立たなかったので役立つのなら官吏になって良かったです」

マルティナはまだ自分の能力がどれほど凄いのか理解していないようです。

ロランにとってマルティナの能力は役立つどころの話ではありません。

ロラン
「とりあえずマルティナの今日の仕事はそれをできる限り読むことにしよう、さすがにそれを全部読んだだけで覚えられるとは・・・思わないが大部分を覚えてくれるだけでも助かる」

明日は騎士団に顔を出すことにします。

その時に情報を覚えていればすぐに打ち解けられるかもしれません。

読書が大好きなマルティナは書類を読む仕事を与えられて大喜びしています。

マルティナ
「ありがとうございます!ロランさんが上司で良かったです!」

マルティナはとんでもない記憶力をどのように官吏の仕事に活かしていくのでしょうか!?

 

『図書館の天才少女』を読んだ感想

働き始めてからすぐにマルティナがとんでもない記憶力を披露しましたね。

ロランがマルティナの記憶力に驚いたことは無理もありませんね。

読書が大好きなマルティナが才能をどんどん開花させていく『図書館の天才少女』

優しい上司のロランや癖の強い同期など、個性豊かな登場人物も魅力的ですよ。

差別や複雑な魔法属性など見所が盛り沢山のストーリーをじっくりとお楽しみください。

 

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