今回は「ヒナチなお」先生の『藤原くんはだいたい正しい』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『藤原くんはだいたい正しい』はこんな漫画(あらすじ)
クセ毛の松本ヒツジは、その風貌から“着ぐるみちゃん”の愛称で親しまれている女子高生です。
ヒツジは学校の愛されキャラではあるのですが、女の子として扱われていないことを気にしていました。
片想いをしている男子から女の子扱いしてもらうため奮起することを決めたヒツジ。
そんな彼女の前に女子から圧倒的な人気を誇る生徒会長の藤原くんが現れました。
ヒツジに対して藤原くんは正しくて厳しいお説教を浴びせていきます。
彼に教えを乞いながらヒツジがキュートな女子に変身していく姿を描いた『藤原くんはだいたい正しい』！
今回はチャーミングな純愛ストーリーについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
ピュアな女子高生の成長物語をじっくりとお楽しみください。
『藤原くんはだいたい正しい』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
登校したヒツジがいつものように同級生からクセ毛を着ぐるみのようだとからかわれています。
ノリツッコミするヒツジは学校中の生徒たちから愛される地位を確立していました。
同級生だけでなく先輩にもからかわれているヒツジ。
笑顔で対応していると、誤って掲示板の貼ってある紙にぶつかってしまいます。
ぶつかった勢いで破れた紙をみてみると、そこには生徒会へ立候補して欲しいという内容が書かれていました。
ヒツジがこのように思っていた頃、職員室の中には暗い雰囲気が漂っています。
その理由は生徒会長に立候補する人が現れなかったためでした。
実はヒツジの通う丘の羊高校では、毎年のように立候補者が出ない状況が続いていたのです。
学校行事も盛り上がらないため先生たちは頭を抱えていました。
このままでは学校自体の人気が下がることを危惧した先生たちは、ここである画期的なイベントを開催することにします。
そのイベントは学校で一番の人気者を決めるコンテストでした。
生徒たちはこの発表を受けてもあまり乗り気ではありません。
しかし人気ナンバーワンになった生徒のブロマイドが全校生徒へ配られることを知ると、女子生徒たちのテンションが一気に上がり始めます。
女子生徒が盛り上がる理由は藤原と白滝というイケメンのブロマイドが欲しいためでした。
2人はどちらも王子様のようなイケメンなのですが、写真を撮らせてくれないため女子生徒は困っていたのです。
この人気投票でどちらかがトップを獲得すれば、イケメンのブロマイドがもらえるため女子生徒はすぐに投票を始めていきました。
ヒツジはその流れに身を任せるように投票へ向かいます。
ですが投票用紙の裏側を何気なく見てみると、そこにはとんでもないことが書かれていました。
実は人気ナンバーワンに選ばれた生徒は、生徒会長として活動してもらうという文言が記載されていたのです。
しかし浮かれる女子生徒たちはこの文言に全く気づいていません。
そのままどんどんと投票が進んでいってしまいます。
こうして先生たちの企みを含んだ人気投票が終わりを迎えていきました。
人気投票の結果が自分には何も関係ないと思うヒツジだったのですが、このイベントが彼女の運命を大きく変えることになるのです。
果たしてヒツジに待ち受けている衝撃的な出来事とは・・・！？
可愛らしいキャラクターで誰からも愛されるヒツジが素敵だと思いました。
しかし愛されキャラで幸せそうなヒツジも悩みを抱えてしまっています。
その悩みがここから物語の本題となっていく『藤原くんはだいたい正しい』！
女性の方は藤原くんに男らしい姿に注目してください。
男性はヒツジのキュートな様子で胸をキュンとさせてみましょう。
後編
普通の女の子であれば可愛いと言われて喜ばない人はいません。
しかしヒツジの場合は可愛いという言葉の意味合いが通常とは異なっていました。
あくまでも本人はこの状況をポジティブに受け止めています。
それでも可愛い友人たちに対しては秘かな憧れを抱いていました。
ですが可愛い友人たちは逆にヒツジのことを羨ましく思っています。
ヒツジは自分のことを羨ましいと思う友人たちの気持ちが理解できません。
男子から恋愛対象外として扱われていることに悩むヒツジ。
そんな彼女にも想いを寄せている1人の男子がいます。
友人からそのことをからかわれていると、意中の男子がヒツジに声をかけてきました。
急に登場してヒツジの肩を抱いてきた男子は冬也といい、同じクラスだった高校1年の時からヒツジが想いを寄せている相手です。
冬也は他の女子よりもヒツジと接する距離感が近いため、友人たちは2人が両想いだと思っていました。
その後、全校集会で生徒会役員が発表されることになります。
人気投票と連動していたため、多くの女子が予想した通り藤原と白滝が生徒会役員に選ばれました。
ここで生徒会長になった藤原の挨拶が始まります。
人気投票に不満を抱く藤原は、もしもこの投票と生徒会役員の任命が繋がっていることを知りながら投票した生徒を殴ると宣言しました。
ヒツジはこのことを知っていたため激しく動揺してしまいます。
安心しているのですがソワソワした態度だったため、藤原にバレてしまいました。
こうしてヒツジは藤原から目を付けられるようになってしまったのです。
数日後、生徒会役員が1名足りていないため、藤原が募集の案内をするためヒツジのクラスへやって来ました。
すると男子生徒が可愛いという理由だけで、ヒツジの友人であるカレンという女子を推薦します。
しかし他の女子生徒は自分たちも藤原と近づきたいため猛反発した結果、教室は大混乱してしまいました。
するとここで冬也がヒツジを生徒会に推薦します。
この言葉でヒツジは冬也からも女の子扱いされていなかったことを実感しました。
泣きそうになる気持ちを抑えながら、いつも通り明るく振る舞います。
ですが心の中は冬也から女性扱いされていなかったことの悲しみで一杯になっていました。
ヒツジが強がっていることに気がついた藤原が、彼女を教室の外へ連れ出します。
そこで初めてヒツジは本音を吐き出しました。
カレンのようになりたいと思いながら泣き出してしまいます。
ヒツジは反論しながらも藤原の言っていることが正しいと分かっていました。
藤原がなれると言ってくれたため、彼のそばにいれば女の子になれると思うヒツジ。
しかし彼から任命された生徒会役員の仕事は激務だったのです。
前途多難なヒツジには周囲から女の子扱いされる日がやって来るのでしょうか！？
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『藤原くんはだいたい正しい』を読んだ感想
ただの恋愛漫画ではなくヒロインの成長を描いた素敵な作品だと思いました。
タイトル通り藤原の正論がヒツジの胸に突き刺さるシーンが印象的ですね。
読んでいるうちにキュートなヒロインを応援したくなる『藤原くんはだいたい正しい』！
不遇な環境に悩むヒツジが奮闘していく物語になっています。
魅力的で感動できる最高のストーリーを多くの人に読んでもらいたいと思いました。
是非この機会に美しい純愛物語を堪能してみてください。
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