異形頭さんとニンゲンちゃんのネタバレ(漫画)!あらすじも!

今回は「三毛たま」先生の『異形頭さんとニンゲンちゃん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『異形頭さんとニンゲンちゃん』はこんな漫画(あらすじ)

社畜OLだったチカはトラックに轢かれてしまったことをきっかけに、異形頭が暮らす不思議な異世界に転移してしまいました。

異形頭のラズに拾われたチカはニンゲンちゃんという名前で、彼のペットとして新たな生活をスタートさせます。

転移した異形頭の世界は食べ物や文明が現世とほぼ同じなので戸惑うことはありません。

むしろ美味しいご飯に温かい寝る場所があるペット生活は、社畜だった現世よりも快適に暮らすことができます。

その中で異形頭さんとニンゲンちゃんの間に恋心が芽生え始めました。

優しい異形頭さんと可愛らしいニンゲンちゃんの恋模様は種族の壁を乗り越えられるのでしょうか!?

異種族の恋愛事情をコミカルに描いていく『異形頭さんとニンゲンちゃん』

今回は大人気ラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

異形頭さんとニンゲンちゃんのなかなか進展しない恋模様をじっくりとお楽しみください。

 

『異形頭さんとニンゲンちゃん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

社畜OLとして働き続けてきたチカは疲れ切っていました。

チカ
「この世界は存在するだけで命が擦り切れていく、寂しい・・・痛い・・・悲しい・・・ずっと一人ぼっち、誰か」

泣きながら歩いていたチカがトラックに轢かれてしまいます。

ですがチカは死んだわけではありません。

ラズ
「うわー、ごめん遅くなって、お腹空いたよね、すぐご飯にするからね」

帰ってきた異形頭のラズがチカのためにオムライスを作ってくれます。

現世でもオムライスが好きだったチカが嬉しそうな顔をすると、ラズは感激して思わずチカを抱きしめてしまいました。

すぐ冷静になったラズは料理を作っている間、チカにはお風呂に入ってもらうことにします。

チカ
「私は彼のペットだ、本当の世界では社畜OLをしていたが今流行りの転移でこの世界にやってきた、ここは悪役令嬢やお姫様の世界ではなく異形頭の世界」

異形頭の世界は食べ物や文明が前世と変わらないので戸惑うことはありません。

この世界ではニンゲンは存在せず、稀に転移してくる人がいて人権などはなく珍しいペット扱いされていました。

チカは異形頭の世界でラズに拾われたのです。

ラズ
「結構上手くできたわー、召し上がれ、あっ良かった、美味しいっぽい、おいちいねぇ、可愛い、喜んでる、可愛い、ホントうちの子可愛い!!」

再びラズがチカを抱きしめました。

見た目は怖いですがラズはとても優しい良い人なのです。

夜が更けてくるとチカがベッドで横になっているラズの身体に抱きつきました。

チカ
「美味しいご飯に温かい寝る場所、ぶっちゃけ元の世界よりいい暮らし、ペット生活最高ー!!」

幸せな気分を満喫しながら眠りにつきます。

ラズもチカのことを温かく受け入れてくれていますが、実は特別な感情を抱くようになっていました。

ラズ
「めちゃくちゃ懐いてくれて嬉しいけど私は・・・君のことペットとしてじゃなく恋愛対象として好きなのよねぇ・・・生殺しつらいわ・・・」

密着してきたチカのお尻に触れてしまいます。

しかしすぐに手を離しました。

生殺しに苦しむラズと同じように、チカも悪夢に苦しめられています。

社畜だった頃は毎日のように上司から罵倒されていました。

家族からも邪魔者扱いされたチカに心が休まる場所はどこにもなかったのです。

ラズ
「ニンゲンちゃん?随分うなされてたけど大丈夫?また怖い夢?最近は少なくなってきたのにねぇ」

夢のせいでうなされていたチカが目を覚ましました。

ラズは苦しむチカを抱きしめて落ち着かせてあげます。

何とか落ち着いてくれましたがラズは心配でたまりません。

クマ
「・・・へぇー・・・」
ラズ
「ちょっと!そんな興味なさそうにしないでよ!凄く心配なんだから!」

同僚のクマに相談します。

しかしタバコを吸っているクマはラズの話に興味がありません。

クマ
「うるっせぇな・・・こっちは頻繁に惚気聞かされウンザリなのにペットの悪夢の話まで聞いてらんねぇよ、そんな心配ならニンゲン専門病院連れてけ」
ラズ
「それがあの子外に出るの怖がってて連れ出そうとすると子鹿みたいに震えて泣き出すのよねぇ、その反応もめちゃくちゃ可愛いんだけど♡」
クマ
「結局惚気じゃねぇか、シネ」

クマの言う通り惚気話になってしまいます。

それくらいチカのことを愛しているのかもしれません。

ラズ
「生きる!ニンゲンちゃんと一生幸せに暮らすんだから!!」
クマ
「そーいやまだその呼び方なのかよ、いい加減名前つければ」
ラズ
「あら!ダメよ!きっとむこうの世界での名前があったはずだもの、本人から聞くまではニンゲンちゃん(仮)なのよ!」
クマ
「ああ、声が出ねぇんだっけ、ソレも悪夢と関係あんじゃねぇの」

初めて会った時のチカは酷く怯えていました。

異形頭の世界に来る人間は命に危険が及んだ瞬間に転移するパターンがほとんどです。

そのため転移した人間の多くは生き延びたことに安堵するのですが、チカだけは生きていることに怯えていました。

ラズは怯えている理由を自殺志願者だったためだと考えています。

ラズ
「予想だけどね・・・でももしニンゲンちゃんを苦しめてたヤツが本当にいたならぶっ殺してやりてぇ」
クマ
「素が漏れ出てんぞ、んまぁ俺らは向こうに干渉出来ねぇからな、どっちにしろやっぱ病院に連れて行った方がいいだろ、メンタルケアと体調も定期的に確認した方がいい、まずお前以外の異形頭に慣らすとか外慣らすなりしろ」

苦しんでいるチカのことをラズは救えるのでしょうか!?

 

 

異形頭さんは優しさと異常さの両方を持ち合わせた個性的なキャラクターですね。

どんどんニンゲンちゃんを溺愛していく姿も魅力的でした。

異種族の特別な関係を表現していく『異形頭さんとニンゲンちゃん』

チカの可愛さがどんどん描かれていくので、ラズが魅了されてしまう理由にも納得が出来ますよ。

クマとラズの面白いやり取りにもご注目ください。

後編

転移生物保護課からラズが帰宅するとチカが抱きついてきました。

ラズ
「そうだった!悪夢見た日は甘えたが倍になるんだった」

チカの涙袋には泣いた跡がついています。

とても可愛らしいチカの姿をラズは誰にも見せたくありません。

実はこの感情がチカを外出させるという行動の邪魔をしているのです。

この日もチカが眠るまで隣にいてあげることにしました。

スマホのアラームでチカが先に目を覚まします。

チカ
「昨日も私が寝付くまで・・・優しい手・・・この手のおかげで・・・私の世界は変わった・・・」

異形頭の世界に転移した時もラズは優しい手で抱き締めてくれました。

ラズの優しさによって生きる希望が持てたのです。

優しい手をチカが頬に添えてもラズは目覚めません。

ラズ
「なぜかしら・・・今朝とてつもなくいい夢見た気がするのに思い出せない・・・そんな自分を殴りたい気分よ・・・」

目を覚ましたラズがパンケーキを焼いてあげます。

すると宅配便が届けられました。

送り主はクマだったのですが、どうして仕事場で渡さないのか理由が分かりません。

クマ
「仕事場で渡したら在らぬ噂が立つから送っといた、ちゃんと付けろよ」

宅配便と同時にクマからメッセージが送られてきます。

箱を空けると中には首輪が入っていました。

ラズ
「ちょーっとアンタ!!どーゆーつもり!?こんなもん私に付けろってそういう目で私を見てたわけ!?」
クマ
「気色悪いこと言ってんじゃねぇ馬鹿野郎!てめぇじゃなく人間の方だっつーの!」
ラズ
「ニンゲンちゃん!?アンタのプレイにニンゲンちゃんを巻き込まないで!この変態クマがっ」
クマ
「ふざけんなよ!外に出る時に逃げられないよう首輪しろってことだよ!」

ニンゲンちゃんが聞いているのに電話での言い争いが収まりません。

怒ったラズは首輪を投げ捨ててしまいます。

ラズ
「なんてこと!アンタペットプレイの他に野外プレイまでもニンゲンちゃんに強要しようってワケ!?」
クマ
「テメェ脳みそ入ってるか次ドアタマかち割って確認してやるからな・・・覚悟しろぉ・・・」
ラズ
「やれるもんならやって・・・ん?」

ここでチカがラズの背中をツンツンしてきました。

振り向くとチカが首輪を付けています。

あまりにも可愛い姿にラズは首輪プレイもアリだと思ってしまいました。

クマ
「もうさっさとシネよ」

クマに電話を切られてしまいます。

その後もラズはチカの写真を撮り続けました。

ラズ
「ハァ、ハァ、こんな首輪よりもっと可愛いお洋服とかにしましょうね!危なかったわ!新しい扉を開けるとこだったわ!」

首輪よりも可愛い服を探すことで気を紛らわせます。

新しい扉を開けずに済んだラズの膝に乗りながらチカは喜んでいました。

チカ
「喜んでくれた、嬉しい・・・彼に嫌われたくないからちゃんとペットらしくしないと」

チカは幸せな生活を失いたくないのです。

その想いはラズも一緒でした。

ラズ
「はぁー・・・本当可愛い・・・でもいい飼い主のふりをしないとね、ずっとそばにいたいから」

お互いが現在の環境を変化させたくないのです。

ラズは転移生物保護課の仕事に戻りました。

しかし外見が怖いので人間に保護を拒絶されてしまいます。

ラズ
「はーっ、今日も怖がられてしまったわ・・・」
クマ
「毎度のことだろ」
ラズ
「うっさいわねっ、アンタはいいわよ、その可愛い見た目だから、警戒心すぐ解けて!」

クマは好きでこのような見た目をしているわけではありません。

ラズよりは可愛らしいですが自分で選んだ見た目ではないのです。

クマ
「にしてもお前んとこのニンゲンはすぐ懐いたよな」
ラズ
「そうなのよ!最初はやっぱりびっくりしてたけど、保護施設に送ろうとした時にはしがみついて全然離れなくって」
クマ
「あー・・・あったなそんなこと」

ニンゲンちゃんはそのまま異形頭さんから離れませんでした。

それから飼い主とペットという関係が始まったのです。

ラズ
「もう・・・それが・・・可愛くて可愛くて可愛くて!庇護欲!!!大噴火!!!大爆発!!!」
クマ
「そして犯罪に手を染めたってわけか」
ラズ
「ちっ違うわよ!?一応正規の手順で保護許可取得したもの!!」
クマ
「職権濫用で色々検査端折ったがな」

クマに痛いところをつかれてしまいました。

返す言葉がないのでラズは話を逸らします。

ラズ
「でも本当・・・なんで私なんかに懐いてくれたのかしら」
クマ
「なんか心当たりは?」
ラズ
「んー、かなり弱って泣いてたからあまりに可哀想でぎゅっと抱きしめたくらいだけど」

心当たりは抱きしめたことくらいしか思いつきません。

ラズにとっては優しさからくる行動でしたがクマは気色悪がっています。

クマ
「おまぁ・・・そういうことその顔で軽々しくしてると捕まるからな・・・」
ラズ
「尻軽みたいに言わないで!このビッグラブはニンゲンちゃん限定よ」
クマ
「お前のニンゲン愛ヤバすぎだろ、たかがペットに」
ラズ
「たかがじゃないわ、私はニンゲンちゃんに一生を捧げる覚悟よ!」

いつの間にか異形頭さんはニンゲンちゃんに庇護欲以上の感情を抱くようになっていました。

ラズはニンゲンちゃんが自分のことを飼い主として好いているものだと思っています。

ラズ
「恋愛感情持たれてると知ったら気持ち悪がられるに違いない、だから絶対言わな」

帰宅すると目を覚ましていたチカにキスをされました。

微笑むとチカは再び眠ってしまいます。

ラズ
「あっ・・・へ???えー!!!」

キスされたことでラズの考え方に変化は表れるのでしょうか!?

 

『異形頭さんとニンゲンちゃん』を読んだ感想

お互いに恋愛感情を相手に悟られないよう踏ん張っている姿が印象的でした。

特に異形頭さんのラズはブレーキをかけ忘れると暴走してしまいそうな危うさを持ち合わせていますね。

飼い主とペットという関係性に変化が生じていく『異形頭さんとニンゲンちゃん』

斬新な設定と個性的なキャラクターが魅力的な作品になっています。

種族の垣根を超えた素敵な恋愛模様をじっくりとお楽しみください。

 

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