法律は嘘とお金の味方です。のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「原作 永瀬さらさ 漫画 浜心汐里」先生の『法律は嘘とお金の味方です。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『法律は嘘とお金の味方です。』はこんな漫画(あらすじ)

吾妻つぐみは物心ついた頃から嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持っています。

娘の前で嘘をつけなくなった両親は祖父母につぐみを預けて姿を消したため、つぐみは自分の能力に嫌気がさしていました。

しかし弁護士の祖父が法廷で孫が嘘つきではないことを証明してくれたことで、つぎみは正義の味方である弁護士を目指し始めます。

高校生になったつぐみが祖父の事務所を手伝っていると、遺産相続をめぐる報酬5千万円の依頼が舞い込みました。

つぐみたちは10億円の遺産相続に関して揉めている後妻と前妻の嘘をどのように証明していくのでしょうか!?

弁護士の仕事にスポットを当てた『法律は嘘とお金の味方です。~京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌~』

今回は対人トラブルをテーマにしたビジネス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

法律の専門家と超能力者が様々な方法で嘘を見破る様子にご注目ください。

 

『法律は嘘とお金の味方です。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

幼いつぐみの前で両親が夫婦喧嘩をしています。

両親はお互い浮気を怪しんでいるのですが、どちらも浮気などしていないと主張しました。

吾妻つぐみ
「どうして?どうしていつも嘘をつくの?」

つぐみには両親の顔が歪んで見えています。

このようにつぐみは物心ついた頃から、嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持っていました。

しかしつぐみはこの能力を喜んで受け入れていた訳ではありません。

吾妻つぐみ
「あのときのおじいちゃんはヒーローみたいだった」

悩んでいたつぐみを救ってくれたのは弁護士をしている祖父の我妻正義です。

嘘つきが見分けられる娘を恐れた両親は、祖父母につぐみを預けて姿を消してしまいました。

つぐみは嘘を暴くたび孤独になるため、自分の頭がおかしいと感じてしまいます。

そんな時に祖父の弁護士事務所に無実を訴える依頼者が訪ねてきました。

依頼者は無実を主張していますが誰にも信じてもらえません。

吾妻つぐみ
「あ・・・あの人やってへんよ、嘘ついてへんもん」

祖父にまで嫌われたらどうしようか悩みながらつぐみは自分に見えている真実を伝えました。

無実の依頼者が誰にも信じてもらえないことを見過ごすことはできません。

すると祖父は証拠を出せと主張する人たちを法廷でやっつけてくれました。

我妻正義
「これでつぐみは嘘つきやないって証明されたな」

祖父は法廷の場でつぐみが嘘つきではないことを証明してくれたのです。

堂々とした祖父の姿はまるで正義の味方のようでした。

吾妻つぐみ
「私おじいちゃんみたいな弁護士になりたい、そんで草ちゃんのことも助ける」
汐見草司
「何のことや」
吾妻つぐみ
「言われへんならええわ、そや!草ちゃん頭ええし一緒に弁護士になろ、2人でおじいちゃんの事務所継ぐんや」

家族同然のように育ってきた汐見草司と弁護士になる約束を交わしたつぐみだったのです。

10年後、女子高生になったつぐみは祖父の事務所を手伝うようになっていました。

この日は預金残高を確認するため銀行のATMに来ています。

吾妻つぐみ
「月末やし顧問料が入ってるやろ、弁護士会費はそれで払えるし今月は豊かに」

豊かな暮らしができると思ったのですが残高は17円しかありません。

困り果てたつぎみは草司に助けを求めます。

汐見草司
「なんや、まだ仕事中・・・」
吾妻つぐみ
「草ちゃん、お金貸してください!」

残高が少ない理由は祖父がモーターボートを購入したためでした。

事情を知った草司はすぐに事務所までやって来てくれます。

汐見草司
「ひとまずこれで足りるか」
吾妻つぐみ
「うん、ありがとう草ちゃん、こちらお礼の煮物とぬか漬けとー、さっき茹でた白玉」
汐見草司
「おばぁちゃんか」

おばあちゃんが作った白玉には敵いませんが、丹精込めて作った白玉を草司に取り分けてあげました。

つぐみはいつもキレイな料理を作ってくれた祖母のような愛情深い人間になりたいと思っています。

そんな話をしていると事務所に電話がかかってきました。

吾妻つぐみ
「我妻法律事務所でございます、申し訳ございません、うちは17時迄でして、あっ法律相談は30分毎に5千円頂いておりま」

相談料を説明すると電話を切られました。

このようなお客にロクな人はいません。

汐見草司
「時間外は電話取るな言われてるやろ、ろくな客やあらへん」
吾妻つぐみ
「でも困ってる人には親身にならんと・・・」

10年前から始まった司法制度改革によって弁護士が増えたため、昔のように殿様商売ではやっていけないのです。

そのため多くの弁護士事務所が土日祝日24時間対応、無料相談などのサービスを行うようになっていました。

ですが祖父は未だに依頼者も仕事も選ぶ方針を貫いています。

相談料はきっちり頂きますし、土日祝日や盆休み、正月休みはお客に対応しません。

予約なしのお客は門前払いしています。

その上、3年前に祖母が死んでからは法廷に立つことを控えるようになっていました。

吾妻つぐみ
「仕事来てもつまらん言うて若い弁護士さんに回してしまうし散財はやめへん、このままじゃ私がここ継ぐまでもたへんかも・・・」
汐見草司
「お前の頭では司法試験受からんから心配せんでええ」
吾妻つぐみ
「流石ストレート合格した秀才!その喝しかと受け止めました」

弁護士になるためつぐみは粉骨砕身の努力をするつもりです。

それまで我妻弁護士事務所は存続しているのでしょうか!?

 

 

嘘を見分ける能力は凄いと思いましたが、つぐみ本人にとっては迷惑な能力だったことに驚いてしまいました。

よく考えてみると信じている人の嘘が分かってしまうと辛すぎるかもしれませんね。

正義感の強いヒロインが嘘と向き合っていく『法律は嘘とお金の味方です。~京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌~』

第1話では10億円の遺産相続事件が題材になっています。

後妻と前妻の嘘を見抜くつぐみはどのような真実を目の当たりにするのでしょうか!?

後編

つぐみと草司が話していると酔っ払った祖父の正義が帰ってきました。

我妻正義
「帰ったでー、報酬5千万の仕事入ったで!」
吾妻つぐみ
「詐欺ちゃう!?そんな・・・豆餅27万個分の大金!」
我妻正義
「10億の遺産相続事件やったら当然や、着手金だけで500万やで、そういう訳でお前手伝え」
吾妻つぐみ
「草ちゃんは検事やで、もーよっぱらっちゃって」

検事の草司が弁護士の仕事を手伝うと、職務専念義務違反でクビになってしまいます。

正義はつぐみと結婚させる前に弁護士の法廷技術を草司に仕込むつもりなので、検事をクビになっても構いません。

しかし草司にはつぐみと結婚するつもりなどありませんでした。

我妻正義
「じゃあ誰がつぐみの面倒みるんや!恩を仇で返す気か!」

つぐみたちは家族同然のような関係です。

草司にも親がいないので正義が後継人になってつぐみと一緒に育てました。

つぐみは草司が自分を恋愛対象としてみないことを分かっています。

吾妻つぐみ
「私じゃ釣り合わんで、おじいちゃん!それにうちは今草ちゃんに借金してる立場や、謙虚にな」
我妻正義
「なら5千万の報酬から持ってけばええやないか」

正義はバレなかったら問題ないと弁護士らしからぬ発言で草司を関わらせました。

今回の事件は遺書がない10億円の遺産相続を巡って起こった後妻と前妻の争いです。

依頼者の西園寺綾香はもしかしたら後妻業の女かもしれません。

二日酔いでダウンした正義の代わりに、草司とつぐみが依頼者の話を聞くことになりました。

綾香は3年前に38歳上の西園寺啓輔と結婚したそうです。

啓輔が亡くなった日に綾香は前妻の辻谷昌子と、法定相続人である一人娘の優子に提訴されました。

前妻側によると死亡した啓輔は7年前に脳溢血で倒れ認知症の疑いがあり、婚姻意思が欠如していた婚姻は無効だと主張しています。

後妻の綾香は相続人ではなくなるため、10億円の遺産を全て渡せと請求しました。

対してこちら側は2人の結婚が真実だったことを立証し、正当な相続人なので遺産を返さなくていいと主張することになります。

10億円は銀行の貸金庫に保管してありますが、葬式の日に前妻側が鍵を持っていってしまいました。

しかし綾香を含めた相続人全員が立ち会わないと貸金庫は開けられません。

他にも財産は少しありますが、啓輔のために綾香が使っていたようです。

汐見草司
「あなたはいわゆる後妻業をやっているとも相手は主張していますが、それに関して心当たりは?」

否定した綾香の顔がつぐみには歪んで見えました。

嘘をついた綾香は1カ月以内の早期解決を希望しています。

綾香が帰ると草司は答弁書の作成を始めました。

吾妻つぐみ
「あの人嘘ついてるで、後妻業の心当たり聞いたとき口裂け女みたいになってた」

嘘をついたということは綾香が結婚した目的は遺産だったのかもしれません。

2人の結婚生活に小さな愛情も無かったことを考えると、つぐみは本物の愛が何なのか分からなくなります。

ドライな草司には愛情は概念なので本物も偽物もないと指摘されました。

汐見草司
「ほら答弁書や、委任状と一緒に明日裁判所に提出しとけ、先生には見せろよ、僕はあくまで弟子で弁護士ちゃうからな」
吾妻つぐみ
「草ちゃんのクビ飛ぶもんな」
汐見草司
「おまえがしっかりしてくれてよかったわ、我妻先生にはもうつぐみしかおらへんからな」

1週間後、我妻弁護士事務所に草司の旧友で弁護士をしている芦辺ケイがやって来ます。

交通事故専門の事務所で働いている芦辺は、5年前に綾香と関りを持っていました。

5年前に交通事故で死亡した人物の前妻が婚姻は無効で保険金の相続人は子供だけだと相談に来たそうです。

その相手となる後妻が結婚を3回繰り返している綾香でした。

しかし前妻が夫以外の子を妊娠、出産して夫の子だと偽って育てる托卵を行っていたことが判明したそうです。

亡くなった夫は親子関係不在確認の調停を申し立てる準備中に事故死しました。

そのため実子じゃない子供と後妻業疑惑のある配偶者は、双方がすねに傷を持つ相続人ということで遺産を2億円ずつ受け取ったそうです。

芦辺は綾香が後妻業を行っていると疑っていました。

ここで我妻弁護士事務所に啓輔の前妻で提訴した前妻の辻谷昌子が姿を現します。

辻谷は綾香が財産目当てで結婚を繰り返している詐欺師だと主張してきました。

吾妻つぐみ
「そんなの本当の事なんて分からないじゃないですか」

つぐみは嘘を見抜いたので本当は綾香のことを庇いたくありません。

しかし目の前の辻谷昌子が正しいのか判断する材料もないのです。

対応に苦慮する中、草司は辻谷昌子がいつの間にか父親が別の女に騙されていたらあなたも許せないでしょうという言葉に違和感を覚えました。

汐見草司
「いつのまにかということは啓輔さんの再婚を最近までご存じなかったんですか?遺言がないかと思いまして、啓輔さんの入院中見舞いに行ってそういった話をされたことは?」

遺言を隠匿したり破棄した場合は相続人の欠格事由となります。

草司の質問に辻谷昌子は後妻が話をさせてくれなかったと説明しました。

吾妻つぐみ
「ウソだ・・・!」

またしてもつぐみは歪んだ顔を見てしまいます。

どちらも嘘をついている遺産争いはどのような決着を迎えるのでしょうか!?

 

『法律は嘘とお金の味方です。』を読んだ感想

人が嘘をつく理由について考えさせられる物語ですね。

善意からついてしまう嘘と、悪意による嘘があるので全てを否定できない気持ちになりました。

嘘に隠された真実を明らかにしていく『法律は嘘とお金の味方です。~京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌~』

誰もが経験する可能性のある対人トラブルをテーマにしています。

法律が絶対ではない真実と向き合ってみてください。

 

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