『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』のネタバレ(漫画)!

今回は「倉一ひや」先生の『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』はこんな漫画(あらすじ)

エリート公務員のはS市危機管理局の地域環境調査課に出向されてしまいました。

地域環境調査課の主な活動はS市の防災対策事業ですが、その実態は怪異専門の調査機関です。

出向先で偶然再会した先輩のとバディを組むことになった榊は、霊感が強いのですがオバケが怖いのでやる気が出ません。

そんな2人が調査することになったのは複数の失踪者を出している村の夏祭りです。

しかし村民の口が堅く有益な情報を得られないため、通常は立ち入り禁止の祠を調べてみることにしました。

怪しい村民たちが隠している祠の秘密とは・・・!?

幽霊や妖怪と対峙する公務員の活躍を描いた『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』

今回はミステリーとホラーを融合したサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

緊張感たっぷりの物語を読みながらハラハラドキドキしてみてください。

 

『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

地域環境調査課に出向された榊が、調査員の椚と小さな村の福祭り会場に向かっています。

「それにしても驚きました、こんなところで再会するなんて、お変わりなさそうで安心しました、椚先輩」
「まさか新しいバディがきみとはなあ、高校卒業以来だね、榊くん、本庁勤めがよりによってウチに出向だなんて災難だな」

椚によると今日の現場は村民の口が堅く情報は少ないですが、怪異が絡んでいる事件の可能性が高いということでした。

初っ端から面倒な案件を担当する榊に椚は同情しています。

「S市危機管理局、僕が今日から出向となったこの組織、主な活動はS市の防災対策事業」

急に異動を命じられた榊は詳しい事情を何も聞いていません。

ただし防災対策事業は表向きで、実態は怪異専門の調査機関であることは分かっています。

「浮かない顔だね、ま榊くんみたいなエリートからしたらこんな胡散臭い仕事無理もないか」
「いえ滅相もない」

榊は怪異の調査を胡散臭いとは考えていません。

ただオバケが怖いだけなのです。

「ああそうだ、きみ霊感強いんだろ?頼りにしてるよ」
「はい」

話をしているうちに現場へ到着しました。

現着したことを危機管理局に報告してから福祭り会場へ徒歩で移動します。

「はいこれお守り、榊くんのぶん」
「?ありがとうございます、調査ってどういうことをするんですか?」
「うーん、怪異と遭遇できればゴールなんだけど、とりあえずは聞き込みと見回りかな、行方不明者少なくとも3人は出てるんだよ、ここ」
「そんな重大な情報サラッと出さないでください」

行方不明者が出ているという情報は聞いていませんでした。

怪異と遭遇したくない榊はますます不安になってきます。

「わっ見て!あっちのほうもう屋台出てる!」
「ちょっと先輩それより行方不明ってなにごと!?」

歩いていただけなのに椚は複数の怪異に憑りつかれていました。

霊感が強い榊には怪異が見えていますが、椚には見えていないようです。

椚が怪異に好かれている理由は根暗で湿っぽいからなのかもしれません。

ただし椚に憑りついている怪異のことは気にしなくていいらしいです。

「さてこの辺でいいかな、橋の入口におふだクンを設置させてもらう」
「おふだクン?」
「うちで使ってる霊符、本来の使い途とはちょっと違うけど地中の穢れはこれでわかるよ」
「ああ、成分分析用試験紙のようなものですか」

おふだクンは榊が想像している通りの物でした。

これで調査の準備は全て完了です。

しかし椚の狙いは橋の入口におふだクンを設置することではありません。

椚は立ち入り禁止になっていて普段は入ることのできない祠を見に行きたいと考えていました。

「それが今日の本命」
「調査の本命、ということはやっぱり・・・」

調査の本命ということは祠が怪異の出現する場所だということです。

すぐに祠を調査する意味に気が付いた榊は怖くなってきました。

立ち入り禁止にしているということは、何らかの理由があって村人が祠の存在を隠していることは間違いありません。

2人がこれから足を踏み入れようとしている祠にはどんな秘密が隠されているのでしょうか!?

 

 

本庁に勤務している榊が実は怖がりで、危機管理職の仕事を嫌がっている姿が印象的でした。

楽観的で軽いノリの椚は榊と対照的で自由人の雰囲気を漂わせていますね。

人知を超えた存在の謎に迫っていく『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』

普通のサスペンス漫画は解決編まで描かれますが、この作品は斬新な演出でエピソードを締めくくっていきます。

だからこそ次のエピソードが読みたくなるのかもしれませんね。

後編

橋の入口におふだクンを設置していると、村の人たちが榊と椚を出迎えに来てくれました。

福祭りの真っ只中ですが村人たちは祠に行きたいという2人を歓迎してくれます。

「めちゃくちゃ怪しい」

あまりの歓迎ムードに榊は村人のことを怪しいと感じていました。

しか椚は何も考えていない様子で村人の申し出を受け入れます。

「わあ、いいんですか、ぜひお願いします、楽しみだなあ」

村人たちは役員の仕事があるため、後で祠まで案内すると言ってくれました。

立ち去っていく村人の中に消えてしまった人がいることを椚は見逃していません。

調査課に祠の調査許可が下りたことを報告すると、調査の続行を指示されました。

「先輩、本当に付いていって大丈夫なんですか、危険では」
「え?そりゃ危険だよ、よっぽどのことがない限りちょっと怖い思いするだけですむから、それよりやっぱり祠だよ、この小さな村で外部の人間が行方不明になるとしたらあそこが一番怪しいよね」

椚にも怪しい祠に何が存在しているのかは分かっていません。

それよりも榊は椚の言葉に疑問を抱いていました。

「待ってください、よっぽどのことがあったら・・・どうなるんですか?」
「うーん、そのときはふたりとも死ぬ、ああでも最悪きみだけは逃がす算段はあるから」

不安が大きくなる中、村の役員が祠まで案内してくれます。

その道中で椚が先ほど祠に向かった人の所在を確認するのですが、役員は何も答えてくれません。

2人は案内されるまま、祠の前で福の神を待つことになりました。

椚に何か見えるか尋ねられますが、榊には何も見えていません。

「なにも見えませんが、ここ凄く怖いです」
「それ一番ヤバいな」
「ちょっと置いていかないでくださいよ」

先を歩いていた椚が祠を調べ始めますが中は空っぽです。

山への出入りは厳重なのに、肝心の祠と扉が開けっ放しな点に納得がいきません。

そのまま調べを進めていくと手で千切ったような紙切れが見つかります。

「おっと、おーい榊くん!撤収撤収、いったん退こう、ちょっとよくない、きみの名刺が破られてお供えされてた」
「え、それ僕が危ないのでは」

椚が榊の腕を掴んで立ち去ろうとするのですが、不気味な気配を榊が感じ取りました。

悲鳴を上げそうになりますが椚に口を押えられます。

「しー、榊くんそのまま視線を合わせずに鳥居までゆっくり歩いて」
「鳥居・・・」

鳥居まで少し距離があることを確認していると、不気味な気配が近づいている気がしてきました。

それでも椚に無視するよう指示されます。

「そうだ、このままゆっくり鳥居の外まで・・・!撤収撤収!振り返るなよ!あー!車無事だ!よかったー!急げ、早く乗って」
「先輩、人が来てます」

村人が追ってきましたが何とか脱出に成功しました。

危機管理局に対象の目視確認が完了したことを報告すると撤収の指示が出されます。

「ふー、初仕事お疲れ!」
「お疲れさまです・・・死ぬかと思いました」
「いやホントに、帰りにおふだクン回収できてよかったー」
「いつの間に・・・毎回こんな無茶なことしてるんですか?いつか本当に死にますよ」

榊の言う通りなので椚は耳が痛くなってきました。

今回の怪異について村人たちは福の神と呼んでいましたが、神と呼べる存在だとは思えません。

そもそも祠には御神体がありませんでした。

「もといた神様は恐らくとっくにいなくなってるよ、あの人たちももうなにを祀ってるのかわかってないんじゃないかな」
「・・・このあとあの人たちどうするんでしょう」

村人たちは椚と榊を福の神にお供えするつもりだったようです。

次に村人たちが何をするのかは椚にも分かりません。

「さあね、お供物に逃げられて慌てて代わりを探してるとこじゃない?」
「それを放置して帰っていいんですか?」
「なに、じゃあ戻る?怪異に遭遇できたらゴールって最初に言っただろ?俺たちの仕事はここまでだ、だからあとは知らない気にしない、俺はいつもそうしてる」

昔から椚が自分の手の届かない物事に驚くほど淡白なことを榊は知っています。

その性格は今も変わっていませんでした。

話しているうちに榊の目から大粒の涙がこぼれてきます。

「すみません、落ち着いたら恐怖が涙腺にきたようです、本当に・・・怖・・・怖すぎるんですけど」
「あわわ、いやあーそれにしても初日なのに落ち着いてて凄いなー、さすが本庁から来た人は違うなーっ」
「えへ・・・まあ・・・それほどでもないですが」

椚の思い通りにコントロールされてしまう榊でした。

 

『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』を読んだ感想

霊感が強いのに怖がりの榊と、霊感は弱くても怪異に好かれる椚の対照的な姿に好感を抱きました。

案件を解決するのではなく調査するだけという仕事内容も斬新ですね。

命懸けの仕事を題材にした『百鬼調書 怪異調査はこちらまで』

背筋が凍る恐怖感とシュールな笑いを楽しめる物語になっています。

榊と椚のバディがどんな怪異と遭遇するのか目が離せなくなりました。

 

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