部長と社畜の恋はもどかしいのネタバレ(漫画)！感想も！

今回は「志茂」先生の『部長と社畜の恋はもどかしい』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『部長と社畜の恋はもどかしい』はこんな漫画(あらすじ)

会社の営業部に勤めているOLの丸山真由美(通称・まるちゃん)は、社畜と思えるほど毎日残業ばかりしています。

それでも頼られることと仕事が大好きなまるちゃんは充実した日々を過ごしていました。

しかし新人歓迎会で定時に帰ることで有名な総務部の堤司(ていじ)部長と言い争いになってしまいます。

お互いの主張が食い違う中、2人は酔った勢いでラブホテルに行ってしまいました。

イメージとは違い優しい部長を好きになってしまったまるちゃんなのですが、翌日になると自分たちは大人だからわかるよな？と言われてしまいます。

ここから好きな気持ちを抑えようとするまるちゃんと、実は彼女に惚れた堤司部長の恋を描いていく『部長と社畜の恋はもどかしい』！

今回は読者をムズキュンさせているラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

肉体関係から始まったオフィスラブをドキドキしながらお楽しみください。

『部長と社畜の恋はもどかしい』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

いつものようにまるちゃんが大忙しで仕事をこなしています。

先輩や後輩から頼られているため仕事量は多いのですが、まるちゃんは忙しい日々でも充実していると感じていました。

「仕事？大好きです、頼られるのも、忙しいけど充実してる」

この日も終電で帰ることになるだろうと想像しながら働いています。

一方、同じ会社の総務部にはまるちゃんと正反対のスタイルで仕事をする部長が存在していました。

部長の名前は堤司といい、この日も時間外に行われるセミナーの参加を断っています。

「なんで時間外に好き好んで、ああコレここまでやったからあと草野な」

堤司部長はある程度完成させた仕事を部下に任せました。

そして定時まであと30分になっているのでラストスパートをかけていきます。

このように堤司部長は定時に帰ることをモットーにしていました。

定時になり堤司部長が帰ろうとしていると、今月の残業時間を超過してしまったまるちゃんがエレベーターに乗ってきます。

本当は仕事が終わっていないまるちゃんは、残務を自宅に持ち帰ることにしていました。

そんなまるちゃんと堤司部長がエレベーターで2人きりになってしまいます。

「どうも・・・」

「・・・いや？」

2人の間に気まずい空気感が流れ出しました。

その理由は昨日の出来事が関係しています。

実は昨夜行われた新人歓迎会でまるちゃんと堤司部長は言い争いをしていました。

「この定時部長！みんな遅くまで仕事してるのに毎日ひとりでスタコラ帰ってからに！」

「なんだとこの、残業＝努力じゃないぞ、時間内に仕事を消化できないのか？かわいそうだな！」

ウーロンハイを飲んだまるちゃんが堤司部長に食って掛かります。

しかし堤司部長は定時で帰ることが優秀な社員の証だと思っていました。

そのため2人の主張は平行線をたどってしまいます。

「私、堤司部長とは一度ゆっくりと話をつけたかったんですよね」

「こちらこそだ、タスク管理みっちり教えてやる」

ここから2人はお店を変えて言い争いを続けました。

ですがいつの間にかまるちゃんが堤司部長に愚痴をこぼし始めます。

堤司部長も会話の流れでまるちゃんを慰めるようになっていきました。

そして気が付くとまるちゃんは堤司部長とラブホテルへ行ってしまったのです。

「やっちゃった・・・！覚えてない・・・嘘です、めちゃくちゃ覚えてる、優しい手だった、でもびっくりして慌てて帰っちゃって・・・何を話せば？」

朝一番で提出する仕事があったのでまるちゃんは堤司部長を置いてラブホテルを出てしまいました。

それから堤司部長と顔を合わせるのが初めてなので何を話せばいいのか分かりません。

とりあえず今日も早く帰ることについて質問してみました。

「定時だよ」

「定時・・・ッ、あれだけ話したのにまた定時帰りですか？」

「君は反省して定時帰りのようだね」

「違います！今月の残業使い切ったんです！」

同じ時間に帰ろうとしている2人なのですが状況は全く違います。

すると昨夜のように再び口論が始まりました。

「はあ？80時間を？」

「堤司部長だって・・・総務部はまだみんな残ってましたよ？」

「おまえはまだそんなことをいって・・・まったく昨夜あれほど話したのに・・・」

昨夜、まるちゃんは酔った勢いで頑張っているのに満たされていない現状を堤司部長に打ち明けてしまっています。

その流れで堤司部長に優しくされたまるちゃんは肉体関係を結んでしまいました。

「SUKI！どうしよう好きになっちゃった、昨日までテイジなんて仇のように思っていたのに、酔い任せのことだったけど堤司部長は私のことどう思って・・・」

この日も言い争いになっているのですが、まるちゃんは優しく抱いてくれた堤司部長のことを好きになっていたのです。

恋をしてしまったまるちゃんに対して堤司部長はどんな感情を抱いているのでしょうか！？

社畜という言葉を聞いてしまうと会社にこき使われているイメージを抱いてしまうのですが、仕事に責任を持っているまるちゃんを見ているとマイナスのイメージを感じることはありませんね。

対照的に定時で帰るため効率的に仕事をする堤司部長の考え方に賛同することができました。

全く考え方が違う男女の恋模様をユーモアたっぷりに描いていく『部長と社畜の恋はもどかしい』！

恋愛をテーマにしながら仕事に対する考え方と向き合うきっかけを与えてくれる内容になっています。

自分がまるちゃんと堤司部長のどちらに共感できるか考えながら物語の続きをご覧ください。

後編

まるちゃんはエレベーターで一緒になった堤司部長が自分のことをどう思っているか気になってしまいます。

すると堤司部長の口からまるちゃんにとって喜ばしくない言葉が出てきました。

「丸山、昨夜のことだが俺たちは大人だから・・・な？」

「大人だから・・・はい・・・」

ここで堤司部長の部下がエレベーターに乗ってきたためまるちゃんがエレベーターを降りていきます。

まるちゃんは大人なんだから昨夜の出来事は割り切るべきだと思うようにしました。

しかし堤司部長はまるちゃんが考えるような意味で発言した訳ではありません。

「大人だから体から始まっても許してくれるかな？俺たち大人だから・・・な？」

堤司部長は体の関係から交際がスタートしても良いと思っていたのです。

ですがまるちゃんにその思いは伝わっていません。

2人の関係が一夜限りだと理解したまるちゃんは仕事に集中しようとしていました。

「そうよ私、大人だもん、せいぜいお仕事頑張るわ、始業からフルスロットルでいくよ！出てこい私の相棒」

意気込むまるちゃんが机の中のコーヒーとチョコを取り出そうとします。

しかし買い置きしていたものが無くなっていました。

それでも気を取り直して仕事に集中していきます。

先輩や後輩から頼まれた仕事をこなしているうち、あっという間に定時を迎えてしまいました。

この日も残業ができないのでやり残した仕事を持ち帰ることにします。

すると今日もエレベーターで堤司部長と一緒になりました。

まだ堤司部長に未練があるためまるちゃんにとっては酷なシチュエーションです。

「飯でも行くか」

「え！？きゃあ、すみませんっ、あのっ私、持ち帰りの仕事が残っていまして」

食事に誘ってほしいと思っていたまるちゃんは、願いが叶ったことで動揺してしまいました。

そして動揺するあまり自分で食事のチャンスを潰してしまいます。

「そうみたいだな、この書類も懐かしい」

「堤司部長も営業でしたもんね、新人の時はお世話になりました」

「一緒だったのは一瞬だったけどな、でこの書類は持ち出し禁止のはず、丸山ちょっとおまえうちに来い」

通常であれば規則を破ったまるちゃんは戒告などの処分を受けなければなりません。

しかし堤司部長はまるちゃんを自宅へ誘ってくれたのです。

「これは・・・口止め条件の大人の関係を迫られるという展開？え？どうしよう！」

仕方なく家について行くと堤司部長が仕事を手伝ってくれました。

その中で田舎から両親が来るため仕事を頼んできた後輩がライブに行っている情報が入ってきます。

なるべく早く片付けてほしいと言ってきた先輩も、まるちゃんが完成させた書類を置いて帰っていました。

まるちゃんはこれらのことから自分が都合良く軽い女だと思われていることを自覚します。

「どうした？」

「部長すみません、これ・・・そんなに重要な内容ではないのかも、部長に手伝っていただくほどの仕事ではないかもです」

「重いとか軽いとか丸山はいつも関係なく一生懸命だろ、俺はそんな丸山だから手伝っているんだ、下心アリでだけどな、さっさと終わらせよう」

仕事を片付けると再びまるちゃんと堤司部長は肉体関係を持ちました。

朝になると堤司部長がコーヒーとチョコを用意してくれます。

「もおおお！私の彼になってよ」

お互い心の中では求め合っているのですが上手く表現することができません。

2人の恋はここからどのように進展していくのでしょうか！？

『部長と社畜の恋はもどかしい』を読んだ感想

評判通りムズムズとキュンキュンのバランスが絶妙な物語ですね。

両想いにも関わらず仕事に対しての考え方が違うため、素直に気持ちを表現できない関係性がチャーミングだと思いました。

読んでいるうちに恋がしたいと思わせてくれる『部長と社畜の恋はもどかしい』！

なかなかスムーズにいかないからこそ応援したくなる作品になっています。

幸せをお裾分けしてもらいながらゆっくりと進んでいく恋を見守ってみてください。

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