東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのかのネタバレ(漫画)!

今回は「原作 中村淳彦 漫画 小田原愛」先生の『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』はこんな漫画(あらすじ)

日本は先進国に名を連ねていますが現在は貧困が社会問題になっています。

奨学金という借金に苦しみながら大学生活を送る女子大生や、壮絶なハラスメントに耐えながら仕事を続けるOLなど、貧困にあえぐ女性を挙げるときりがありません。

日本の首都である東京に住んでいながら貧困層に入ってしまった女性たち。

この物語は多くの人が他人事ではない貧困問題をリアルに描いていきます。

目を背けてはいけない社会問題にメスを入れていく『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』

今回はオムニバス形式で貧困に悩む女性たちを描いたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

人気書籍をコミック化した衝撃作品を目に焼き付けてください。

 

東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

2020年に新型コロナウイルスが猛威を振るう以前、日本では風俗店で働く女性が増加していました。

その中でも女子大生の数が右肩上がりになっています。

こうした学生の貧困問題は今に始まったことではありません。

当時の日本には数千兆円にのぼる個人金融資産が存在すると言われていました。

しかしその6割は60代以上の高齢者が所有しているので、若者は決して裕福な状況ではないのです。

このように世代間で格差が発生していたため、その格差を若者が払う状況になっていました。

さらに貧困で苦しむ風俗嬢にサービスしてもらうお客は中高年なのです。

中高年は楽してお金を稼ごうという甘い考えを説教しながら自らの性欲を満たしていました。

つまり風俗店を利用する中高年は、財産を蓄えながら若い女性たちに性的な奉仕をされ、彼女達の現状を理解しようともしていないのです。

そんな貧困問題に直面しようとしている広田優花の元に大学の合格通知書が送付されてきました。

優花は国立大学の医学部に合格したため、弟も自分のことのように大喜びしてくれます。

広田優花
「ありがと・・・頑張って来てよかった」

合格通知書を見た優花は思わず涙を流してしまいます。

実は大学合格するまでの道のりは平坦なものではありませんでした。

高校生活の全てを勉強に捧げてきた優花には親しい友人がいません。

休み時間も勉強ばかりしていたので、陰キャで1人ぼっちだとバカにされてきました。

広田優花
「勉強に励んで結果を出すことだけが高校生活の心の支えだった」

どんなにクラスメイト達からバカにされても優花は必死に勉強をして結果を出したのです。

こうして名門国立大学へ進学が決まったのですが、優花には頭を抱える問題が残されていました。

問題が現実味を帯びたのは父親に大学合格を伝えた時のことです。

広田優花
「それでね授業料なんだ・・・」

優花が授業料について相談しようとすると、父親は奨学金制度を利用した娘を褒めてきました。

父親は学びたい学生を支援する奨学金が親に余計な負担をかけないと絶賛します。

ですが奨学金制度には大きな問題がありました。

広田優花
「でもJASSOの奨学金って返さなきゃいけないみたいで・・・国に借金してるってことだから・・・」

JASSOは日本学生支援機構のことで、当時の奨学金制度はいずれ国に返済しなければならなかったのです。

あくまでも奨学金は借金だということを説明しても父親は独自の考え方を曲げません。

時間が有り余っている大学生はアルバイトをして授業料を稼ぐべきだと言ってきます。

多少の借金を抱えたとしても、若いうちに苦労することが大切だと説得してきました。

優花は持論を曲げない父親に何も言い返すことができません。

広田優花
「入学金が28万・・・授業料が年間58万、教科書代が年数万に教材費・・・食費はできるだけ節約するとしてもゼロにはならないし、ざっと見積もっても1年でこんなに・・・」

国立大学といっても授業料は高額になってしまいます。

そのため父親の言う通り学費や生活費を稼ぐためにはアルバイトをしなければいけません。

優花は自分の大学生活を幸せにするためアルバイトをしながら大学に通うことを決意します。

広田優花
「大丈夫・・・今までだって頑張ってこれたんだから、なんとか出来るよね」

果たして優花は望み通り幸せなキャンパスライフを送ることができるのでしょうか!?

 

 

現代の日本が格差社会になっていることを丁寧に表現した内容になっていますね。

その中でも女性にスポットを当てていることが意義深いと思いました。

生活に苦しむ女性たちが多くなっている社会問題にメスを入れていく『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』

オムニバス形式で様々な女性を描いていくシリアスな作品です。

自分が同じ環境になるかもしれないと思いながら続きをご覧ください。

後編

経済面に不安を抱えたまま優花の大学生活がスタートしました。

広田優花
「ここが大学・・・凄い・・・みんなキラキラしてる・・・これからいっぱい勉強して」

希望に胸を膨らませていると、近くから男性にお金を要求する女性の声が聞こえてきます。

女性は鬼気迫る表情で男性に詰め寄っていました。

あまりにも必死な姿を見た優花は恐ろしさで鳥肌が立ってしまいます。

広田優花
「な・・・何今の・・・!?」

恐ろしくなった優花は授業が終わると彼氏にこの出来事を報告することにしました。

しかし彼氏は真面目に取り合ってはくれません。

そのため優花も目撃した出来事を気にしないようにします。

翌日、彼氏と会ったことで気分が良くなった優花は改めて大学生活を楽しむため、テニスサークルに体験入部することにしました。

高校時代に県大会ベスト4に進出したこともあり、優花は先輩たちから正式な入部を勧められます。

最初はいきなり入部することに戸惑うのですが、先輩たちが優しかったこともあり入部することにしました。

帰宅した優花はサークル活動にどのくらいのお金が必要なのか計算してみることにします。

広田優花
「部費が毎月2万円・・・夏合宿に大会・・・道具・・・は高校の時の使うとして・・・初期費用だけで10万近くかかるんだ」

計算しているうちに男性にお金を要求していた女性の顔が脳裏に浮かびました。

このまま自分もアルバイトをしなければ彼女のような状況になってしまうかもしれません。

優花が高校生だった頃は親に必要なお金を出してもらっていました。

しかし大学生になった現在は親に頼ることはできません。

広田優花
「早くバイト探そう・・・何かいいバイト無いかな・・・時給高めの・・・」

スマホでアルバイトを探すことにします。

すると時給が5千円のアルバイトが見つかりました。

しかしアルバイト先がキャバクラだったため自分には無理だと思います。

広田優花
「ムリムリ・・・ハードル高すぎ・・・トークスキルまったく無いし・・・人と話しても全然会話が続かないし、何より・・・夜の仕事なんて・・・」

活発とは言えないため優花はキャバクラ嬢には向いていません。

気を取り直して別のアルバイトを探してみることにします。

次に優花が注目したのは家庭教師のアルバイトでした。

応募内容には国立大生歓迎と書かれています。

広田優花
「これならできる・・・かも・・・!」

家庭教師なら自分に向いているかもしれません。

色々とお金が必要だと感じた優花はすぐに面接を受けてみることにします。

国立大学の医学部に通っているため、アルバイトは即採用されることが決まりました。

広田優花
「とにかく決まってよかった・・・来週結構入れちゃったけど週2~3日が限界かな・・・それでざっと月6万・・・部費はギリギリ払える・・・しっかり稼がなくちゃ」

家庭教師のアルバイトは授業の予習と黒板に書き込む内容を事前に準備しなければいけません。

そのため毎日のように働くことはできないのです。

しかしいざ始めてみると仕事内容は思っていたよりもハードでした。

広田優花
「あ・・・つい集中して3時間もかけちゃった・・・明日早いし部活もあるしもう寝ないと・・・」

高い時給だと思っていたのですが準備時間も計算すると実際の時給は500円ほどです。

それでも大学生活を幸せにするため全力で頑張ることを決意しました。

アルバイトとサークルが決まって順調に進みだした大学生活なのですが、いざサークル活動をスタートさせると綻びが見え始めます。

高校の時から使っている道具を持っていくと、先輩から新しい道具を買った方が良いと言われてしまいました。

この発言によって優花は国立大学に通う学生と自分に決定的な違いがあることを思い知らされます。

広田優花
「三橋大医学部に入るような生徒は名門中学受験から上がって来て大学に入るようなお金に余裕のある家のコたち・・・私の家は普通の家、貧しい訳じゃない・・・ごく普通の家なのに・・・どうしてこんなにお金が足りないの?」

周囲の学生たちは高級な服やブランド品を身に纏っていました。

しかし優花にはそんなお金などありません。

頑張れば頑張るほど周囲との格差が浮き彫りになっていきます。

この状況を優花はどのような方法で打開していくのでしょうか!?

 

東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのかを読んだ感想

国立大学に入ったことで自分の家が裕福ではないことを悟ったシーンが印象的でした。

お金持ちが優遇されるような社会は間違っているということも教えてくれる物語ですね。

様々な種類の貧困に悩む女性たちをオムニバス形式でお届けする『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』

日本が抱える大きな問題点について考えさせられる内容になっています。

社会問題と向き合いながら作品の世界観をご堪能ください。

 

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