だから私はメイクするのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「原案 劇団雌猫 漫画 シバタヒカリ」先生の『だから私はメイクする』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

だから私はメイクする』はこんな漫画(あらすじ)

メイクを施して美しくなろうとする女性には変身願望があるのかもしれません。

己のメイク道を突き進むうちに”マリーアントワネット”と呼ばれるようになった女性や、ネイル磨きに没頭する女性たちなど変身願望は人それぞれです。

そんな女性たちをオムニバス形式で紹介していく『だから私はメイクする』

今回は話題書をコミック化したヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

女性読者は理想の自分と向き合うヒロインたちの姿を共感しながら読んでみてください。

メイクをしない男性読者は女性の気持ちが理解できるようになるはずですよ。

 

だから私はメイクする』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

約20万年前、初めて火を手にした人類はどんな言葉を発したのでしょうか?

笑子
「約10年前、私の場合は”こ・・・こんなのほぼほぼ魔法じゃない!?”だった」

女子高生だった頃の笑子が魔法だと感じたのは初めてメイクをした自分の顔を見た時でした。

大嫌いというほどではありませんが笑子は自分の顔が好きではありません。

そのためこれまで笑子はメイク以外のことに情熱を注いできました。

笑子
「まあ人並みになれたらと思って軽い気持ちで聞いてみたのがメイクを始めたきっかけ」

興味本位で友達にどのような化粧品を使っているのか聞いてみます。

高校3年生の笑子は大学に進学することが決まっていたため、少しはメイクした方が良いと考えるようになっていました。

そんな笑子に友達が面白がってメイクを施していきます。

メイクをしている10分間、笑子には友達の言葉が理解できずにいました。

友達はそのままファンデやアイプチなど持っている化粧品でメイクを完成させていきます。

笑子
「えっ・・・すごい・・・二重になってる・・・」

この10分間で笑子はメイクのことを詳しく知りたいと思うようになっていました。

たった10分間だったのに自分を変身させたメイクが魔法のようだと感じていたのです。

笑子
「だってこれ・・・ほんの少しでこの変わり様、ってことはもーちょっと頑張ればさらなる高みへ!?」

まずはオススメされた化粧品を購入することにしました。

それだけでなくオススメされたメイク関係の雑誌も買うことにします。

さらなる高みを目指すことにした笑子は、BLを共通の趣味にしている友人に報告することにしました。

友人
「ほどほどにな?なんか推しカブを見つけた時と同じ目をしているからさ・・・」
笑子
「あっそれ!それくらいの感動があったよ」
友人
「そうだろうな、既にだいぶ買ってきてるもんね、笑子ってハマるとガーっといくタイプじゃん、メイクって際限なさそうだし」

この時の笑子は趣味のオタ活が一番大事だと思っています。

だから友人が心配している通りにはならないと考えていました。

笑子
「友達の予想はこの後的中し、あと少しあと少しと試行錯誤をくり返していくなかでみるみる変わっていくこの顔が面白くて面白くて」

どんどんメイクにハマっていきます。

その結果、大学の半ばを迎える頃にはとんでもない姿に変身しました。

友人
「いや・・・誰!!」
笑子(メイク)
「おまたせーっ」

オタ友の友人が誰なのか分からないほど見違える姿になっていたのです。

しかし自分自身では変身したことをおかしいとは思っていません。

友人
「だ・・・大学はどうよ?」
笑子(メイク)
「え?大学?楽しいよー、あだ名がついた!マリー様だって!」
友人
「そうなるわな!あのさ多分そのあだ名って・・・言いにくいんだけど・・・メイクの濃さを言われてるんじゃ・・・?」

マリー・アントワネットというあだ名を付けられた理由はメイクの濃さしか考えられません。

友人は心配になるのですが当の本人は全く気にしていませんでした。

笑子(メイク)
「そうだって言ってたよー」
友人
「知っててのやつ!?いや・・・それってどうなの?それを聞いて」
笑子(メイク)
「どうもしないよ?」

この時の笑子はあだ名など気にしている場合ではなかったのです。

侮辱されたようなあだ名を気にしない笑子には何が起こっていたのでしょうか!?

 

 

軽い気持ちでメイクに興味を持ったヒロインが夢中になっていく姿が印象的でした。

男性は共感できないかもしれませんが、女性の多くは共感できる内容のような気がします。

理想の自分に近付きたいと考える様々なヒロインが登場していく『だから私はメイクする』

現代の日本では男性もメイクをする人が増えているので、最近の社会を反映させている物語になっています。

どんどん変化する自分を楽しむヒロインたちの姿から元気を貰ってみてください。

後編

マリー・アントワネットというあだ名など気にも留めない笑子がその理由を説明し始めました。

笑子(メイク)
「実はね2週間前に付き合ってた彼にフラれちゃったんだ」

2週間前、彼氏が笑子の家に泊まると言い出します。

しかし泊まるとは思っていなかったため笑子は男性用のパジャマなどを用意していません。

それでも彼氏がお泊りセットを用意していたため、2人はそれぞれお風呂へ入ることにします。

笑子(メイク)
「お風呂上がったよー」

深く考えていない笑子は自然な流れでメイクを落としてしまいました。

すると彼氏から“千原ジ●ニアかよ!”という暴言を浴びせられます。

この話を聞いた友人は激怒しました。

友人
「・・・なにそれ、そいつクソじゃん!」

怒りのあまりカフェで飲んでいたジュースをこぼしてしまいます。

それほどまで元カレの発言は最低なものでした。

笑子(メイク)
「怒ってくれてありがと・・・でも彼が悪いとかそういうことじゃなくてね・・・あの日帰ってく彼の背中見てたら・・・確信したんだ、私って・・・私ってすごいなっ♡・・・って」

最低な言葉を浴びせられたにも関わらず笑子は喜んでいます。

友人は笑子が何を考えているのか理解できません。

友人
「えっと・・・えーと、いやだめだごめん、全然わからん!迷子だわ!」

ここで笑子が自分の考えを説明し始めます。

笑子は初めて友達にメイクしてもらった時、自分が理想とする外見に近づけたほうが良いとアドバイスされました。

しかし当時の笑子は憧れる容姿はあったのですが、自分とは別世界の物だと考えていたのです。

それでも努力すれば理想に近付けるかもしれないと考えメイクやファッションに尽力してきました。

現在はどれだけ自分が変われるのかワクワクしている状態です。

笑子(メイク)
「それで今千原ジ●ニアからマリー・アントワネットだよ!すごくない!?そう思ったら私のスッピンて真っ白なキャンパスじゃん?私は私が一番トキメク女の子を顔面に描くためにやれることがまだまだあるって思ったらフラれた辛さよりワクワクが勝っちゃった」

フラれたショックよりも自分がもっと可愛くなれる可能性に喜びを感じました。

そんなポジティブな考え方に思わず友人は笑ってしまいます。

友人
「フハッ、あははは、で、笑子はどんな女の子目指してんの?教えてよ」

信じられないくらい前向きな笑子が目指す姿を聞いてみたくなりました。

笑子はこの質問にとびっきりの笑顔を浮かべます。

笑子(メイク)
「お人形!」
友人
「人とかじゃないんだ・・・」

ここから年月が経過し笑子は30歳になりました。

現在は婚活に励んでいるのですがなかなか上手くいきません。

その理由は家庭的でないことと隙が無さそうに見えるためでした。

婚活パーティーで結果が出なく落ち込む笑子はコスメショップに寄ってみます。

この店ではビューティーアドバイザーが様々なブランドのコスメをアドバイスしてくれることで人気を集めていました。

笑子は早速ファンデーションについて相談することにします。

理想としているファンデーションが毛穴を隠すカバー力の強さと、パーツ以外を全部隠せるようなものだと説明しました。

しかし説明しながら笑子は落ち込んでしまいます。

笑子(メイク)
「って・・・思ってるんですけど・・・やっぱり自分がしたいメイクばっかじゃダメなんですかね?」

いくらメイクをしても幸せになれてはいません。

そのため自分流のメイク道に自信がなくなっていました。

ここでビューティーアドバイザーが笑子のメイクが似合っていると褒めてくれます。

さらにどんな理由でメイクをするのかではなく、自分自身を好きになることが重要だと教えてくれました。

笑子はビューティーアドバイザーの言葉で初めてメイクをした時のことを思い出します。

笑子(メイク)
「そうだ、あの時の感動を、あの日の確信を、毎日の楽しみを捨てることはできないから」

改めて自分の理想を追い続けることを決意しました。

心が躍る瞬間のため笑子はこれからもメイクを続けていくのです。

初心を思い出したヒロインにハッピーエンドは訪れるのでしょうか!?

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『おじさん、ドル活はじめました!』のネタバレ(漫画)!

2021.04.11

 

だから私はメイクするを読んだ感想

女性向けの作品にはなっていますが、性別に関係なく勇気を貰えるストーリーだと思いました。

自分を見失っても再びポジティブに生きていこうとするヒロインはとても素敵なキャラクターですね。

己の信念に従うヒロインたちのカッコ良さを表現した『だから私はメイクする』

前向きになれる趣味を持つことの大切さを教えてくれています。

少し気が滅入った時はこの作品からエネルギーを分けてもらってください。

 

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