休日のわるものさんのネタバレ(漫画)!Pixivで話題です!

今回は「森川侑」先生の『休日のわるものさん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『休日のわるものさん』はこんな漫画(あらすじ)

わるものさんは人類を殲滅して地球を手に入れようとしている悪の組織で幹部を務めています。

地球侵略を目論んでいる悪の組織は、地球防衛組織のレンジャーと毎日のように死闘を繰り広げていました。

ですがわるものさんは休日を優雅に過ごすことを何よりも大切にしています。

悪の組織で将軍と呼ばれるわるものさんなのですが、休日になるとオフモードで様々な場所へ出かけることを楽しみにしていました。

しかしレンジャーと遭遇することには注意しなければなりません。

そんなダークヒーローの日常を綴った『休日のわるものさん』

今回はほのぼのとした癒し系ギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

地球で素敵な出会いを重ねていくわるものさんの姿を見ながら大笑いしてください。

 

『休日のわるものさん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

悪の組織は人類を殲滅して地球を我が物にしようとしています。

人類は悪の組織に対してレンジャーを組織して平和を守るようになっていました。

激しい戦いが繰り広げられている中、悪の組織に所属しているわるものさんが休日を満喫しています。

わるものさん
「休日はまず美味い食事を摂る、且つ目にも栄養を与える、ふわふわしているものが特に有効である」

この日は食事だけでなく視覚的にも栄養が欲しいため動物園を訪ねていました。

わるものさんの前ではパンダが美味しそうに食事をしています。

パンダの姿に癒されているわるものさんは、人類が消滅したらパンダを増やそうと考えていました。

このようにわるものさんは休日に仕事から離れることを大切にしています。

もしも町中で同僚を見かけてもわるものさんが声を掛けることはありません。

後日、一緒のスーパーにいたと言われても知らないフリで押し通します。

ここまでの行動は完璧でした。

わるものさん
「ただしここで一つ留意すべきはレンジャー達の存在だ、人間の分際で度々我らに刃向かってくる愚かな者共だがその実力は中々に侮れない」

地球を守ろうとするレンジャー達は侮ることができません。

それでもこの日はわるものさんがレンジャーと争う事はないのです。

しかし運悪くレンジャーに声を掛けられてしまいました。

アカツキレッド
「あの・・・そこの方、悪の組織の方ですよね?あなたから邪悪な宇宙エネルギーを感じました、パトロール中の俺に遭遇するなんてあなたも運が悪い!このレンジャーアカツキレッドが相手に」
わるものさん
「今日のところは休戦としようじゃねえか、レンジャー君、私はパンダが好きでね、こんなところで争って怯えさせたら可哀想だろうがよ」
アカツキレッド
「俺も好きです」

わるものさんとレンジャーアカツキレッドは趣味が合うようです。

ここから休戦に向けてわるものさんがアカツキレッドを誘導し始めました。

わるものさん
「ところで・・・その手に持ってるチケット・・・水族館のチケットじゃねえのか?もしや水族館のパトロールの予定が誤って動物園に来てしまった・・・なんて言わねえよな?」
アカツキレッド
「なんでそれを・・・」

アカツキレッドは極度の方向音痴だったので、水族館ではなく動物園に来てしまったのです。

このままでは水族館のパトロールができません。

わるものさん
「水族館は上ノ駅から九つ目の駅で降りてすぐだ、では私はもう行」
アカツキレッド
「・・・え・・・駅には・・・どうやって行けば・・・」

極度の方向音痴であるアカツキレッドに駅への生き方をレクチャーしてあげます。

休日にレンジャーと争いたくないため、駅まで一緒についていき看板を使って水族館までの道のりを教えました。

アカツキレッドは大喜びしながら水族館へ向かっていきます。

わるものさん
「今日はレンジャー達とも決して争いはしない、そう、何故なら今日は休日なのだから・・・」

道を教えているうちにパンダを見物する列が空いた頃かもしれません。

休日を満喫しているわるものさんは、もう一回パンダの列に並ぶことにしました。

このようにわるものさんは休日を大切にしているのです。

 

 

悪の組織の一員が休日を地球で満喫している設定がシュールで面白かったです。

方向音痴のアカツキレッドに道を教えた優しさにも好感が持てました。

ダークヒーローの新たな歴史を開拓した『休日のわるものさん』

ここからも悪者なのに憎めない素敵な主人公が悠々自適な休日を過ごしていきます。

自由気ままなわるものさんの生活を眺めながら幸せな気分を味わってください。

後編

人類の殲滅を目的としている悪の組織で幹部を務めているわるものさんは、レンジャー達と激しい戦いを繰り広げています。

わるものさん
「だが今日は休日、コンビニエンスストアなる場所を訪れている」

スイッチをOFFにしたわるものさんがコンビニにやって来ました。

食料品から生活雑貨まで多種多様な商品が揃っているコンビニはわるものさんのお気に入りです。

ただし同種類の飲料が数多く陳列していることは理解できません。

それでも品揃えの豊富さと季節に合わせた商品の移り変わりには目を見張るものがありました。

わるものさん
「数ある商品の中でもこの私を満足させるもの、それは・・・昨日まであった紅イモソフトが・・・ない・・・だと・・・!?」

お気に入りの商品が置いてありません。

その代わりに別の商品が並べられていました。

わるものさん
「冬季限定苺もちバー!?なんだそれは!?苺ってのはたしか赤い果実のこと・・・もち?もちってのはなんだ?もっちりしてんのか?」

地球人ではないわるものさんはもちがどんなものなのか分かっていません。

それでも意を決して苺もちバーを手に取ります。

わるものさん
「ふん、まあいい・・・苺もち野郎がまずかったらただじゃおかねえ、覚悟するがいい、地球人よ!!」

数分前、実は紅イモソフトがなかったことで落ち込むわるものさんの後ろ姿をコンビニ店員の山野という女性が見つめていました。

もちろん山野は悪者さんの正体を知る由もありません。

山野
「しゅんてしてるー!お目当ての物なかったかな!?ごめんなさい、商品入れ替えしたばっかで!他のもおいしいやつありますよー!苺もちバーとか!おすすめです!!」

苺もちバーを食べてほしいと祈ります。

するとわるものさんが缶コーヒーと苺もちバーをレジに持ってきました。

わるものさん
「お願いします」
山野
「このアイス新発売で結構おいしいんですよ、おすすめです!」
わるものさん
「・・・あ?」

嬉しくなった山野はついつい声を掛けてしまいます。

しかしわるものさんが迫力満点だったので怯えてしまいました。

山野
「す、すみません、つい・・・私もアイス好きで・・・新しいの出るとつい買っちゃうんですけど・・・冬にあったかい部屋で食べるアイスって格別ですよねー、はは・・・」

思わず自分が好きな食べ方まで紹介してしまいます。

すると無言だったわるものさんが意外な言葉を返してきました。

わるものさん
「試してみる、おすすめなんだろうが」
山野
「あっ、はい!ありがとうございました」

わるものさんはこれまでアイスが溶けてしまうことを心配して寒い所で食べるようにしていました。

そのため暖かな部屋で食べるという発想はなかったのです。

帰宅するとわるものさんがエアコンで部屋を暖め始めました。

部屋が暖まると苺もちバーの袋を開けます。

わるものさん
「悪くねぇな、近い未来にこの星から人類は消し去る、だが最後まであの店は残しておいてもいいかもしれない」

アイスの美味しい食べ方を知ったわるものさんは、コンビニを最後まで残すことにしました。

このようにわるものさんは休日を優雅に過ごすことを大切にしています。

休日にはまず質の良い睡眠と美味しい食事が欠かせません。

また仕事から離れることも重要です。

買い物中に同僚とばったり会った時は、流星のような軽やかな動きでその場を離れるようにしていました。

もしも後で同僚からコンビニにいたよね?と言われても知らないフリを押し通すのがわるものさんの流儀です。

わるものさん
「しかしはらわたが煮えくり返っている今!休日だろうが知ったことか!今夜はカレーだって決めてこの1週間働き抜いてきたってのに・・・甘口じゃなくて激辛カレールウだったなんざ・・・これじゃ食えねえ・・・おのれ地球人・・・今日こそ皆殺しだ!」

休日にも関わらずわるものさんが怒り狂っています。

このままでは地球人は皆殺しにされてしまうかもしれません。

しかしテレビ番組の愛くるしいパンダ特集が地球人を救うことになります。

パンダの愛くるしい姿を見たわるものさんのスイッチがOFFになりました。

こうして可愛いが世界を救ったのです。

地球はこのまま悪の組織から人類を守っていけるのでしょうか!?

 

『休日のわるものさん』を読んだ感想

休日にコンビニを訪ねたり、アイスを美味しく味わう姿など宇宙人とは思えない素朴さに心地良さを感じました。

カレーのルウが激辛だったことに怒り狂う姿も人間っぽかったですね。

スイッチのON・OFFを使い分ける主人公の日常を綴った『休日のわるものさん』

ギャグコメ漫画を読んで大笑いしたい人にオススメの作品です。

暗い気分になった時はこの漫画で明るい気分になりましょう。

 

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