『愚者の皮 チガヤ編』のネタバレと感想!無料の電子書籍情報も!

今回は「草野誼」先生の『愚者の皮 チガヤ編』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『愚者の皮 チガヤ編』はこんな漫画

ファンからの熱い希望に応えて「愚者の皮」の続編が登場です。

前作で過酷な運命を背負うことになったヒロイン・あよの妹、千茅(チガヤ)が主人公となったこちらの作品。

裕福な男性に身売りされてしまうチガヤ。

傷だらけで醜い容姿の男性はセキといい、異常とも思える嫉妬深さでチガヤを苦しめていきます。

前作同様、外見の美しさと愛情の関係性を問いかける『愚者の皮 チガヤ編』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

美しい心を持ったチガヤの残酷すぎる運命にご注目ください。

 

『愚者の皮 チガヤ編』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

同じ顔をした8人の義兄に連れられ山道を歩いているチガヤ。

義兄
「千茅遅いぞ、お前の嫁入り荷物なんだから重くても自分で運べよ」
チガヤ
「兄さん・・・そうじゃなくて・・・歩いても歩いても谷間ばかりで遠くが見えないのが辛いんです」

チガヤは身寄りがなかったため彼らの父親に引き取られました。

しかし現在は義兄たちが経営する会社が倒産寸前のため、身売りされることになってしまったのです。

彼女をお金持ちの地主に売り飛ばしたことで、義兄の会社は倒産を免れました。

ようやくチガヤが身売り先に到着すると、彼女の目の前に傷だらけの顔をした大男が現れます。

セキ
「お・・・お前がきょ・・・今日から俺の妻になる千茅か・・・?」
チガヤ
「・・・はい」
セキ
「お・・・お前は俺を見ても恐れないのか?そ・・・それとも本音を隠すのが上手いのか?」
チガヤ
「隠してなんていません、私が怖いものは暗い場所と狭い場所だけです」

すると男性はチガヤが今立っている場所が、地下室の蓋だということを教えます。

その中が真っ暗な空間になっていることを知らされると、慌てて場所を移動するチガヤ。

セキ
「俺の名はセキ、お・・・お前に俺の土地を見せる、あれは俺の持ってる製材所、お前とそう年の違わない20代の男性が働いている」
チガヤ
「私もここでお手伝いをすればいいんですか」
セキ
「いやお前は近付くな」

東の伐採地と西の植林場にも男性がいることを教えるセキ。

その両方の場所にも近付くなと言ってきました。

不思議に思ったチガヤはどうして近付いてはいけないのか質問をします。

しかしセキは答えてくれず、すぐに家に入って寝るように指示をしてきました。

文化財に指定されてもおかしくないお屋敷で生活することになったチガヤ。

自分の役割が雑役だと理解していました。

そのため早起きして掃除と食事の支度を始めます。

セキ
「この食材はどこで手に入れた?」
チガヤ
「ふもとの町で小さな朝市をやっていたので、今朝とれた新鮮なものを分けてもらいました」
セキ
「その場所には男もいたのか?男は何人くらい来ていた?お前は男と喋ったのか?」
チガヤ
「よく覚えてはいませんが、女のひとがほとんどだったように思います」

チガヤの言葉でセキは安心した表情になります。

ですが必要な食料は1週間に1度届くことになっているため、チガヤに1人で外に行かないよう命じてきました。

するとチガヤはセキを朝市に誘うことにします。

朝市に男性の姿は無かったのですが、小さな男の子たちがチガヤに寄ってきました。

その様子を見ていたセキは、怒りと悲しみが混ざり合った表情をしながら屋敷に帰って行ってしまいます。

チガヤ
「ひょっとしてやきもち・・・?」

小さい男の子ですらチガヤと接触することを許そうとしないセキ。

彼はなぜここまで嫉妬深くなってしまったのでしょうか!?

 

 

前作の「愚者の皮」と同じように、美しさと醜さが恋愛感情にどう影響するのかをテーマにしていますね。

ただ、今回はヒロインではなく男性側が醜い設定となっています。

テーマは同じでも視点を変えて描いていく『愚者の皮 チガヤ編』

衝撃的な内容は前作を踏襲しながら、面白さはスケールアップしているこの作品。

前作を読んでいない人でも楽しめる物語になっていますよ。

それではセキが心に秘める想いに注目しながら続きをご覧ください。

後編

セキが帰っていくとチガヤは朝一に来ていた女性から、彼の生い立ちを聞くことになりました。

彼の母親はセキを出産したことが原因で亡くなってしまいます。

父親は妻の死をセキのせいだと思い込み、彼を虐待するようになりました。

傷が癒える間もなく痛めつけられたセキ。

そのため今でも傷口は時々化膿するようになっていたのです。

彼の事情を知ったチガヤが屋敷に戻ると、物入れの中からうめき声が聞こえてきました。

気になったチガヤが中を覗いてみると、顔から血を流したセキが自分を痛めつけています。

チガヤ
「何をしているんですか!?」
セキ
「ほ・・・放っておけ・・・こうでもしないと・・・苦しさに耐えられん」
チガヤ
「顔の傷が痛むんですね?」
セキ
「違う・・・俺は初めて見た時から、千茅お前のことが愛しくて愛しくてたまらないのだ」

実はチガヤのことを深く愛していたのです。

しかしお金で彼女を買ったセキは、自分が触れてしまうとチガヤを汚してしまうと思っていました。

チガヤ
「セキ、あなたが可哀そうです、もっとたくさん女性を知っていたら、私のような女に心を動かされることはなかったでしょうに」

幼い頃から美しい姉と可愛い妹に挟まれ悩んできたチガヤ。

男の人から声をかけられたことなどありませんでした。

チガヤはこんな自分を求めてくれるセキに心を開くようになっていました。

チガヤ
「あなたと親しくなるための時間をください」

こうして1ヶ月間チガヤは外出しないことを決め、セキの妻になる準備を始めます。

セキもチガヤの優しい心に触れたことで、歪んだ性格が変わり始めていきました。

そして1ヶ月後、2人はようやく結ばれる日を迎えます。

しかし彼らを待ち受けていたのは、幸せな結末ではありませんでした。

なんと義兄たちがチガヤの元を訪れ、無理やり彼女をレイプしてしまうのです。

この事実を知り悲しみと怒りで精神状態がおかしくなってしまったセキ。

全てをチガヤの責任にして、彼女を地下室へ閉じ込めてしまいます。

最初は嫉妬心からセキがこのような行動を取ったと思っていたチガヤ。

ですが数日後、彼女はある事実に気づきます。

チガヤ
「あなたは私をこの室で飼うことに悦びを感じはじめてはいませんか?」

セキはチガヤを閉じ込めたことに快感を覚え始めていたのです。

この歪んだ愛情の行きつく先とは!?

とんでもない展開を迎えていくこの続きは、実際に漫画を読んで驚愕してみてくださいね。

前作の『愚者の皮』に関する記事はこちらです↓↓↓

『愚者の皮』のネタバレと感想!あよが背負った過酷な運命とは?

2018.01.29

草野誼先生の他の漫画に関する記事はこちらをご覧ください↓↓↓

かんかん橋をわたってのネタバレ!あらすじからその魅力まで!

2017.11.09

 

『愚者の皮 チガヤ編』を読んだ感想

「愚者の皮」が面白かったので続編も読んでみることにしました。

異常性という点では前作をはるかに凌いでいるような気がしますね。

登場人物が歪んだキャラクターばかりなので、とても読み応えがありました。

奥の深いヒューマンドラマとなっている『愚者の皮 チガヤ編』

前作を読んだ人もそうでない人にとっても、かなり魅力的な作品になっていますよ。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を20万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

 

無料トライアルはこちらから↓↓↓