アンダードッグ(漫画)のネタバレ!殺さずに殺すデスゲームとは?

今回は「原作 橋本以蔵 漫画 壬生ロビン」先生の『アンダードッグ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アンダードッグ』はこんな漫画

国吉直人は存在感が無かったため、子供の頃に空気男というあだ名を付けられました。

そのことをきっかけに性格が歪んでしまった彼は、大学生になった現在、盗撮を趣味にしています。

少し自暴自棄で他力本願な直人。

しかし彼の前に高柳乃愛という謎の女性が現れたことにより、巨万の富を得られるトーナメントへの参加が決まってしまいます。

相手を直接殺さず死に追いやらなければならないこのデスゲーム。

何も知らずに命を賭けることになってしまった青年の姿を描く『アンダードッグ』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

胸の奥が震えるほどの恐怖感をじっくりと味わってみてください。

 

『アンダードッグ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

国吉直人は自分の生きている意味が分かりません。

食事と排せつを繰り返す日々を無意味なものだと思っています。

直人
「世の中がどうなろうがオレの知ったことじゃない」

自暴自棄になりながらも、なんとか大学には通い続けていました。

この日もボーっとしながら大学へ向かっています。

すると小学校から付き合いがある福田祐樹が声をかけてきました。

祐樹
「おーいナオ!何だよー、相変わらず眠そうな顔してんなー、ちゃんと起きてるか!?」

陽気な挨拶をしてくる祐樹と話していると、彼らの前を英文科の栗田という女性が横切っていきます。

彼女は今年のミスコン女王間違いなしと言われていました。

祐樹は彼女を憧れの眼差しで見つめているのですが、直人は彼女に興味がありません。

その理由は直人の趣味のためでした。

直人
「あの女はオレのコレクションに入ってる、住所は若葉区緑川2-14、普段は清楚を装ってはいるがその実体はサカリのついたメス犬だ」

直人の趣味は盗撮で、現在のターゲットが栗田だったのです。

彼女が複数の男性とプレイしている姿を知っている直人。

彼はこの誰にも言えない趣味を生き甲斐にしていました。

直人
「画質、音質、共に良好、データ保存中・・・調査終了、近日中に機材を速やかに回収しミッション完了とする!」

しかし盗撮を始めてから時間がかなり経ってしまい退屈さを感じているようです。

彼がこのように歪んだ性格になってしまったのは、小学校時代のある出来事が関係していました。

クラスメイトのイメージを発表する場で、彼は友達から存在感のない”空気男”と呼ばれてしまいます。

そのことが今でも頭の中から離れない直人。

トラウマを抱える直人に対して、父親も彼を空気男だと思っています。

直人
「ふざけやがって・・・どいつもこいつも・・・」

翌日の深夜、そんな彼を祐樹がファミレスに呼び出しました。

祐樹
「おーいここだー、ナオ!久しぶり!」
直人
「何だよ・・・昨日も大学で会ったじゃん」

誰に対しても屈託のない態度をとる祐樹。

そんな彼のことを直人は少し羨ましく思っています。

毎日が充実していて楽しそうな祐樹は、自分とは正反対のポジションにいると感じていました。

この日も退屈だったから直人を呼び出した祐樹。

食事を終えるとアルバイトがあるため、すぐに帰って行ってしまいます。

祐樹
「来週の同窓会にはちゃんと顔出すんだぞ」
直人
「え・・・あ・・・ああ・・・」

しかし直人に同窓会の案内は来ていませんでした。

この事実を知ってしまった直人の性格はさらに歪んでいってしまいます。

彼のこの極端にねじ曲がった性格が、自身を殺人トーナメントに招き入れることになってしまうのでした。

 

 

過去のトラウマから盗撮魔となってしまった主人公。

犯罪者となった今でもその原因を他人のせいにしています。

現状を他人のせいにしながら生きている直人。

生きることを退屈だと感じている彼が、死に直面した時の変貌ぶりを描いていく『アンダードッグ』

高度な心理戦を描くサスペンス漫画になっています。

それではマーダーゲームに参加するきっかけとなった出来事に注目しながら、物語の続きをお楽しみください。

後編

祐樹が帰ってしまいファミレスに取り残されてしまった直人。

同窓会の知らせが来なかったことに苛立っていると、近くの席に座っていた子供たちが騒ぎ始めます。

しかし直人に母親を注意する勇気などありません。

直人
「どいつもこいつも」

イライラが収まらない直人は、騒ぐ子供の飲み物にタバスコを入れてしまいます。

それを飲んだ子供の異変に気がついた母親はパニックになってしまいました。

直人
「どいつもこいつも自分勝手でわがままで・・・みんな迷惑してたんだ・・・オレが悪いんじゃない・・・!」

ファミレスから逃げ出した直人は、ここでも他人のせいにしています。

行く当てもなく路上で座り込んでいると、警察官から職務質問をされてしまいました。

このままではファミレスでの一件がバレてしまうと思い、直人は必死に逃げ出します。

ですが警察官に捕まってしまい絶体絶命の直人。

するとそこに見知らぬ美女が現れました。

乃愛
「ナオくんごめんなさい!待たせちゃったかしら!?」

見覚えのない美女は嘘のアリバイをでっちあげ、警察官から直人を救ってくれました。

少し露出狂のような彼女を怪しむ直人は、すぐにこの場を立ち去ろうとします。

直人
「じゃあ・・・オレもこれで・・・」
乃愛
「待ちなさいよ、助けてもらってお礼の一つも言えないの?キミ」

彼女は手配していた高級車に直人を乗せると、自分のオフィスへ向かって走り出しました。

状況がつかめない直人。

直人
「あ・・・あの・・・オレのこと知ってんですか・・・?さっきナオくんって・・・」
乃愛
「もちろんよ、ずっと君のことを捜してたんだから、私はコーディネーターの高柳乃愛、君のパートナーみたいなものね」
直人
「パ・・・パートナー!?って何の・・・!?」
乃愛
「ナオ君、君にはトーナメントへの参加資格が与えられたわ、だから私が派遣された、トーナメントを制する者は世界の覇者、この私と世界を掴んでみない!?」

何を言っているのか分からない直人。

乃愛はオフィスに到着すると、そんな彼に詳しい説明を始めていきます。

乃愛
「トーナメントの期間は一年間、八回の戦いで勝利者が決まるわ、その間がんばり抜けば夢のような生活がキミを待ってる!参加してみたくなったでしょ?」
直人
「だから・・・戦いって一体何の・・・」
乃愛
「殺・し・合・い、参加者は二百人、その頂点に立てばいい、ただしルールがあるわ、直接の殺害行為は禁止、傷つけてもダメ、ただ相手を死に追いこめばいい、二週間以内にね」

乃愛は直人の個人情報を全て握った上で、トーナメントへの参加を求めて来ていました。

最初はこの誘いを断る直人だったのですが、乃愛の緻密な仕掛けにより半強制的にトーナメントに参加することになってしまいます。

こうして始まることになった殺してはならない殺し合い!

直人の一回戦の相手は連続少女殺傷事件を起こし少年院に収監された青年でした。

スタートから最悪な対戦相手と殺し合いを始めることになってしまいます。

果たして直人は生き残ることができるのでしょうか!?

彼が巻き込まれた壮絶な心理戦の行方は、実際に漫画を読んで興奮してみてください。

 

『アンダードッグ』はこんな人にオススメ

恐怖感を味わえるサスペンス漫画をお探しの人にオススメしたい作品です。

高度な心理戦が魅力的な漫画となっていますよ。

現状を他人のせいにしながら生きている主人公が、突然巻き込まれてしまった恐ろしいデスゲーム。

殺さずに殺すという設定が物語を面白くしている『アンダードッグ』

読んでいくうちに謎めいたトーナメントの虜になってしまいますよ。

スリリングなストーリーを夢中になりながら読んでみてください。

 

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