響~小説家になる方法~のネタバレと最新刊情報!文芸部の存続は?

今回は「柳本光晴」先生の『響~小説家になる方法~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『響~小説家になる方法~』はこんな漫画

読書が趣味の鮎喰響は高校生になると、男友達の椿涼太郎と一緒に文芸部への入部を決めました。

しかし部員は彼らと部長の3人しかいなく、このままでは廃部になってしまいます。

新たな部員の獲得を目指す中、花代子という1年生が文芸部に興味を持っているという噂を聞きつけました。

自分の気持ちに素直になれず、文芸部に入りたいと伝えることができない花代子。

そんな彼女の背中を押したのは、空気を読まない響の純粋なメッセージだったのです。

自分の気持ちに嘘をつかないヒロインが作家を目指す姿を描いた『響~小説家になる方法~』

今回はこの漫画の魅力と最新刊の発売日情報をお伝えしていきます。

一風変わった女子高生の響が、文学と真剣に向き合う姿を夢中になって読んでみてください。

『響~小説家になる方法~』文芸部の存続と響の小説はどう評価されるの?

前編

高校に入り涼太郎と共に文芸部への入部を希望する響。

しかし彼らが入部希望を伝えに行くと、文芸部は不良のたまり場になっていました。

部室でタバコを吸う彼らに一度は追い返されそうになるのですが、信念を曲げない響は逆に不良たちを部室から追い出していきます。

こうして無事に文芸部へ入部することになった響と涼太郎。

その一方で、ある出版社の文芸部では響が新人賞宛に投稿した小説が大きな問題を引き起こしていました。

この新人賞の応募要項はインターネットでの募集というのが最低条件です。

しかし響はこの条項を無視するように、原稿を郵送していたため最初は読んでもらうことすら出来ませんでした。

そんな中、花井ふみという女性編集者が響の原稿に興味を持ち始めます。

花井は響の原稿を読み終えると、彼女の才能に開いた口がふさがりませんでした。

花井
「200枚くらい?加筆がなくても単行本には足りてる・・・最悪・・・作者本人に連絡が取れなくても・・・」

響は原稿を郵送する際、自分の名前しか書いていませんでした。

そのため住所や連絡先が分からず、花井は困り果てていたのです。

花井
「ってバカじゃないの!契約ナシで出版なんて、犯罪・・・なのかな?」

犯罪のような手段が頭に浮かぶほど、花井は響の才能に将来性を感じていました。

花井
「そうだ、その前に新人賞、作者情報がないと受け付けられない、いやそれ以前にテキストデータにしないと、でもたしかシメ切りって明後日とか」

花井は響の小説なら新人賞はおろか、芥川賞も夢ではないと思っています。

ここまで花井を感動させた響の小説は“お伽の庭”というタイトルで、小さな社会の中の生と死を表現した物語でした。

花井
「すごい文章力を持ってるけど粗は多い、この小説がはじめて書いた小説だって言われたらそうだろうなって思うけど」

どうにかしてこの才能を世に出したいと思う花井。

すると先輩編集者の大坪が出社してきました。

花井
「大坪さん、この原稿読んでいただけますか」
大坪
「なんで?ウチの新人賞はネットからのデータ投稿のみの募集、直筆原稿の時点で落選なんだ、その上作者情報が全部抜けてる」
花井
「読めばわかります」
大坪
「・・・まぁいいか」

花井が真剣な表情で大坪と向き合っていた頃、響と涼太郎は文芸部の部室にいました。

しかし彼ら以外の部員が姿を現すことはありません。

涼太郎
「やっぱり来ないか、たぶん昨日の先輩達はここをたまり場にしてただけだろ、すんだことは仕方ないとしてこれからどうするかだ」

今後の活動をどうしようか考えていると、一人の女性が部室にやって来ました。

凛夏
「こんにちはっ、やーやー昨日はどーも」
涼太郎
「え・・・あ、たしか昨日ここにいた・・・」
凛夏
「うん、面白そうだったから黙って成り行き見てたんだけどね、止めに入るべきだったなぁ、あいつらもう来ないって」
涼太郎
「そうですか・・・申し訳ないです、追い出すみたいになっちゃって・・・」

真面目な涼太郎に感心する女性は凛夏といい、この文芸部の部長でした。

涼太郎が自己紹介を済ませると、凛夏が文芸部に差し迫ったある問題を説明し始めます。

凛夏
「これからが問題だ!部員がここにいる3人だけになっちゃったからねー」
涼太郎
「ああ・・・でもまだこれから新入生が入ってくるかも」
凛夏
「うーん、どうだろーねぇ、去年の新入部員は私だけ、一昨年はゼロだったらしいし、ウチの学校はさ部員5人いないと部として認めてもらえないの」

このままでは文芸部は廃部になってしまいます。

そのためまずは新入部員の勧誘を始めることになりました。

果たして文芸部は存続していけるのでしょうか!?

不良たちを部室から追い出すことに成功した響。

しかし部員数が足りないという問題が残っていました。

その一方で響の小説を巡り困惑する花井たち。

ドキドキの展開が同時進行していく『響~小説家になる方法~』

部の存続と響の小説がどうなっていくのかを引き続きご注目ください。

後編

花井が勤める出版社の文芸部では、響の小説を読み終えた大坪が言葉を失っていました。

花井
「大坪さん、読み終わりました?大坪さん、大坪さんっ、先輩っ!」
大坪
「あ・・・すげえな、にしても・・・応募要項無視して、一人直筆投稿ってのは・・・」
花井
「大坪さん、後ろ20枚お願いします」
大坪
「は?花井、お前テキストに打ち直してるのか」

どうしてもこの小説を新人賞にノミネートさせたい花井は、直筆の原稿をパソコンに入力し直していたのです。

しかし作者の情報が全くないため、本来ならこれ以上どうする事もできません。

花井
「適当にでっちあげます、正しい情報がわかりしだい入れ替えます、それくらいなら間違えました、すいませんですむ話ですから」
大坪
「わかりしだいってどうやって?」
花井
「これだけの原稿を送ってきたんです、必ず作者から何かしらのアプローチがあるはずです、もし鮎喰響から電話があったら私につないでください」
大坪
「つなげって、“お伽の庭”は間違いなく最終選考に残るだろう、それまでに間に合えば、すみませんですむかもしれんが・・・」

最終選考は大御所の作家が審査員に加わるため、間違ってましたでは済まされません。

大坪の予想では響の小説は新人賞を受賞する可能性が高くなっています。

大坪
「授賞式までに連絡先がわからなかったらどうするつもりだ」
花井
「どうにかします、逃したくないんです、ここが分水嶺かもしれない、時代の分かれ目かもしれない」

花井は今後の文芸界が、響の登場以前と以降で分けられて語られる可能性を感じていました。

花井
「そう思うと、なんとしてもなんとかしたいんです」

花井が大坪に熱い想いを語っていた頃、響と涼太郎は新入部員探しを始めていました。

しかしクラスメイト達に声をかけても、文芸部に興味を持つ人はなかなか見つかりません。

涼太郎
「文芸部は今3人、今月中にあと二人集めないと・・・」
「涼太郎に任せるわ、そういうの得意でしょ」

人付き合いに関心も興味もない響。

いつも通り本を片手に涼太郎と話をしています。

すると二人の前に凛夏が現れました。

凛夏
「ちょーどいートコにっ、二人ともちょっとUターンしてもらえるかな、1年の教室に行くんだけど付き合って」
涼太郎
「1年の教室?部員の勧誘でもするんですか?」
凛夏
「うん、実は入学式の日、響ちゃんとリョータくんが来る前に一人、文学部に来てくれた子がいてね」

その時は不良たちがいたため追い返してしまったのですが、もうたまり場ではなくなったため改めて勧誘しようとしていたのです。

入学式の日に文芸部に顔を出した女の子は花代子という名前でした。

彼女が図書室にいると予想した凛夏。

すると予想通り花代子は図書室で本を読んでいました。

凛夏
「入学式の日はごめんね、追い返しちゃって、でさ色々あってセキグチさんを追い返した怖ーい先輩はいなくなったんだ、あらためて文芸部に入んない?」
花代子
「い・・・嫌です、一度追い返したのに、今さら・・・」
凛夏
「たしかに都合よすぎるよね、かよちゃんはもう他の部に入っちゃった?」
花代子
「・・・いえ」

実はすぐにでも文芸部に入りたいと思っている花代子。

しかし彼女は素直になれない厄介な性格の持ち主だったのです。

この場も凛夏の誘いを断りながら、心の中では強引に誘ってほしいと思っていました。

当たり前ですが花代子の心の声は凛夏には聞こえません。

すると涼太郎が凛夏に声をかけます。

涼太郎
「リカさん、とりあえず今日はいったん戻ってまた明日誘いませんか?」
凛夏
「そだね、ちょっと意地張ってるだけで興味はあるみたいだし」
涼太郎
「あと2、3日も誘えば入部してくれますよ」

二人が帰ろうとすると、花代子は少し残念そうな表情になりました。

そんな彼女にここまで何も話さなかった響が声をかけます。

「今あの二人が言った話聞こえた?」
花代子
「え?」
「意地を張ってるだけ、あと2、3日誘えば入部するだろう、悪いけど私はあなたのために2度も3度も足を運ぶなんてまっぴらなの」

今すぐ入部するのかしないのか決めてほしいと迫りました。

花代子
「それは・・・」
「手を引いてエスコートしないと部活ひとつ決められないの?生きてて楽しい?」
涼太郎
「響!そんな言い方・・・」
「黙ってて、今私はこの子と話してるの、涼太郎はもう話し終えたんでしょ」

響の自信満々な態度を見て花代子は言葉を発することができません。

果たして彼女は文芸部に入部してくれるのでしょうか?

この続きと響の小説がどのように評価されていくのかは、実際に漫画を読んでお確かめください。

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『響~小説家になる方法~』最新刊の発売日は?

自分の信念に従って真っすぐに生きるヒロインが魅力的な『『響~小説家になる方法~』

映画化も決定し、ますます大注目されています。

そんな大ヒット作の最新刊となる13巻2019年11月29日 発売されました。

第13巻でこの漫画は残念ながら完結しています。

柳本光晴先生の新たな作品に期待しましょう。

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