退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~のネタバレ(漫画)

今回は「古河コビー」先生の『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』はこんな漫画(あらすじ)

都内広告会社の企画営業部で働いている幸田は、入社して2年目なのに1件も契約を取ったことがありません。

いつの間にか雑用ばかり任されることになったことと、上司のパワハラに耐えきれず会社を辞めることにしました。

しかし加藤部長は幸田の退職届を受理してくれません。

仕事を辞められず地獄の日々が続くと思う幸田は自殺することを決意します。

電車に飛び込んで人生を終わらせようとした幸田でしたが、弁護士の切金という男性が手を差し伸べてくれました。

退職を代行している切金は不幸のどん底で苦しむ幸田を救ってくれるのでしょうか!?

仕事を辞められず苦しんでいる人に捧ぐ『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』

今回は退職代行をテーマにした職業ビジネス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

この漫画を読んで現代ならではの社会問題を知るきっかけにしてみてください。

 

『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

都内の広告会社で幸田が深夜まで残業しています。

気晴らしに仕事、つらいというキーワードでネット検索してみました。

幸田
「退職代行?業者や弁護士に頼んで代わりに退職手続きをしてもらう・・・こんなの使う人いるんだ、それより仕事しなきゃ・・・あ、もう0時・・・24歳おめでとう自分・・・」

誕生日を祝ってくれる人は誰もいません。

そのまま続けても仕事を終わらせられませんでした。

水岡
「幸田君早いねー・・・って顔色悪いよ!?」
幸田
「水岡さんおはよう、昨日ケーキカタログの校正終わらなくて・・・」
水岡
「えっまた?ていうか担当案件じゃないよね?」
幸田
「そうなんだけどね・・・」

幸田と水岡が勤めている広告代理店(株)アドターナは、WebやSNS動画などのデジタル媒体の他にカタログ製作やグッズ開発、イベント企画まで幅広く手掛けています。

その中で幸田は企画を作って売り込みをする企画営業部に配属されました。

しかし入社して2年が経ちますが幸田は1件も契約を取ったことがありません。

校閲や校正スタッフが辞めてしまった後、ケチな部長が人員を補充しなかったため様々な校正作業を末端営業の幸田が担当するハメになってしまいました。

膨大な量の校正だけで一日が終わってしまうため、幸田には営業する時間も企画を立案する時間もありません。

今では校正の雑用係となってしまいましたが、就活中に唯一拾ってくれた会社なので幸田は頑張っています。

加藤部長
「幸田ぁ!校正まだなのか!?言われたことすらできねぇのか」
幸田
「加藤部長、すっすみません!」
加藤部長
「ったく水岡は仕事を取りまくってるのになあ、二人共2年目なのにえらい差だ、まぁ水岡は女の子だからってのもあるけどな」

加藤部長にはパワハラとセクハラをしている自覚がありません。

無神経な加藤部長は水岡にスカートを履かせたことが営業成績の伸びに繋がっていると勘違いしています。

幸田が加藤部長に叱られたところで朝礼が始まりました。

朝礼では鈴木という社員の退職が発表されます。

広告代理店(株)アドターナでは次々と社員が退職するようになっていました。

水岡
「部長みたいな人がいるからみんな辞めてくんだよね」
幸田
「あ、うん、そうだよね・・・でも僕には退職なんてできないな、水岡さんみたく実績ないし言われたことすらできないから、他所でもきっとお荷物だ」
水岡
「そんなことないよ、幸田君は何言われてもくじけず一生懸命頑張れるじゃん、これ私のとっておき」

キャンディーを渡すと水岡は打合せに向かいます。

水岡の言葉を嬉しく感じた幸田はもう少し頑張ってみることにしました。

次々と任される雑用をこなしていると加藤部長から電話がかかってきます。

幸田
「あっ部長お疲れ様です!撮影ですか?」
加藤部長
「撮影スタジオにモデルの差し入れを買ってこい、おにぎり20個1時間以内な、1秒でも遅れるなよ」

無茶苦茶な命令をすると加藤部長が電話を切りました。

仕方なく幸田はコンビニでおにぎりを買うと急いで撮影スタジオへ向かいます。

幸田
「部長買ってきました!」
加藤部長
「コンビニで買うバカがあるか!!」
幸田
「ええ!?な、なんでですか・・・?お茶とかお菓子の差し入れいつもコンビニで買ってきてますよね?」
加藤部長
「モデルちゃんが添加物まみれのおにぎり食うわけあるか!スタイル維持の為にどれだけ努力なさってるか想像すれば分かるだろ!?」

理不尽なことで説教された幸田は仕方なくモデルたちに謝罪しました。

その後も加藤部長の理不尽な命令やセクハラまがいの行動に振り回されてしまいます。

ついに幸田は会社を辞めたくなってきました。

しかし辞める覚悟を決めた幸田の前に再び加藤部長が立ちはだかることになってしまうのです。

 

 

パワハラされながら雑用ばかり任されているうちに、幸田は社畜のような状況になってしまいましたね。

部長に叱責されているうちに自分を卑下するようになってしまった幸田の姿も不憫に感じました。

現代の世相をリアルに描写していく『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』

退職したくても退職できない人の悩みに寄り添う物語です。

ブラックな職場に苦しむ幸田がいよいよ非常口を見つけますよ。

後編

加藤部長のパワハラに苦しんでいる幸田は、自分が何をやっているのか分からなくなってきました。

悩んでいると大学時代に一緒だったゼミのメンバーが、幸田の誕生日を祝うため飲み会に誘ってくれます。

幸田
「ごめん、今日は忙しくって、残業だよー」

ゼミのメンバーはプライベートを楽しんでいるようですが、社畜となってしまった幸田にはそんな時間はありません。

幸田は学生時代まで家族や友人に優しくされてきたので自己肯定感が強い方でした。

しかし社会人になった現在は存在を軽んじられています。

現在のような情けない状況を昔の仲間に知られたくありません。

幸田
「学生時代みたいに頑張りを認めてくれる場所、期待してくれる場所に行きたいよ、でも天職先決めてからじゃないと退職なんて」

疲労が蓄積しているため椅子に座ろうとした幸田が転倒してしまいます。

激しく転倒したため額から出血しました。

出血したことで幸田は限界を迎える直前だということを実感します。

幸田
「転職どころじゃないか、今辞めなきゃ・・・!壊れる前に!!」

翌朝、加藤部長に少しだけお時間を頂く事にしました。

退職届を持ってきましたがなかなか勇気が出ません。

それでもこの環境から抜け出さないと壊れてしまいます。

幸田
「大変お世話になったのですが退職のご相談をさせていただきたいです」

ようやく退職する意思を伝えることができました。

すると加藤部長が予想外のことを言いだします。

加藤部長
「幸田今日飲みに行けるか?お前と話したい」
幸田
「えっと・・・今体調がですね・・・」
加藤部長
「あ・・・?」
幸田
「いえ・・・行きます・・・」

最後の辛抱だと思って飲みに行くことにしました。

いざ飲みに行くと企画営業部の社員が集まっています。

加藤部長
「これで全員そろったな、みんな見てよこれ、これさぁ誰から受け取ったか覚えてないんだよな、知ってる奴いるか?もしかしてこれ・・・幸田のか?」

退職届を全員に見せながら誰が提出したのかを問いただしました。

人手不足なので退職したい人は裏切者扱いされてしまいます。

幸田
「ち・・・違います・・・」
加藤部長
「そっか、誰のでもないならいらないよな、ま!幸田が辞めるわけないよなーっ、お前みたいなポンコツ雇う所他にないもんな!ほら飲め!」

みんなの前で退職届を破り捨てられました。

そしてお酒を飲まされ辞めないことを宣誓させられます。

酔っ払ってしまった幸田は一人で帰ることにしました。

幸田
「辞めたい、辞めたい、辞めたい、でも辞められない、あ、ああ終わる、最期まで惨めだなぁ、でもこんな人生辞められるんなら・・・」

千鳥足の幸田が駅のホームから線路に転落してしまいます。

このまま死んでも構わなかったのですが、通りがかった青年に助けてもらいました。

切金
「いってー、カッコつかねーなぁ、もー」
幸田
「大丈夫ですか!?」
切金
「あぁいやいや、そちらこそご無事で何より・・・」
幸田
「助けていただきありが・・・げぇー」

命の恩人に向かって幸田が吐いてしまいます。

スーツをビチャビチャにされた青年が悲鳴を上げました。

切金
「ぎぃえあああああ、助けてやったのに何してくれてんだー!一張羅なのにー!人助けが吉って朝の占いで言ってたのにー!!」
幸田
「すすみません、すみません!クリーニング代は出しますので本当にすみませ・・・もう嫌だ・・・何やってもダメ・・・意味分かんないことで怒られるし、無断撮影の指示も一気飲みの強要も断れない、退職届も破られた、こんな人生続くなら死んだ方がよかったんだ・・・」

自分が情けなくなった幸田が大粒の涙をこぼします。

その姿を見た青年に大笑いされました。

切金
「あっはははは!俺よりかわいそー!見えるよー黒い糸が、がんじがらめの操り人形みたいだ、死ぬ程嫌なら辞めりゃいいだろ」
幸田
「無理ですよ、辞められないんです・・・簡単に言わないでください・・・人手不足だから辞めたら迷惑かかるし・・・辞めたら親とか友だちに情けないって思われる・・・それに辞めないって宣言させられたしもうどこにも行けないよ・・・」
切金
「そんなになるまでバカだなぁ、本当はどこだって行けるのに、なぁついてこいよ、あんたの悪縁断ち切ってやるよ」

果たしてこの青年は幸田にとっての非常口になってくれるのでしょうか!?

 

『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』を読んだ感想

退職届を受理してくれないブラック企業の実態に驚かされました。

精神的に弱い人は幸田のように会社の言いなりになってしまうのかもしれませんね。

敏腕弁護士が企業の奴隷に手を差し伸べていく『退職代行切金さん~社畜の非常口はこちらです~』

退職届と退職願の違いを学ぶことができました。

幸田のようにならない自己防衛力も身につけたくなりましたよ。

 

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