今回は「原作 竹村優作 漫画 ヨンチャン」先生の『リエゾン-こどものこころ診療所-』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『リエゾン-こどものこころ診療所-』はこんな漫画(あらすじ)
現代の日本では発達障害と診断される人が48万人を超えると言われています。
特に子どもの10人に1人は何かしらの障害を抱えていて、学校や家庭内で起こるトラブルは数えきれません。
そんな発達障害の子どもと向き合うのが児童精神科医です。
研修医の遠野志保は小児科医を目指しているのですが、落ち着きのない性格が災いして臨床研修を行う大学の附属病院に受け入れてもらえません。
たった一つ志保を受け入れてくれたのは地方の児童精神科の病院でした。
研修先の病院で出会った佐山卓という小児科医と出会ったことで、志保の運命は大きく変わり始めていきます。
現代社会が抱える心の痛みと真正面から向き合っていく『リエゾン-こどものこころ診療所-』!
今回は本格派医療漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
心の痛みに耐えながら必死に生きている患者に寄り添いながら作品を読んでみてください。
『リエゾン-こどものこころ診療所-』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
研修医の遠野志保が大学病院へ向かう前に前髪を切っています。
しかしこのままでは朝礼に遅刻してしまうかもしれません。
前髪を切りすぎただけでなくこの日は携帯電話を家に忘れて出掛けてしまいました。
一方その頃、研修先の大学病院ではすでに朝礼が始まっています。
朝礼に参加している同僚の加奈は志保が来ないことを心配していました。
加奈に心配してもらっている志保がようやく病院に着くと、入院している子どもたちが声をかけてきます。
子どもたちは志保の手帳を拾っていて、困らせようと逃げ出してしまいます。
子どもとじゃれていると背後から加奈が声をかけてきました。
すでに朝礼は終了していて、小児科の教授が志保を呼び出したことを伝えます。
遅刻の件で怒られると思いながら恐る恐る教授の元へ向かったのですが、志保を呼び出した理由は遅刻を説教するためではありません。
実は患者に出す処方箋で志保は大きなミスを犯していたのです。
運良く薬局の先生がミスに気がついたのですが、志保の処方箋で薬を出していたら患者は死んでしまうところでした。
深々と頭を下げて謝罪するのですが、山崎教授はミスを許してはくれません。
その理由は医者に二度目のチャンスはないためです。
一度のミスで患者の命を奪ってしまうかもしれない医療行為にミスは許されません。
今回のミスで志保は山崎教授から小児科を諦めろと言われてしまいました。
ショックを受けた志保はこの日の夜、加奈と食事へ行くことにします。
志保が犯したミスは処方箋だけではありません。
先日も児童虐待を受けていそうな子どもに関して教授と口論になった結果、児童相談所ではなく警察へ直接通報してしまいました。
加奈が思っている通りこの件が起こってから山崎教授に目を付けられるようになったのです。
しかし志保は自分の行動を間違っているとは思っていません。
幼い頃の志保はヤンチャだったため近所の小児科へ通っていました。
小児科の先生はいつも優しく志保を出迎えてくれたため、小児科医になることを目指すことにしたのです。
ですが山崎教授の言う通り、志保は小児科医に向いていないのかもしれないと思い始めました。
その後、夢を諦めたくない志保の研修が終了しました。
ここから先は臨床研修が待っています。
果たして志保は見事に夢を叶えることができるのでしょうか!?
夢に向かって努力する研修医の姿を描いた前編になっていました。
どんな人間でも挫折してしまうことはあると思います。
それでも志保のように夢を諦めない姿からは多くの人が勇気を貰えるのではないでしょうか。
日本が抱える発達障害という社会問題にメスを入れる『リエゾン-こどものこころ診療所-』!
物語を読んでいくうちに作品タイトルの意味が分かってくると思います。
それでは新たな場所で研修に励む志保の姿をご覧ください。
後編
小児科の研修終了後、臨床研修の続きが始まったのですが志保は大学の附属病院に受け入れてもらえませんでした。
唯一、志保を受け入れてくれたのは地方にある児童精神科の病院だったのです。
佐山クリニックという病院に到着した志保はストレッチと深呼吸をしてから中へ入ることにしました。
すると病院の中から子どもが“あくま”と叫びながら逃げ出してきます。
臨床心理士に子どもを止めてほしいと言われたため、志保は子どもの身体を両手で捕まえました。
そのまま子どもを抱きかかえた臨床心理士についていくと、トイレで児童精神科医の治療が始まります。
佐山は子どもの手を便器の中で洗っていました。
衝撃的な光景を目撃した志保は思わず佐山の髪の毛を引っ張ってしまいます。
志保は怒ってしまったのですが、佐山は子どもを虐待している訳ではありません。
トイレの便器を使って手を洗わせることも立派な治療なのです。
佐山が行ったのは曝露法という治療で、恐怖や不安の原因になる刺激や状況に患者を段階的にさらすため、あえてトイレを利用しました。
子どもの母親に治療法の説明を終えると、安心したような表情を浮かべて病院を後にします。
ここで患者が帰るのを待っていた志保が佐山に頭を下げました。
志保の性格を理解していたつもりなのですが、髪の毛を引っ張られることは予想外です。
改めて志保は髪を引っ張ってしまったことを謝罪しました。
佐山先生には志保を追い出す気などありません。
むしろ子ども受けの良い志保のことを頼りにしているのです。
頼りにされることは嬉しいのですが志保は佐山先生の期待に応える自信がありません。
佐山先生はそんな志保の不安な気持ちも見抜いていました。
早とちりすることや自分のミスで患者を殺しそうになっても挫折を挫折だと志保は思っていません。
これらの特徴から佐山先生は志保を注意欠陥多動性障害と診断したのです。
実は過去の経験から志保は発達障害になっていました。
いったい志保の過去には何があったというのでしょうか!?
『リエゾン-こどものこころ診療所-』タイトルの意味は?
児童精神科を舞台にした『リエゾン-こどものこころ診療所-』!
リエゾンという作品タイトルの意味が気になった人も多いのではないでしょうか。
フランス語のリエゾンは連携や連絡を意味する単語です。
この意味から精神科リエゾンは発達障害などの心理的問題が原因の疾患をチーム医療で救おうとする医療サービス用語として使われるようになりました。
作品の中でもリエゾンを感じさせるチーム医療がたびたび登場しています。
個人だけでなくチームで患者を救おうとする様子にも注目しながら物語を読んでみてください。
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