大阪マダム、後宮妃になるのネタバレ(漫画)!茶会の行方は?

今回は「原作 田井ノエル 漫画 馬場彩玖」先生の『大阪マダム、後宮妃になる』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『大阪マダム、後宮妃になる』はこんな漫画(あらすじ)

大阪で生まれて道頓堀で死んでしまい異世界に転生した蓮華は、優れた商才を活かして傾きかけた豪商を立て直しました。

父親に商才を認められた蓮華は後宮に入り、皇帝陛下の心を射止めろと命じられます。

嫌々ながら後宮入りするとすぐに皇帝陛下の天明が蓮華に近付いてきました。

皇帝陛下の天明は皇太后から政の実権を取り戻すため蓮華を利用するつもりです。

胡散臭い話ではありますが蓮華は後宮での商売を許可してもらうことを条件に、天明の申し出を受け入れることにしました。

序列でトップ4の正一品に君臨した蓮華の運命とは・・・!?

陰謀が渦巻く後宮に身を置くことになった蓮華の活躍を描いた『大阪マダム、後宮妃になる』

今回はお茶会編の面白さについてネタバレを含みながらご紹介していきます。

4人の正一品による壮絶な心理戦が幕を開けますよ。

 

『大阪マダム、後宮妃になる』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

道頓堀で死に鳳朔国の豪商である鴻家の令嬢に転生した蓮華は、皇帝陛下と出会ったことで正妃不在の後宮でトップ4にあたる正一品になりました。

鴻徳妃という地位を与えられた蓮華に新居の芙蓉殿が宛がわれます。

後宮の妃たちは夜になると屋敷で身を清めながら、いつ来るか分からない皇帝とのお夜伽に備えなければいけません。

特にこの日は新皇帝の後宮が完成した初日なので、必ずお夜伽があるはずだと皆が期待と不安を胸に秘めていました。

鴻蓮華
「なんや、来はったんですか?今ちょっと忙しいねん」
陽珊
「れ、れ、れれれ、蓮華様・・・!だ、旦那様にご報告をー!」
鴻蓮華
「もう、陽珊動揺しすぎや」

皇帝陛下の天明が現れたので陽珊は激しく動揺してしまいます。

陽珊は逃げ出しましたが蓮華は少しも動じていません。

天明
「お前はいったい何をしているのだ」
鴻蓮華
「何って・・・お好み焼きの試作ですわ、とりあえず後宮に粉もん流行らせようと思いましてなぁ、この鉄板も特注やで!」
天明
「いや、そういうことでは・・・だいたいお好み焼きとは・・・?・・・いやそれより、なんなのだこの部屋は・・・」
鴻蓮華
「めっちゃええ感じでしょ!黄色と黒!最高にテンション上がる配色やないですか、タイガースですわ」

お気に入りのタイガース配色に変更したのですが悪趣味だと言われました。

どうやら天明には阪神カラーの良さが分からないようです。

そんな天明のことを気にせず蓮華はお好み焼きを焼き始めました。

天明
「・・・だからお前は俺が何をしに来たと思っているのだ!」
鴻蓮華
「何しに来たん?」
天明
「後宮に皇帝が来る目的なぞ、いくつもあってたまるか!」

後宮の仕組みを未だに蓮華は良く理解していません。

呑気な様子で天明のツッコミを褒めてしまいます。

鴻蓮華
「だって後宮での商売を許可するって約束してくれたやないですか、これはその一環で・・・」
天明
「・・・お前こそ約束を覚えているのか、俺の寵妃になったら今日俺が来るのはわかりきっていただろう、それを・・・」

お好み焼きを作るのに夢中だったので、蓮華は寵妃になったことをすっかり忘れていました。

ただし約束したのは寵妃のフリをすることです。

そのため心の準備はできていました。

鴻蓮華
「よっしゃ、お好み焼き完成や!これを後宮で流行らせるんや、最初は屋台で売る予定!はいどうぞ」
天明
「毒味もしてないものを食べられるはずがないだろう」

皇帝陛下が毒味をしていないものなど食べるはずがありません。

蓮華は勿体ないと思うのですが、毒殺や暗殺が身近な世界ではこれが当たり前なのです。

少し悲しくなりましたが蓮華は自分が毒味することにしました。

鴻蓮華
「あっふ、毒は入っとりません、はいどうぞ!」
天明
「一番に口をつける妃があるか、今後は別の者を間にはさむことだ、鴻徳妃」

皇帝や妃の毒殺は皇族の権力争いが目的です。

しかし敗れれば一族が処刑されてしまうかもしれません。

この世界の実情は理解できてきましたが、蓮華は権力争いで家族が殺し合うことをおかしいと感じています。

鴻蓮華
「主上さん、なんで皇太后さんを失脚させたいんです?こんな小細工までして、実のお母様なんでしょう?」
天明
「説明したはずだ、母は、秀蘭は前帝と他の妃が産んだ息子も殺して今の地位を手に入れたのだ、目的のためなら手段を選ばず悪逆を働く女だ、討つには十分な理由ではないか?」

天明に秀蘭と話し合いに応じるつもりはありません。

そんな天明の姿を見ているうちに蓮華は息子を持った親の気分になってきました。

鴻蓮華
「なあ、歩むんは本当にその非情の道でええの?何かうちにできることはあらへんの?」

蓮華の想いは天明にとってお節介なのかもしれません。

それでも目の前に困っている人がいたら何かしたくなるのが蓮華なのです。

一方その頃、後宮の牡丹殿では正一品である賢妃の位を手に入れた夏雪が怒り狂っていました。

陳夏雪
「どうしてですか!鴻蓮華・・・成り上がりの商売人風情が・・・わたくしと同じ正一品の位をいただけただけでなく主上の寵愛まで・・・すぐに筆の用意を」

夏雪から蓮華にお茶会の誘いを知らせる文書が届きます。

しかしこれはただのお茶会ではありません。

陳賢妃となった夏雪は蓮華に和解を望んでいたのです。

つまり和解をしてやってもいいからお茶会をセッティングしろというメッセージでした。

鴻蓮華
「はー、しゃあない陽珊、茶会の準備しよか」
陽珊
「ですが・・・その・・・お茶がありません、書簡を読んで茶葉を買いに行ったら・・・高級な品は売っていただけなかったのです!きっと陳賢妃が手をまわしたのです、蓮華様に恥をかかせるために!」

後宮の外から仕入れようとしても競争が禁止されています。

頭の良い夏雪は計算し尽くされた策略で蓮華を落とし入れようとしていました。

しかしこの難問にも蓮華は大阪のド根性で立ち向かうことにします。

鴻蓮華
「任せとき、うちを誰やと思ってるん?カーネル・サンダースの呪いから大阪を救った女やで」

どのような方法で蓮華はこのピンチを乗り切るのでしょうか!?

 

 

あっという間に蓮華が後宮入りしたスピーディーな展開が気に入りました。

引き続きお茶会というピンチに遭遇した蓮華には休まる暇がありませんね。

様々な困難にド根性で立ち向かうヒロインが魅力的な『大阪マダム、後宮妃になる』

いよいよ正一品たちのバトルが幕を開けていきます。

誰が味方で誰が敵になるのでしょうか!?

後編

夏雪が和解の茶会を開くことで蓮華に正式な謝罪を求めていることがハッキリしました。

陽珊
「後宮での商売は競争禁止・・・従ってお茶を売る商人も一人きりです、その一人を陳賢妃に押さえられたら高級な茶葉は手に入りません」
鴻蓮華
「正一品の四人が初めて揃うお茶会で恥をかかされる・・・ってわけやな、ま、うちに任せとき!パーッと派手に行くで!」

どうして蓮華が自信満々なのかは分かりません。

そのままお茶会当日を迎えました。

大勢の従者を引き連れながら夏雪が殿舎から会場へ向かっています。

すると茶葉を買えなかった蓮華が様々な品物を慌ただしく購入しているという情報が入ってきました。

陳夏雪
「構いません、茶葉がなければお茶会は成立しませんから、あの下賤な成り上がりに身の程というものを教えて差し上げましょう」

夏雪が蓮華を落とし入れる作戦に不備はありません。

不敵な笑みを浮かべていると正一品の一人である淑妃の遼星霞が現れます。

遼星霞
「陳賢妃、今日は一段と美しいお召し物ですね」
陳夏雪
「遼淑妃こそよくお似合いですわ」
遼星霞
「ありがとうございます、今年の新茶は質が高いと聞きました、鴻徳妃のおもてなし楽しみですね」

遼淑妃は夏雪の企みを知りません。

そのまま二人がお茶会の会場に到着しました。

陳夏雪
「こ・・・これはいったい・・・」
鴻蓮華
「あ、おひいさーん!いらっしゃいませ!お待ちしておりましたわ」
陳夏雪
「・・・わたくしはお茶会に招かれたのではなかったの?」
鴻蓮華
「すんません、先に始めてしまって」

タイガース柄のお召し物に皮肉を言われるのですが、蓮華は全く気にしていません。

驚いていると4人目の正一品である貴妃の劉天藍が挨拶をしてきます。

劉天藍
「お先に失礼しております」

食事にうるさいと噂の劉天藍が満足そうにしているので夏雪は驚いてしまいました。

しかし蓮華がどのような手段を使ったのかは分かりません。

陳賢妃である夏雪は皇族にも連なる大貴族の娘です。

遼淑妃の星霞は皇太后が実権を握っている現在は地位を落としていますが、かつては絶大な権力を持っていた名家の出身でした。

劉天藍は数々の将軍を輩出してきた劉家のご令嬢です。

そして蓮華は貿易で財を成した豪商の娘で、夏雪は成り上がりの平民と位置付けていました。

ここから正一品が勢ぞろいしたお茶会が始まるのです。

鴻蓮華
「ほな始めましょ、タコパにございます」
陳夏雪
「た・・・凧派・・・?」

当たり前ですが異世界の人間にタコパという言葉は通じません。

そこで蓮華がお手本を見せることにします。

鴻蓮華
「鴻家にいた頃発注して改良に改良を重ねたこのたこ焼きプレート!プロトタイプのお披露目といきましょか、皆さんわからんでしょうからまず私がお手本見せますね、タコパはみんなで作るもんですから!」
陳夏雪
「はあ!?みんなってわたくしたちのこと・・・?料理なんて下々の者のすることです!」
鴻蓮華
「安心してや、私がちゃんと教えます!」

夏雪は自分が料理することに納得できません。

しかし先に来ていた劉天藍は乗り気になっています。

劉天藍
「はぁい鴻徳妃、あたくし今度は回してみたいです!」
鴻蓮華
「あいよ!こうやって回すんですわ、やってみてください」

蓮華の手ほどきを受けながら劉天藍がたこ焼きを作り始めました。

ですが初心者なので上手に焼くことはできません。

劉天藍
「こうして・・・あ・・・っ、中々難しいですね」

たこ焼きが崩れてしまいました。

それでも初めてにしては上出来です。

遼星霞
「ふふ・・・お二人とも楽しそうですね、先ほどは何を入れていたのですか?」
陳夏雪
「遼淑妃・・・!」

楽しそうな2人に遼星霞も加わりました。

夏雪にとっては予想外の展開になっていきます。

鴻蓮華
「たこ焼きの具ですね、牛スジ煮込み、辛めに味付けした干し魚、変わり種用のチーズ、こっちはトッピングの青のりと鰹節です、これだけあってなんで蛸がまだ見つからんのや・・・」

皇帝陛下にも蛸を探してほしいと言ったのですが取り合ってもらえませんでした。

肝心の蛸は手に入りませんでしたがたこ焼きの完成です。

劉天藍
「ああ・・・柔らかい生地と牛スジ煮込みの歯応え・・・塩味が強く・・・でもお出汁の繊細さも感じられて・・・美味しいです!見た目が可愛いのもいいですね、遼淑妃はいかが・・・」

遼星霞は熱そうにしながらたこ焼きを味わっていました。

普段は毒味の後で食事しているので熱々の料理には慣れていないのかもしれません。

遼星霞
「もう一つ・・・いただいてもよいでしょうか・・・美味しくて・・・」

蓮華は喜んでたこ焼きを差し上げました。

そして夏雪にもたこ焼きを勧めてあげます。

陳夏雪
「こ・・・こんなもの・・・まるで庶民だわ!下賤よ!煙で衣に匂いがつく!汚らわしい・・・それに茶会なのにどこにもお茶がないではありませんか!」
鴻蓮華
「そう言われるんを待ってました、お茶よりも珍しいモンを用意しときましたよ」

果たしてお茶会はどのようなクライマックスを迎えるのでしょうか!?

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『大阪マダム、後宮妃になる』のネタバレ(漫画)!感想も!

2023.12.18

 

『大阪マダム、後宮妃になる』はこんな人にオススメ

恋愛漫画とヒューマンドラマが好きな人にオススメの作品です。

強烈なキャラのヒロインが大阪弁で異世界を変革していく様子は病みつきになりますよ。

陰謀が渦巻く後宮の中で自由奔放に振舞う蓮華の活躍にワクワクしてしまう『大阪マダム、後宮妃になる』

現代の日本とは文化が異なる異世界で蓮華が自由に生きていく爽快な物語です。

タコパで蓮華が用意した飲み物にも驚かされると思いますよ。

 

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