『ダンジョン飯』のネタバレ(漫画)!水炊きのお味は?

今回は「九井諒子」先生の『ダンジョン飯』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ダンジョン飯』はこんな漫画(あらすじ)

1千年前、栄華を誇った黄金の国は滅ぼされ、魔術師によって現在も地下深くに囚われ続けています。

魔術師を倒すと黄金の国を手に入るので、多くの冒険者たちが地下ダンジョンの攻略を目指すようになりました。

ダンジョンの奥深くまで潜入したライオス一行だったのですが、ドラゴンに襲われてしまい金と食料を失ってしまいます。

すぐにダンジョン内へ戻らないと残された仲間が死んでしまうかもしれません。

お金のないライオスは仲間を救うためモンスターを食料にすることを思いつきました。

倒したモンスターを調理していく『ダンジョン飯』

今回は奇想天外なアクション漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

様々なモンスターがダンジョン飯に変化する斬新な物語になっていますよ。

 

『ダンジョン飯』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

全ては小さな村から始まりました。

ある日、地鳴りと共に地下墓地の底が抜け、奥から現れた男が1千年前に滅びた黄金の国の王様だと名乗ったのです。

栄華を誇った黄金の国は狂乱の魔術師によって今なお地下深くに囚われ続けていて、魔術師を倒した者には国の全てを与えると言い残し男は消えてしまいました。

ライオス
「みんながんばれ!このドラゴンを倒せばあとひと息だ、行くぞ!」

準備は万全なので負ける要素などありません。

しかし戦っているうちに腹が減ってきました。

ライオス一行はここに来るまで地図の書き間違いによって1日を無駄にしてしまったのです。

また罠にかかってしまい3日分の食料を失ってしまいました。

ライオス
「皆の動きも精彩を欠いている、面倒だがドラゴンを倒したら一度引き返すべきだな」

冷静に戦況を分析します。

するとファリンに背中を押されました。

ファリンが錯乱したと思ったのですが、彼女は身代わりになってくれたのです。

ドラゴンに食べられながらファリンが脱出魔法を唱えてくれたおかげでライオス一行は迷宮から脱出することができました。

マルシル
「ライオス!目が覚めた?私たち魔法で迷宮から脱出したみたい、でもファリンの姿だけどこにもなくて・・・」
ライオス
「食われたんだ・・・ドラゴンの腹の中で魔法が効かなかった、多分まだ迷宮内だ、今すぐ助けに行く」

魔法使いのマルシルに状況を説明するとファリンを助けに向かいます。

しかしマルシルに止められました。

マルシル
「ちょ、ちょっと待って、実は・・・私たち荷物をほとんど置いてきたみたいで、つまりほぼ一文無し」
ライオス
「なんだって?」
チルチャック
「そしてもっと困ったことに今しがた仲間をふたり失った」

チルチャックから2人の仲間が別のギルドへ移ったことを伝えられます。

迷宮の探索にはお金がかかりますし、仲間の雇用費も用意しなければなりません。

また武器などの装備品代に日用品代、食費も必要になってきます。

ライオス
「今ある武具を売って当面の金を確保するとして・・・その金で安い武具に買い替え、食糧に薬、日用品を揃えて新しい仲間を雇い・・・足りるか?」
チルチャック
「全然」
ライオス
「準備を整えている間に妹が消化されてしまう、みじん切りまでは蘇生した奴がいるよな!?うんこから生き返った冒険者の例は!?」

そんな例は聞いたことがありません。

ここでマルシルのお腹が鳴りました。

マルシル
「お金の問題はあるけどとりあえず何か食べない?私たち空腹が原因で失敗したようなものだし食べ物はきちんと揃えなきゃ」

マルシルが何を食べるか考え始めます。

しかしライオスはすぐに迷宮の中へ戻るつもりでした。

ライオス
「ひとつ・・・考えがある、ふたりにはギルドを抜けてもらう、そしてその装備を売って俺が迷宮に潜る」
チルチャック
「死ぬつもりか」
ライオス
「いや、これなら武具の性能を落とさずにすむし、ひとりなら魔物を避け最小の戦いで再深層に行ける、不可能な話じゃない、元々は俺の落ち度だ」

マルシルとチルチャックに危険を及ぼすわけにはいきません。

ライオスは危険を伴ってもファリンを見殺しにはできないのです。

マルシル
「ライオス・・・そこまで・・・いいえ!私も絶対についていく!ファリンのことは私も好きだもの、足手まといなんて言わせない、私の魔法の強力さは知ってるでしょ」

扉や罠の解除役を務めるチルチャックもついてきてくれると言ってくれました。

ライオスは2人に改めて自分についてくる意思があるのか尋ねます。

覚悟を決めてくれた2人にライオスはここからの計画を説明することにしました。

ライオス
「食糧は迷宮内で自給自足する、迷宮内には魔物が溢れている、つまり生態系が存在していると言うことだ、肉食の魔物がいればその糧となる草食の魔物が!草食の魔物が食う植物に植物の栄養となる水や光や土が!」

ライオスは迷宮内でも人間が食べていけると考えたのです。

想像した通りの食物連鎖があるのなら無理な話ではありません。

マルシル
「え、それってつまり魔物を食べるってこと?」
ライオス
「魔物も食べる、とにかく食えそうなものはなんでも食う、今までの冒険を思いかえしてみろ、なんか結構うまそうなのがいたはずだ」

マルシルとチルチャックがこれまで出会った魔物を思い浮かべます。

チルチャックはいけないこともないと思い始めました。

マルシル
「無理無理、絶対に無理!」
ライオス
「魔物を狩って食い扶持にしている人間は割といる」
マルシル
「地上に戻れない犯罪者とかの話でしょ!?そいつらだってしょっちゅう食中毒で搬送されてんじゃない!」
ライオス
「ファリンを助けるためならなんでもするって言っただろ」

話し合いが平行線になってしまい結論が出せません。

ファリンを助けるためライオス一行は本当に魔物を食糧にするのでしょうか!?

 

 

地図の書き間違いと罠にかかったことでライオス一行は予想外のピンチに陥ってしまいましたね。

同じ過ちを繰り返さないため魔物を食べるという発想に至ったライオスには驚かされました。

グルメとアクションが融合した『ダンジョン飯』

いよいよ魔物のクッキングが始まっていきます。

ライオス一行の調理方法に興味をそそられますね。

後編

話し合いを続けているとビギナーと思われる冒険者が魔物に追われて逃げ出してきます。

マルシル
「・・・今の迷宮初心者ね、この程度の魔物に総崩れなんて向いてないんじゃ・・・」

マルシルが心配している傍で冒険者を追いかけていたキノコの魔物をライオスが倒していました。

その様子を見たマルシルは嫌な予感がしてきます。

ライオス
「これを今日の昼飯にしてみよう」
マルシル
「ヤダーッ!やだやだ、絶対やだ」

チルチャックにもいきなりキノコは危ないと注意されました。

しかし迷宮グルメガイドにはキノコが初心者向けの食料だと書いてあります。

少し進んで開けたところで火を起こすことにしたのですが、もう少し食材が欲しくなってきました。

ライオス
「この足音は大サソリだな!」
チルチャック
「あいつまさかさあ・・・」

迷宮の1階は人々の往来が多く、冒険者や商人で賑わっています。

元々この場所は墓所として聖域になっていました。

しかし迷宮に繋がってしまってからは村一番の賑やかな場所になってしまっています。

ライオス
「魔物は迷宮の底から湧いてくるという、地上の生き物が禁忌の魔術により豹変した姿なのか、魔界から呼び寄せられたものなのかは不明だが、皆一様に奇妙な姿をしていて何かを守るように襲いかかってくる」

不明な部分は多いのですが魔物の存在こそ呪われた黄金の都を示す唯一の証でした。

冒険者たちが賑わっているそばでライオスが穴に罠を仕掛けます。

そのまま見事に大サソリを捕らえました。

マルシル
「ザリガニみたいに獲るな」
ライオス
「大サソリはまずハサミで獲物を固定してから尾の神経毒を打ち込む、餌がなくても刺激すれば釣れるからザリガニより簡単」
チルチャック
「あのなー、ひょっとしなくてもおまえ前々から食べる機会伺ってただろう」

捕獲している姿から前々から食べようと思っていたことを見抜かれてしまいます。

しかしファリンを助けたい気持ちに偽りはありません。

そのまま3人は初心者の広場で調理を始めました。

まずは獲った食材をオーソドックスに煮てみることにします。

ライオス
「むっ、縦には切りやすいが横に入れると抵抗がある、キノコ系の敵を相手にする時は袈裟斬りや胴斬りは効果が薄いのかも」

スライスしながらキノコ系の魔物への対処法が学べました。

キノコの魔物はスライスすると食材のように見えてきます。

マルシル
「ちょ、ちょっと、サソリはそのまま食べるの?毒がまわるんじゃ」
ライオス
「このサソリの毒は食べても害はない、と言われているので食べてみたい」

サソリを一口食べるとライオスは吐いてしまいました。

吐いていると奥からドワーフが現れます。

センシ
「ちょっと待った!サソリ鍋か、しかしそのやり方には感心せんのう、大サソリを食べる時はハサミ、頭、足、尾は必ず落とす、尾は腹をくだす」
ライオス
「腹をくだすのか・・・本には平気と書いてあったのに、というか単純にまずい」

サソリの身に切れ込みを入れておくと熱も通りやすく出汁も出て鍋全体が美味しくなることを教えてもらいました。

歯触りが良くないので内臓も取っておきます。

材料を切り終えたのですが、具材を全て入れられる大きな鍋がありません。

するとドワーフが自分の鍋を持ってきてくれました。

その後、すったもんだありましたが大サソリと歩き茸の水炊きが完成します。

チルチャック
「なんだかうまそうな匂いが」
ライオス
「本で読むのと見るのは大違いだ」

大サソリの身を殻からほぐして食べてみると思っていたよりも美味でした。

マルシルは食べたくないのですが空腹には勝てません。

仕方なく水炊きを一杯頂くことにしました。

マルシル
「うわっ、おいしい!」

美味しさに満足した一同はあっという間に水炊きを完食します。

最初は抵抗があったマルシルもダンジョン飯を気に入りました。

ライオス
「そういえば自己紹介がまだでした」
センシ
「わしの名はセンシ、ドワーフ語で探求者という意味だ」
ライオス
「俺はライオス、魔法使いのマルシルに鍵師のチルチャック、仲間がひとり迷宮の下層で魔物に食われてしまって消化される前に助けたいのです」

真っ赤な鱗の竜に食われたと説明します。

センシは調理方法だけでなく魔物に関する知識も秀でていました。

センシ
「真っ赤な鱗・・・下層・・・炎竜か!竜はその巨体を維持するためにほとんど眠って過ごすという、消化も他の魔物よりずっと遅いはずだ、頼む、わしも同行させてはもらえんか」
ライオス
「それはもちろん喜んで、こちらとしても随分助かります」
センシ
「本当か!いや有難い、炎竜を調理するのは長年の夢だったのだ!炎竜か・・・やはり王道にステーキか、それともハンバーグか、しゃぶしゃぶも捨てがたいが、いや卵もあれば親子丼という手も・・・」

ファリンを食った炎竜を食べても良いかは誰にも分かりません。

それでもライオス一行はファリンを助けるため、この先もダンジョン飯を食べ続けていくのです。

『ダンジョン飯』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

ダンジョン飯のネタバレ(漫画)!第2話に登場する料理は?

2023.12.21

 

『ダンジョン飯』を読んだ感想

大サソリや歩き茸、そしてスライムなどダンジョンならではの食材を見事に調理しましたね。

気味悪がっていたマルシルも満足したのでダンジョン飯はかなり美味しい気がしました。

モンスターを料理しながら仲間を助けに向かう『ダンジョン飯』

アクション、ファンタジー、グルメ、そしてコメディの要素をミックスさせた斬新な作品です。

それぞれの要素をじっくりと楽しんでみてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓