『大阪マダム、後宮妃になる』のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「原作 田井ノエル 漫画 馬場彩玖」先生の『大阪マダム、後宮妃になる』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『大阪マダム、後宮妃になる』はこんな漫画(あらすじ)

大阪生まれ難波育ちで33歳になるまで彼氏がいたことのないコテコテ大阪ガールは、たこ焼きが美味しい居酒屋チェーン店の雇われ店長を務めています。

独立して自分の店を持つことが夢なのですが、阪神優勝の騒ぎからカーネル・サンダースを守ったことで転生してしまいました。

貿易大国の豪商の娘・鴻蓮華(こうれんか)として生まれ変わると、14歳でありながら赤字続きのお店を立て直します。

この異世界で大阪マダムになることを目指す蓮華だったのですが、商才を見込んだ父親から後宮に入って皇帝陛下のハートを射止めろと命じられました。

大阪愛を忘れないヒロインは後宮でどのような振る舞いを見せるのでしょうか!?

異色のヒロインが異世界で大暴れしていく『大阪マダム、後宮妃になる』

今回は転生とラブコメをミックスさせた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

大阪弁で美しき姫たちと渡り合う蓮華の活躍から目が離せなくなりますよ。

 

『大阪マダム、後宮妃になる』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

居酒屋の雇われ店長を務めるヒロインがコテコテの関西弁で接客しています。

33歳になっても彼氏はいませんが赤字からこの店をV字回復させたことから、将来は独立して自分の店を持ちたいと思うようになっていました。

それと女手一つで自分を育ててくれたオカンのようなたくましい女性になることが目標です。

いつものように働いていたのですが、今日は阪神戦があるので早上がりすることにしました。

そんな日常を過ごしている中、カーネル・サンダースの呪いに苦しめられた阪神が悲願の優勝を果たします。

大喜びしていると興奮したファンが道頓堀にカーネル・サンダースを投げようとしていました。

また暗黒時代がくることを恐れたヒロインは止めに入ったのですが、押された勢いで道頓堀に突き落とされます。

鴻蓮華
「あ、うち泳がれへんかった、それがうちの最期、いやカーネル・サンダースの代わりに道頓堀に落ちて死ぬ、ってどういう最期やねん!・・・って・・・は・・・?はああああ!?」
陽珊
「蓮華様!ご気分はいかがですか、熱が下がっても中々お目覚めにならず心配しておりました!」

死んだと思ったのに少女の姿で目を覚ましました。

不思議と目の前にいる女性の名前を知っています。

鴻蓮華
「陽珊・・・?」
陽珊
「はい蓮華様、果物を召し上がりますか、あら、置いていたら色が悪くなってしまったので捨ててまいりますね」
鴻蓮華
「え、もったいないやろ!」
陽珊
「蓮華様!?や・・・やろ!?」

こうして陸の貿易大国である凰朔国随一の豪商、鴻家が令嬢14歳の鴻蓮華に生まれ変わりました。

大金持ちの令嬢に生まれ変わったのはラッキーなのですが、鴻家の人間は浪費癖がすごいので驚いてしまいます。

倹約を美徳だと考えて生きてきた蓮華は浪費が許せません。

帳簿を見てみるといくつもの事業が赤字になっています。

このままでは家が傾いてしまうので、蓮華は父親に倹約を提案しました。

しかし倹約のような地味な事をしなくても鴻家は傾かないと拒絶されます。

鴻蓮華
「お父ちゃん、倹約は地味なことちゃうで!使う時はパァーっと派手に使う!そのために普段倹約すんねん!それに赤字の事業あるやろ、テコ入れせな」

蓮華は家でもできる倹約をリストに書き出しておきました。

まず青葱は根を植えて再利用する、豆苗は2回食べる、使っていない部屋の灯りは消すことを申し入れます。

毎日倹約、倹約と言われ続けた父親は蓮華に赤字続きで閉める予定のお店を一つ任せることにしました。

これで蓮華の気持ちが収まると考えたのです。

鴻蓮華
「立地は悪くない、メニューと味は普通、品数少ない、値段高い、鴻家は貿易メインやから飲食店経営は下手なんやな、赤字でピンチやけど・・・自分の店持つんは夢やったんや」

オカンにはイケると思ったら本気でやらなきゃいけないと言われてきました。

清く賢いのが大阪マダムなのです。

こうして蓮華の挑戦が幕を開けました。

まずは店員を集めて店の内装を安物に替えることを提案します。

しかし店の格式が下がるので店長に反対されました。

鴻蓮華
「店長さんわかる!雇われ店長の辛いところよなあ、上の方針転換に振り回されるんは!でもこのままやとこの店は近い内に潰れます、そしたらここの従業員はどうなりますか」

このまま店を潰してしまえば、父親は倹約の話を無視してしまいます。

倹約しなければ鴻家は傾いていき、雇っている従業員が路頭に迷うかもしれません。

それだけは避けたいので蓮華は店長に改めて協力をお願いしました。

するとようやく店長が協力を約束してくれます。

鴻蓮華
「陽珊はこの店が大通り沿いなのになんで客が入らんと思う?」
陽珊
「えっ、ええと・・・美味しくないから・・・?」
鴻蓮華
「あはは、味は普通やで、顧客のニーズを考えられてないんや、内装と値段は金持ち向けやけどこんな一品料理の店に金持ちは来ない、庶民が入るには格式高いし値段も張る、バランスが悪い・・・」

顧客のニーズに合わせるためまずは値段と内装を庶民向けにして回転率を上げることを目指すことにしました。

ただし金持ちの客を無視するわけではありません。

二階をVIPルームにして金持ちにはフルコースを出して満足度を上げていきます。

最後に笑顔と元気が接客の基本であることを教えました。

計画を進めるとどんどんお店は繁盛していきます。

さらにお店では蓮華がお会計したお客に大阪人の必須アイテムである飴ちゃんを渡すサービスも始めました。

1年後には鴻家に関わる人たち全員が倹約を心掛けるようになります。

こうして傾きかけていた鴻家は蓮華のおかげで勢いを取り戻しました。

すると支店の出店も成功させた蓮華に父親が後宮に入れと言い出します。

鴻蓮華
「は?商売の話どこいった?主上・・・皇帝陛下を射止める??はあ??」

前世では33年間彼氏ができたことはありません。

そんな蓮華に皇帝陛下を射止めることなどできるのでしょうか!?

 

 

異世界に転生しても自分を曲げない蓮華の強さが表現されていますね。

大阪弁を気にせず使うところも関西人らしいと思いました。

優れた商才で運命を切り開いていく『大阪マダム、後宮妃になる』

舞台はお店から後宮へ移り変わっていきます。

後宮でもブレない蓮華が大活躍しますよ。

後編

後宮に入った16歳の蓮華が愚痴をこぼしています。

鴻蓮華
「たこ焼き焼きたい!ふわっふわ、とろっとろのやつ!陽珊~なんでこの国には蛸がないんや」
陽珊
「またわけのわからないことを・・・まったく・・・ここをどこだとお思いですか、後宮ですよ、妃だけで数百人、侍女や宮女を合わせると数千人の女性が集まるここで!蓮華様には主上の寵愛を勝ち得ていただかなくてはならないのです!」

豪華絢爛な廊下を歩きながら講義に向かっていると、陽珊に言葉の訛りを注意されました。

後宮には正妃から妃候補生までいくつかの序列があり、ここから三カ月間大学で花嫁修業を経てから成績に応じて後宮での位が与えられます。

しかし成績に応じてというのは建前で、実際は家柄と賄賂によって位が与えられるようになっていました。

蓮華は鴻家の後ろ盾によって3番目の序列が与えられる予定なのです。

ただお金でシード権を買っても蓮華には前世も含めて彼氏を作った経験がありません。

鴻蓮華
「後宮の妃なんてうちの仕事やないわ、うちは商売がしたいのに・・・たこ焼きとか~、お好み焼きとか~」
陽珊
「蓮華様!こちらで講義が行われるそうです」

中に入ると多くの女性が集まっていて、そのほとんどが蓮華を見ながらひそひそ話をしています。

嫌な空気を感じながら席に座りました。

鴻蓮華
「みんな同じ女子学生なんやから仲良くしたらええのに」

どうやら女同士の戦いはすでに始まっているようです。

そのことを如実に表す人物も現れました。

陳夏雪
「あなた、貴族でないなら端に座りなさい」
鴻蓮華
「えらい可愛い娘さんですね、私、鴻蓮華って言います、飴ちゃんどうぞ!」
陳夏雪
「な・・・あ、飴・・・?このような子供騙し!」

飴を捨てられてしまいます。

蓮華は食べ物を粗末にすることが許せません。

鴻蓮華
「食いもん粗末にするとか、どういう教育されてんねん!飴一個を笑う者は飴一個に泣くんやで!」

説教すると空気が凍りました。

その理由は相手が大貴族陳家の令嬢・陳夏雪だからです。

皇族にも連なる名家のお嬢様に説教してしまいました。

しかし蓮華は身分など気にしていません。

イライラしながら陽珊と端の席に移動します。

陽珊
「蓮華様・・・大丈夫です、資金はたっぷりございますので、私だって怒っているんです!あんな物言い・・・」

野心家の陽珊はお金で夏雪を黙らせるつもりでした。

蓮華は怒っている陽珊に飴ちゃんをあげてなだめます。

初日は色々とありましたがその後の生活は粛々と過ぎていきました。

様々な講義が行われていく中、序列の低い妃候補たちは目の色を変えて必死に講義を受けています。

現在の皇太后は貧民街の出身で先代の皇帝に見初められ寵愛を受けるようになりました。

このシンデレラストーリーに加えて現皇帝の天明様が女好きで無能と噂されているので、誰にでもチャンスがあると考え妃候補たちは必死になっているのです。

そんなことを考えていると若い老師から正妃になれたらどうするか尋ねられました。

鴻蓮華
「まずは野球のリーグを作りますわ、野球とは九人で一つの組を作って行う球技でして、妃の健康を維持し社会性、計画性を養うのに最適やと思います」

阪神ファンの蓮華は野球リーグを作って自分の欲ではなく妃たちの健康を重視すると説明します。

さらに経費を見直した方がいいことも進言しました。

講義が終わると夏雪が翡翠の筆をなくしたと騒ぎ始めます。

陳夏雪
「あなた、持ち物を見せなさい」
鴻蓮華
「うちが盗んだって?大阪マダムなめんといてもらえます?陽珊!荷物出しなはれ!」

陽珊に荷物の中身を出させると翡翠の筆が出てきました。

しかし盗んでいないので蓮華は間違いだと否定します。

陳夏雪
「ではその従者が盗ったのかしら、やはり平民の使用人は卑しいわね」
鴻蓮華
「はあ?そんなわけあるかい!」

ムキになった蓮華を見た夏雪がニヤリと微笑みました。

その姿を見た陽珊は全てを理解します。

陽珊
「・・・蓮華様・・・申し訳ありません」

陽珊が跪いて謝罪しました。

その様子を見た蓮華は夏雪が自分の荷物に筆を忍び込ませたことに気付きます。

陽珊はそのことに気付いて蓮華を庇うために濡れ衣を来ることにしました。

鴻蓮華
「申し訳ありません、荷物の管理が行き届いておりませんでした、私が荷物に入れたなんてことはありえませんが、壊してしまったんはこちらの不手際かもしれません、壊したお品は弁償または修繕の手配を」
陳夏雪
「わたくしは盗んだ謝罪が欲しいのよ!」
鴻蓮華
「盗ってません、だいたいこの簪の飾り玉一個でこの筆10本は買えますわ!簪もお金も実家には埋めるほどあります、うちの実家・・・下手な貴族様よりも財力だけは上やと思っとりますが?」

たとえ盗みを働くような使用人だったとしても、自分の家には他に盗むものがいくらでもあるという皮肉を込めたセリフをぶつけます。

蓮華が庇ったおかげで陽珊が罪に問われることはありませんでした。

この事件で蓮華は後宮での戦いが叩き潰されるか勝ち残るかしかないものだと実感します。

多勢に無勢の状況ですが危機感は抱いていません。

部屋に戻ると昼間の若い講師が訪ねてきました。

普通なら部屋に入れないので、念のためお好み焼き用に特注したコテを武器代わりに持ちながら扉を開けます。

天明
「先に言っておくがお前に拒否権などない、俺に逆らうことは死を意味すると思え、俺の姓は凰、名は亮、字は天明である」
鴻蓮華
「つまり鳳という苗字の亮さんで、成人してからは天明を名乗っておりますよーってことで・・・あー・・・はい?それって皇帝陛下の名前やん」

老師のフリをして講義をしていたのは皇帝陛下の天明でした。

皇帝陛下はどうして蓮華のことを訪ねてきたのでしょうか!?

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大阪マダム、後宮妃になるのネタバレ(漫画)!茶会の行方は?

2023.12.19

 

『大阪マダム、後宮妃になる』はこんな人にオススメ

後宮に入ってもブレない蓮華の力強いキャラが魅力的でした。

しかし個性的なので夏雪のようにやっかむ人物も増えてくるかもしれませんね。

蓮華が少しずつ後宮の陰謀に巻き込まれていく『大阪マダム、後宮妃になる』

皇帝陛下の目的や正妃争いの行方など見所が盛り沢山になっています。

大阪人のド根性で蓮華が困難を乗り切る姿に期待したいですね。

 

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