引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番のネタバレ(第2話)!

今回は「漫画 大庭そと 原作 山田桐子」先生の『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』はこんな漫画(あらすじ)

人付き合いが大の苦手なため引きこもっていた伯爵令嬢のミュリエルですが、病気になった母親のため王宮に出仕してお金を稼がなければならなくなりました。

父親に図書館の司書を勧められたミュリエルは泣く泣く面接へ向かいます。

面接官のサイラスが想定外のイケメンだったので気絶しそうになりましたが、何とか面接を乗り切ることができました。

しかし採用試験に合格しなければ仕事を任せてはもらえません。

サイラスに案内された試験会場は聖獣が暮らしている獣舎でした。

司書になるつもりだったミュリエルにはどのような仕事が与えられるのでしょうか!?

変わり者のミュリエルが聖獣と運命を共にしていく『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

今回は個性豊かな聖獣たちに振り回されるヒロインの日常を描いたラブファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

王宮での波乱万丈な生活が始まりますよ。

 

『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

試験のため獣舎の中に入ったミュリエルは、ウサギのような可愛らしい聖獣に出会いました。

大喜びしながらサイラスに渡された人参を聖獣に食べさせようとします。

しかしウサギが可愛いという固定観念を押し付けるなと聖獣にキレられました。

想像とは正反対の怖すぎる聖獣に怒鳴られたミュリエルは泣いてしまいます。

キレた聖獣はミュリエルの頭をかじろうとしました。

ミュリエル
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!可愛いウサちゃんなんて言ってごめんなさい!固定観念を押し付けてごめんなさい!頭が空っぽでごめんなさい!私なんて食べてもおいしくないです!ごめんなさあい!」

食べられたくないので土下座で謝罪します。

すると聖獣から意外な言葉が返ってきました。

アトラ
「なんだよ、やっぱり人間じゃねえか」
ミュリエル
「はい人間です!ごめんなさい!」

ミュリエルは自分を人間ではないと言った覚えはありません。

それなのに聖獣の怒りを買ってしまいます。

アトラ
「おいちょっと待て・・・オマエ・・・オレの言ってる事がわかるのか!?」
ミュリエル
「はいわかります、ごめんなさい!」

聖獣が怒り狂っているのでミュリエルは死を覚悟しました。

すると背後から別の聖獣が大声でミュリエルに迫ってきます。

レグ
「わかるってどういう事なのっ!?アナタ言葉が通じるのっ!?そうなのっ!?」

あまりの迫力にミュリエルは意識を失いそうになってしまいました。

前方には興奮しているイノシシ、後方には怒り狂うウサギがいるため冷静ではいられません。

ミュリエル
「・・・はい・・・仰る通りです、私っお二方の言葉が!わかるみたいです!」

ミュリエルは本の世界で巻き起こる不思議な日常が大好きです。

しかし自分の身にこんな出来事が起こるとは思っていませんでした。

レグ
「ちょっとアナタ!言葉が通じるのを見込んでお願いがあるのよ・・・!アタシのこの趣味の悪いベルト取っ手ちょうだいっ!」

野太い声で迫られたので聖獣のイメージが崩れていきます。

腰を抜かしながらイノシシの姿を見ると、トゲが生えた首輪をつけられていました。

イノシシは悪趣味な首輪が気に入りません。

ミュリエル
「すみません・・・金具に手が届かないので屈んで頂けますか?」

キバがあるのでオスだと思われるイノシシは大人しく屈んでくれます。

すごく固いのですがミュリエルは金具を外すことができました。

レグ
「ありがとう!ありがとう!あーりーがーとーうーっ!ねぇねぇ!アナタ名前はなんていうの?アタシはレグゾディック・デ・グレーフィンベルク!レグって呼んでちょうだい♡」
ミュリエル
「ご、ご丁寧にありがとうございます・・・っ、ミュリエル・ノルトと申します」

レグはミューちゃんと呼んでくれます。

イノシシのレグは好意的ですが、ウサギのアトラは敵意をむき出しにしていました。

アトラ
「おいチビ・・・てめぇは一体何モンだ?なんでオレ達の言葉がわかる」

睨まれてしまったミュリエルは怯えてしまい言葉が出ません。

一体どうしてミュリエルは聖獣たちと言葉が通じるのでしょうか!?

 

 

性格は対照的ですがアトラもレグも迫力満点なので、ミュリエルが怯えてしまったのは仕方ありませんね。

ただレグの優しい対応によってミュリエルは救われた気がします。

ミュリエルの素性がとても気になってしまう『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

いよいよ聖獣の謎が明らかになっていきます。

聖獣とミュリエルの関係性にご注目ください。

第2話後編

アトラに睨まれたミュリエルはレグの後ろに隠れてしまいます。

レグ
「アトラ・・・いつも思うんだけど言い方もっとなんとかならないの?こんなに怯えて・・・可哀そうじゃない、ねぇミューちゃん、どうしてアタシ達と言葉が通じるかわかる?」
ミュリエル
「わかりません・・・あれ?こういう事ってあまりないのですか?」
レグ
「そうねぇ、アタシは初めてよ」

レグはこれまで自分達と言葉が通じる人間と出会ったことがありません。

話をしていると隣からミュリエルが我々の仲間だと言う声が聞こえてきます。

隣の部屋を覗くと鷹のような聖獣と、狼のような聖獣が姿を現しました。

他にも毛玉のようだった聖獣はモグラのような見た目をしています。

ミュリエル
「え・・・えーと、あのはじめまし・・・て?」
アトラ
「だぁかぁらぁオレの質問に答えろって!」

詰め寄られてもミュリエルには答えることができません。

すると代わりに鷹の聖獣がミュリエルは恐らく自分たちの仲間だと説明します。

聖獣たちは姿形が異なる通り同じ種族ではありません。

それなのに種族を越えて会話が成り立っているのは、聖獣として同種族に括られているためなのです。

聖獣は今は亡き神獣である竜が己の証を後世に残そうとして、異種との交わりを持ったことで生まれました。

そこから隔世遺伝によって竜の血を色濃く表し、種の本来の規格や能力を大きく超えて生まれたのが聖獣なのです。

アトラ
「じゃあ何か?この阿呆面さらしたチビが竜の血を濃く引いてるって言うのかァ?」
ミュリエル
「すごい・・・すごいわ、面白い・・・本当に物語の世界みたい・・・」

頬を引っ張ってみると痛いため夢ではことを実感しました。

しかしミュリエルはまだ現実だとは思えません。

レグ
「あぁらいいじゃない?頬を引っ張った顔もとってもキュートよ!アタシ大賛成!聖獣番はミューちゃんで決まりね!」

アトラ以外の聖獣たちもレグと意見が同じようです。

今まで来た人の中でミュリエルのように丁寧な対応をできた人はいません。

ミュリエル
「あのぉ・・・一つお聞きしたい事が・・・よろしいでしょうか・・・聖獣番って言葉が聞こえたのですがそれってなんでしょうか?」
レグ
「聖獣番っていうのは聖獣専用獣舎付き厩番の略称兼役職名よ、でも知らないなんて変ね・・・だってミューちゃんアナタ聖獣番になるためにここへ来たんでしょ?」
ミュリエル
「いえ、あの私は王宮図書館の司書になる面接を・・・」

しかし面接を担当したサイラスは図書館の館長ではなく、聖獣騎士団の騎士団長だったのです。

驚くミュリエルにレグたちは聖獣番を引き受けてほしいとお願いしてきました。

どんどん断れない雰囲気になっていきます。

アトラ
「・・・おいチビ、ニンジンもってこっち来い、早くしろ、ビクビクすんな、さっさとよこせ、これでオマエは今日からオレの子分だ、せいぜい可愛がってやるから泣いて喜べ」
ミュリエル
「あ・・・あああああの私、自信ないので辞退しま・・・」

辞退を申し出ようとするのですがアトラに睨まれてしまいました。

ミュリエルは人付き合いが大の苦手なので辞退したいのですが、聖獣たちとは普通に会話ができています。

その理由は聖獣たちの言葉と態度に差がないためでした。

よく分からない相手からの裏を含ませた言葉や、意味ありげな流し目を受けることがミュリエルは大嫌いです。

しかし聖獣たちの言葉と態度には温度差がなく嘘は感じられません。

大きな声や鋭い視線を瞬間的に怖いと思うことはありますが、それらが不信感や嫌悪には繋がっていないのです。

意地悪な聖獣が存在しなければ問題ないのですが、ミュリエルは何事にも例外があると考えていました。

それでもお金が必要なことと聖獣が好きな人に悪い人はいないと説得されているうちに、聖獣番の仕事がとても好条件に思えてきます。

サイラス
「ずいぶんと時間がかかっているが大丈夫・・・アトラ・・・人参を食べたのか、やはり君に感じた期待は間違いではなかった・・・採用面接は合格だ」

仕事始めは明日からになりましたが、サイラスは外せない打ち合わせがあるので立ち会うことができません。

そこで本隊の聖獣番にミュリエルの相談役を任せることにしました。

また聖獣の傍にいられるようにミュリエルは王宮で寝泊りしなければなりません。

とんとん拍子に話が進んでいきます。

予想外の展開にミュリエルは緊張してきました。

サイラス
「そんなに強張らなくて大丈夫だ・・・聖獣に気に入られる事以上に必要な事は何もないから、暫くは時間を見つけて私もこまめに足を運ぼう、これからよろしく頼む」

サイラスが握手を求めてきます。

しかしミュリエルの頭は変な妄想で一杯になっていました。

ミュリエル
「これは・・・握手よね?え?アクシュ?団長様と?ふ・・・ふふっ触れ・・・触れるの?え?この御手に触れていいの?いっいいえ!まさかそんな!駄目だわっ!まだ私には早すぎると思うの!」

ヒーローのようなサイラスに触れてしまえば大人の階段を駆け上ってしまうことになります。

経験不足のミュリエルは呼吸がおぼつかなくなって酸欠になり、心臓も止まってしまうかもしれません。

なかなか手を握れずにいると、アトラが返事をしろと怒鳴ってきます。

サイラス
「改めてよろしく」

こうしてミュリエルは聖獣番を任されることになりました。

ですが帰宅すると両親に猛反対されてしまいます。

元々ぼんやりしている上にすぐ脇道に逸れてしまうことは知っていましたが、司書の面接に行ったはずの娘が聖獣番を任された経緯が理解できません。

ミュリエル
「あー・・・流れに身を任せていたらというか・・・色々比べた結果、司書より聖獣番の方がおすすめみたいで・・・」

聖獣と言葉通じることは言えないので説明が難しくなります。

予想通りどこをどう比較したらこんな結果になったのか分かってもらえません。

聖獣との関係が良好だと説明しても、ミュリエルに聖獣番が務まるはずないと断言されます。

しかし弟は騎士団長が王弟殿下であるサイラス公爵閣下なので、憂慮するような事態にはならないと後押ししてくれました。

ただミュリエルがサイラスを公爵閣下だと知らなかったことで両親の不安が大きくなってしまいます。

ミュリエル
「お母様・・・今朝よりお顔の色がすぐれない・・・やはりお母様のためにもしっかり職務をこなしてお給金をいただかなければ・・・」

この日の夜、ミュリエルは温かくてふわふわして愛らしいものと仲良く遊ぶとても素敵な夢を見ました。

幸せな夢のおかげで聖獣番を務める自信が出てきたミュリエルだったのです。

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『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』はこんな人にオススメ

ファンタジーとラブコメ漫画が好きな人にオススメしたい作品です。

すぐに変な妄想を始めてしまうミュリエルですが、家族想いで純粋なヒロインとして描かれていますよ。

竜の血を受け継ぐヒロインの一風変わった日常を綴っていく『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

色気たっぷりのサイラスと個性的な聖獣たちにミュリエルが振り回されてしまいます。

ミュリエルが数々の困難を乗り越える姿から勇気を貰ってください。

 

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