『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』のネタバレ(漫画)!

今回は「漫画 大庭そと 原作 山田桐子」先生の『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』はこんな漫画(あらすじ)

伯爵令嬢のミュリエル・ノルトは人付き合いが大の苦手で、16歳になった現在も屋敷に引き篭もったままです。

そんな中、愛する母親が倒れてしまい治療にはお金が必要になってしまいました。

大事な母親のためにミュリエルは洋服や愛読書を売って金策しようとしますが、父親から心許ないと言われます。

外の世界に目を向けることができ、お金も稼げるという理由から王宮への出仕を提案されました。

泣く泣く図書館司書の面接に向かったミュリエルでしたが、試験のため連れて行かれたのは図書館ではなく獣舎だったのです。

聖獣騎士団のお仕事を題材にした『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

今回は異世界ラブファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

もふもふの聖獣たちと引きこもり令嬢のやり取りをコミカルに描いていますよ。

 

『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ベッドで休む母親の横でミュリエルが号泣しています。

父親と弟には今すぐどうこうなるわけではないので落ち着きなさいと言われました。

ミュリエル
「お母様ぁぁぁっ!死なないでぇぇぇぇぇぇ・・・っっ!」

今は大丈夫だと言われているのにミュリエルは人の話を聞いていません。

仕方なく父親がミュリエルを担ぎ上げて別室へ連れて行きます。

別室で父親から母親が無理のできない体になってしまったことが伝えられました。

ミュリエル
「むりのできないからだ・・・っ、今までお風邪一つ召されなかったお母様が・・・」

これからは定期的に診察を受ける必要があります。

隠しても仕方がないので父親は数カ月後には命の危機もある状態だということをミュリエルに教えました。

父親は大事な妻を全力で支えるつもりです。

しかし先立つものが必要になっていました。

ミュリエル
「先立つもの?つまるところお金!わかりました!私のお洋服やお飾りを売ってください!」

母親のために金策しようとしますが、父親にそれでは心許ないと言われてしまいます。

そこでミュリエルは大切なものも手放す覚悟を決めました。

ミュリエル
「では・・・私の愛読書も手放します・・・大事な本ですが大事な大事なお母様には代えられません・・・っ」

ミュリエルは三度の飯よりも本が大好きです。

そのミュリエルが愛読書を手放すと言ったので父親は驚いてしまいました。

しかし父親はそれよりもいいアイディアを提案してきます。

父親が提案したのはミュリエルが王宮に出仕するというものでした。

アイディアを提案されたミュリエルは号泣してしまいます。

ミュリエル
「むり・・・ぜぇぇったい無理です!」

人付き合いが大の苦手なミュリエルに王宮への出仕など務まるはずがありません。

6歳の時に参加させられた同じ年ごろの子供たちを集めた茶会で、ミュリエルは意味も分からず明確な敵意を向けられました。

それ以来、他人の視線が怖くて仕方ないのです。

談笑する人たちが笑い声をあげれば自分が笑われていると感じるようになってしまいました。

ミュリエル
「ここのところ夢中になっている物語にもあったんです・・・王宮は愛憎渦巻く悲劇に溢れていると!男の譲れない戦い・・・女の悲しき定め・・・思い合う者達のすれ違い・・・っ、そして・・・突然の死」

ミュリエルは自分の世界に入り込むと変な妄想を膨らませる女の子です。

ここでも変な方向に走り出したミュリエルは、王宮に出仕したら自分には名もない死体役が回ってくると考えていました。

興奮して暴走するミュリエルに父親は出仕すると言っても侍女ではなく司書であることを説明します。

本が好きなミュリエルには司書が最適だと考えていました。

司書になれば空き時間は所蔵している本が読み放題です。

また仕事ぶりが認められて蔵書管理に関われるようになれば、ミュリエル好みの図書館を作れるかもしれません。

ミュリエル
「私好みの図書館・・・っ」

さらに父親は16歳のミュリエルが引き籠っているいる状況は若さの無駄遣いだと考えています。

そろそろ外の世界にも目を向けなければいけません。

お見合い結婚という選択肢もありますが、若い娘を金で買おうとする男に人徳は望めないので両親は王宮への出仕を選びました。

病気になってしまった母親のためにはミュリエルの頑張りが必要なのです。

ミュリエル
「お母様のために・・・!」

働きに出る覚悟を決めたミュリエルにはどんな運命が待ち受けているのでしょうか!?

 

 

人の話を聞かずに頭の中で想像を膨らませてしまうミュリエルの独特な感性が印象的でした。

それでも母親のために王宮へ出仕することを決めた優しい心はとても素敵ですね。

司書になるはずだったミュリエルが数奇な運命に巻き込まれていく『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

王宮に採用されるための面接がいよいよ始まっていきます。

母親のために王宮へ向かったミュリエルの頑張りを見守ってください。

後編

採用面接のために対策してきたミュリエルが王宮にやって来ました。

怖くて帰りたいのですが母親のためには採用されなければいけません。

ミュリエル
「ミュリエル・ノルトと申します、きょ、今日はお時間を頂きありがとうございます」
サイラス
「あぁ」

挨拶をしたミュリエルは顔を上げた瞬間に、目の前の男性が想定外のイケメンだったので動揺してしまいます。

イケメンの周りからは大輪の薔薇のように痺れる甘い香りが漂っていました。

砂糖とミルクを入れたような紅茶のように甘い香りがイケメンをさらに色っぽくさせている気がします。

ミュリエル
「これはあれだわ、物語のヒーローはヒーローでも酸いも甘いも噛み分けたお姉様方が刺激的なものをお求めになって読む物語・・・それに出てくるヒーローだわ」

ミュリエルにはまだこのイケメンとのやり取りは早すぎるかもしれません。

焦ってきたミュリエルは顔汗を抑えられなくなります。

サイラス
「ミュリエル・ノルト嬢、今日はよく来てくれた、サイラス・エイカーだ、そちらのソファーにかけてくれ」

イケメンを目の前にすると立っていられる気がしません。

それでも司書に採用してもらうため面と向かって話す必要があります。

打開策を考えたミュリエルは、遠くを見る目で近くを見ると焦点が合わずにぼやけて見えることを思い出しました。

ミュリエル
「驚異的な色気を発するイケメンも見え方が曖昧にすればきっと大丈夫なはず!」

曖昧に見えてきたのでサイラスとも落ち着いて話せる気がしてきます。

するとサイラスが笑いかけてくれました。

サイラス
「どうやら君は平気の様だな、言いにくいのだが・・・ご婦人の多くが私と対面すると体調を崩してしまうのだ、ひどくぼんやりとしてしまったり軽い眩暈を覚えたり」
ミュリエル
「皆さんこの壮絶な色気にあてられているのでは?」
サイラス
「だが君は先程から私としっかり目を合わせているし平気なのだろう?」
ミュリエル
「むしろ気絶が正解だったわ・・・」

気絶していれば面接から逃げられたのかもしれません。

ミュリエルが後悔していると、サイラスが女性を募集から外していることを説明しました。

そのせいでサイラスはかなり切迫した状況に陥っているそうです。

サイラス
「人選がうまくいかず全ての実務が滞ってしまっているんだ、就職の意思がある者にはぜひ面接を受けてほしい・・・だがやはり私のような者がいる職場は難しいだろうか・・・?」
ミュリエル
「いっ、いいえ!こちらこそ是非・・・!是非お願いします!」

ミュリエルからも面接を強く希望するとサイラスは受け入れてくれました。

人付き合いは大の苦手ですがミュリエルは面接をなんとか耐え抜きます。

サイラス
「なるほど、まず今の時点で私から君に対する好感度は高い」
ミュリエル
「でっでは採用して頂けるのでしょうか?」
サイラス
「いや、次の試験が問題なくこなせてからだ、私が君の人となりを認めても彼らに受け入れられなければ仕事にならないんだ」
ミュリエル
「彼ら?」

司書の面接に来たミュリエルには彼らという言葉の意味が分かりません。

しかしサイラスの真剣な表情からとても重要だということは伝わってきます。

サイラス
「今まで面接に来た面々も彼らに引き合わせるところまでは進むのだがそれ以降はどうしても・・・だが君ならもしかしたら気難しい彼らも受け入れてくれるかもしれない」

サイラスは彼らのところへミュリエルを案内することにしました。

正面からではなく後ろ姿を眺める状況になったことでミュリエルの緊張が少し解れます。

ミュリエル
「背中だけならなんとか大丈夫そう・・・それに背中だったら私が見てもいいわよね?だ・・・駄目かしら?」

森の中を抜けていくと目的地に到着しました。

するとサイラスが胸ポケットから人参を取り出します。

サイラス
「この人参を右奥にいるものに与えてみてほしい、問題なく口にしてもらえれば君を採用しよう、公平を期すため私は同行できない、ここで君の成功の報告を待っている」

ミュリエルは1人で建物の中へ入ることになりました。

しかし人参を渡された意味はよく分かっていません。

ミュリエル
「え、もしかしてここは・・・獣舎・・・?」

建物の中は藁が敷かれているので獣舎だと気が付きました。

どうやら人参は獣舎で飼育されている生き物に与えるようです。

ですがミュリエルが目にしたものは普通の生き物ではありません。

獣舎の中では毛玉のようなもふもふした生物が休んでいます。

ミュリエル
「これはまさか・・・聖獣!?ワーズワース王国の王城に聖獣騎士団があるのを知らない者はいない、だが実際聖獣にお目にかかる機会は少ないのが現状だ」

聖獣に関することは全て国が管理していて、民間で保有されることはあり得ません。

野生で発見された聖獣も速やかに保護されることになっています。

多くの一般人と同じようにミュリエルも聖獣の存在を知るのみでした。

本物の聖獣を見られるかもしれないのでミュリエルはワクワクしてきます。

奥に進むと天蓋ベッドのようなものが置いてありました。

ミュリエル
「うそ・・・!すごいすごいすごーい!ウサちゃんの聖獣だなんてっ!そこの可愛いウサちゃーん!ここに人参ありますよー!」

ウサギの聖獣を発見したので大喜びします。

しかし聖獣はミュリエルが考えているようなキュートな存在ではありません。

ここからミュリエルは聖獣の恐ろしさを知ることになるのです。

 

『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』を読んだ感想

大事な母親のため面接を受けることにしたミュリエルの勇気に感激しました。

しかし面接を受けた仕事は思っていたものとは違っていそうですね。

王宮で待ち受けていた運命がミュリエルを大きく成長させていく『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』

恋愛とファンタジー、そして人間ドラマがミックスされた物語です。

ワクワクできるストーリー展開も見所になっていますよ。

 

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