釣りとごはんと、恋は凪のネタバレ(漫画)!第1話の面白さは?

今回は「小池田マヤ」先生の『釣りとごはんと、恋は凪』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『釣りとごはんと、恋は凪』はこんな漫画(あらすじ)

カバちゃんこと蒲山ユキは釣り好きな彼氏に1人で何もできないと言われたため、彼氏の趣味である釣りにチャレンジしてみることにします。

初心者なので釣果はイマイチですが、船に乗り合ったお姉さんが助けてくれたのでシロギスを釣ることができました。

しかしビギナーズラックの後は小さなトラギスを2匹しか釣ることができません。

そんなカバちゃんだったのですが船に乗り合わせた仲間たちが魚をお裾分けしてくれます。

旬の魚を家に持ち帰ったカバちゃんは、自分で魚をさばいて絶品料理を作り始めました。

魚料理と釣りにハマったヒロインの日常を描いていく『釣りとごはんと、恋は凪』

今回はグルメと恋愛を融合させた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

彼氏との関係は凪状態でも、釣りで幸せを感じるヒロインがとても魅力的ですよ。

 

『釣りとごはんと、恋は凪』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第1話

女一人で海へ出たカバちゃんが波をかぶっています。

内海先輩
「カバちゃん大丈夫!?」
蒲山ユキ
「・・・蒲山です」

波はかぶるし乗り合ったお姉さんに変なあだ名を付けられたり、カバちゃんは踏んだり蹴ったりの状態になっていました。

買ったばかりのNYハットは風邪で飛んで行きましたし、船に乗り合わせた親父たちのくだらないギャグにも愛想笑いしなければなりません。

この状況にカバちゃんは泣きたくなってきました。

内海先輩
「タオルも持ってきてなかったかあ!ほんとに釣り初めてなのね、予備あるから使って、潮拭いたらこうしてフード下に被ると日除けになるよ」

嫌な気分になっていたのですがお姉さんの優しさに救われます。

お姉さんによると海の上は照り返しが強いので、色白のカバちゃんは日焼けに気を付けなければなりません。

そんなカバちゃんが1人で釣りに来たのは、趣味が釣りの彼氏に1人じゃ何もできないから釣りには連れて行けないと言われたためです。

蒲山ユキ
「釣りくらい私だって・・・やっぱり無理ーっ!」

彼氏を見返したいので釣りに挑戦しているのですが、餌になるイソメが気持ち悪くて針に付けることができません。

すると優しいお姉さんが餌を付けてくれました。

内海先輩
「あっ、ちょっと・・・引いてるんじゃないのそれ!リール巻いて巻いて」

お姉さんに言われる通りリールを巻いていきます。

すると立派なシロギスが釣れました。

蒲山ユキ
「こ・・・これどうしたら・・・」
内海先輩
「あー針奥まで飲んじゃってるね、プライヤー貸してあげる、飲み込んだ針をつまんではずすのよ、釣った以上は責任持ってがんばって!」

言われた通りプライヤーを使って奥まで飲み込んだ針を外そうとします。

しかしシロギスから血が出たのでパニックになってしまいました。

蒲山ユキ
「痛い痛い痛いっ、ごめんなさい、ごめんなさい!」
内海先輩
「ごめんじゃない!魚はわかってる!ちゃんとおいしく食べてあげれば大丈夫!」

釣った魚はマナーとして美味しく食べてあげなければいけません。

この日のカバちゃんは天ぷらでもお刺身でも頂ける20㎝超えのシロギスを釣りあげました。

蒲山ユキ
「食べられるお魚・・・今夜のおかずゲットだあぁー!」

もっとたくさん釣れるとキスの天ぷらが食べ放題になります。

そのため午後からの釣りにも気合を入れて臨みました。

内海先輩
「午後の半日船のわりには結構釣れましたね!カバちゃん以外のみなさんは♡」
蒲山ユキ
「あははは・・・うう・・・キス天食べ放題の夢が・・・」

ビギナーズラックの後に釣れたのは小さなシロギス2匹だけです。

対照的にお姉さんは色々な種類の魚をたくさん釣っていました。

内海先輩
「いる?さすがにこんなに食べられないし、おいしく食べてくれるなら」

他にもおじさんがシロギスみたいに色白なのに頑張ったカバちゃんにお裾分けしてくれます。

女の子に対してシロギスみたいと言うのは失礼なのですが、この時のカバちゃんは意味が分かっていません。

すっかり釣りにハマったカバちゃんは帰宅するとキスを背開きしていきます。

ワタを取るとキスの内側は真っ黒でした。

蒲山ユキ
「こんなに身は白いのにキスって腹黒い・・・そういうことかぁ・・・」

腹が黒いキスと女の子を同じようだと言ったおじさんが失礼だということに初めて気が付きます。

納得したカバちゃんは捌いたキスを骨まで美味しく食べることにしました。

完成した料理はキスのお造りとアラを使った骨せんべい、そして大本命のキス天です。

特にキスのお造りは身が水っぽいから昆布で締めて卵黄を付けて頂く食べ方をお姉さんから教わっていました。

料理が完成すると彼氏の隆くんがやって来ます。

小澤隆
「キス天うっまっ!それにこれ!キスの刺し身?初めて食った!昆布締めしてから黄身あえ?すげー!」
蒲山ユキ
「同船したお姉さんに教えてもらったの」
小澤隆
「ひどいこといってごめん、次は一緒にいこう、俺もキス釣りたい、教えてよ」

この日はキスを食べながらキスして仲直りした2人だったのでした。

 

 

彼氏と凪状態のカバちゃんがいきなり釣りの洗礼を浴びた姿が可愛らしかったです。

後悔しながらも釣り仲間に支えられる様子から釣りの楽しみも感じられました。

たくさんの人たちに助けられながらヒロインが釣りと恋の上級者に成長していく『釣りとごはんと、恋は凪』

エピソードごとに参考にしたくなる魚の捌き方やレシピも紹介してくれています。

釣りが好きな人はもちろん、カバちゃんのように釣りビギナーも楽しめる物語に仕上がっていますよ。

第2話

またしてもカバちゃんが1人で釣りに出かけました。

この日のカバちゃんは船酔いに苦しんでいます。

内海先輩
「カバちゃん大丈夫ー?」
蒲山ユキ
「蒲山です・・・大丈夫じゃないです・・・」
内海先輩
「船内入ってたら?カバちゃん」

親切なお姉さんは酔い止めを分けてくれました。

カバちゃんが船酔いに苦しむ中、お姉さんは全く揺れずに釣りをしています。

慣れた様子のお姉さんは良い型のカワハギを釣り上げました。

他の釣り客たちはお姉さんのカワハギを肝パンと称えています。

蒲山ユキ
「肝パン?」
内海先輩
「肝がパンパンに肥えてるの♡これがカワハギの醍醐味ー♡」

カワハギの白身を肝じょうゆで食べると最高に美味しく、肝をあん肝のように蒸してもみじおろしとポン酢で食べると絶品のカワハギは海のフォアグラと呼ばれていました。

他にもソテーやグラタンもお勧めの調理法です。

話を聞いているうちにカバちゃんもカワハギをどうしても釣りたくなってきました。

しかし船が揺れるので釣りをすることができません。

蒲山ユキ
「やっぱりダメだあ・・・隆くんとこなくて・・・ふがいないとこ見られなくてよかったよ」

船酔いしている姿を見られると、だらしないって言われるはずです。

そんな彼氏の隆と今日は初めての釣りデートをする予定でした。

しかし昨日、買ったばかりのニットワンピを見せると、隆に太ったと言われたことでケンカになってしまったのです。

ケンカしたためカバちゃんは1人で釣りにやって来ました。

蒲山ユキ
「準備は楽しかったのになー」

釣り具屋のデートまでカバちゃんは最高に幸せだったのです。

カワハギは好奇心が旺盛なので、ラメがキラキラしている釣りの仕掛けが目に留まりました。

そこでカバちゃんはネイルの材料でデコレーションした渾身の仕掛けを用意してきたのです。

内海先輩
「カバちゃん何それ!作ったの!?すごい!私も自作使ってるの」
蒲山ユキ
「みんないろいろ工夫するんですね」
内海先輩
「だって自作の仕掛けで釣れたらうれしいじゃんー」

お姉さんだけでなく他の釣り客も自作の仕掛けを使っていました。

様々な仕掛けを試行錯誤しながらチャレンジするのも釣りの醍醐味なのだそうです。

蒲山ユキ
「そっか、私も釣りたかったんだな、隆くんを、寄ってきてかわいいね・・・て、いってほしかっただけなのね」

自分も隆に寄ってきてほしいので試行錯誤していることに気付かされました。

その後、酔い止めの薬が効いてきたので釣りを再開すると、終わり間際に小さなカワハギを釣ることができます。

悔しがるカバちゃんに大漁だったお姉さんがカワハギをお裾分けしてくれました。

内海先輩
「肝パンだからこれだけでお寿司にしてごらん、釣り人しか食べられない夢のお寿司よー、食べたら食いしんぼうは絶対また釣りにきたくなるから!」

お姉さんに感謝しながら家に向かっていると隆が迎えに来てくれます。

隆はネットでカワハギの捌き方を検索していたので、家に帰るとお勧めされた肝寿司を作ることにしました。

出来上がったカワハギの肝寿司をカバちゃんと隆は仲良く一緒に食べ始めます。

蒲山ユキ
「何これ?何これー!?こんなの庶民が食べていいの?神の食べ物だあ!」

カワハギの肝には臭みがまったくありません。

その上でまったりとしたコクと甘味が感じられます。

しかし肝は少ないのであと2個ずつ分しかありません。

小澤隆
「あーあ、オレも意地はらず一緒に釣りにいけばよかった」
蒲山ユキ
「ホントだよ!」
小澤隆
「ニットワンピがユキらしくてすごく似合ってて・・・つい照れてちゃかしてしまった、ごめんな」

結局ニットワンピで隆を釣り上げたカバちゃんだったのです。

 

『釣りとごはんと、恋は凪』を読んだ感想

カバちゃんが釣りビギナーだからこそ、釣りの情報を丁寧に描写していますし、面白さも十分伝わってきました。

釣れた魚の調理方法やお勧めの食べ方も料理が好きな人にはとても参考になると思います。

未経験者でも新鮮な気分で楽しむことができる『釣りとごはんと、恋は凪』

釣りの魅力だけでなくカバちゃんの恋模様も見所になっています。

優しいお姉さんの意外な正体も注目してもらいたいポイントですよ。

 

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