黒狼王と白銀の贄姫のネタバレ(漫画)!エデルの運命は?

今回は「漫画 白木苺 原作 高岡未来」先生の『黒狼王と白銀の贄姫』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『黒狼王と白銀の贄姫』はこんな漫画(あらすじ)

オストロム王国は南東の国境を接するヴェシュエ王国に戦争を仕掛けられ、国王自らが迎え撃つことになりました。

しかし国王の不在をチャンスと捉えた西の隣国ゼルスがオストロムに進軍を開始します。

王都を預かっていた国王の息子オルティウスはゼルスに応戦し無事勝利を得ましたが、帰路の途中で父王が病で急死する不測の事態が起こりました。

妾の娘として虐げられてきたゼルス国の王女エデルは、戦争に敗北した代償として姉の代わりにオストロムへ嫁ぐことになってしまいます。

黒狼王と呼ばれるオルティウスは戦いにしか興味がないと恐れられているため、蛮族の王に嫁ぐことになったエデルは大きな不安を感じていました。

それでもエデルは虐げられる生活よりも自由を選びます。

結婚の儀でオルティウスとエデルが出会ったことにより、運命の歯車が大きく動き始めることになりました。

敵国に嫁いだ王妃が波乱万丈の運命に翻弄されていく『黒狼王と白銀の贄姫』

今回はシリアスなラブファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

異世界のシンデレラストーリーに魅了されてください。

 

『黒狼王と白銀の贄姫』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

オストロムの教会で結婚の儀が行われています。

オルティウス
「私オルティウス・ファスナ・ロウム・オストロムは、ウィーディア・エデル・イクスーニ・ゼルスを生涯の妻とし、この命あるかぎり愛することを誓います」
エデル
「黒狼王・・・冷たくも美しい瞳を持つこの方を・・・わたしは・・・騙している」

誓いのキスをしたことでオルティウスとエデルは正式に夫婦となりました。

結婚の儀が完了するとオルティウスは、幼馴染の側近たちにエデルが美しくしおらしかったと第一印象を伝えます。

しかし第一印象を演技だと分かっているオルティウスはエデルを信用していません。

ゼルスの王女は白い薔薇と呼ばれるほど美しいのですが、とても気位が高く国では女王のように振る舞っていると噂されています。

それなのにエデルがしおらしいのでオルティウスは警戒する必要性を感じていました。

2人が結婚するきっかけになったのは、昨年勃発した南東の隣国ヴェシュエが戦争を仕掛けてきたためです。

オルティウスの父である前王がヴェシュエを迎え撃ちましたが、国王の不在時に西の隣国ゼルスがオストロムに進軍してきました。

王都を預かっていたオルティウスはゼルス軍に応戦し無事勝利を得ましたが、帰路の途中で父王が病に倒れ息を引き取ってしまいます。

戦争には勝利しましたが父王を亡くしたことによってオルティウスが国王に即位しました。

オルティウスが身を固めたことは国民にとって良い知らせとなっています。

オルティウス
「しょせんこの婚姻は単なる意趣返しだ、蛮族の王との結婚など・・・」

復讐の意図を感じる結婚が決まったのは数カ月前のことでした。

ゼルス王国でエデルが姉のウィーディアに折檻されています。

謝罪するエデルにウィーディアは自分の首飾りとブローチを磨くことと、ほつれたドレスの刺繍を手直しするよう命じました。

全てが終わるまで食事することは許されません。

ウィーディア
「お前は父上が間違って侍女に産ませた子、お情けでこの宮殿に置いてもらっていることをゆめゆめ忘れないようにね」

妾腹という理由でウィーディアや王妃らに虐げられながらエデルは育ってきました。

今では王妃や姉に逆らうことはありません。

黙って首飾りとブローチを磨いていきます。

エデル
「お腹すいた・・・朝は麦粥を食べたきりだから・・・」

どんなにお腹が空いても姉に命令されているので食事はできません。

王妃と姉にとって妾腹のエデルはどんなに虐げても許すことのできない存在なのです。

またエデルを虐げているのはウィーディアたちだけではありません。

2人の手足となってエデルを苦しめている女官のバーネット夫人が部屋を訪ねてきました。

バーネット夫人
「どこに行ったのかと思ったらこんな所でウィーディア様の持ち物に手を出して、さすが手癖の悪い女の娘ですこと」
エデル
「あ・・・ちっ違います、これは」
バーネット夫人
「まあまあ言い訳は無用よ、エデル様、陛下のご命令とはいえ・・・どうしてこのような娘を王女として扱わなければならないのか、王妃様は本当にご心労が絶えないこと」

女官の立場でありながらバーネット夫人は王妃の命令によってエデルを虐げているのです。

エデルは残酷で不自由な状況から抜け出すことはできるのでしょうか!?

 

 

人間関係の裏側がリアルに表現されているので物語の世界観に入り込みやすかったです。

国同士の争いと継母と義姉からの憎悪に苦しむエデルの日常はとても残酷ですね。

蛮族の王に嫁いだエデルの運命を描写した『黒狼王と白銀の贄姫』

ここからいよいよエデルが黒狼王と結婚することになった経緯が表現されていきます。

エデルが結婚を受け入れた理由に納得できるはずですよ。

後編

バーネット夫人はエデルがウィーディアの持ち物に手を出したと決めつけていました。

バーネット夫人
「姉上の物から手をお離しなさい、汚らわしい!」
エデル
「あっ、申し訳ありませ・・・いっ!」

怒鳴り声に驚いたエデルが首飾りを落としてしまいます。

拾おうとした手をバーネット夫人が踏みつけました。

バーネット夫人
「触るなと言ってるのがわかりませんか?ふふっ、王妃様の痛みを思い知るがいいわ」

力を入れ続けていると、エデルの兄に仕えている騎士のユウェンが止めに入ります。

ユウェンのおかげでバーネット夫人は部屋を出て行きました。

兄に仕える騎士でありながらユウェンはエデルのことを気にかけてくれているのです。

エデル
「昔・・・母と引き離されてからは今よりもっと酷かった、粗末な服に食事は数日に一度、泣くと頬をぶたれ母を恋しがれば少ない食事をさらに減らされた」

エデルは全ての仕打ちに対して我慢するしかありません。

王妃たちの気が済めば解放してもらえる可能性もあります。

解放されるまでエデルは石のように動かないと決めました。

動かないことがここで学んだ唯一の生存方法なのです。

そんなエデルにユウェンはお茶会からくすねてきたお菓子をプレゼントしてくれました。

小腹を満たせたエデルは家族と食事することになります。

エデルは久しぶりにまともな食事を頂くことができました。

ウィーディア
「あっ、わたくし今日はお茶会を開きましたの!騎士たちが勝手に開いてくださるのですけど、まったく彼らったらわたくしのことをゼルスの白薔薇、白薔薇ってうるさくって」

ウィーディアが自分の評判を父親に自慢していますが、兄からゼルスの白薔薇はお気に入りの男を侍らせておべっかを言わせる高慢女だという噂をバラされます。

噂通りウィーディアは高慢な女で、特に騎士のユウェンを贔屓にしていました。

嫌な噂を否定しようとすると、父親がウィーディア結婚が決まったことを伝えます。

結婚相手はオストロムの黒狼王と呼ばれるオルティウスでした。

ウィーディアは蛮族の王と結婚することを拒絶します。

しかし兄が勝手に始めた戦で敗北したことが、拒否できない原因になっていました。

賠償金と共にゼウスの白薔薇を要求されたことに王妃も反対しますが、すでに臣下たちも承認しているので覆すことはできません。

ウィーディア
「いいことを思いついたわ・・・わたくしの代わりにそこのエデルを行かせればいいじゃない!オストロムはゼルスの白い薔薇をご所望なのでしょう?わたくしを名指ししていないのであればエデルであっても問題ないはずだわ」

ウィーディアの言う通りエデルはゼルスの王女です。

エデルもゼルスの白い薔薇であるということを認めた国王はどちらでも構わないと方針を変えました。

こうしてエデルはウィーディアの身代わりとして、黒狼王と結婚することになったのです。

エデル
「まさか・・・私がお姉様の代わりに隣国へ?でもそれはここから離れられるということ、敵国の王妃として心穏やかには過ごせなくても、それでもここよりはマシかもしれない、私は自由になれるんだ・・・!」

敗北の代償として要求された妻の座ですが、もしかすると現状より幸せな日々が待っているかもしれません。

結婚を受け入れたエデルでしたが、まだ王妃とウィーディアの深い憎悪は拭いきれていませんでした。

ウィーディアはオストロムへ嫁ぐエデルが、豪華な花嫁支度を用意されていることに納得がいきません。

ウィーディア
「たかだか愛妾の娘のくせに生意気な・・・!オストロムのような文化水準の低い国に嫁ぐのにドレスも宝石も必要ないわ!」

怒り狂ったウィーディアがエデルのドレスを破ってしまいます。

しかしウィーディアよりも憎悪を膨らませていたのは王妃でした。

王妃は蛮族の王とはいえエデルが王妃になることを憎らしく思っていたのです。

エデルが生まれたのは王妃がウィーディアを生んだ三ヶ月後のことでした。

国王は王妃が懐妊中でありながら侍女に手を出したのです。

そこから侍女は離宮に囲われ、国王は王妃と生まれたばかりのウィーディアを放っておいて離宮へ通うようになってしまいました。

王妃はこの屈辱が忘れられません。

エデル
「知らなかった・・・こんなに憎まれているなんて、こんなに殺したいとまで思われていたなんて・・・でもここを耐えればもうすぐここから逃げられる・・・!」

ゼルスから離れることが今のエデルにとっては唯一の希望になっています。

しかし継母の王妃はエデルに安寧の日々を与えるつもりはありませんでした。

王妃はオストロムで生活するための女官として、最悪な人物を選んでいたのです。

エデル
「あ・・・!バーネット夫人・・・!」

敵国の黒狼王と結婚するだけでもエデルには前途多難な道が待ち受けていました。

それなのに自分を敵視するバーネット夫人が女官として同行することになってしまったのです。

エデルは白銀の贄姫として幸せを手に入れる事ができるのでしょうか!?

『黒狼王と白銀の贄姫』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

黒狼王と白銀の贄姫のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2024.10.21

 

『黒狼王と白銀の贄姫』を読んだ感想

蛮族の王に嫁ぐことを決めたエデルでしたが、王妃の憎悪から逃げられそうにありませんね。

バーネット夫人の傍若無人な振る舞いがオストロムでも続くことを考えると恐ろしくなりました。

複雑な人間模様が絡みあっていく『黒狼王と白銀の贄姫』

ウィーディアに代わって黒狼王と結婚したエデルの秘密がどのタイミングでバレてしまうのかに注目したくなりました。

不幸な境遇のエデルには新たな環境で幸せになってもらいたいですね。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

さらにポイントを使って購入することも可能ですよ!

そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです!

使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT

最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません!

最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか?

さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実!

雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓