御社の不倫の件~絶対に別れさせます~のネタバレ(漫画)!

今回は「樹ユウマ」先生の『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』はこんな漫画(あらすじ)

28歳の高橋さつきはイベント会社に勤め始めてから5年が経っていました。

仕事が忙しいため交際してから2年の彼氏とはなかなか会うことができません。

そんな中、さつきが所属している宣伝部に2人の女性が新たに配属されました。

普通の人事だと思うさつきなのですが、女性の1人は課長の不倫相手だったのです。

不倫の影響で迷惑を被ることになったさつきに、派遣社員として配属された女性が提案してきた意外な内容とは・・・!?

当人たちの問題とは言えない不倫に立ち向かう別れさせ屋の活躍を描いた『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』

今回は読んでいくうちに気分がスッキリしていくヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

自分勝手な男女が成敗される様子を楽しんでください。

 

『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

不倫は当人同士の自由な恋愛かもしれません。

確かに価値観は人それぞれなので恋愛はそれぞれの責任で行うべきものなのでしょう。

しかし不倫関係によって身勝手な行動が起こった場合、周囲の人間には大変な迷惑が被ることになります。

イベント会社の宣伝部に勤務している高橋さつきは、身を持って不倫関係の男女に損害を受けることになってしまいました。

高橋さつき
「課長、最近しょっ中いちごパフェのアイコンとラインしてるな」

トイレに行くためには課長の後ろを通らなければいけません。

すると課長のパソコンに愛人と思われる女性からラインが届きました。

視力が良いさつきはラインの内容を見てしまいます。

槇原課長
「なんだ高橋!俺の背後に回るな!」

気配に気づかれてしまったので叱られてしまいました。

仕方なく謝った後でトイレへ向かいます。

高橋さつき
「あーやっぱあの人苦手ー、イイ年してぴろたんて、りんりんはキャバクラのお姉ちゃんか?・・・てか家族の写真壁紙にしてるPCでよくやるわ・・・」

家族がいるのに不倫している上司に呆れてしまいました。

ため息しか出ないこの日のさつきは仕事を終えて帰ることにします。

帰り道、付き合って2年目の彼氏に電話することにしました。

彼氏に来月のシフトを確認すると土日も休みがありません。

高橋さつき
「休みが合わないのももう慣れたもの、仕事は忙しいけどやりがいがあって充実してる、上司に恵まれたとは言えないけど不満少なめのマイライフ」

この日までは自分の生活が充実していると思っていました。

しかし翌日、宣伝部に新しい社員が配属されたことによってさつきの運命が激変します。

安西梨々香
「このたび宣伝部に配属になりました安西梨々香です」

安西梨々香は自ら希望して宣伝部に異動してきました。

さつきは若くて派手な見た目の梨々香に少し驚いてしまいます。

そんな梨々香に仕事を教える役をさつきが任されました。

ただ配属されたのは梨々香だけではありません。

派遣社員として三枝玲という女性も配属されました。

三枝玲
「よろしくお願いします」

三枝玲は梨々香と違って落ち着いたタイプの女性です。

挨拶を終えると早速仕事を教えることにしました。

高橋さつき
「・・・えっと、じゃあこの資料を元に原稿に起こしてくれますか?」

まずは誰にでもできる簡単な仕事を任せることにします。

しかし梨々香は仕事を始めようとしません。

安西梨々香
「えっとぉー・・・りり、このソフト使ったことないんですけどォー」

社会人なのに下の名前を略して呼ぶため、さつきは戸惑ってしまいます。

それでも仕事は覚えてもらわなければなりません。

高橋さつき
「あー・・・えっとじゃあまず・・・」

思っていたよりも梨々香に仕事を教えるのは大変だと感じ始めます。

すると三枝玲が助けに入ってくれました。

三枝玲
「あの、よければ私が教えましょうか?編集系のソフトは一通り使えますので」
高橋さつき
「ホントですか?じゃあお願い・・・」
安西梨々香
「けっこーでーす、課長に高橋さんに仕事教えてもらえって言われてるんで、ハケンさんは資料の整理でもやっといてくださーいっ」

せっかく教えてくれると言ってくれた三枝玲を梨々香が拒否してしまいます。

梨々香の失礼な態度に驚くさつきだったのですが、彼女のワガママな態度はこんなものではありませんでした。

ここから自己中心的な梨々香にもっと苦しめられることになってしまうのです。

 

 

他人の恋愛観に文句を言う必要はないと思います。

しかしこの物語で描かれている不倫は周囲に迷惑をかけているので、見て見ぬふりはしていられない気がしました。

自分勝手な男女に振り回される人たちの苦悩を表現した『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』

さつきがどのように迷惑な不倫と向き合っていくのかが見所になっています。

三枝玲の正体にも注目しながら続きをご覧ください。

後編

派遣社員に対する失礼な態度を見たさつきは、梨々香のことを絶対に受け入れられないと思うようになっていきました。

さらに梨々香は全く仕事を覚えないので使えません。

高橋さつき
「安西さんちょっとこの原稿、誤字脱字ひどいから」
安西梨々香
「そーなんですかあ?私じゃ気づけないんで後はよろしくお願いします!」

自分のミスなのに仕事をさつきに任せて、梨々香は帰ってしまいました。

そのためさつきは約束していた彼氏とのデートを断る羽目になってしまいます。

また梨々香に仕事を教えていたので、今日は自分の仕事もまだ終わっていません。

三枝玲
「あの、よければお手伝いしましょうか?」

必死に仕事していると三枝玲が声を掛けてくれました。

三枝玲が手伝ってくれたおかげで何とか仕事が片付きます。

翌日、昼休みになるとさつきが食堂へ向かいました。

高橋さつき
「三枝さん!お昼ご一緒してもいいですか?」
三枝玲
「もちろん」

昨日のお礼を言いたかったので三枝のことを探していたのです。

また梨々香が派遣をバカにしたよう態度を取った時、フォロー出来なかったことも謝りました。

高橋さつき
「私もびっくりしちゃって・・・」
三枝玲
「気にしてませんから大丈夫ですよ、でも安西さんはこちらの部署への配属を希望されてたというお話でしたけどお仕事にあまり興味ないようですね、他に何か理由があるんでしょうか?」

三枝玲の疑問は当然のことかもしれません。

心当たりがないさつきが返答に困っていると、部内のライングループに梨々香が招待されました。

梨々香のアイコンを見たさつきは、課長の不倫相手が彼女だと気付いてしまいます。

高橋さつき
「いやでもそーゆう関係の相手を同じ部内に呼ぶとかあからさますぎない?」

不安を感じながら仕事をしていると、今日も残業になってしまいました。

また打合せに出かけた課長と梨々香が戻ってきません。

疲れたさつきがコンビニで買い物を済ませると、近くのラブホテルから課長と梨々香が出てきました。

愕然とするのですがさつきは大人として見ないフリをすることにします。

経験から人間関係を良好に保ちながら仕事を上手く回すためには、知らないフリをすることが必要だと考えました。

穏便に済ませようとするのですが、課長と梨々香の迷惑な行動がどんどんエスカレートしていきます。

付き合った記念日に彼氏から食事に誘われたさつきは、前もってその日に急な仕事を入れないようお願いしました。

しかし当日になると企画の書類を任されていた梨々香が病気を理由に仕事を休みます。

さらに課長も出張で不在になっていました。

慌てて課長に電話すると緊急時に定時で帰ると言ったことを怒られます。

そんな課長の後ろから梨々香の声が聞こえてきました。

高橋さつき
「ばっかやろーっ、なあにが病欠だ!?仕事ナメてるとかどの口が言ってんだ!?てめえら不倫旅行してんじゃねーか!なんで私があんたらの尻ぬぐいしてやんなきゃいけないのよ!」

もしかしたら記念日なので彼氏からプロポーズされていたかもしれません。

そのことを考えているうちに腹が立ってきました。

帰り道、ビルの屋上で怒りを叫んでいると三枝玲が現れます。

三枝玲は公園のベンチでさつきの話を聞く事にしました。

三枝玲
「落ち着きましたか?すみません今日、私お休みいただいてて、そんなことになってるの知らなくて」
高橋さつき
「そんな・・・三枝さんのせいじゃないし」
三枝玲
「まさか槇原課長と安西さんが不倫関係だったなんて・・・」
高橋さつき
「不倫自体は当人同士の問題だし他人が口出しすることじゃないとは思うんですけど・・・」

ここまで迷惑を掛けられてもさつきは不倫が当事者の問題だと考えています。

しかし三枝玲はその考え方に否定的でした。

三枝玲
「いいえ、少なくとも社内不倫は排除されるべき迷惑行為です、実際今回は不倫目的の不適正な人事で生産性や社員の士気の低下を引き起こしています」

会社側からするとこの状況は営業妨害以外の何物でもありません。

さつきもそのことは良く理解していました。

ただし自分から密告することはできません。

高橋さつき
「でもだからって会社に2人のこと言うとかムリですよ、私が言ったって知られたら仕事もやりにくくなるし、逆恨みされてもイヤだし」
三枝玲
「そうですよね、誰かが別れさせてくれるといいんですけど」

意味深な言葉を残して三枝玲が帰っていきました。

実は派遣社員として宣伝部に配属された三枝玲は、課長と梨々香の不倫を辞めさせることを目的にしていたのです。

ここから不倫している課長と梨々香を別れさせる三枝玲の手腕は、実際に漫画を読んでご自身の目でお確かめください。

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2021.01.02

 

『御社の不倫の件~絶対に別れさせます~』はこんな人にオススメ

リアルな不倫を描いた恋愛漫画を読みたい人にオススメの作品になっています。

自分勝手な目的で会社に迷惑をかけている非常識な人間が鉄槌を下される勧善懲悪な物語に仕上がっていますよ。

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常識的な人間と非常識な人間が対峙する姿にワクワクするはずです。

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