MONSTERのネタバレ(漫画)!浦沢直樹サスペンスの魅力は?

今回は「浦沢直樹」先生の『MONSTER』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『MONSTER』はこんな漫画(あらすじ)

ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院で働いているDr.ケンゾー・テンマは天才脳外科医として脚光を集めています。

仕事だけでなく院長の娘と婚約したことで、テンマは将来の地位を嘱望されるようになっていました。

しかし研究よりも院長の代理として論文を書かされたり、目の前の患者よりも地位が上の患者を重視する経営学に疑問を抱き始めます。

そんなテンマの元に頭部を銃撃された少年が搬送されてきました。

院長は同時に搬送された市長の手術を優先させようとするのですが、テンマは少年の命を救うことにします。

倫理観から少年を救ったテンマだったのですが、ここから順風満帆だった人生は激変することになるのでした。

累計2000万部を超えた大ヒットサスペンス漫画の『MONSTER』

今回は数々の漫画賞を獲得した本格派サスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

日本漫画界の歴史を塗り替えた名作を是非この機会に読んでおいてください。

 

『MONSTER』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

脳動脈瘤の手術を終えたDr.ケンゾー・テンマが手術室から出てきました。

難しい手術を成功させたテンマに、サポートしてくれた医師たちが称賛の声を浴びせます。

テンマ
「ありがとうございます、ダンケシェーン、ありがとうございます」

この日のテンマは脳神経外科と救急外科の両方を掛け持っていました。

疲れているのですが見事に手術を成功させたことでテンマの評価がさらに上がります。

しかし真夜中から6時間を超える手術を終えたため、テンマは疲れ切っていました。

本日は外来の予定がないので休ませてもらうことにします。

テンマ
「あ・・・そういえば同じ頃もう一件、トルコ人の労働者がかつぎこまれましたね」

担当しなかった患者の容態を尋ねると、看護師から亡くなったことを伝えられました。

残念な報告を知らされたテンマは家に帰って休むことにします。

自宅で眠っていると婚約者のエヴァが訪ねてきました。

エヴァ
「こら起きろ、起きなさいDr.テンマ!役柄が逆でしょ、キスで目覚めるのはあたしみたいなお姫様のはずよ」
テンマ
「ん・・・あ、来てたのか、エヴァ・・・」

デートの約束をしていたのでエヴァがテンマを起こします。

しかしテンマはまだ眠った気がしていません。

するとテレビから重体だったオペラ歌手の容態が回復に向かっていることを伝えるニュースが流れ始めました。

エヴァ
「コラッ、ダメよ、起きて!あなたのニュースよ!」
テンマ
「ん・・・ん?」

有名なオペラ歌手は先ほどの手術でテンマが救った患者です。

その手術について院長が記者会見を行った映像が流れました。

オペラ歌手の病名は破裂脳動脈瘤くも膜下出血で、院長は手術が無事に成功したことを報告します。

この会見によって院長の評価はゆるぎないものへ向上していました。

エヴァ
「すごいわ、ケンゾー!」
テンマ
「僕のニュースじゃなく君のパパのニュースだよ」
エヴァ
「それはそうだけど・・・あなたがチームの一員として完璧な手術をしてくれたからよ、おかげでアイスラー記念病院の名声はあがるし・・・きっと父もあなたに感謝してるわ」

日本人のテンマがドイツの病院で活躍できているのは院長のおかげです。

テンマは院長に対する感謝の気持ちを常に忘れていません。

エヴァはそんなテンマが次期院長になることを期待しています。

院長夫人になれるとエヴァの幸せは安泰されたようなものなので、これからの活躍を期待してくれていました。

さらにテンマの論文を父親が感心していたことを教えてくれます。

テンマ
「ホントかい?」
エヴァ
「ええ、父の名で学会で発表したらかなりの反響は間違いないわ、父のために書いた・・・そうでしょ?」
テンマ
「あ・・・ああ・・・あの論文は君の父さんの依頼で書いたんだ、使ってもらえてうれしいよ」

テンマは複雑な表情を浮かべているのですがエヴァはそのことに気付いていません。

果たしてテンマは現状に満足しながら医師を続けているのでしょうか!?

 

 

日本漫画界の歴史を覆した大ヒットサスペンス漫画は多くの人が読んでいるかもしれませんね。

そんな最高の傑作を改めて読んでみると、作者の挑戦心を感じ取ることができました。

予測できないミステリアスな展開が読者を熱狂させた『MONSTER』

作品を読んでいくうちにDr.テンマが巻き込まれた壮絶な運命に度肝を抜かれるはずです。

人間の命が平等だと信じて突き進む医師に突き付けられた衝撃的な展開に胸を躍らせてみてください。

後編

論文を院長の名前で発表することにも不満を漏らさないDr.テンマがいつものように手術を行っています。

この日も難しい手術に成功すると同僚のベッカーという医師が声を掛けてきました。

ベッカー
「いやー相変らず見事なオペだった、上手いのはオペだけじゃないがね」
テンマ
「は?」

ベッカーは先日亡くなったトルコ人労働者のオペを担当した医師です。

そんなベッカーは嫌味を言ってくるのですがテンマは気付いていません。

ベッカー
「手術の腕は天下一品、その若さでチーフの座にすわり、院長も外科部長も大のお気に入りだ」
テンマ
「な・・・何がいいたいんですか、Dr.ベッカー?」

確かにベッカーが言う通りテンマは若くして恵まれた地位を手に入れています。

しかし本人にはそんな自覚がありません。

ベッカー
「いや何も悪い意味で言ってるんじゃないさ、病院は政治の世界だからな、上手に世渡りしていかなきゃいつまでたってもうだつがあがらない・・・それが病院ってもんだ」
テンマ
「Dr.ベッカー・・・」

院長の娘と良好な関係を築くことが大切だとアドバイスしてきます。

実はエヴァとの関係を隠していたのですが、病院関係者の多くが2人の関係を知っていました。

ベッカー
「いやホント悪く言ってるんじゃないんだ、君だって院長にうまく利用されてるってことはわかってるんだろ、君が成功させたオペをさも自分がやったようにテレビで記者会見だもんな」

人気オペラ歌手の命を救えば院長の望み通り病院の名前が世間に広まります。

そのためにもテンマはオペラ歌手の手術を絶対に成功させなければいけませんでした。

テンマは結果的に院長の期待に応えたのです。

その上でベッカーは利用されるばかりだけでなく、院長のことを徹底的に利用するべきだと指摘しました。

ベッカーにその実力はありませんが、テンマの実力であれば院長を利用することが可能なのです。

倫理的なテンマには院長を利用する気持ちなどありません。

そのため立ち去っていくベッカーの後ろ姿を呆れながら見つめています。

すると子供を連れたご婦人が声を掛けてきました。

テンマ
「あなた、確か先日ケガで運び込まれたトルコの・・・」

集中治療室へ向かう前にご婦人の話を聞くことにします。

ご婦人は亡くなった夫の命を返せと迫ってきました。

テンマは病院側が全力を尽くしたと説明しても納得してくれません。

その理由はあの夜、オペラ歌手よりもトルコ人労働者の方が先に搬送されていたためでした。

ご婦人は病院で最も優秀なテンマが手術すると思っていたのですが執刀医はベッカーだったのです。

テンマ
「あの夜、確かに僕はアパートで寝ているところをポケベルで呼び出され、工事現場で事故にあったトルコ人のオペにあたるところだった・・・」

しかし院長のお達しによってテンマはオペラ歌手の手術を担当することになりました。

もしもテンマ執刀していればトルコ人労働者は助かっていたかもしれません。

ご婦人は夫を後回しにされたことが許せないようです。

泣きながら胸を叩いてくるご婦人にテンマは掛ける言葉が見当たりません。

その日の夜、テンマは食事しながらエヴァにトルコ人労働者の件を話すことにします。

テンマ
「カルテを診たんだ・・・そのトルコ人のオペを執刀したのはDr.ベッカーだった、直接の死因は脳ヘルニア・・・しかし明らかに治療開始に時間がかかりすぎている」
エヴァ
「やめてよ、食事中にそんな話」

エヴァは楽しく食事したいのですが、テンマは語らないと気が済みません。

確かにご婦人の言う通り自分がオペを執刀していればトルコ人労働者の命を救えたかもしれません。

テンマ
「しかし・・・しかし僕に対してあんなふうに言ったって一体どうしろっていうんだ、僕はただ院長の命令通りあのオペラ歌手のオペをしただけなんだ」

テンマは自分に責任がないと主張します。

エヴァもその考えに賛同してくれました。

エヴァ
「当り前よ、人の命は平等じゃないんだもの」

しかし2人の考え方には大きな溝があったのです。

テンマは命の重みに差があるとは思っていません。

ご婦人の姿をテンマが思い出していた頃、郊外で銃撃事件が発生していました。

被害者は4人で成人男性と女性は死亡、少女1人の生存が確認され重体の男児が発見されます。

この男児がアイスラー記念病院に搬送されたことで、テンマは不可解な事件に巻き込まれてしまうのでした。

 

『MONSTER』はこんな人にオススメ

本格派サスペンス漫画を探している人にオススメの作品です。

名作漫画をもう一度読み直したい人にもこの物語を選んでほしいですね。

漫画界の巨匠がお届けする『MONSTER』

完成度が非常に高い珠玉のストーリーに仕上がっています。

読んだことがない人はもちろん、読んだことがある人も再び傑作漫画を楽しんでみてください。

 

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