君に二度目のさよならを。のネタバレ(漫画)!犯人は誰?

今回は「原作 タナカトモ 作画 蛸川蛸丸」先生の『君に二度目のさよならを。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『君に二度目のさよならを。』はこんな漫画(あらすじ)

高校で美術部だった春沢日向は25歳になった現在、売れないウェブデザイナーをしています。

ある日、美術部の先輩から姿を消していた親友の音無空が遺体で発見されたことを伝えられました。

しかも発見されたのは美術室の壁の中で遺体は白骨化された状態です。

さらに葬儀場で空が描いていた絵を見つけた日向は、何者かに襲われたことをきっかけに高校時代へタイムスリップしてしまいました。

目の前にいる空を見た日向は巻き戻った世界で全ての原因である空の失踪を防ぐことにします。

人生をやり直すことで不幸な未来を変えようとする主人公の奮闘を描いた『君に二度目のさよならを。』

今回は様々な思惑が交錯するミステリー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

過去が少しずつ変化していくストーリー展開にご注目ください。

 

『君に二度目のさよならを。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

25歳の春沢日向は親友の葬式で何者かに襲われてしまい、死を覚悟した瞬間に高校2年生の春にタイムスリップしました。

春沢日向
「俺がタイムリープして1週間、今日は2014年の5月22日、空の失踪は11月半ばの週明けだった・・・つまり空が失踪に見せかけ殺されこの壁に埋められる・・・タイムリミットまであと173日」

失踪の原因を突き止めたいのですが、状況をまだ整理できていないので何をすれば良いのか分かりません。

この数日で日向は事件の予兆があるかもしれないと考え周囲を観察してきました。

ですがこれといって変わったことはありません。

音無空
「日向!教室にいないと思ったらもうきてたんだ、やる気十分だね、僕も頑張らなきゃ」

部室に入ってきた空はすぐに絵の準備を始めます。

日向は事件の謎にこの絵も関係があると考えていました。

春沢日向
「この絵、空の葬式で見た絵・・・空が失踪直前まで描いていた絵だ、篠原先輩は絵に秘密があるって言ってたけど」

タイムスリップ直前、一緒に絵を発見した篠原先輩も何者かに襲われ、血まみれの状態で絵に秘密があると教えてくれたのです。

しかしその秘密はまだ解明できていません。

長谷部長
「おおー、2年生組早いねえ」
春沢日向
「お疲れ様っす、長谷部長、篠原先輩」

長谷部長も篠原先輩にもこれまで変わった様子は見られませんでした。

いつものように篠原先輩が空に声をかけます。

篠原先輩
「どうだん?空、絵は進んどるかん?」
音無空
「まだ下絵です」
篠原先輩
「おおー、でもいい感じに進んどるじゃん、これ全国十代美術賞に出すだよね?」

美術賞の締め切りは11月15日なのでこのまま描き込んでいければ十分な時間がありました。

篠原先輩は下絵の状態なのに金賞を受賞できると言ってくれます。

音無空
「十美金賞?学生最大の賞じゃないですか、僕じゃとてもとても・・・」

談笑していると常盤副部長もやって来ました。

しかし口数が少なくあまり機嫌が良いとは思えません。

長谷部長
「いやー、いよいよウチの部も全国区かもねー、この絵が受賞したらこの鎌倉月影高校美術部の名声が上がりまくってー、そして有能美少女部長長谷まりなの名も全国に轟く・・・!」

陽気な長谷部長を中心に明るい空気感が広がります。

ただし常盤副部長だけは別でした。

常盤副部長
「うるせえよ」
長谷部長
「ごめーん、トッキー、じゃ、みんな集中集中ー!」

常盤副部長の一言で部室に緊張感が走ります。

しかしこれは美術部の日常的な光景でした。

春沢日向
「そういやこの人はちょっと浮いてたな、とはいえ今日も美術部は平和だな、とても半年後に殺人が起こるようには・・・」

ここで美術部顧問の白楽先生がやって来ます。

白楽先生は長谷部長と篠原先輩に勧められ、空が描いている絵をチェックしてみることにしました。

白楽先生
「どれどれ、おおこれは素晴らしいな、モチーフの選び方、構図の取り方、非の打ちどころがないな、これを空の確かな技術で仕上げたら、と、すまん俺ちょっと用事があってきたんだ」

白楽先生は常盤副部長の推薦入試の進路相談を行おうとしています。

しかし常盤副部長は先生に相談するつもりはありません。

それでも資料を集めてくれた白楽先生と職員室へ向かいます。

常盤副部長
「まあいいっすよ、こんなとこじゃロクに作業も進まないんで」

日向は改めて常盤副部長が嫌な存在だったことを思い出しました。

ただ常盤副部長が荒れているのは鎌倉美術大学の推薦を貰いたいためなので、長谷部長や篠原先輩は仕方ないと思っています。

鎌倉美術大学も推薦を貰うためには、まず高校での実績をまとめたポートフォリオが必要で、真剣に制作した作品で構成しなければなりません。

推薦の出願が締め切られるのは12月中旬なので、逆算するとあまり時間は残されていない状況です。

そのため必死になっている常盤副部長は他の部員に怒るような態度を取っていました。

春沢日向
「ふうん・・・俺は美大全落ちしたからちょっと気持ちわかるわ、副部長も色々大変なんだな、でも俺は知ってるもんね、あの人なんだかんだで鎌美に受か」

大切なことを思い出した日向が職員室へ向かいます。

高校生だった頃の記憶に残っていた重要な事実とは・・・!?

 

 

タイムスリップしたことに戸惑いながらも、日向が親友の空を助けようとする友情に感動しました。

しかしここまでは平和な美術部の一面しか確認することができていません。

登場人物全員が疑わしく思えてくる『君に二度目のさよならを。』

日向が重要な記憶を事実を思い出したことで、ストーリーは一気にテンポを速めていきます。

誰が殺人鬼なのか分からない謎めいたストーリーをハラハラしながら読んでみてください。

第2話後編

職員室に向かった日向は見つからないように白楽先生と常盤副部長の会話を盗み聞きすることにします。

白楽先生
「美術予備校回りしてたらな鎌美に受かった人のポートフォリオを手に入れて・・・」
常盤副部長
「そんなん今さら渡されても意味ないっす」
白楽先生
「なんでそんな事言うんだ、出願締め切りは12月だぞ」

まだ出願には時間があるので白楽先生はポートフォリオを充実させようと提案しました。

しかし常盤副部長には受賞歴がありません。

そのため自分が頑張っても高い評価を受けるようなポートフォリオができるとは思えませんでした。

白楽先生は常盤副部長の実力を認めているのですが、プレッシャーに追い込まれている常盤副部長は白楽先生の言葉を信用できません。

常盤副部長
「慰めとかいらねーよ!白楽センセーも見ただろ?十美賞に出す空の絵!俺だって・・・十美賞が欲しいんだ、だから出展しようと思ってたのに・・・」

常盤副部長も十美賞に出展するつもりだったのですが、空の作品を見て自信を失っていたのです。

家がお金持ちではないので常盤副部長は私立への入学や一人暮らしは経済的に考えられません。

そのため地元の公立美術大学に入学したかったのです。

白楽先生
「常盤・・・落ち着け、俺はお前の絵が好きだよ、頑張ってきたのも知ってる、それをちゃんと十美賞審査員や鎌美に伝えれば希望はある、自棄になるな」

白楽先生のおかげで常盤副部長は冷静になることができました。

しかし2人の会話を聞いていた日向はとても冷静でいられることはできません。

春沢日向
「うわ・・・これビンゴだろ、俺の記憶が確かなら常盤副部長はこの年の十美金賞を獲ってる、空は11月10日に失踪して十美賞に出展ができなかった・・・一方常盤副部長は予定通り出展して金賞を獲り推薦で鎌美に・・・これって絶対副部長が」

常盤副部長には空を殺す動機が存在していたのです。

日向は空の殺害を未然に防ぐため常盤副部長の行動を尾行することにしました。

夜になっても常盤副部長が帰らないことに疑問を抱いていると、白楽先生に声をかけられ常盤副部長を見失ってしまいます。

日向が焦っている頃、常盤副部長はまだ学校に残っていた空と話をしていました。

常盤副部長
「・・・なあ空、せっかくだから聞きたい事があんだけどよ、お前なんで十美賞出すの?俺も出してえんだよ、部員同士で競いたくなくね?」
音無空
「あれはどうしてもたくさんの人に見せたい絵なので」

常盤副部長は空が十美賞を獲ってしまうことが不安でたまりません。

ですが空は誰が賞を獲るのかは最後まで分からないと言ってきます。

常盤副部長
「いい子ぶってんじゃねえよ!テメエだってわかってんだろ?俺よりお前の絵の方がすごいって、おかげで・・・俺の未来が閉ざされてんだよ、空テメエさえいなければ」

逆上した常盤副部長は持っていたカッターで空のことを脅しました。

しかし空は全く動揺しません。

音無空
「どうぞ、僕が憎いなら好きにしてください」
常盤副部長
「冗談だと思ってんだろ!お、俺は・・・やるとなったらマジでやんぞ」

ここで空は画家のクリストファー・ウッドが自殺する直前に描いた“シマウマとパラシュート”という絵について語り始めました。

クリストファー・ウッドはシマウマとその後ろにパラシュートで降りてくる人間を描き、絵を家族に見せランチを食べ終わった後で電車に飛び込んで自殺したと言われています。

常盤副部長には空の言っている意味が分かりません。

音無空
「そう、意味がわからないんです・・・せっかくの素晴らしい絵なのになんで最期にシマウマとパラシュートなんだろう・・・どれだけ考えてもわからないんです、僕ずっと悩んでてあの絵を理解したいのにって、でも今から死ぬなら最期の瞬間にやっとあの絵を理解できるかもしれません!」

悪魔のような表情を浮かべる空に翻弄された常盤副部長はカッターで切りかかってしまいます。

しかしカッターの刃は駆け付けた日向に止められました。

春沢日向
「ま、間に合ってよかった・・・まさかと思ってきてみたら空に何してんだ・・・この人殺し!」

血まみれになった右手を庇いながら常盤副部長を断罪します。

しかし日向の想像は間違っていました。

音無空
「それは違うよ日向、常盤副部長は人なんて殺せない、ただこの絵を傷つけようと美術室にきた・・・そうですよね?言い合いになって思わず僕にカッターを向けたけどその間もずっと副部長の手は震えてました」

全てを分かったうえで空は絵より自分に注意を向けさせていたのです。

空と日向の行動によって常盤副部長は受験のプレッシャーでおかしくなっていたことを認めてくれました。

本当は推薦合格できないのは空のせいではなく自分の実力不足だと分かっていたのです。

日向が3人の秘密で構わないと言ったのですが、反省した常盤副部長はこのことを白楽先生に報告するといってきました。

常盤副部長
「いや・・・そこまでかばってもらったら先輩として情けなさ過ぎる、それに・・・もう意地張るのはやめてこんな事をしでかすほど受験で追い詰められてるって正直に白楽センセーに相談しなきゃな・・・」

職員室へ向かった常盤副部長の後姿を見た日向は、この人が人を殺したり壁に埋めて隠ぺいするような人ではないことを確信します。

ただし一番目の時は空と常盤副部長の間にこんな出来事があったとは気づきませんでした。

もしかすると日向が間に割って入らなくても2人は問題を解決していたのかもしれません。

そのためまだ空の失踪事件を食い止めたとは考えづらい状況のままです。

次の瞬間、帰ろうとした日向と空の背後に人間が落ちてきました。

春沢日向
「常盤副部長!なんで・・・?一回目ではこんな事起こってないはずだろ?違いは俺があの場にいただけなのに、なんで・・・こんな事が・・・?」

事件はこうして新たな展開を迎えてしまったのです。

果たして常盤副部長を転落させた犯人と、空を殺して壁の中に埋めた殺人鬼は同一人物なのでしょうか!?

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『君に二度目のさよならを。』はこんな人にオススメ

サスペンスとミステリーが好きな人にオススメしたい極上の作品です。

被害者である空にも不気味な点があることなど、注目してもらいたいポイントが盛りだくさんになっていますよ。

一度目の記憶を頼りに事件の真相を追い求めていく『君に二度目のさよならを。』

思春期だからこその様々な感情がぶつかり合うことで事件は起きてしまったのかもしれません。

日向が迫っていく真犯人の正体はご自身の目で漫画をご覧になって確かめてみてください。

 

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