東京ネオンスキャンダルのネタバレ(漫画)!黒羽根の目的は?

今回は「漫画 がしたに 原作 MITA」先生の『東京ネオンスキャンダル』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『東京ネオンスキャンダル』はこんな漫画(あらすじ)

漫画のヒーローに憧れ出版社を志望した葉山ユウだったのですが、配属されたのは写真週刊誌でした。

芸能人の不倫から犯罪の裏側まで暴露する週刊スキャンダルは、マスゴミと侮辱されながらも他人の秘密を暴いています。

葉山はここで編集部のエースカメラマンとコンビを組まされることになりました。

黒羽根サユリは美しい女性カメラマンなのですが、スクープのためなら手段を選ばない秘密ジャンキーだったのです。

仕方なく同行した現場で黒羽根が暴露を狙うスキャンダルとは・・・!?

下世話な秘密ジャンキーが次々と登場していく『東京ネオンスキャンダル』

今回は写真週刊誌の仕事をテーマにしたビジネス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ヒーローとかけ離れた仕事を担当することになった葉山と、常識にとらわれない黒羽根の活躍をお楽しみください。

 

『東京ネオンスキャンダル』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

4月某日、ホテルでNE出版グループの懇親会が催されています。

葉山ユウ
「みんな下がって!危ないから!下がって!コップの破片が散らばってる!」

新入社員の葉山ユウが割れたコップを片付け始めました。

大袈裟な行動から周囲は葉山が変わり者だということに気付きます。

それでも人の役に立ちたい葉山は自分のことを変わっているとは思いません。

葉山は子供の頃からヒーローに憧れていました。

葉山ユウ
「人を傷つける悪を挫く正義のヒーロー、現実にそんな存在にはなれなかった、学生時代は下を向いて生きてきた・・・けど!俺は漫画の中にヒーローを見つけた」

ヒーローを生み出す作家の力になりたいという夢が出版社を志望した理由です。

ついに編集者となった葉山は期待で胸を膨らませていました。

しかし下された辞令によって葉山の夢は打ち砕かれます。

葉山ユウ
「漫画部署じゃ・・・ない!?俺の夢は・・・ッ!?写真週刊誌・・・!?」

配属されることになったのは漫画部署ではありません。

写真週刊誌スキャンダルの編集部が葉山の職場だったのです。

落ち込みながら編集部を訪ねると、編集長の本郷からカメラマンとコンビを組み撮影した写真に記事を付ける仕事を任されました。

大きなスクープを取れば一躍ヒーローになれると肩を叩かれます。

葉山ユウ
「ヒーロー・・・?おいおいおい、ここでそんな言葉を聞くなんて・・・」

スクープを取った記者がヒーローだとは思えません。

戸惑っていると編集部にエースカメラマンの黒羽根サユリから写真が送られてきます。

写真は人気女優が既婚者とキスをしているものでした。

すぐに編集長はトップを不倫写真に差し替えることを命じます。

不倫写真を掲載されれば女優生命は終わってしまうかもしれません。

葉山ユウ
「なんで!?確かに不倫は悪だけど・・・どうしてばら撒く必要が!?待てよ・・・これってまさか・・・マスゴミだ・・・!」

週刊スキャンダルは一部の人間からマスゴミと呼ばれています。

葉山は記者としてエースカメラマンの黒羽根サユリとコンビを組むことになりました。

黒羽根サユリはこの雑誌の象徴たるカメラマンなので、編集長は葉山に多くのことを学ばせようと企んでいます。

命令に逆らえない葉山は、黒羽根と会う前に週刊スキャンダルについて調べることにしました。

ネット上で週刊スキャンダルは悪魔の週刊誌とバッシングされています。

葉山ユウ
「やっぱり・・・この雑誌曰くつきじゃないか、黒羽根ってカメラマンがその象徴なら俺がやることは悪事の加担・・・?」

秘密を暴露することは人を傷つけることに繋がるので、葉山が憧れていたヒーローの姿ではありません。

確かに不倫している側にも非があります。

しかし袋叩きにして良いという理由にはなりません。

葉山はもしも誰かを傷つけるようなことをするなら自分が止めるという覚悟を持って黒羽根の元へ向かいました。

葉山ユウ
「あの・・・葉山ユウです、編集長に言われて来たんですが・・・黒羽根さん・・・?あのー・・・入りますよ?」

港区に駐車していた黒羽根の車をノックしても反応がありません。

恐る恐るドアを開けると黒羽根が着替えていました。

黒羽根の巨乳に見惚れているとスマホで写真を撮影されます。

黒羽根サユリ
「のぞき・・・現行犯・・・と」

これが週刊スキャンダルのエースカメラマンとして活躍している黒羽根サユリとの出会いになりました。

黒羽根はここからどのような方法でスクープを狙うのでしょうか!?

 

 

人間の好奇心を満たすためにはスキャンダルを暴露する週刊誌のような仕事が必要なのかもしれません。

この作品で描かれる黒羽根の手法は特にえげつない気がしました。

標的にした人物の裏の顔を暴くまで絶対に諦めない黒羽根の執念を表現した『東京ネオンスキャンダル』

黒羽根の独特な個性が物語を面白くさせています。

陰キャな黒羽根が執拗にターゲットを狙う姿から緊張感を味わってみてください。

後編

着替えを見られたことが不可抗力だったと分かった黒羽根は、葉山のことを車内に入れてあげました。

しかし車の中が汚いので入りたくありません。

葉山ユウ
「あの・・・外でお話ししませんか?スタバとか・・・」
黒羽根サユリ
「スタバ・・・?え、なに・・・?もしかしてキミ陽キャなの・・・?」
葉山ユウ
「いや・・・違いますけど・・・」

陽キャを嫌っている黒羽根は友達が少なそうな葉山を受け入れてくれました。

車内で黒羽根は複数のPCやスマホでツイッターやインスタグラムをチェックしています。

黒羽根サユリ
「この人・・・私が撮る・・・記事よろしく・・・」

今回のターゲットは子役上がりの人気女優で、演技力に定評がある栄ミナでした。

幼稚園から大学まで名門私立に通い、卒業後も大活躍している栄ミナがこれまでスキャンダルを暴露されたことはありません。

葉山ユウ
「この子が何をしたって言うんです!?」
黒羽根サユリ
「・・・熱愛」

黒羽根はCMでも人気の女優が熱愛している情報を掴んでいました。

スキャンダル処女の栄ミナにとって熱愛をスクープされると女優人生に傷が付いてしまいます。

葉山ユウ
「っていや・・・ダメですよ!恋愛は個人の自由じゃないですか!そんな人を傷つけようなんて・・・」
黒羽根サユリ
「・・・別に、撮っていい陽キャだから・・・2ヵ月張った・・・楽しみ・・・楽しみいぃ・・・ッ」

陰キャの黒羽根は陽キャの芸能人に容赦することなどありません。

ここからいよいよ黒羽根のスクープ取りがスタートしました。

黒羽根は取材した情報を基に栄ミナの尾行を開始します。

すると変装した栄ミナがホテルに入っていきました。

葉山ユウ
「あ、あの・・・どうして栄ミナが来るホテルがここって・・・?」
黒羽根サユリ
「よく写ってるから、インスタの瞳に・・・」
葉山ユウ
「瞳に写る・・・?今のに記事をつけるんですか?」

細かな情報から黒羽根は栄ミナの行動を推測しています。

しかしホテルに入っていく栄ミナの写真を掲載するつもりはありません。

黒羽根はこんなレベルの写真を求めている訳ではありませんでした。

黒羽根サユリ
「私が欲しいのは万クラスのいいね」

もっと衝撃的な現場を撮影したい黒羽根は、タブレットでホテルの部屋を次々と予約していきます。

葉山には黒羽根の行動が何を意味しているのか分かりません。

葉山ユウ
「なんだそれ・・・?いや関係ない!あの子を傷つける気なら俺が・・・止める!」

意気込んでいる頃、変装した栄ミナはVIPルームに案内されていました。

VIPルームで待っていたのは栄ミナと協力して小金を稼いでいる男性です。

その現場を撮影するため、黒羽根はホテルの隣に建っているビルの屋上でカメラを準備していました。

葉山はいつでも止められる用意をしながら黒羽根の行動を見つめています。

もしも黒羽根の言うことが本当ならカーテンの向こう側では人気女優が男に抱かれているかもしれません。

想像しているうちに葉山はドキドキしてきました。

しかし部屋のカーテンを開ける方法など考えられません。

黒羽根サユリ
「そろそろかな、コレ押して」
葉山ユウ
「ちょっ、なんですかこれ!?」

黒羽根がジャケットの中から大量のリモコンを出してきます。

訳が分からないのですが指示された通りリモコンのボタンを押しました。

黒羽根サユリ
「・・・来る、5万いいね、みーつけた!くたばれ陽キャ、あははははははは!」

不思議なことに黒羽根がカメラを構えると部屋のカーテンが開いてしまいます。

窓からは裸の栄ミナを確認できました。

ここで葉山はリモコンのボタンを押させられた理由に気付きます。

葉山ユウ
「は!?なんでカーテンが!?暖房!そうか!暑さに耐えられなくて窓を開けたのか!あの時の予約の山・・・栄ミナたちをリモコンの効く部屋に誘導するためだったんだ!」

黒羽根は頭脳とお金を使ってターゲットを追い詰めていたのでした。

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『東京ネオンスキャンダル』はこんな人にオススメ

世間を騙している有名人を追い詰める内容なので、スカッとした気分を味わいたい人にオススメの物語です。

特に陰キャが陽キャの秘密を暴露するため必死になる姿は、自分が陽キャではないと自覚している人に読んでもらいたいですね。

陰キャの逆転劇を描いていく『東京ネオンスキャンダル』

華やかな陽キャにイライラする人は絶対に読んでおいて損をすることはありません。

幸せアピール全開の陽キャがどん底に落ちる様子を楽しんでください。

 

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