今回は「原作 西尾維新 作画 岩崎優次」先生の『暗号学園のいろは』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『暗号学園のいろは』はこんな漫画(あらすじ)
第二次世界大戦中、アメリカは国中のエリートを選抜して機密通信を分析する暗号解読部隊を編成しました。
その流れを経て現代の日本は次の大戦に備えて暗号学園の新設を決定します。
いろは坂いろはは暗号学園が軍人学校とは知らずに入学してしまいました。
暗号の解読に苦戦するいろはは、ひょんなことから暗号解読バトルに巻き込まれてしまいます。
銃後で脳みそをフル回転させる暗号戦の行方とは・・・!?
少女たちの心理戦を描いていく『暗号学園のいろは』!
今回は痛快ミステリードラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
戦争を題材にしながらポップでユニークな物語に仕上がっていますよ。
『暗号学園のいろは』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
アメリカの国家安全保障局の基盤は第二世界大戦中に編成された暗号解読部隊だと言われています。
現代の日本では次の大戦に備えてエリートを選抜した暗号学園が新設されました。
暗号学園だと知らずに入学したいろは坂いろはは、初日から教官の言葉に度肝を抜かれます。
教官は内憂外患の企みを銃後から暴くため、3年間で生徒に暗号を解いて解いて解きまくることを命じました。
いろははこの学園が一世紀近く前に戦争を放棄した国のものだと信じることができません。
それでも授業が始まると自己紹介クロスワードという課題が出されました。
周囲のクラスメイト達はスムーズに書き進めていくのでいろはは焦ってしまいます。
その中でも後ろに座った美少女の存在がいろはを圧倒しました。
東洲斎享楽(とうしゅうさいきょら)という黒髪の美少女が真っ先に課題を終わらせます。
このようなチュートリアルに驚きながら学園生活がスタートしました。
暗号学園のカリキュラムは一般的な高校と変わりませんが、レベルの高さにいろははついていくことができません。
放課後の図書室で課題に取り組んでいます。
しかし難しすぎるので思ったようにペンが進みません。
机に顔を伏せていると大きな足音が聞えてきます。
メガネをかけた少女が慌てた様子で図書館のドアを開けました。
彼女に続いて再び足音が近づいてきます。
東洲斎は前の席に座っているいろはの存在を知りませんでした。
それなのにいろはの正体を一瞬で見抜きます。
東洲斎は誤解しているようですが暗号学園は女子校というわけではありません。
時節柄、星だけが暗号解読に取り組むことは良くないので各クラスに約一名ずつ男子が入学させられているのです。
ただ女子から男子はどうでもいい存在だと思われていました。
クロスワードを解けないいろはには興味がありません。
東洲斎と2人の連れが出ていくとメガネの女子がお礼を言ってくれました。
もしも東洲斎に捕まっていたら半殺しにされていたそうです。
洞ヶ峠凍(ほらがとうげこごえ)は自分が戦争犯罪人かもしれないとふざけてきました。
しかしいろはは全く気にしていません。
お礼に洞ヶ峠が課題を代わりにやると言ってくれます。
一瞬だけ喜んでしまいましたがいろはは洞ヶ峠の申し出を断りました。
メガネはありがたく貰っておくことにします。
貸し借りがなくなった洞ヶ峠は再び逃げることにしました。
質問を返されたいろはは学費が無料で入学試験も無かったからだと説明します。
いろはには他に行くところもありませんでした。
ドイツの暗号制作機エニグマを解読したことで連合軍が反撃に転じた史実があります。
そのことからアメリカは敵国と争いながら自国の女子大生や女教師の争奪を繰り広げてきました。
洞ヶ峠は銃後で頭を使う事によって戦うことなく戦争に勝つことを目指しているのです。
この理想が実現することはあるのでしょうか!?
実は男子だったいろはや、悪役令嬢の東洲斎など個性的なキャラが数多く登場してきますね。
暗号解読の面白さだけでなく、好みのキャラクターを探す楽しみも満喫できました。
本格派のミステリーが楽しめる『暗号学園のいろは』!
世界大戦の史実も学べる興味深い内容に仕上がっています。
平凡以下だと思われていたいろはの大活躍にも注目ですよ。
後編
洞ヶ峠の理想を聞き終えたいろはが渡されたメガネをかけてみました。
現実が変わると思っていなかったのですが、メガネをかけると出題された課題のプリントが光り始めます。
この光によっていろはは自己紹介クロスワードを完成させることができました。
教官からはクロスワードの出来を褒められたのですが、完成したプリントを見た東洲斎に呼び出されてしまいます。
東洲斎はいろはを拘束すると連れに自分が兵器メーカーの跡取り娘だと説明させました。
この学園で東洲斎と友達になって損をすることはありません。
友達なので秘密は許されないと脅されます。
しかし捕まっていたら半殺しにされていたかもしれないと言っていた洞ヶ峠の言葉を思い出しました。
圧力に屈したくないいろはは課題を自力で完成させたと主張します。
友達に手伝ってもらったと教官に話したことはイマジナリーフレンドだと説明しました。
この学園に言葉の綾などありません。
東洲斎は自力を謳ういろはの無力を証明するため暗号の解読を求めます。
いろはの前に東洲斎享楽、同じく1年A組の徐綿菓子(おもむろゆかこ)、そして夕方多夕(ゆうがたたゆう)が立ちはだかりました。
東洲斎が作った暗号文は古文のようなのですが文章になっていません。
多夕に借りたヘアゴムで髪を縛ってから洞ヶ峠に貰ったメガネをかけます。
すると暗号文が光って見えるようになりました。
よく見ると文章全体が光っているわけではなく漢字だけが光っています。
光った漢字をピックアップしていくと都道府県の頭文字だということに気が付きました。
しかし都道府県だということが分かっても意味はありません。
そこでいろはは暗号文に記された都道府県名の並びと、基本の並びであるJISコードを比べてみます。
あとは基準をどういうルールで並び替えたかを考えなければなりません。
暗号文からはクロスワードの自己紹介を検証するための思惑が感じられます。
もしかしたら東洲斎は三分の一の確率で置きにくるいろはを笑い者にするつもりだったのかもしれません。
都道府県は47地区あり、47という数字から古文で習ったいろは歌を連想できます。
この暗号文には古典平仮名の47音を一度ずつ使うパングラムが用いられていました。
スマートグラスのスペックを活用して暗号文を解読することができました。
しかし暗号バトルの幕は上がったばかりなのです。
高度な頭脳戦に巻き込まれたいろはの運命とは・・・!?
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『暗号学園のいろは』を読んだ感想
戦争に対処する目的で暗号学園が作られたという設定が斬新に感じました。
どうでもいい存在だったいろはの大活躍にもハラハラドキドキさせられますね。
エリートたちの頭脳戦と心理戦を描写した『暗号学園のいろは』!
まだ洞ヶ峠凍の才能などが明らかになっていないので、第2話以降にも期待したくなりました。
読み応えが抜群のミステリー漫画を読みたい人はこの作品を選んでみてください。
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