今回は「原作 西尾維新 漫画 浅見よう」先生の『掟上今日子の備忘録』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『掟上今日子の備忘録』はこんな漫画(あらすじ)
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は些細なことで冤罪を疑われてしまう不幸な体質の青年です。
彼は小さい頃からトラブルが起こった時は犯人だと疑われてきました。
二カ月ほど前から働き始めた映像研究所でデータの紛失が起きてしまい、ここでも厄介が犯人だと誤解されてしまいます。
このままでは冤罪を晴らせないと考えた厄介は、自衛策として登録している探偵ホットラインに連絡することにしました。
連絡を受けて駆けつけた美人探偵の掟上今日子(おきてがみきょうこ)は以前にも厄介を助けてくれたのですが、記憶が一日しかもたない彼女は厄介のことを覚えていません。
忘却探偵の掟上今日子はここでも厄介にかけられた疑いを晴らすことができるのでしょうか！？
眠ってしまうと記憶を失う美女探偵の活躍を描いた『掟上今日子の備忘録』！
今回はテレビドラマにもなった人気作品の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
漫画の面白さと併せてドラマのキャストもチェックしてみてください。
『掟上今日子の備忘録』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
隠館厄介が働いている研究所でデータの紛失事件が起こりました。
厄介以外の所員4人は直接的な言葉は発していませんが、明らかに全員が厄介のことを疑っています。
自力では疑いを晴らせないと感じた厄介は探偵を呼ぶことにしました。
普通の人であればすぐに探偵を呼ぼうということなど考えもしません。
ですが厄介は幼い頃からトラブルが起きると理由もなく犯人扱いされてきました。
そのため自衛手段として名探偵に事件の解決を依頼するようになっていたのです。
早く疑いを晴らしてもらいたいと思っていると、研究所に探偵が到着しました。
名探偵の掟上今日子が来てくれたことに感激します。
しかし今日子は厄介のことを覚えていませんでした。
厄介にとっては久しぶりの再会ですが今日子にとっては初対面なのです。
今日子は眠ってしまうと記憶を失う忘却探偵で、過去に依頼された厄介のことを覚えていません。
そんな今日子はこの研究所で起こったデータ流出事件の犯人を探す探偵に最適な人物です。
この研究所には機密データが数多く保管されていて、無関係の人物に所内を捜索されるわけにはいきません。
しかし一日で記憶を失くす今日子には機密を奪われる心配がないのです。
もしも機密データを目にしても記憶がリセットされるため流出の心配がありません。
今日子の特性を知った所員たちは彼女が事件を担当することに納得してくれました。
まず今日子は個別に話を伺うため、所長に個室を貸してほしいと提案します。
ですが所長は犯人を部屋から出した場合、データを流出させられられる恐れがあるため承諾してくれません。
所長は最初から身体検査を求めていたため今日子の提案に賛同してくれます。
こうして今日子の探偵活動がスタートしました。
一人一人に話を聞いていき、いよいよ厄介が話を聞かれる順番が回ってきます。
今日子はまず厄介がいつからこの研究所で働き始めたか質問しました。
この研究所では映像や視覚関係の研究を行っていて、特に所長は立体視を専門分野としています。
所長の研究は独自分野として各方面から注目を集めていました。
ここで今日子が独自の分野であるのなら流出しても困らない可能性について質問してきます。
今日子の質問に厄介が頭を抱えだしました。
まず所長はデータを盗まれた被害者のため疑わしいとは思えません。
次に怪しいと思うのは副所長なのですが、他の2人も怪しく思えてきます。
自分が経験してきた嫌な思いを他の誰かにさせたくはありません。
その結果、厄介は今日子の質問に答えることができませんでした。
仕方なく厄介は所長と副所長以外の2人がライバル関係だったことを説明します。
2人はライバル関係なのですが時に言い争うことも多くなっていました。
このような情報を収集できた今日子は満足そうな表情を浮かべます。
果たして名探偵の掟上今日子は眠ってしまう前にこの事件を解決することができるのでしょうか！？
銀髪で可愛らしい姿の掟上今日子に魅了される人が多いだろうと感じながら作品を読んでいきました。
記憶を失うことを自覚していて、眠ってしまう前に事件を解決しようとする冷静な姿もチャーミングですね。
今までの漫画や小説には登場しなかった訳ありの美女探偵が類まれな推理力を発揮する『掟上今日子の備忘録』！
ここから今日子が思いもよらない方法で真犯人に迫っていきます。
可愛くて聡明な名探偵の活躍を引き続きご覧ください。
後編
厄介から聞いた情報は今日子の推理にとって大変参考になるものでした。
今日子は研究所内にデータを保存したSDカードが隠されていると推測します。
人間は物を隠すときに見つけやすい所を選ぶ習性に着目しました。
厄介が感心する中、今日子は所員に協力してもらいながら室内を捜索します。
しかし時間をかけて捜索してもSDカードは見つかりません。
無駄な時間を過ごしたことで所員の1人が苛立ちを見せ始めます。
イライラをぶつけられた今日子なのですが少しも動揺した素振りを見せません。
何かに気が付いた今日子は厄介を別室に呼び出しました。
データの所在が分かったことで厄介は安心するのですが、今日子には犯人を特定しなければいけない理由があるのです。
犯人が特定できていないということは厄介がデータを盗んだのかもしれません。
そのため研究所内の人間関係を詳しく知る必要が出てきました。
今まで厄介は冤罪を疑われてきたため人から信用されたことがありません。
そのため今日子が信用してくれると言ってくれたことに喜びを感じます。
ですがここで急に今日子が眠ってしまいました。
まだ今日子が眠るような時間にはなっていません。
焦った厄介が身体をゆすってみると今日子が目を覚まします。
改めて自己紹介するのですが記憶を失った今日子に無視されてしまいました。
害を及ぼす人物だとは思われなかったのですが、眠ってしまったことによりこれまでの調査は無に帰したことを実感します。
しかし今日子は不測の事態に対応するための用意を施していました。
彼女はあらかじめ記憶を失ってもいいように自分の身体に情報を書き残していたのです。
今日子は全身に重要な情報を書き残していたので、目の前にいる厄介が依頼人であることを理解しました。
そして眠ってしまった理由がコーヒーに睡眠薬を入れられたと推理します。
犯人は今日子の推理力を無力化するため睡眠薬を使ったのです。
ただし犯人は今日子が置手紙を残していたとは想像もしていません。
さらに睡眠薬を使ったことが今日子を憤慨させました。
今日子はすぐにこの事件を解決し、厄介の冤罪を晴らすと断言してくれます。
いったいどのような方法で今日子はデータ流出事件の犯人を突き止めるのでしょうか！？
真犯人の正体は実際に漫画を読んでお確かめください。
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『掟上今日子の備忘録』を読んだ感想
実写ドラマ化されたことでも話題を集めた『掟上今日子の備忘録』！
テレビドラマのキャストは掟上今日子役を新垣結衣さんが務めています。
そして彼女に事件解決の依頼をする隠館厄介役には岡田将生さんがキャスティングされました。
他にも及川光博さん、内田理央さんなど豪華俳優陣が脇を固めています。
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