忘却のサチコのネタバレ!ドラマ化決定した漫画の連載再開は?

今回は「阿部潤」先生の『忘却のサチコ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『忘却のサチコ』はこんな漫画

29歳の佐々木幸子(サチコ)は文芸誌の編集者をしています。

その名前の通り恋も仕事も順調で幸せだった彼女なのですが、結婚式の当日にとんでもない不幸が幸子を襲うことになりました。

幸福な日常から一気に不幸のどん底に落ちてしまった幸子。

気丈に振る舞おうとする彼女ですが、失恋のショックは相当な痛手となっていました。

そんな時に幸子の目の前に出された美味しそうな食事の数々。

なんと幸子の傷を癒してくれたのはグルメというご褒美だったのです。

ここから彼女は痛みや苦しみを忘却させてくれるグルメ探しに奮闘していくのでした。

今回はそんな異色グルメ漫画『忘却のサチコ』の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

ドラマ化決定のこの物語は読んでおいて損はしませんよ。

 

『忘却のサチコ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

物語はサチコが結婚式場でお色直しをするシーンからスタートしていきます。

サチコ
「では私いったんはけさせていただきますので」

三木道山の音楽が流れる中、いったん会場を後にするサチコ。

そんな中、サチコの同僚たちはお酒に酔った勢いもあり、彼女と新郎について色々と詮索をしていました。

鉄の女と呼ばれるサチコの結婚が未だに信じられない編集長。

同僚に至っては彼氏がいたことすら知らなかった様子です。

さらにその新郎があまりにもイケメンなので驚く一同。

一方のサチコは着替えながらスタイリストに新郎との馴れ初めを話していました。

サチコ
「旅先で出会った3つ年上の会社員、その後2年付き合って29歳で結婚・・・妥当すぎるくらい妥当に普通のことしただけなので」

それに対しスタイリストは、その普通のことが他の人にはなかなかできないものだと答えます。

サチコ
「たしかにこれを人が幸せと呼ぶのもわかってるんです、一緒に住むなら結婚してたほうが社会的信用も得られますし・・・」

現状が幸せなことは理解しているのですが、どこか打算的な結婚であることをブツブツと語るサチコ。

鉄の女らしいのですが、スタイリストからは面倒な花嫁だと思われてしまっています。

そんな中、無事にドレスから着物にお色直ししたサチコ。

サチコ
「結婚はつまりお互いの利害の一致・・・それが最大の要因であり・・・」

式場へ移動する時でもまだサチコのおしゃべりは止まらない様子です。

しかしいざ式場に戻ると新郎の姿が見当たりません。

式場に集まったお客さんもそれに気付きざわめいています。

すると子どもが式場にやってきて一通の手紙をサチコに手渡してきました。

サチコ
「俊吾さんから・・・手紙?」

この出来事をサプライズ演出と思うお客さんたち。

早く手紙を読むようサチコに催促をします。

サチコ
「はい、では・・・サチコ、すまない、以上です」

一言だけの手紙に式場中がシーンとなってしまいます。

サチコ
「逃げられたと思います」

この事実を冷静に話すサチコとは対照的に大混乱する式場。

その混乱を収めるようにサチコが口を開きます。

サチコ
「えー皆さま!ただ今結婚式中に大変お見苦しい点がありましたことを、深くお詫び申し上げます、ですが入籍は式の後の予定でしたので、戸籍上は今までと同じで何も問題はございません」

ご祝儀も全て返金すると説明するサチコ。

サチコ
「本日はお忙しい中、どうもありがとうございました」

深々と頭を下げどうにか式場の混乱を収めたのでした。

 

 

冒頭から結婚式というおめでたいシーンから始まった『忘却のサチコ』

しかしすぐに結婚が破談になるというアンハッピーな展開が待ち受けていました。

そんな事件が起きても冷静なサチコの姿が印象的ですね。

ここから物語は本題となるサチコとグルメの出会いを描いていきます。

冷静なサチコがグルメの前では一変する姿が魅力的な『忘却のサチコ』

そんなところにも注目しながら続きをご覧ください。

後編

波乱の結婚式を気丈な姿で乗り切ったサチコ。

翌日、編集部にはいつもと変わらずに仕事をする彼女がいました。

編集長たちの心配をよそにテキパキと仕事をしているのですが、実はこの姿は見せかけのものだったのです。

サチコが作成した書類はホチキスで四方が封をされていて、そこに貼られた付箋には新郎の名前が書かれていました。

そんな彼女の姿を見かねた編集長は、急遽サチコにお休みを与えます。

しかし自分の精神状態が不安定なことに本人はまだ気が付いていませんでした。

サチコ
「みんなに気を遣わせてしまった・・・私平気なのに」

頭ではこう思っていても、ふとしたことで新郎を思い出してしまうサチコ。

街中で起こるふとした出来事の全てが新郎との思い出を連想させていきます。

サチコ
「もしかして俊吾さんに逃げられたことに、ショックを受けている・・・!?」

ようやく傷心していることに気付き始めたサチコ。

サチコ
「私・・・俊吾さんのこと・・・こんなに好きだったなんて」

新郎の名を呼びながら人目をはばからずに大泣きしてしまいました。

その後、ひとまず落ち着くために一軒の定食屋に入るサチコ。

ここでも目に映るものが新郎に見えてくるのですが、注文したサバ味噌定食を食べ始めると彼女の様子に変化が現れます。

サチコ
「サバ味噌ってこんなにおいしかったかしら?このタレの懐かしい甘さとサバそのものの脂の甘さ、そして柔らかい、骨までトロントロンに柔らかい」

サバ味噌の美味しさと白米との抜群な相性に箸が止まらなくなっていくサチコ。

サチコ
「なんて奥が深いの・・・和食!なんて鮮やかなの・・・日本国!日本に生まれてよかったー、ビバ日本!!」

あまりの美味しさにサチコは神々しい表情を浮かべています。

一気にサバ味噌定食を食べ終わると重要な事に気が付きました。

サチコ
「今・・・私・・・俊吾さんのこと忘れてた・・・?」

美味しいものを食べている間は、どんな傷でも忘却できると気が付いたサチコ。

ここから彼女の美食探しが始まっていくのですが・・・。

サチコ
「俊吾さんどころか・・・店のお勘定まで忘れてしまうなんて・・・」

改めてお店を訪ね、お支払いを済ませるサチコだったのでした。

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パパがも一度恋をしたのネタバレ!感想と魅力をお伝えします!

2018.01.03

 

『忘却のサチコ』ドラマ化決定!

新感覚のグルメ漫画として大人気の『忘却のサチコ』

現在は残念ながら連載が中断されてしまっています。

しかし待望の実写ドラマ化が決定したので、喜んでいるファンの方が多いのではないでしょうか?

主演は高畑充希さんで2018年新春からテレビ東京系列で放送予定の『忘却のサチコ』

連載再開を心待ちにしながらドラマも楽しんでみてはいかがですか?

 

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