今回は「綿貫芳子」先生の『オリオリスープ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『オリオリスープ』はこんな漫画(あらすじ)
本の装丁をする会社でデザイナーをしている26歳の原田織ヱは、良いアイディアが浮かばなくなるとスープを食べたい気分になってしまいます。
行きつけの洋食屋が定休日だと、事務所の給湯室で手作りするほどスープへの愛情が抑えられません。
織ヱの作るスープは様々な種類があり、思わずレシピを真似したくなるものばかりです。
四季折々の食材を使って食欲を満たすヒロインの日常を綴っていく『オリオリスープ』!
今回はスープに特化したグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
漫画を読んだ後はレシピの再現にチャレンジしてみてください。
『オリオリスープ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
デザイン事務所で上司が原田織ヱのことを探しています。
しかし事務所内に織ヱの姿は見当たりません。
部下の話によるとデザインが浮かばなくて煮詰まった織ヱは、ユーモレスクという飲食店にスープを食べに行ったそうです。
良い意味でも悪い意味でも自由な織ヱはその頃、ユーモレスクの前で肩を落としていました。
織ヱのお目当てはソラマメやタマネギ、アスパラなどその日によって具材が変わる春の野菜スープです。
楽しみにしていたのにユーモレスクは本日臨時休業していました。
仕方なく別の食べ物を想像します。
丼物やスパゲッティを思い描くのですが、今日の織ヱにはスープが欠かせません。
どうしても春野菜のスープが食べたいため道端で大声を出してしまいます。
冷静になった織ヱが今が旬の野菜を思い浮かべていると、モンシロチョウがヒラヒラと飛んでいました。
モンシロチョウの姿から春を感じた織ヱはスーパーへ向かうことにします。
そして食材を買い揃えると事務所の給湯室で調理を開始しました。
髪の毛を結び調理し始めた織ヱの姿を同僚たちはまた始まったと思いながら横目で見ています。
しかし織ヱは周囲の視線を全く気にしていません。
まずはベーコンを食べやすい大きさに切り分けて、オリーブオイルとニンニクスライスに香りが出るまで火を通しベーコンを入れます。
そこにタマネギのみじん切りを入れ塩コショウで味をつけながら、半透明になるまで炒めていきました。
同時進行でお湯の入った鍋で菜の花を湯がきます。
この時点で事務所内は食欲をそそる良い香りに包まれ始めました。
同僚たちは良い香りにテンションが上がるのですが、織ヱの行動を気に入らない社員もいるようです。
そんな社員がいることを自由な織ヱは気づいていません。
最後に塩コショウで味を整えれば菜の花とベーコンのミルク煮が完成しました。
モンシロチョウを見て春を感じた織ヱは、スープの具材に菜の花を使おうと考えたのです。
スープが完成すると買ってきた焼きたてのパンと味見することにしました。
四季折々の食材を楽しめる日本に生まれたことを感謝します。
すると同僚たちがスープを求めて給湯室に集まってきました。
同僚たちにもスープを食べてもらうとみんなが美味しいと言ってくれます。
美味しいだけでなく菜の花を材料にしたことも褒めてくれました。
しかし美味しいスープを作った織ヱには同僚に言えない不満が残っていたのです。
実は大きめの鍋で作った菜の花のスープを、織ヱは1人で食べ切るつもりでした。
もちろん同僚たちには口が裂けてもそんなことは言えません。
結局この日は美味しさに満足できても量には満足できなかった織ヱだったのです。
仕事中に大好きなスープを作ってしまう自由過ぎる織ヱの行動は真似することができないと思いました。
しっかりと自分の仕事をこなしているので織ヱの行動は許されているのかもしれませんね。
次々と真似したくなるレシピが登場する『オリオリスープ』!
豪華絢爛な料理ではなく素朴で奥の深いスープを題材にしているので、すぐにレシピを再現したくなる物語です。
お気に入りのスープを探しながら織ヱの日常をご覧になってください。
後編
4月下旬、雨の日が続いてしまいました。
連日のように雨が続く中、午後から晴れ間が出たことで織ヱは油断をしてしまいます。
お気に入りの傘を紛失してしまいました。
紛失したのはただの傘ではありません。
織ヱにとって失くしたのは雨の日の一張羅だったのです。
子供の頃から織ヱは忘れ物が多く、傘を失くしたのは数え切れません。
その結果、織ヱは安いビニール傘を買うようになりました。
しかしそれでも電車やコンビニに傘を忘れ続けてしまいます。
いつまで経っても忘れ物が直らない織ヱを見かねた友人は、高級な傘を買えば失くさなくなるとアドバイスしてくれました。
友人のアドバイスによって高級な傘を購入した織ヱは、大切に扱うことで傘を紛失しなくなったのです。
ただ連日のように雨の日が続いたので久しぶりに傘を失くしてしまいました。
久しぶりの晴れ間で油断した織ヱは帰宅することにします。
するとまた雨が降ってきました。
そもそも傘を失くしたショックで食欲が湧いてきません。
ですが身体は正直なものでお腹が大きな音を立ててしまいます。
空腹には勝てない織ヱはキャベツを使ってスープを作ることにしました。
最後にローリエを入れるのですが賞味期限が切れています。
しかし織ヱは細かい事を気にしません。
干物だから問題ないという謎の信仰によって賞味期限切れのローリエを鍋に投入してしまいました。
春キャベツは柔らかくて水分が多いので、少量の水でも煮込むことが可能です。
しかし煮込み過ぎてはいけません。
そのため15分を目途に煮込んでいると良い香りが漂ってきました。
春キャベツと豚肉のミルフィーユ鍋が完成すると、食べる前に包丁で十字に切り込みを入れます。
そして切り込み部分にレモン汁をかけました。
スープだけでなくご飯も炊けば良かったと後悔してしまいます。
それでもミルフィーユ鍋は織ヱの胃袋を大満足させてくれました。
食べながら織ヱは雨の音に耳を澄ませます。
雨音を聞いていると新たな料理のアイディアが思い浮かびました。
静かで温かな春の雨音が無数に降りながら緑や作物を育ててくれることも実感できます。
雨は気分を下げたりもしますが、この日の織ヱは雨音に癒されることができました。
アサリを使えば魚介の旨味が味わえるそうです。
そんな織ヱの傘はスーパーの店員が保管してくれていました。
お気に入りの傘が戻ってきて再びスープ作りに情熱を燃やす織ヱだったのです。
『オリオリスープ』を読んだ感想
春野菜のスープは材料をアレンジすることで幅広く活躍してくれる料理だと思いました。
キャベツと豚肉のミルフィーユ鍋も美味しそうですが、自分はアサリを入れたバージョンにチャレンジしてみます。
献立作りの参考になる『オリオリスープ』!
特に寒くなった季節には真似したくなるレシピが満載になっています。
美味しそうに食べる織ヱの表情も可愛らしいですよ。
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