ナギと嵐のネタバレ!あらすじから感想までご紹介します!

今回は「もんでんあきこ」先生の『ナギと嵐』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ナギと嵐』はこんな漫画

チンピラの郷田弘樹は舎弟の鈴木哲司と共に、裏社会を好き勝手に生きていました。

ある日、二人は行き場所も生きる気力すらも失った少女・凪と出会います。

この出会いが二人の運命を大きく変えていき、謎と愛に満ちた不思議な物語が始まっていくのでした。

天使と人間の幻想的な愛情を描く『ナギと嵐』

今回はこちらの魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

サスペンス漫画でありながら愛とファンタジーの要素が満載の物語をごゆっくりとお楽しみください。

 

『ナギと嵐』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

家族も住む家も失い生きる気力が無くなった凪。

フラフラと繁華街の裏道を歩く彼女のすぐそばでは、郷田と哲司が金のやりくりについて話をしています。

哲司
「兄貴どうでした?」
郷田
「どうもこうもねえ、あんなクソみてえなホストクラブこっちから願い下げだ、マネージャーぶん殴って辞めてきた」
哲司
「兄貴、組への借金はどうするつもりっすか、やっと最近は固定客もついて返済のメドも立ってきたんでしょ」
郷田
「うっせーな、金なんてどうにでもなるわ!」

いつも周りの何かに怒っている郷田と、生まれた時からはみ出し者の哲司。

こう見えても良いバランス関係の二人です。

そんな彼らが見つけたのが、行く当てもなく裏道をさまよっている凪でした。

郷田は彼女を家出少女だと決めつけ、薬漬けにして風俗に売り払おうとします。

しかし彼が凪に近付こうとすると異変が起こりました。

次の瞬間、郷田の口から黒い霧のようなものが吹き出します。

哲司
「その時オレには何がどうなってるのかさっぱりわからなかった」

黒い霧が体から出て行くと郷田の様子がいつもと変わってしまっていました。

そんな彼に見覚えのある様子の凪。

「おまえはお婆ちゃんの枕元にいた、お婆ちゃんを殺した奴だ」
郷田
「あれは婆さんの寿命だ、俺が殺したんじゃねぇ」
「嘘だ、あたしは見たんだ、おまえがお婆ちゃんを連れてくとこ、お婆ちゃんを生きて返せ!あたしのたったひとりの肉親・・・」

興奮する凪に対し郷田は彼女の両腕を引っ張り持ち上げてしまいました。

するとなぜか凪の意識が失われていきます。

郷田
「おいおまえ、近くにこの子を休ませる場所はないか」
哲司
「兄貴のマンション歩いてすぐじゃないすか・・・」

何が起きているのか理解できない哲司。

しかし一つだけ分かっていることは、目の前にいる郷田は自分の知っている郷田ではないということでした。

そのまま二人は凪を郷田のマンションに連れて帰ります。

そこで郷田から詳しい事情を聞こうとする哲司。

全くの別人になってしまった郷田はゆっくりと状況を説明し始めました。

郷田
「俺はおまえの兄貴じゃねえ、天から遣わされたいわゆる天使ってヤツだ」

当然ですが哲司はこの言葉の意味が理解できません。

自らを天使と名乗った郷田の言葉の真意とは!?

 

 

いきなりミステリアスな展開でスタートしていきましたね。

おそらく多くの読者がこの段階ですでに心を鷲掴みにされてしまったのではないでしょうか。

それほどインパクト抜群な冒頭のシーンでした。

全体的に謎に包まれながら進んでいくところが魅力的な『ナギと嵐』

ここからは郷田の言葉の意味が分かり始めていきます。

凪の正体にも注目しながら続きをご覧ください。

後編

哲司に自分は天使だと語った郷田。

そのまま自分と凪のことを詳しく話し出していきました。

郷田
「俺のことは兄貴じゃなくて嵐と呼んでくれ、なぜかは知らんが俺達には天気の名前が割り当てられるんだ、この子の名前は凪」
哲司
「この子も天使・・・?」
郷田
「人間だよ、ただちっとばかり見なくてもいいモノが見えてしまう厄介な血筋の家系でな、俺はこの子を守るために今ここにいる」

凪を見つめる郷田の表情はとても優しいものでした。

絶対に普段の郷田が見せることのないこの表情を見て、哲司は彼の言葉を信じることにしたのです。

この郷田の中に入り込んだ嵐と凪の出会いは、彼女のお婆ちゃんが亡くなる寸前の時でした。

不思議な能力が宿っている凪は、天国にお婆ちゃんを連れて行く嵐の姿が見えてしまいます。

そのため嵐がお婆ちゃんを殺したと思っていたのでした。

哲司が少しずつ嵐のことを分かりかけていると、ようやく凪が目を覚まします。

郷田
「おう起きたかナギ、落ち着いたか、悪かったな気絶させて、あの興奮状態では何言っても聞かねえと思ったんでな」
「あんたはお婆ちゃんを迎えにきた人だ・・・人だったっけ・・・」
郷田
「この男がおまえに悪さしようとしてたんでとっさに乗り移った、危ないとこだったんだぞ」

嵐は自分の名前を伝えながら、なぜここにいるのかを説明していきます。

本来彼は凪のお婆ちゃんを担当していました。

お婆ちゃんは死ぬ間際まで凪のことを心配していて、その想いが天に届き嵐が凪を守ることになったのです。

この説明を理解する凪だったのですが、その表情はどこか曇りがちになっていました。

「ほっといてくれればよかったのに、あたしに関わった人はみんな不幸になる、お婆ちゃんだけは大丈夫だと思ってたのに、あたしが死ぬべきだった、あたしをあの世に連れて行ってよ」

完全に生きる気力を失っている凪。

すると二人の会話を聞いていた哲司が彼女に水を渡してあげます。

哲司
「唇がカサカサしてる、喉渇いてるでしょ」

素直に水を受け取る凪と、哲司の表情が気になっている嵐。

郷田
「どうした哲司、何を怒っている」
哲司
「オレ生まれた時からひとりぼっちで今までいいことなんてほとんどなかったけど、死にたいと思ったことは一度もなかった」

自分に比べれば恵まれている凪が、生きることから逃げようとしていることに腹を立てていた哲司。

死んだ後でも想ってくれるお婆ちゃんのいる凪は、哲司にとっては羨ましい存在なのでした。

彼の純粋な優しさが伝わったためなのか、少しずつ凪の表情が明るくなっていきます。

しかしここで彼らに思いもよらない出来事が起きようとしていました。

嵐が無理矢理乗り移ったため、取り残された郷田の魂が三人に忍び寄っていたのです。

この緊急事態を嵐たちはどのように乗り越えていくのでしょうか!?

いよいよ佳境に入りだした物語の続きは、是非ご自身の目で読むことをお勧めします。

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『ナギと嵐』を読んだ感想

とにかく読みやすい漫画だというのが第一印象ですね。

絵も上手ですし物語の進み方も抜群の仕上がりだと思います。

程よいテンポの良さと、それに伴う謎の数々が好奇心をそそりますね。

ファンタジーの要素も含んでいるので、先の展開が予測不能なところも魅力的でした。

『ナギと嵐』は読んでみると、なぜ電子書籍サイトのランキングで上位に入っているのかが納得できる漫画ですよ。

是非多くの人に読んでもらいたいですね。

 

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