茉莉花官吏伝のネタバレ(漫画)!茉莉花と皇帝の恋の行方は?

今回は「原作 石田リンネ 漫画 高瀬わか」先生の『茉莉花官吏伝』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

茉莉花官吏伝』はこんな漫画(あらすじ)

はるか昔、白楼国で茉莉花(まつりか)という女性官吏が大活躍をしました。

彼女の活躍は“茉莉花官吏伝”という書物によって後世に伝えられているほどです。

驚異的な記憶力を持っていた茉莉花はある日、大切なお見合いの練習相手をすることになりました。

仕方なく練習相手を引き受けた茉莉花だったのですが、彼女の前に現れたのは白楼国の皇帝だったのです。

状況が理解できないだったのですが、皇帝との出会いが彼女の運命を大きく変えることになりました。

天才的な記憶力を誇る少女と天才を求める皇帝のラブロマンスを描いた『茉莉花官吏伝』

今回は中華版シンデレラストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

身分を超えたラブストーリーをドキドキしながら読んでみてください。

 

茉莉花官吏伝』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

茉莉花官吏伝は白楼国で活躍した茉莉花という女性官吏の一生を記した書物で、現代でも科挙試験を受ける女性のバイブルとなっています。

そんな茉莉花が活躍した白楼国は大陸の東側を支配していた巨大国家から分裂をして誕生しました。

4つに分裂した国はそれぞれ四神獣を掲げていて、白楼国の皇帝は守護神獣の化身と呼ばれる白虎の姿で戦場を駆け回ったと言われています。

茉莉花は白楼国の後宮で女性官吏として働いていました。

茉莉花
「ついに手に入れたわ・・・春月堂の桜月餅・・・んー!おいしいー!」

念願だったお菓子を食べていると別の女性官吏が茉莉花のことを呼びに来ます。

用件は妃が梅見で使う茶器の場所が帳簿への記載漏れで分からないということでした。

誰も場所を覚えていないため、天才的な記憶力を持つ茉莉花が頼りにされているのです。

茉莉花
「茶壺・茶海・茶盤はあそこの三つ目の木箱、茶杯と問香杯は菊のあしらいのものと一緒に仕舞ったので奥の棚の引き出し二段目、西の倉庫に茶器と同じあしらいの敷布があったかと」

こうして茉莉花の記憶力のおかげで無事に梅見の準備を始めることができました。

すると部屋へ戻ろうとする茉莉花に女官長が声をかけてきます。

女官長は仕事ができる茉莉花のことをもっと上の役職で起用したいと言ってくれました。

しかし謙遜する茉莉花はせっかくの申し出を断ってしまいます。

茉莉花
「平民出身の私が下働きの宮女から女官になれた、それだけで一生分の幸運だ、だって女官でなければ陛下のお姿を目にすることもないのだから」

陛下は完璧なルックスと知能を持ち合わせていて、皇子の時には科挙試験と武科挙試験に合格しました。

普通の人であれば一生をかけてどちらかの試験を合格するものなのですが、陛下は両方の試験をクリアしたのです。

そのため女官たちから理想の男性として崇められていました。

茉莉花
「女官なら一度は思い描く夢物語・・・でも現実にそんなことは起こらない」

聡明な茉莉花は理想と現実の違いを理解しているのです。

茉莉花が再び部屋に戻ると女官長がある頼みごとをしてきました。

頼みごとは黎家という名家の御子息がお見合いで失敗しないため練習相手の代理をしてほしいという内容です。

代理が失礼だとは思う茉莉花なのですが女官長の頼みごとを断る訳にはいきません。

仕方なく代理を引き受けたのですが、このことをきっかけに茉莉花の運命が大きく動き始めることになりました。

茉莉花
「一女官が皇帝と特別に知り合うことなんて物語でしか起こらない、そんな主役級の出来事、私には必要ない」

身の程をわきまえている茉莉花がお見合いの練習場所へ向かうと、そこに現れたのは黎家の御子息ではなく陛下だったのです。

珀陽
「初めまして黎天河です」

陛下が現れるとは思ってもみなかった茉莉花は何も言葉を発することができません。

茉莉花
「なんでここに陛下が・・・!?白虎神獣サマ、私が何をしたのでしょうか・・・」

陛下は固まった茉莉花を茶屋へ連れて行くことにしました。

現実を受け止められない茉莉花は茶屋で思わず無心でお菓子を食べてしまいます。

珀陽
「おいしそうに食べるねぇ、茉莉花ちゃんは甘いものが好きなの?」
茉莉花
「はい・・・いま名前・・・」

茉莉花の名前を知っているということは彼女が代理であることもバレていました。

珀陽
「ふふ、後宮を支えてくれている子たちの名前くらい覚えているよ、いつもありがとね」
茉莉花
「そんな・・・もったいないお言葉です・・・」
珀陽
「その顔を見るに私が何者かもバレてるよねぇ、改めて自己紹介をしよう、本当の黎天河は急な仕事が入ってしまってね、私は珀陽、白虎神獣の化身、この国の皇帝をしている」

陛下は完璧に仕事をこなすことが趣味で、たまに城下へやって来て国民の生活を眺めていると自己紹介します。

続いて茉莉花に自己紹介を求めました。

茉莉花
「皓茉莉花です・・・趣味は書を読むこととお茶を飲んだりすること・・・特技はちょっと物覚えがいい・・・です」

ここで陛下は身分がバレるとまずいため、名前で呼ぶように指示を出します。

珀陽
「それでちょっと物覚えがいいってどのくらい?」

次の瞬間、茶屋の外でひったくり事件が起こりました。

すぐに陛下が駆けつけようとすると、茉莉花が小声で何かを呟きます。

茉莉花
「ちゃんと見えたわ」

陛下が外に出ると茉莉花も後に続きました。

珀陽
「茉莉花ちゃん?」
茉莉花
「歳は三十前後、切れ長の目、だんご鼻、ほくろが三つ、肩をこえたくらいの黒髪を黄土色の紐で一つ結び」

誰も犯人の特徴を覚えていない中、茉莉花は一瞬で犯人の外見を全て記憶していたのです。

珀陽の前で天才的な記憶力を披露したことで、茉莉花は後世に名を残す人物となるのでした。

 

 

平民出身でありながら女官となった茉莉花の記憶力に驚かされました。

また気さくな人柄で国民の生活を見守っている珀陽も素敵なキャラクターですね。

皇帝と平民が身分という障害を乗り越えて心を通わせていく『茉莉花官吏伝』

ここから珀陽が茉莉花に接触してきた理由が少しずつ明らかになっていきます。

引き続きキュートなヒロインのシンデレラストーリーをご覧ください。

後編

珀陽や民衆が驚く中、茉莉花はさらに犯人の特徴を述べていきます。

茉莉花
「服は藍色でさらに濃い藍色の縦縞模様、奪われた荷物は黄色の糸で草花紋が刺繍された深い緑色の布です」

民衆に褒め称えられる茉莉花を珀陽はゾクゾクしながら見つめていました。

珀陽
「な、なんだこの子は・・・!?」

その後、茉莉花の証言に当てはまる人物探しが始まります。

犯人が見つかってほしいと思う茉莉花のことを珀陽がじーっと見つめてきました。

茉莉花
「ん?は・・・珀陽さま・・・?」
珀陽
「茉莉花ちゃんすごい記憶力だね」
茉莉花
「はい・・・物覚えはちょっといいので・・・」
珀陽
「さっきも訊いたけどちょっとって具体的には?」

茉莉花は珀陽の質問にすぐ答えることができません。

抜群の記憶力を持っているのですが茉莉花は能力を使いこなしきれていなく、以前に嫌な思いをしたことがあるのです。

その日から茉莉花は他人に期待を持たせないよう生きてきました。

茉莉花
「例えば琵琶の楽譜を一度見て覚えられても上手くは弾けない・・・それだけです」

楽譜を覚えても琵琶を上手に弾く能力は持っていないのです。

そのことを聞いた珀陽はひったくり犯が捕まったご褒美と称して茉莉花を書店へ連れて行きました。

茉莉花の目を隠しながら本棚の前で足を止めます。

珀陽
「いいかい?目の前の棚の題字を順番に覚えて、右から左、上から下ね、覚えたら教えて」

機嫌の良いまま珀陽に帰ってもらうため茉莉花は従うことにしました。

そして一瞬で本棚に並んだ題字を記憶します。

茉莉花
「いきます、天庚史・・・虎秋伝・・・陸史英雄伝・・・最後が右威史です」

無数の題字を記憶した茉莉花を見て珀陽が笑みを浮かべました。

珀陽
「すごいな、本物だ・・・たった今見つけた」

ご褒美に四書を差し上げると言い残し珀陽が後宮へ戻っていきます。

茉莉花も自室へ戻ることにしたのですが、珀陽と出会ったことで疲れたため布団へ倒れ込んでしまいました。

茉莉花
「今日の私はまるで主役だった、でも今日限りだわ、このまま今のままでいいのよ、自分は端役にすぎない、皆のように主役が欲しかったときもある、でも期待させてはならない、分不相応な望みは周りも自分も不幸にする」

期待を裏切ることが自分だけでなく相手も不幸にすることを茉莉花は身をもって体験していたのです。

そのためもう二度と珀陽に会うことはないと思っていました。

しかし珀陽は真逆のことを考えていたのです。

珀陽
「彼女は本物の天才かもしれない、天賦の才を持っているのに本人にその自覚がない、希少な貴重な才能なのに使い方の幅が広すぎてどうすべきか私も迷っている」

後宮に戻った珀陽は部下にこの日の出来事を説明していました。

珀陽は皇太子が大きくなるまでの期間限定で皇帝を務めることになったこともあり、優れた人材を次の世代へ残すことを責務だと思っています。

そのためにも本物の天才である茉莉花はどんな手を使っても手に入れなければなりません。

いったい珀陽はどんな手段を用いて茉莉花を自分のものにするのでしょうか!?

ここから先の展開は実際に漫画を読んでお確かめください。

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茉莉花官吏伝はこんな人にオススメ

恋愛漫画とファンタジー漫画が好きな人にオススメしたい作品になっています。

平民出身の女官が天才的な記憶力で大成していく物語なのでサクセスストーリーが好きな人も満足できるはずですよ。

運命に導かれるように出会った皇帝と天才宮女の素敵な恋模様を描写していく『茉莉花官吏伝』

性別に関係なく誰にでも楽しめる恋愛漫画です。

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