十三歳の誕生日、皇后になりました。のネタバレ(漫画)!

今回は「漫画 青井みと 原作 石田リンネ」先生の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『十三歳の誕生日、皇后になりました。』はこんな漫画(あらすじ)

皇帝陛下に気に入られる妃となるため勉強してきた蕗莉杏(ろりあん)は、13歳の誕生日に赤奏国の王宮に足を運びました。

覇権争いの結果、4つの国に分裂してしまいましたが赤奏国の皇后になることは名誉なことです。

しかし謁見の場に現れたのは皇帝の座を奪い取った暁月という皇子でした。

暁月は莉杏に妃ではなく皇后になることを命じてきます。

皇后の座を受け入れることにした莉杏の運命とは・・・!?

皇帝と皇后の夫婦像を描いていく『十三歳の誕生日、皇后になりました。』

今回は後宮を舞台にした恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

異国情緒漂うラブストーリーをじっくりとお楽しみください。

 

『十三歳の誕生日、皇后になりました。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

13歳の誕生日を迎えた蕗莉杏が茘枝城にやって来ました。

莉杏の目的は皇帝陛下の妃になることです。

莉杏
「大丈夫よ莉杏、今日まで皇帝陛下に気に入られる妃になるため必死に勉強した、お願いの言葉もしっかり覚えたわ」

武官の祖父も莉杏に太鼓判を押してくれました。

しかし憧れていた後宮に初めてやって来たので緊張しています。

莉杏
「ここで皇帝陛下と夫婦になれるなんて夢のよう・・・」

心臓の鼓動が早くなることを止められません。

莉杏が妃になろうとしている皇帝陛下が統べる赤奏国は、かつて大陸の東側に存在していた大国から分裂しました。

大国で起こった覇権争いの渦は赤奏国を含む四つの国を誕生させたのです。

赤奏国は朱雀神獣に守護されていて、莉杏はこの国を統べている皇帝陛下の妃になって後宮入りするつもりでした。

莉杏
「陛下はどんなお顔なのかしら、いけないいけない!まずは宰相閣下のお言葉を待たないと」

まずは宰相閣下の許可を貰わなければならないのですが、待てど暮らせど何も起こりません。

宰相閣下が現れないため、莉杏は手順を間違えてしまったかもしれないと不安を感じます。

不安が大きくなる中、男性の声が聞こえてきました。

暁月
「はは、誰かと思ったら、ほら顔を上げなよ」
莉杏
「宰相閣下の許可をいただけたわ・・・!次は顔を上げて・・・」

安心した莉杏は手順通りに行動します。

顔を上げて男性を見ると皇帝陛下とは思えない若者でした。

暁月
「あー、おれには大きいな、この袍は、今度仕立て直しを頼んでおかないと、みっともなくて悪かったね」

男性は深紅の袍を身に纏っています。

この国で深紅の袍を纏っていいのは皇帝陛下とだけと決まっていました。

そのため莉杏の目の前にいるのは宰相閣下ではなく皇帝陛下なのかもしれません。

莉杏
「あ、あの陛下・・・」
暁月
「陛下?うん・・・そうそうおれが皇帝だ、思い出したよ、あんたさぁ武官の蕗登朗の孫娘の莉杏だろ?謁見予定にあんたの名前があった」
莉杏
「はい!今日で十三歳になりました、わたくしそれで皇帝陛下にお願いが・・・わたくしを後宮に入れてください」

目の前の男性が皇帝陛下だと分かった莉杏は、率直に自分の希望を伝えました。

すると皇帝陛下が笑い出します。

暁月
「あんたさぁ皇帝の妃になりたいわけ?」
莉杏
「はい!わたくしを貴方の妃にしてください!」
暁月
「・・・ちょうどいい、おれには時間がないんだ、あんた皇后になりなよ」

皇帝陛下はすぐにお願いを聞き入れてくれました。

しかし妃ではなく皇后という言葉に莉杏は引っ掛かります。

莉杏
「あれ?妃ではなくて皇后?今代の皇帝陛下が亡くなられたというお話は聞いていなかったけれど・・・?」

莉杏の願いはあくまでも妃にしてほしいということでした。

ですが目の前にいる皇帝陛下は皇后にすると言ってきたのです。

戸惑っていると皇帝陛下が左手を差し出してきました。

その手には赤い血が付着しています。

暁月
「大丈夫、これはおれの血じゃない、ああこのままだとあんたが汚れるか、でも赤い婚礼衣装ならちょっと血で汚れてもいいよね?」

こうして莉杏は皇帝陛下と結婚することになりました。

しかし目の前にいるのは莉杏が想像していた皇帝陛下とは違う人物だったのです。

 

 

妃になりたい莉杏の目的や謎めいた皇帝陛下の正体など、気になるところが満載の物語になっていますね。

序盤を読んでいるだけで続きが楽しみな作品だと思いました。

様々な思惑が交錯していく『十三歳の誕生日、皇后になりました。』

ここから莉杏が出会った皇帝陛下の正体が明らかになっていきます。

まだ幼いのに状況をすぐに理解できる莉杏の高い能力に驚いてみてください。

後編

皇帝陛下との結婚という夢が叶ったのですが、少し不安を感じる莉杏の手を皇帝陛下が引っぱりました。

そのまま目的の場所まで莉杏を連れて行きます。

暁月
「ここが茘枝城の朱雀神獣廟だ、ここであんたとおれは夫婦になる」

しかし廟の前にいた部下に止められてしまいました。

皇帝陛下は部下に丁度良く莉杏が後宮に来たため、これで済ませると言って部下を納得させます。

莉杏
「ちょうどよく?すませる?これはどういう意味?」

意味が分からないのですが皇帝陛下は廟の中で婚礼の儀式を始めてしまいました。

これで2人は生死を共にする関係になります。

暁月
「これでおれたちは夫婦だ、死んでも離れられない」

続いて朱雀神獣への報告をするため部下に棺を運ばせます。

準備が整うと部下が朱雀神獣へ向けて言葉を述べ始めました。

莉杏
「まってこの言葉は・・・結婚の報告の言葉じゃない・・・!?これは皇帝即位の言葉だわ!」

目の前で行われている儀式は結婚が目的ではなく、皇帝に即位するためのものだったのです。

事態を察した莉杏は皇帝陛下が何者なのか確認することにしました。

暁月
「・・・あんたさ、阿呆かと思ったらそうでもないんだな、周りをしっかり観察するしおかしいことに気づける」
莉杏
「まだ皇帝陛下じゃない・・・?」

儀式の目的が結婚ではなかったことで、目の前の男性が皇帝陛下ではないことに気づきます。

それでも男性は余裕の表情を浮かべたままでした。

暁月
「あーあ、即位の儀式が終わっちまったなぁ、おれは皇帝になりあんたは皇后になった、残念だなぁ、誰?で正解だったのに、可哀想に、今のあんたにできることは二つだけ、受け入れるか逃げるか」

2つの選択肢を提示しながら皇帝陛下は莉杏のことを解放してくれません。

独善的に見える行動ではありますが、一方で皇帝陛下はあくまでも莉杏を被害者にしてくれました。

そして朱雀神獣の加護を授かる儀式を行おうとします。

莉杏
「この人は悪い人だ、でも自分から結婚を願いでたわたくしを、無理やり結婚させられたにしようとしている」

莉杏が皇帝陛下の行動に考えを及ばせていると、部屋の中が炎に包まれていきました。

脱出しようとしても部屋の扉が開きません。

炎が朱雀神獣の天罰だと理解した皇帝陛下が莉杏の口を手で守ってくれます。

暁月
「おい!朱雀神獣!おれはあんたに焼き殺されても仕方ないことをした!でもこの子どもは違う!おれに無理やり連れてこられただけだ!助けてやってくれ!」

莉杏のことを助けるために皇帝陛下は夫婦の誓いを破棄すると朱雀神獣に申し出ました。

悪い人なのに自分を助けようとしてくれる皇帝陛下の姿を見た莉杏は、彼を犠牲にして自分だけが助かっても良いのか自問自答します。

莉杏
「夫婦の誓いは破棄しません、助かるときは一緒です!助からないときも一緒です!」
暁月
「はぁ!?あんたさぁなにを言ってるわけ!」
莉杏
「わたくしたちは夫婦だと言っているのです!一人で死なせるわけにはいきません!今さらですけど貴方本当に誰ですか!?」
暁月
「ここでまた聞くわけ!?おれは暁月って名前だよ!」

ようやく名前を知った莉杏は朱雀神獣に暁月のことを助けてほしいと願い出ました。

すると暁月が莉杏に口づけをします。

この行動によって朱雀神獣は2人のことを夫婦と認め加護を授けてくれました。

口づけされたことで意識を失った莉杏が目を覚まします。

莉杏
「色が違う!?髪の色が朱く・・・?瞳も・・・!」
暁月
「あんた意外と神経が図太そうだから今の茘枝城のことを教えてやるよ、その代わりもう少しだけこの馬鹿げた夫婦ごっこにつきあってもらうよ」

莉杏が後宮入りを願う予定だった皇帝陛下は病死していました。

後を継ぐはずだった5歳の皇太子が道教院に入ってしまったため、継承権を持つ暁月が皇帝陛下に即位したそうです。

莉杏
「五歳で道教院に・・・?なんだかおかしい、皇帝陛下の病死も本当に・・・?もしかしてそれは病死ではなく」
暁月
「うん?おれは馬鹿でうるさいやつが嫌いなんだ、あんたはいい子だよな?問題だ、このままこの国を放っておいたらどうなる?答え、赤奏国は死ぬよ」

多くの国民には知らされていませんが赤奏国では飢饉が続いていて、このまま多額の資金を使って侵略戦争を続けていけば国家は滅んでしまうかもしれません。

この状況を打開するため暁月は皇帝陛下に即位したのです。

莉杏
「わたくしにはまだわからないことばかりです、でも国がとても大変なんでしょう?なにかできることはありますか?わたくしにも皇后として」
暁月
「おれは馬鹿でうるさいやつが嫌いなんだ、でもあんたは本当にいい子だな、莉杏」

詳しい事情も分からないまま、十三歳の誕生日に莉杏は皇后になりました。

ここから莉杏にはどのような運命が待ち受けているのでしょうか!?

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『十三歳の誕生日、皇后になりました。』を読んだ感想

皇帝陛下の病死や皇太子の道教院入りなど、暁月の嘘が垣間見える発言が物語を面白くさせていますね。

陰謀が渦巻いていることを分かりながら皇后の座を受け入れた莉杏は、子供なのにたくましい女性だと感じました。

国を守るためそれぞれの思惑が交錯していく『十三歳の誕生日、皇后になりました。』

ラブストーリーとヒューマンドラマを融合させた読み応えのある作品に仕上がっています。

どの漫画を読もうか迷っている人はこの作品を選んでみて下さい。

 

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