王立魔法学園の最下生のネタバレ!第2話と第3話の見所は?

今回は「原作 柑橘ゆすら 漫画 長月郁」先生の『王立魔法学園の最下生』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『王立魔法学園の最下生』はこんな漫画(あらすじ)

貴族のみが魔法を使える世界で、アルスは呪われた血のおかげで魔法を使えるようになりました。

ゴミを漁って生きてきたアルスは瀕死の状態でジェノスに拾われ、殺し屋として生きることを選択します。

戸籍上の父親となったジェノスに命じられたのは、暗黒都市パラケノスの治安を守るための暗殺稼業でした。

呪われた血のおかげで魔法を使えるアルスは次々と仕事をこなしていき、恐ろしいほど速く誰よりも静かに殺すことから死運鳥(ナイトホーク)と呼ばれるようになります。

そんなアルスにジェノスが命じた意外な提案とは・・・!?

不条理な世界に立ち向かう主人公の奮闘を描いた『王立魔法学園の最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~』

今回はワクワクできるファンタジー漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

少しずつ魔法の実態が明らかになっていきますよ。

 

『王立魔法学園の最下生』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

いつものようにアルスが殺し屋としての仕事を完遂しました。

アルス
「さて、ここも片付いたな、残るは・・・」

残りの仕事を片付けられたらこの場に長居するつもりはありません。

しかし想定外の人物が現場に現れました。

サッジ
「猪突猛進ッ!アニキ!助太刀に参りましたぜ!」

魔法師ギルド”ネームレス”に所属している通り名が猛牛(バッファロー)のサッジが駆けつけます。

ですがアルスは助太刀を必要としていません。

アルス
「追手が来ると面倒だ、引き上げるぞ」

生き残っていたターゲットを片付けるとすぐに現場を離れます。

勢いよく現場に現れたサッジでしたが、仕方なくアルスと一緒に引き上げることにしました。

2人が活動している暗黒都市パラケノスは夜でも人通りの絶えることがありません。

不夜の街と呼ばれるパラケノスには人種、国籍、年齢を問わず様々な人間たちが生活しています。

サッジ
「アニキ!以前から気になってたんスけど!」
アルス
「ああ、どうした」
サッジ
「どうしてアニキは未だに銃なんて使うんスか?アニキほどの魔法師ならば魔法で殺った方が早いに決まっているッス!」

サッジは銃を玩具だと考えていました。

そのためアルスがガラクタのような玩具を未だに使っていることが信じられません。

アルス
「たしかに魔法は便利だな、必要なのは身体1つ、鍛えれば銃よりも有用な力になる、だが魔法を使えば魔力の残滓が残るだろう?」
サッジ
「と言いますと?」
アルス
「魔力とは個人情報の塊だ、可能な限り現場に残しておきたくない、それに魔法に頼り切りの暗殺スタイルは一昔前の話だ、今は魔法師殺害のための研究が・・・どうやら言ってた傍から追手が来たようだぞ」

アルスとサッジを鳥型の無人追跡機が追いかけてきました。

この追跡機は魔力の痕跡を頼りにどこまでもターゲットを追いかける最新鋭の魔導兵器です。

追跡機はサッジの魔力を追ってきたのかもしれません。

サッジ
「なんだか知らないですけど撃ち落とせば関係ないッスよね」

サッジが追跡機に向かって火炎連弾を撃ち込みます。

なかなかの威力にアルスは感心しますが追跡機に躱されてしまいました。

アルス
「無駄だぞ、俺たちの魔力を感知してるんだ、普通に攻撃しても当たるはずがないだろう」
サッジ
「ええええ!?ならどうやって倒せばいいんスか!?」

このまま魔法で攻撃を続けてもジリ貧になるのは間違いありません。

そこでアルスは手っ取り早い手段を使うことにします。

敵の習性を逆手に取るためまずは魔力を込めた銃弾を二発撃ちました。

アルス
「これは敵の動きを誘導する目的で撃ち込んだもの、残る六発が本命の通常弾、この兵器は魔法攻撃を過敏に察知する一方でそれ以外の攻撃には途端に愚鈍になる」

狙い通り最初の二発が追跡機を誘導します。

そして残りの六発が追跡機に命中しました。

サッジ
「す・・・すげえ・・・6機同時・・・」
アルス
「どうだ?庶民の武器も捨てたものじゃないだろう」

魔法にばかり頼っていては強くなれません。

アルスは自分のやり方で強くなる方法を探っているのです。

 

 

魔法だけに頼らないアルスのカッコ良さに魅了されました。

玩具と呼ばれてもアルスが使うと銃も強力な武器になりますね。

孤児が暗殺者として大活躍する『王立魔法学園の最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~』

第3話からいよいよ作品タイトルの意味が明らかになっていきます。

久しぶりにアルスを拾ったジェノスも登場しますよ。

第3話

冒険者酒場ユグドラシルは暗黒都市の裏路地に佇んでいて、アルスたち組織の人間が頻繁に利用していました。

ジェノス
「よおアル!よくぞやってくれたな!お前さん最近絶好調じゃねえか」
アルス
「なんだ、もう酔っぱらっているのか、親父」
ジェノス
「今日のターゲットは上も手を焼いていたらしいからな、さぞかし喜んでくれるだろうよ」

ユグドラシルを訪れたアルスを出迎えたのはジェノス・ウィルザードです。

上機嫌のジェノスは完全に酔っ払っていました。

10年前にアルスを拾ったジェノスは戸籍上の父親です。

アルス
「親父の仕事は組織と政府関係者を繋ぐ交渉役である」

以前のジェノスは金獅子の通り名で知られた暗殺者でした。

しかしアルスが組織に配属されると入れ替わるように現場から離れていったのです。

ジェノス
「なあアルよ、お前が現場に出るようになって10年が経ったか、何人殺したか覚えているか?」
アルス
「さあな、そんなことはとうに忘れたよ」

10年間で貴族や王族、聖騎士などを大勢殺してきました。

アルスが殺してきたターゲットは数えきれません。

ジェノス
「まあここ数年はお前が一人で片付けてきたわけだが」
アルス
「前置きはいい、それで次の仕事はいつになる?」
ジェノス
「いや実はなしばらく仕事は取らねえつもりなんだ、お前さんには学校に行ってもらおうと思っている」
アルス
「・・・学校?俺が行くのか?」

耳を疑うアルスですがジェノスは真剣な様子です。

ですがどうして学校に通わなければいけないのか理解できません。

ジェノス
「この世界で生きていくなら魔法師の資格はあるに越したことはないんだよ、貴族社会は信頼が第一よ、言っておくがあのサッジですら免許を持ってるんだぜ?」
アルス
「・・・それは知りたくなかったな」

実力はもちろんアルスの方が優秀です。

しかし免許の有無で貴族社会の信頼度はサッジの方が上でした。

ジェノス
「それにお前も薄々と気付いているだろう、3年前の事件から俺たちの仕事は着実に減ってきている」

事件は暗黒都市の中でも最大規模を誇る反政府組織”リバースクラウン”が3年前に引き起こしたものです。

この事件は今でも多くの人間たちに遺恨を残していました。

事件解決後、リバースクラウンは分裂と解体を繰り返して消滅したため暗黒都市の治安向上に繋がっていたのです。

世界は平和に近づいてきているため、無免許の魔法師は食いっぱぐれてしまうかもしれません。

またアルスは今年で15歳になります。

普通の子供たちが学校に通う年齢になっていました。

アルス
「断る、ともしも言ったら?」
ジェノス
「残念ながらこれは業務命令だ、お前さんに拒否権は存在しねえよ」

組織の人間は命令に逆らうことはできません。

仕方なく命令に従おうとしたアルスに酔っ払いが絡んできました。

酔っ払いは庶民が舐められる風潮を許せないようです。

激昂した酔っ払いは店員にも因縁をつけ始めました。

アルス
「世の中は不公平だ、お前の想いを俺は知っている、だがそれは無差別に吐き出すものじゃない」

暴れ回る酔っ払いがアルスに向かって酒瓶を振り下ろそうとします。

孤児だったのでアルスは酔っ払いの気持ちを理解できますが同調するつもりはありません。

ジェノス
「・・・アル」
アルス
「わかってる・・・また業務命令だろ」
ジェノス
「俺たちの仕事はこの街の治安を守ることだ」

酔っ払いが振り下ろした酒瓶がアルスの左腕に直撃します。

しかしアルスは表情を全く変えません。

アルス
「付与魔法腕部強化で態勢を崩し、敵が見せた僅かな隙を確実に攻め落とす」

あっという間に酔っ払いを制圧しました。

取り押さえられた酔っ払いも観念したようです。

ジェノス
「サービス残業お疲れさん、んじゃここにリスト置いといたから参考にしな、受験できそうな学校まとめておいたからよ、ごちそうさん!」
アルス
「それにしても今更俺は学校に通うのか・・・親父も親父なりに俺の将来を案じてくれているのだろうが・・・頭が痛くなってきたな」

王立魔法学園ではどのような運命がアルスを待ち受けているのでしょうか!?

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『王立魔法学園の最下生』はこんな人にオススメ

ファンタジーとアクション漫画を読んでハラハラドキドキしたい人にオススメの作品です。

貴族ではない孤児が魔法を使って大活躍していきますよ。

クールな主人公が世の中を驚かせていく『王立魔法学園の最下生~貧困街上がりの最強魔法師、貴族だらけの学園で無双する~』

完成度の高いストーリーに仕上がっています。

柑橘ゆすら先生の世界観を存分にご堪能下さい。

 

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