今回は「武村勇治 板倉俊之」先生の『蟻地獄』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『蟻地獄』はこんな漫画(あらすじ)
二村孝次郎はしっかりとしたデータを基に、パチスロで小金を稼ぐ日々を送っていました。
しかしより大金を稼ぐため、幼なじみの修平とイカサマをして裏カジノで儲けることを画策します。
用意周到に練られた策で、イカサマを成功させた二人。
ですがここから彼らを待ち受けていたのは、終わりのない蟻地獄のような苦しみの連鎖だったのです。
インパルスの板倉さんが描き下ろした小説をコミック化した『蟻地獄』!
今回はこのギャンブル漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
狂気の世界に足を踏み入れた主人公の姿に、ハラハラドキドキしながら読んでみてください。
『蟻地獄』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
冒頭のシーンから顔面を殴打されている孝次郎。
すでに意識を失いかけているようです。
孝次郎がこのような状況に陥ったのは、数時間前の出来事が原因でした。
あるパチンコ店で負けがこんで苛立つ客を横目にしながら、孝次郎が颯爽と歩いています。
数えきれないほど大量のコインを運んでいる孝次郎。
パチスロには1~6までの設定があり、数字が多くなるほど勝つ確率が上がります。
その設定を決めているのは店長というのが一般的になっていました。
彼が大量のコインを獲得した背景には、こうした地道な努力があったのです。
コインを換金しに行くと、親友の修平もかなりのコインを獲得していました。
するとここでタイミング良く、孝次郎の携帯にメールが送られてきます。
メールの内容は「準備OK」というものでした。
二人はメールを確認すると違法な裏カジノへ足を運びます。
これらを利用して二人は裏カジノで大金を獲得しようと目論んでいました。
入り口にある監視カメラを意識して緊張している芝居を始める二人。
芝居をしながら店に入店しました。
店内をゆっくりと見回しながら、お目当てのブラックジャックテーブルに近づいていきます。
するとタイミング良く一人の男性客がテーブルを離れました。
実はここまでの行動は全て3人が仕組んだものだったのです。
杉田に店内の下見をさせたため、孝次郎と修平はこのカジノに顔を出したことがありません。
これから新人の女性ディーラーにイカサマを仕掛けるため、二人はあくまでも一見さんを装っているのです。
ブラックジャックにおける最強のカードを上着のポケットに入れ、孝次郎がテーブルに着きました。
これで全ての準備が完了したため、いよいよ一世一代の大勝負に臨んでいきます。
まず初めは合計の数字が21を超えるバーストを繰り返す孝次郎。
この行動によって何も知らない素人だと思い込ませていきます。
その後、30万円近く負けたところで孝次郎が動き出しました。
残りのお金を全額賭けるというヤケクソな芝居をしながら、ポケットから上着の袖に二枚のカードをすべり込ませます。
そのため隠し持ったカードで純正のブラックジャックを完成させようとしているのです。
果たして彼は狙い通りイカサマをやり切り、見事に大金を獲得することができるのでしょうか!?
イカサマで一攫千金を狙う所にロマンがありますね。
巧妙に練られた計画が成功するのかドキドキしながら読むことができましたよ。
ギャンブルの表と裏を丁寧に表現している『蟻地獄』!
ここから物語は賭け事の裏に潜んでいる闇の部分にスポットを当てていきます。
インパクトが抜群なストーリーを引き続きお楽しみください。
後編
カードのすり替えで20倍の賞金を獲得しようとしている孝次郎。
するとここで♠のAを引くことが出来ました。
何度も反復練習を繰り返した動作で、一瞬のうちにカードをすり替えていきます。
その素早くて正確な動きは、見事に新人の女性ディーラーの死角をつくことに成功しました。
見事にイカサマをやり切った孝次郎と修平は、大金を受け取るため別室へ案内されます。
そこで彼らを待っていたのは、この裏カジノのオーナーであるカシワギという男性でした。
祝福の言葉をかけるカシワギなのですが、彼の本来の目的は別にあったのです。
気がつくと孝次郎と修平の背後に、ガタイのいい大男が立っていました。
大男の圧倒的な暴力によって、一瞬にして打ちのめされてしまう2人。
その衝撃で孝次郎の上着からカードがこぼれてしまいました。
実は杉田がイカサマの情報をカジノ側に前もってリークしていたのです。
こうしてパチンコ店で見かけた客と同様に、2人は負け犬となってしまいました。
裏カジノでイカサマ行為をした2人に待っているのは、大男からの強烈な暴力だったのです。
2人はこのようなことが原因で、冒頭のシーンにあった顔面を殴打され続ける状況に陥っていました。
殴られ続け死を覚悟していく孝次郎。
しかしここであることに気がつきます。
この大男の力であれば自分を一発で殺すことも可能だと感じていました。
そう思った次の瞬間、タイミング良くカシワギが口を開きます。
カシワギが止めたことで、ひとまず命の危険から回避することが出来ました。
ですが孝次郎がこの蟻地獄から簡単に抜け出すことは不可能だったのです。
こうして修平の命を人質に取られてしまいました。
孝次郎が三百万円を用意しなければならないリミットはたったの5日間です。
果たして孝次郎と修平はこの地獄からどのように抜け出していくのでしょうか!?
「漫画 武村勇治 原作 板倉俊之先生」の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『蟻地獄』はこんな人にオススメ
ギャンブルとバイオレンスな物語が好きな人にオススメの作品です。
スリリングな展開は読んでいるうちに冷や汗が出てくるほどですよ。
登場人物のほとんどがイカれている『蟻地獄』!
お笑い芸人の板倉さんが描き下ろしたとは思えない残酷な内容になっています。
圧倒的なスリルと恐怖感をじっくりと味わってみてください。
電子書籍を無料で読んでみませんか?
電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。
ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!
それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓
映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT!
実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?
U-NEXTでは電子書籍を20万冊以上配信しているんです。
しかも新規登録から31日間は無料なんです!
もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?
ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!
このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!
動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!
さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!
無料トライアルはこちらから↓↓↓