『変女～変な女子高生 甘栗千子～』のネタバレ(漫画)！

今回は「此ノ木よしる」先生の『変女～変な女子高生 甘栗千子～』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『変女～変な女子高生 甘栗千子～』はこんな漫画(あらすじ)

女子高生の甘栗千子(あまぐりせんこ)は父親が営む便利屋を手伝っています。

この便利屋に就職難で仕事が見つからない高村と杉田いう青年たちが住み込みで働くことになりました。

しかし高村は就職前に甘栗千子とトラブルを起こしていたのです。

ルックスは最高なのに行動が変わっている甘栗千子との同居生活はトラブルが連続していき・・・！？

下ネタが気にならない不思議系JKをヒロインにした『変女～変な女子高生 甘栗千子～』！

今回はキュートなラブコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

一つ屋根の下で巻き起こる少し変わった日常を読みながら幸せな気分を味わってください。

『変女～変な女子高生 甘栗千子～』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

放課後になり甘栗千子が帰ろうとしていると、生徒会の役員たちがカラオケに誘ってきます。

「私はいい、早く帰って積みマンガ消化したいから」

家で漫画を読みたい甘栗は誘いを断り帰っていきました。

帰宅した甘栗は漫画を読むとすぐに仕事へ向かいます。

一方その頃、就職難で内定が貰えない高村と杉田が公園のベンチで愚痴をこぼしていました。

「あー、面接疲れた・・・」

「今時住み込みかー、マジかよ・・・」

2人はようやく住み込みで働く便利屋の内定が貰えて一安心しています。

しかし住み込みで働くことは2人の本意ではありません。

「オレ就職決まったら彼女と同棲したかったのに・・・」

「いや高村、お前彼女いないじゃん」

ぼやいている2人の前を通りがかったのが、仕事に向かう途中の甘栗でした。

2人は可愛らしい甘栗の姿に見惚れてしまいます。

「おおお・・・見たか、今の女子高生・・・もの凄く可愛かったな・・・」

「確かにかなりよかった・・・しかしスカート短いなあ」

「ああいう気の強そうな女の子にものすごく恥ずかしいセリフを言わせたい」

「変態かお前は」

怪しい発言をするのですが高村は自分を変態だとは思っていません。

短いスカートの甘栗に目を奪われた2人はトイレに行きたくなりました。

公園内のトイレに行くと清掃中の立て札が置いてあります。

使って良いか声をかけてから2人はトイレを使用することにしました。

「早く就活終わりてー・・・ん？」

呑気におしっこをしていると清掃員が隣の便器を掃除し始めます。

高村は清掃員の姿にギョッとしてしまいました。

「あの終わったなら、そこ拭いてもいいですか」

清掃員は先ほど目の前を通り過ぎた可愛い女子高生だったのです。

甘栗は男子トイレだということを全く気にしていません。

「こっこここ、ここを・・・だと！？いいだろう！思う存分拭いてくれ！」

「バカ！便器の事だよ！早くしまえ！」

すぐに高村の勘違いを杉田が注意します。

普通の女子高生なら悲鳴を上げる場面なのですが、甘栗が動揺することはありません。

2人がどけると無言のまま掃除を始めます。

「おいあれ・・・さっきの女子高生・・・だよな？あの女オレのチ○コ勝手に見たんだぞ、一言くらいあやまるべきだろうが！」

「いや・・・お前自分からも見せてたぞ」

杉田は立ち去ろうとするのですが、高村は納得がいってません。

止める杉田を無視して甘栗に声をかけます。

「ちょっと君、仕事だから仕方ないのかもしれないけどな、堂々と見るのはいくら何でも失礼だろう、見ちゃってゴメンナサイとか一言あってもいいんじゃないの！？」

「・・・わかりました、うっかり包茎のチ○コ見ちゃってゴメンナサイ」

女子高生に包茎と指摘された高村はショックでふらついてしまいました。

それほどまでに衝撃的な言葉を浴びせられたのです。

「なんか・・・すごく汚された気分なんだけど」

「あの、トイレ掃除の仕事を始めて三日目ですけど、だいたい8割くらいは包茎でしたよ」

またしても衝撃的な事実を伝えられました。

ここでも高村は固まってしまいます。

「それでフォローしたつもりかー！」

叫ぶ高村なのですがすでに甘栗の姿はありません。

慌てて追いかけると甘栗が睨みつけてきました。

「まだフォローしたりないんですか？」

「わかった、さてはあんた変態だな、トイレ掃除しながら男の下半身見るのが目的なんだろう、この変態女子高生がっ」

悔しい気持ちがあるので大人げない言葉を浴びせます。

しかし甘栗には全く響きません。

「でも女の子って結構見るの好きだと思いますよ」

「そ・・・そうなの？へぇぇ・・・でもトイレで見てもぼ・・・勃起してないから面白くないだろう」

「個人の意見ですけど平常時のチ○コの方が好きです、あ、スイマセン私積みマンガ読みたいのでもう帰ります」

女子高生とは思えない言葉と態度に、高村はただ啞然とするしかできませんでした。

作品のタイトル通り変わった女子高生をヒロインに設定していますね。

変な女子高生なのですがとても可愛らしいので男性読者は魅了されると思いました。

下ネタを当たり前のように発言するヒロインが魅力的な『変女～変な女子高生 甘栗千子～』！

チャーミングでポップなコメディー漫画になっています。

ここから本格的に始まる甘栗と高村たちの交流をお楽しみください。

後編

高村と杉田が不思議な女子高生と出会ってから1ヵ月が経ちました。

2人を驚愕させた甘栗千子が大好きな漫画を読んでいると電話がかかってきます。

「はい便利屋甘栗です、はい、うちは24時間対応です、では明日スタッフが伺いますので」

電話を切ると父親の呼ぶ声が聞こえてきました。

新しい仕事の内容を報告しようとすると、父親が新しいスタッフを紹介してきます。

「あっはじめまして、今日からお世話になります高村です」

「杉田です」

トイレで出会った高村と杉田が新たなスタッフでした。

高村は衝撃を受けすぎて嘔吐しそうになります。

その様子にも動じない甘栗が2人の案内を始めました。

「便利屋だからトイレ掃除してたんだろ？なんであの時そう言わない」

「別に聞かれませんでしたし」

「やれやれ・・・俺はてっきりガチの変態女子高生かと思ったぞ・・・」

甘栗が便利屋だと分かり少しガッカリしてしまいます。

高村にとっては女子高生が変態だった方が興奮できるのかもしれません。

「この左右の部屋自由に使って頂いてかまいませんので、今日からよろしくお願いしますね」

改めて挨拶してもらうと甘栗が美少女のため2人は照れてしまいます。

それでも大人としてしっかりと挨拶を返さなければなりません。

「そうだな・・・一緒に仕事するんだしな、こちらこそよろしく」

挨拶を終えると高村が右の部屋、杉田が左の部屋を使うことにします。

すると甘栗が高村に声をかけてきました。

「ちなみに右の部屋はふすま一枚隔てただけでとなりは私の部屋です、気配が伝わってくるのでオナニーは控えて下さい」

「おぅえええっ」

ここでも衝撃的な言葉を浴びせられた高村は、堪え切れず嘔吐してしまいました。

汚れた床を甘栗が無表情で掃除してくれます。

翌朝、寝ている高村のことを甘栗が起こしに来ました。

「高村さん、やめてって言ったのに昨晩オナニーしましたね！？」

「おいこらっ、ちょっと待て！いっ言いがかりはやめろよな、んなことしてねェし、それに見てもいないのに何でわかんだよっ」

「分かります！気配、息遣い、音！隣の私の部屋のふすま越しに全部伝わってくるんです！昨日は15分ほどこすったあと、10時の方角に寝ながら出しましたね」

「なんで気配だけでそこまで分かるんだよ！？忍者かお前は！？」

オナニーしたことだけでなくどのくらいの時間をかけたかもバレていたのです。

納得できないまま高村は杉田と朝ご飯を食べることにしました。

そんな2人に甘栗が初仕事を手伝ってほしいと言ってきます。

依頼先は甘栗の学校で本人自ら営業して取った仕事でした。

「なので私と一緒に学校へ来てもらいたいんですが、お願いできますか杉田さん」

この日は社長である父親が別の仕事に向かっています。

事情を知っている杉田は手伝いを快諾してくれました。

「おーい！オレは！？ねぇオレは！？」

「ちょっといいですか、少しイカ臭いのでお風呂に入ってからなら来てもいいですよ」

悔しい高村は風呂に入らずイカ臭いまま2人についていくことにします。

この日、甘栗が通う工業高校で行う仕事は校庭の害虫駆除でした。

まず最初に薬剤を散布しておき、本格的な駆除は放課後行うことにします。

放課後になるといよいよ命懸けの害虫駆除が始まりました。

「おい・・・この格好はなんだ・・・？校舎の裏庭に一体何が・・・」

「静かに！あの木の下の所、スズメバチの巣があります」

スズメバチの巣を駆除するため高村は防護服を着せられています。

対照的に甘栗は動きやすいという理由から制服のまま防護服は着ていません。

女王蜂が戻ってこない今がチャンスだと感じた甘栗が駆除をスタートさせます。

順調に駆除が進んでいくのですが、ここで女王蜂が戻ってきました。

このままでは甘栗が刺されてしまうため高村が彼女を押し倒します。

「安心しろ、お前のフトモモは俺が守る！」

生身の部分をガードするため高村が身を呈しました。

ですが高村の頭に女王蜂が止まってしまいます。

すぐに駆け付けた杉田が殺虫スプレーをかけたのですが高村はなかなか起き上がれません。

「高村さんしっかりして下さい！高村さん！？早く救急車を・・・」

「待て、違うんだ・・・刺されてない・・・殺虫スプレーもろに吸っちゃって気持ち悪くて吐きそうなんだ・・・」

こうして害虫駆除は無事に終了しました。

帰り道、高村は甘栗が自分のことを心配したことが意外だったと伝えます。

「別にそんな心配してません、春先の女王蜂の攻撃性は低いですし、でも無事でよかったですね」

甘栗の可愛らしい笑顔を見られて高村と杉田は頬を赤く染めました。

そしてここが打ち解け合うチャンスだと感じます。

「とっ・・・とにかく無事に初仕事をオレ達は終えたわけだし、こ・・・これからも上手くやっていこうぜ！」

「そうですね・・・では私から一つ提案が、毎回オナニーは1分以内に終わらせて下さい！」

「短けえよ！てかなんだその提案！？」

甘栗は1分以内なら我慢できるため提案しました。

しかし短すぎるため受け入れてもらえません。

「多少は打ち解けた・・・のか？」

打ち解け合ったのかどうか微妙な2人だったのでした。

『変女～変な女子高生 甘栗千子～』を読んだ感想

読んでいくと癖になる面白さを持った可愛らしい物語だと感じました。

チャーミングなのに変わっている甘栗に振り回される男性陣の焦る姿がお茶目に描かれていますね。

事件が連続するおかしな同居生活を描写した『変女～変な女子高生 甘栗千子～』！

下ネタが連発するのに品の悪さを感じられない作品に仕上がっています。

性別に関係なく楽しめる漫画の世界観を存分にご堪能ください。

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