『あたりのキッチン!』のネタバレ!レシピが人気の漫画です!

今回は「白乃雪」先生の『あたりのキッチン!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

あたりのキッチン!』はこんな漫画(あらすじ)

女子大生の辺清美(あたりきよみ)はコミュニケーション能力が欠如しているため友人が1人もいません。

しかし清美は誰にも真似できない特技を持っています。

それは一度食べた料理のレシピを完璧に再現できるというスゴ技でした。

この特技を活かしたい清美は定食屋でアルバイトを始めることにします。

接客は苦手なのですが持ち前の特技を活かして清美はアルバイト先の阿吽というお店の売上に貢献していくことになるのでした。

定食屋を舞台にしたアットホームな展開が読者の心を癒している『あたりのキッチン!』

今回は幸せな気分を味わえるグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画の中で紹介されているレシピを献立の参考にしてみてください。

 

あたりのキッチン!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

この物語の主人公である辺清美が緊張した様子で街中を歩いています。

辺清美
「だっ・・・ダメだ!たかがバイトの面接なのに・・・動悸と冷や汗が止まらない・・・!」

コミュニケーション能力が欠如している清美には、アルバイトの面接もすごく緊張してしまう一大事なのです。

ようやく面接を受ける定食屋の阿吽に到着すると、店主らしい人物が店の前に立っていました。

自分のことを待っているかもしれないと思う清美はなかなか店に入ることができません。

するとその様子に店主が気づきました。

善次郎
「・・・あっ?キミっ!面接に来た大学生か!?」
辺清美
「・・・そ、そうですが何か・・・?」

怖い表情をしている店主に清美は怯えてしまいます。

しかし店主は怒っている訳ではありませんでした。

善次郎
「無事に着くか心配で待ってたんです、バイト募集なんて初めてでね・・・」
辺清美
「・・・あんなカオで!?」

心の声を隠した清美は店主の案内でお店の中へ入ることにします。

2人が席に座ると早速店主が自己紹介を始めました。

善次郎
「初めまして、店主の中江善次郎です」
辺清美
「・・・あ、辺清美です・・・」

コミュ障の清美は善次郎を目を合わせることができません。

その様子を見た善次郎が顔を接近させてきます。

善次郎
「話すときは人の目を見る!」
辺清美
「ぎゃー!あ・・・辺清美・・・18歳ですっ、小正大学国際教養学部の1年生ですっ」

真っ直ぐ目を見られたため後ずさりしながら自己紹介をしました。

それでも善次郎は面接を続けていきます。

善次郎
「よろしい、ここに応募した理由は?」
辺清美
「りょ・・・料理が好きで・・・あと友達がいなくてっ、わっ私ちょうコミュ症で18年間ずっと友達いなくて・・・さすがにヤバイんじゃって・・・料理だけは好きなのでここで働けたら人と関われるかなと・・・」

清美は接客業に携わることで自分を変えたいと思っていました。

しかしコミュニケーション能力を向上させることは簡単なことではありません。

善次郎
「でもうちは接客細かいですよ、常にお客さんひとりひとりに目を配って・・・」

善次郎の話を聞いていると店内に良い香りが漂います。

料理が好きな清美はこの香りに反応を示しました。

辺清美
「お味噌汁の香り・・・いりこだしですね」
善次郎
「鼻が利くね」

良い香りに反応した清美のお腹が音を立てます。

腹の音を聞いた善次郎はまかないを用意してくれました。

この日のまかないはしょうが焼きです。

辺清美
「このコクのある香りは・・・隠し味にはちみつ!そしてほのかな酸味のキレ・・・ケチャップですね・・・」
善次郎
「なっ・・・なぜそれを!?」

確かにはちみつケチャップを入れたのですが少量のため普通の人は気づくはずがありません。

しかし清美は酒や醤油、ニンニクなどの隠し味について分量まで正確に言い当てます。

辺清美
「こっくりとした甘辛タレもケチャップと玉ねぎでどこかサッパリ・・・この気遣い、美味です、ご主人!」
善次郎
「隠し味を気遣いと言われたのは初めてです」
辺清美
「料理のいいところは人と話さなくても思いやりを表現できるところ・・・料理でのコミュニケーションなら誰にも負けません!ここで働かせてください!」

隠し味を言い当てた清美の能力と料理への熱意に感動した善次郎は清美を雇うことにしました。

清美は定食屋で働きながらコミュニケーション能力を身に付けることができるのでしょうか!?

 

 

人と目を合わせられない清美なのですが、料理に関することを話す時に目を輝かせる姿が印象的でした。

清美の熱意を感じ取った善次郎も厳しそうに見えて心優しい人物として描かれていますね。

料理が人の心を幸せにすることを教えてくれる『あたりのキッチン!』

ここから善次郎の息子が登場することでさらにストーリーが盛り上がりを見せていきます。

一生懸命働く清美の姿から元気を貰いながら続きをご覧ください。

後編

善次郎は部活から帰ってきた息子の清正に新しくバイトを雇ったことを報告します。

清正
「え!女子大生を雇った!?」
善次郎
「鍛えがいがありそうでな」
清正
「ほどほどにな父さん、いつもみたくポンポン殴ったらすぐ辞めるぞ・・・」
善次郎
「何?清正、手伝いもしないのはどこの誰だ?」

部活が忙しいため店の手伝いをしない清正は逃げるように学校へ行ってしまいました。

翌日、清美がアルバイト初日を迎えます。

早速お店に常連さんがやって来るのですが、清美は目を合わせることができません。

辺清美
「いっいっ、いらっしゃいませ」
善次郎
「・・・清美さん、挨拶は大きい声で相手の目を見る」

善次郎に注意されていると、常連客が阿吽に女子がいるなんて珍しいと言ってきます。

実は半年前まで阿吽は善次郎と妻の2人で営業していました。

しかし妻が亡くなってしまったため善次郎はアルバイトを募集していたのです。

辺清美
「わ・・・私何も知らず・・・大変だったのですね・・・」
善次郎
「ええ大変です、バイト雇わなきゃ死にそうなくらい毎日忙しい、なので挨拶くらいちゃんとこなしてくださいね?」

お店の事情を聞き終えると常連客がしょうが焼きを注文してくれました。

すると善次郎が味噌汁用にかつおぶしを出してほしいと言ってきます。

ここで清美の頭に1つの疑問が浮かびました。

辺清美
「か・・・かつおぶしですか?お味噌汁のだしはいりこだしだったんじゃ・・・」
善次郎
「岡崎さんは違ってね、両方作ってお客さんによって使い分けるんです、うちは小さい店ですから細かいところにも目が届く、だからこそ個人の好みに合わせて・・・」

細かな気遣いに感動する清美に対して、善次郎は玉ねぎを切ってもらうことにします。

そのため切り方を細かく説明しようとするのですが、清美には必要ありませんでした。

辺清美
「あっ、わかってます!玉ねぎは歯ごたえ残るタテ切り!豚肉は筋切りをして小麦粉まぶして焼くのですね!?」
善次郎
「え・・・ええ・・・僕言いました?」
辺清美
「しょうが焼きはきのう食べましたから・・・一度食べたものは忘れません、必ずやご主人のお気遣い再現してみせます!」

清美は味だけでなく食材がどのように調理されているかも理解していたのです。

しかし興奮しながら料理をしているため手元を見ていません。

善次郎が手元を見るよう注意しながら2人はしょうが焼きを完成させました。

善次郎
「よしっ完成!これ岡崎さんに!」
辺清美
「はい!ただいま・・・ご主人・・・私・・・調理だけではダメですか・・・?」
善次郎
「接客業ナメてます!?さっさと行く!」

緊張しながら常連客にしょうが焼きを運びます。

その様子を善次郎は心配そうに見つめていました。

辺清美
「あの・・・コレ・・・しょうが焼き定食・・・」

ですが清美は料理をテーブルに置くとすぐに逃げ出してしまいました。

すると善次郎に顔を鷲掴みされてしまいます。

善次郎
「あのね犬猫にエサやってんじゃないんですよ」
辺清美
「・・・へ、へんはいへふぅー」

清美は限界ですと言いたいのに頬を掴まれているため発音することができません。

その後、常連客が帰ると改めて清美が接客業を続けられるか話し合うことにします。

善次郎
「・・・あなた・・・本っっ当接客向いてないですね」
辺清美
「りょ・・・料理は自信あるんですけど1対1の対話は・・・」
善次郎
「よくそれで知らない土地でひとり暮らししようと思いましたね?」
辺清美
「あ・・・いえ私、昔ここに住んでたんです、だからいけるかなぁって思ったんですけどまぁーバカでした、自分のクズさ甘く見てたっス」
善次郎
「よし!とりあえずゴミ捨ててきなさい!」

落ち込みながらゴミを捨てに外へ出ると清正が友人を連れて帰ってきました。

タイミング良く外に出てきた善次郎が息子に清美を紹介しようとします。

しかし清美は逃げ出すように走り去ってしまいました。

辺清美
「あぶなァー!高校生男子に紹介されるトコだった!恐ろしい!息子経由で高校生が来る可能性は盲点だったわ・・・常連さんばっかっぽかったから油断してた!」

高校生の男子たちとコミュニケーションを取ることなど清美にできるはずがありません。

ですが後日、練習試合が終わった清正たちが阿吽を訪れることになりました。

普段の阿吽は大人向けのメニューしか提供していません。

そのため注文に困る清正に対して清美はとっておきのメニューを提供することにしました。

果たして清美はどんな料理で高校生の胃袋を満足させるのでしょうか!?

清美と善次郎が作る料理のレシピと、そこに隠された感動的なエピソードは実際に漫画を読んでお確かめください。

 

あたりのキッチン!を読んだ感想

本格的なグルメ漫画とユニークなギャグコメ漫画が融合した作品だと思いました。

料理に関して天才的な才能を誇るのですが人見知りな清美を筆頭に、個性的な登場人物たちがとても魅力的ですね。

グルメ漫画でありながら笑いと感動を与えてくれる『あたりのキッチン!』

作品の中に出てくる料理のレシピはどれも真似したくなるものばかりになっています。

漫画を楽しんだ後はレシピの再現にチャレンジしてみてください。

 

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