『世界か彼女か選べない』のネタバレ(漫画)！感想も！

今回は「内山敦司」先生の『世界か彼女か選べない』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします！

『世界か彼女か選べない』はこんな漫画(あらすじ)

高校生の中川光輝は幼なじみの藤咲歩美に片想いをしています。

しかし歩美はモテモテの上、ある秘密を抱えているため男性を寄せつけません。

光輝は歩美の秘密を知っているため彼女を支えようとするのですが、謎の美少女・神堂ひかりが告白の邪魔をしてきます。

ひかりから歩美に告白すると世界が滅ぶと言われ戸惑う光輝はどのような行動に出るのでしょうか！？

究極の選択をテーマにしながらキュートな恋模様を描いていく『世界か彼女か選べない』！

今回はラブコメとミステリーが融合した作品の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

ちょっぴりエッチなストーリーをじっくりとお楽しみください。

『世界か彼女か選べない』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

中川光輝の通う高校に隕石が落下しました。

「これでわかったでしょ？このまま私の警告無視したら世界滅んじゃうよ？」

「マ・・・マジかよ」

物語は隕石が落下する3時間前までさかのぼります。

この日、学校ではいつものように歩美が男子生徒たちから告白をされていました。

「こ・・・困ります・・・こんな所で・・・」

男子生徒たちが歩美に告白をするのは日常茶飯事になっています。

歩美は毎回断っているのですが男子たちはなかなか諦めてくれません。

するとここで光輝が男子たちを蹴飛ばしました。

「毎日毎日こりねーな、いい加減諦めろっての」

光輝が告白の邪魔をするのも恒例となっています。

男子たちは諦めないと言い残し去って行きました。

「ちょっといいかしら、中川くん」

「えっ？おい・・・」

歩美が光輝を誰もいない場所まで連れて行きます。

他の人がいなくなると歩美の態度が豹変しました。

「あんたね、あんまり乱暴なことしないでよね！幼なじみの私まで変に見られるでしょ！」

「しつこいって言ってたから追っぱらってやったんだろ」

「アンタのせいで私の評判も悪くなったらどうすんの！？」

「猫かぶりが！本性知ったら誰も寄りつかないだろ」

歩美は幼なじみの前だけ口が悪くなります。

このことは光輝だけしか知りませんでした。

「うっさい！次は勝手なことしないでよ！まっ、でもさ実際しつこくて困ってたしありがとね、コウ！授業サボるんじゃないわよ！」

去って行く歩美の姿を光輝がジーっと見つめています。

「んだよ・・・歩美の野郎ー・・・好きだー！悔しいけど超好きだー！なんであんな猫かぶり女、好きになっちまったんだ！あの笑顔は反則なんだよ、ちくしょう！」

ただの幼なじみだと思っていたのですが、いつの間にか光輝は歩美に恋をしていました。

しかし一緒に居ることが当たり前の関係を壊したくないため、想いを伝えることはできません。

「でもこのままじゃ歩美を誰かに奪られるかもしれない！そんなこと絶対に許さん！歩美を護ってやれるのは歩美の傷を知ってるこの俺だけだ」

今日こそ光輝は歩美に想いを伝えることにします。

そのため昼休みに屋上へ来るようメールを送ることにしました。

光輝が歩きスマホをしていると廊下を歩いていた女子とぶつかってしまいます。

「きゃあ！いたた・・・」

「神堂さん！ごめん・・・それ手伝う？」

「これ中川くんの日直の仕事なんだけど」

「いやー忘れてた、早く言ってくれればよかったのに」

ぶつかったのは隣の席に座る神堂ひかりでした。

ひかりは良い人なのですが何を考えているのかよく分かりません。

「そういえばさっきのすごかったね、2－Cの藤咲さん、幼なじみなんだよね？」

「えっ？う・・・うん」

「好きなの？藤咲さんのこと」

「な、何言ってんの神堂さん！！あっこれ全部俺運ぶよ！」

気持ちを見透かされた光輝は荷物を受け取ると逃げるように立ち去って行きました。

彼の後ろ姿を眺めながらひかりが腕に巻いた機器で何かの数値を測定しています。

「この指数からしてもう覚悟決めちゃったかな、現状維持はもう限界ね、動きますか」

果たしてひかりが測定している数値は何なのでしょうか！？

ヒロインが2人存在しているところがこの漫画の魅力だと思いました。

タイプの違う歩美とひかりが多くの男性ファンを魅了している気がします。

ファンタジーの要素を織り交ぜながらラブストーリーが展開していく『世界か彼女か選べない』！

ここから物語は少しエッチな内容で読者をドキドキさせていくことになります。

引き続き可愛いダブルヒロインに魅了されてみてください。

後編

ひかりが数値を測定していたことなど知らない光輝が歩美を屋上に呼び出しました。

「話って何よ、友達とお昼の約束してるからさっさとしてよね」

光輝の気持ちを知らない歩美は少し無神経な態度を取っています。

その態度に苛立つ光輝なのですが、この場を逃すと告白のチャンスはもうありません。

「だ・・・大事な話があるんだ！幼なじみとしてはっきりさせたいことがあるんだ、だから聞いてほしい・・・俺・・・実は・・・お前のこと」

告白しようとした次の瞬間、屋上にひかりがやって来ました。

驚く光輝と歩美を前にしながら、ひかりはとんでもないことを言い出します。

「初めまして、藤咲歩美さん、実は私、中川光輝くんの彼女です」

眼鏡を外した歩美は彼女と名乗りながら光輝の腕を抱き寄せました。

「えええええ！？ちょ、え！？だ・・・誰！？本当に神堂さん！？」

いつもとは違って眼鏡を外したひかりが美少女だったため、光輝は混乱してしまいます。

「何言ってるの中川くん、藤咲さんに私を紹介するって言ったじゃない」

「歩美！これは何かの間違いで！あ・・・歩美・・・？」

一瞬だけ暗い表情を浮かべたのですが、歩美の表情がすぐ笑顔に変わりました。

「よかったわね、中川くん！素敵な彼女ができて！まさか彼女を紹介してくれるなんて、私とーってもびっくりしちゃった！」

友達とお昼を食べる約束をしている歩美はそのまま立ち去ってしまいます。

この状況に光輝は呆然としていました。

「こ・・・これは一体どういうことですか、神堂さん・・・」

「何が？」

「何がじゃないよ！いたずらにしてもひどすぎる！」

しかしひかりは冗談で彼女と名乗った訳ではありません。

「いたずら？私は本気だよ？私、中川くんのこと好きだから藤咲さん諦めて・・・私を彼女にしてくれないかな？」

「何言ってるの！？俺達、日直だけの関係でしょ！？」

光輝は初めて女の子に告白されたため少し舞い上がっています。

さらに彼を舞い上がらせたのは、素顔のひかりがあまりにも美少女だったことでした。

「それで藤咲さんのこと諦めてくれるかな？付き合って欲しいのは願望だけど諦めて欲しいのは警告、藤咲さんに絶対告白しないで、あの人は普通の人間じゃないの」

ひかりによると歩美は光輝に彼女が出来たと知り、精神状態が普通ではなくなっているそうです。

そして歩美には特別な能力があるため、精神が不安定だと危険だということでした。

「何言ってんの？そんな空想話のために俺の告白を邪魔したの！？」

「空想？違うよ、どうしたら信じてくれるかな？そうだ！8年前・・・彼女の事故憶えてる？その時のことよく思い出して」

8年前、歩美と光輝の家族は旅行に出かけた帰り道、先行していた歩美の車が事故を起こしてしまいます。

この事故で歩美の両親は亡くなってしまいました。

それ以来、自分が幸せになる資格はないと感じた歩美は心を閉ざしてしまったのです。

この事故以来、歩美は他人に対して優等生を演じるようになりました。

しかし光輝にだけは素の自分を出してくれているのです。

だからこそ光輝は歩美を守りたいと思っていました。

そのため再び歩美に想いを伝えることにします。

「俺は歩美が好きだ！絶対にお前を傷つけない！何だって俺が護ってやる！だからずっと一緒にいてくれ！」

想いを伝えた次の瞬間、ひかりが麻酔銃で歩美を撃ちました。

「警告したよね？中川くん」

麻酔銃で歩みを眠らせたひかりが、事の重大さを説明していきます。

実は歩美の両親が事故で死んだ時、世界最悪の大災害が起きていました。

この大災害は歩美の能力が原因で起きていたのです。

「あれが・・・歩美が原因！？」

歩美の心が起伏すると地球に影響が及んでしまうことをひかりが丁寧に説明しました。

そして光輝に2つの選択肢を選ばせます。

1つ目は歩美を諦めてひかりと付き合うこと。

オススメしない2つ目は歩美のことを諦めない事でした。

「私を敵に回し・・・世界滅亡の可能性もあり彼女をもっと苦しめる可能性もある、そして何より君が一番苦しむであろう茨の道、さぁ・・・君はどっちを選ぶ？」

光輝は自分の気持ちに従うのでしょうか！？

それとも世界の滅亡を防ぐのでしょうか！？

彼がどのような選択をするのかは実際に漫画を読んでお確かめください。